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【第六話】
向かい合う、からだとこころ.I
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お互いに内緒のまま服を買い終えたら、いつも通りホテルへと向かう。
別に俺はホテルに行かなくても、居酒屋とかで咲と話せるだけで楽しいけど、咲はそうじゃないみたいだ。
その温度差が、少しだけ寂しい。なんて思うのは、俺のワガママなんだろうか。
今日は新宿ではなく、原宿のラブホへと手を引かれていった。
すごい、案外そういうとこっていろんなとこにあるんだな。
そうしてエントランスをくぐると、そこはラブホ女子会が全面に押し出されている店だったようだ。ウェルカムドリンクとしてワイン樽がフロントに設置されていたり、豊富なアメニティが俺たちを迎えた。
チェックインを済ませた後、俺が気になったのはバスソルト。いろんな種類があるそれは、透明なガラス容器に入って、テーブルに並べられていた。
「なぁ咲! せっかくだし入浴剤選んでいこうぜ! 何がいい?」
取り分け用のプラスチック製の小さなカップを手に取り、俺は咲に振り返る。
けれど咲は特段興味がないようで、遠くから浮かれている俺を眺めているだけだ。
「剛にお任せするよ」
「うーん、そうだな。お、リラックスアロマの香りだって。これ、アリじゃね?」
「うん。良いと思うよ」
「じゃあこれにしよ。後で一緒に風呂入ろーな!」
「あはは。剛はしょうがない子だね?」
マジ? 一緒に入ってくれるんだ。
今まで何十回もホテルに来たことがあるけど、そういうのって初めてだよな。
俺、絶対今超ニヤけてる。
「あ、ボディスポンジとかもいる? 俺、今日は咲の身体洗うし」
「それはいらないかな。君の手で僕に触れてみて?」
「あー……ヤバ、それ、めっちゃ殺し文句」
本当、俺は咲に翻弄されっぱなしだ。骨抜きってこういう事なんだろうな。
俺はブルーのバスソルトを一回分取り分けると、そのままエレベーターに乗り目的階へと向かう。
流石女子会向けというか、照明も明るく、インテリアにも気合が入っていた。
たまに別の地域のホテルって言うのも、面白いかもしれないな。
部屋に着くと、先に会計を済ませ、俺たちはリビングルームへと向かう。
互いに上着を脱ぐと、どちらからともなくキスをした。次第にそれが深くなると、咲は俺をやんわりと引き剥がす。
「ね、一緒にお風呂、入るんでしょ? 僕、少し準備してくるね」
「俺も手伝うよ」
「じゃあ浴槽にお湯を張ってもらっても良いかな?」
「おう! 任せとけ!」
そう言うと咲は鞄から何かを取り出し、トイレへと向かっていった。
俺は言われた通りにバスルームへ行くと、これまた大きな風呂が俺を迎える。
二人どころか、三~四人でも余裕で入れそうだ。
蛇口を捻れば、勢いよく湯が噴き出す。
そういえば、ラブホの風呂って入ったことないかも。いつも咲と別々に入るから、待たせないようにってシャワーだけで済ませてるもんな。
お湯張の間、することもなくバスルームに備え付けてあるテレビで適当なバラエティ番組を流し見する。
てか、風呂ってどういう体勢で入るんだろう。向かい合わせ? 横並び? それか俺が後ろから咲の事を抱きしめたりして。いや、でもそれだともしかしたら当たっちゃうかもしれないよな。密着できるのは嬉しいけど、俺自身が反応しないとは言い切れない。
そんな事を悩んでいると、咲もお手洗いを済ませ、浴室へとやってきた。
「どうしたの? 何か悩んでるみたいだけど」
「咲とどうやって風呂入ろーか悩んでた。咲はどの体勢で入りたい?」
「っ、あはは。そんな事考えてたんだ。本当、君は可愛いね」
どうやら咲のツボに入ったらしい。時折咳ばらいをしながら、笑いが止まらない様子だ。
「なんか問題あるか?」
「いや、僕以外とこういう所に来たことがないんだなって再確認してさ。剛のそういう所、愛おしいな」
「なんか褒められてる気はしねーけど、まあ、咲が楽しそうなら良いか」
それに愛おしいって。咲の口からその言葉が出たことが一番嬉しい。
しばらくそんな雑談を続けていると、バスタブに湯が溜まっていった。
そう言えば、バスローブ姿じゃなく、こうやって咲が服を脱いでるのを見るって初めてかも。
リビングルームの薄明りじゃない。オレンジの電灯に照らされて、服を一枚一枚取り払っていくのって、なんか、すごいそそる。
「どうしたの? 剛も早く脱いだら?」
「あっ、あぁ! そうだな! そうだ、見ろよこれ。洗面台のアメニティコーナーに風呂で使える花びらっぽいのがあってさ。これも浮かべようぜ!」
「本当に君はいろいろな事を楽しむのが上手だね。こんなにお風呂を喜んでくれる人は、初めてだ」
咲は綺麗に服を畳むと、予め持ってきていたローションを浴室へ持ち込み、掛け湯をしてから浴槽へと入っていった。
だから俺もパパっと服を脱いで咲の後に続く。彼は左側の壁を背もたれにして足を延ばしていたから、俺は向かい合うように右側へ座った。
「はー。気持ち良い……」
「うん。選んでくれたバスソルトも良い匂いがするね。さすが剛」
湯船につかり、頬を染め無防備な表情をする咲。
その顔を見れただけでも、一緒に風呂に入った甲斐があるよな。スッゲー可愛い。
勿論風呂に入ってるからあったかいのは当然なんだけど、心までぽかぽかしてくるみたいだ。
「まぁな! なんかいいな。こういうの」
「一緒にお風呂に入ったりすること?」
「そ! 前までこんなこと無かったからさ。メッチャ嬉しい」
「そうやって素直に喜んでくれると、僕まで嬉しくなるな。今後もたまには一緒に入ってみる?」
「モチ! さっき見かけたんだけど、泡風呂とかもあるんだろ? そーゆーのも絶対楽しい」
「あはは。無邪気で可愛らしいね」
ずっと気になってはいたんだよな。
歯ブラシとかの横に置いてある入浴剤。でも一人で泡風呂に入るなんて、すげー寂しいじゃん。
そんなことを思っていたから、一緒に入れるって思っただけでテンション爆上がりする。
しばらく二人で風呂に入っていた後、「身体を洗わないと」なんて言いながら咲は浴槽から出た。
「それなら俺が洗う!」
「いいの? それなら、お任せしちゃおうかな」
だから俺も咲に続いて、洗い場へと移動する。
彼を椅子に座らせ、シャワーの温度を調節し、適温になったら優しく頭を揉みこむ。
「ヤッベー。こういうの初めてだからどうやったらいいのか分かんねーな。痛かったりこそばゆかったりしたら言ってくれ!」
「分かったよ。ふふ、初めてなのに頑張ってくれるんだ?」
「当然。小さい頃、父さんに洗ってもらったりしたけど、昔の事過ぎて覚えてないもんなー」
「……家族仲が良いのって、すごく素敵だね」
少しだけ彼の声のトーンが落ちたことに気付いた俺は、必死に話題を逸らそうとする。
「さ、目瞑っててくれよ? シャンプーするから。美容室に来た心地で任せてください」
「あはは、なにそれ。カリスマ店員だったり、美容師だったり。君といると本当に飽きないね」
咲が目を閉じたことを確認して、俺はシャンプーを二プッシュする。そして爪を立てないように、指の腹で頭皮をマッサージしていく。
すげえ。髪、めちゃくちゃ柔らかい。ずっと触ってたくなるな。
全体に綺麗に泡が立ったのを確認して、洗い残しがないよう、丁寧に髪をすすぐ。
そのあとはトリートメントも忘れない。丁寧に丁寧に髪にそれを馴染ませ、身体を洗う間放置しておく。いつもの俺のやり方だ。
「髪、洗ってくれてありがとう。じゃあ次は身体を洗ってくれる?」
「おう! 任せておけ!」
それにしても、水も滴るいい男っていうのはこういう事を言うんだろうな。
髪を後ろに撫でつけていると、遮るものがない分さらに美形が強調される。
そんな咲の身体を洗うって、もしかして責任重大じゃね?
「そうだ。ちゃんと出すものは出してきたし、軽く洗浄もしてきたけど、アナルも洗ってくれる? デリケートなところだから、ボティーソープを使わないで優しく洗ってね。勿論、嫌なら自分で洗うけど」
「嫌なわけない! 俺が咲の事、ぴかっぴかにするからな!」
「心強いね。……ふふっ。こんなこと、嫌がられるかと思ったのに。本当、君には驚かされてばかりだよ」
「なんで嫌がるんだ? いつもは咲が自分で準備してくれてたわけだろ。大事な人を抱くために必要な事なんだ。むしろ俺にやらせて欲しいぐらいだって」
「本当、君は誠実で良い子だね」
そう言う咲は、少しだけ遠い目をしている。
嫌がるわけないと思うんだけどな。でも確かに、咲以外に同じことを言われたら絶対に断る。
咲だから、なんでもしてあげたいんだ。
別に俺はホテルに行かなくても、居酒屋とかで咲と話せるだけで楽しいけど、咲はそうじゃないみたいだ。
その温度差が、少しだけ寂しい。なんて思うのは、俺のワガママなんだろうか。
今日は新宿ではなく、原宿のラブホへと手を引かれていった。
すごい、案外そういうとこっていろんなとこにあるんだな。
そうしてエントランスをくぐると、そこはラブホ女子会が全面に押し出されている店だったようだ。ウェルカムドリンクとしてワイン樽がフロントに設置されていたり、豊富なアメニティが俺たちを迎えた。
チェックインを済ませた後、俺が気になったのはバスソルト。いろんな種類があるそれは、透明なガラス容器に入って、テーブルに並べられていた。
「なぁ咲! せっかくだし入浴剤選んでいこうぜ! 何がいい?」
取り分け用のプラスチック製の小さなカップを手に取り、俺は咲に振り返る。
けれど咲は特段興味がないようで、遠くから浮かれている俺を眺めているだけだ。
「剛にお任せするよ」
「うーん、そうだな。お、リラックスアロマの香りだって。これ、アリじゃね?」
「うん。良いと思うよ」
「じゃあこれにしよ。後で一緒に風呂入ろーな!」
「あはは。剛はしょうがない子だね?」
マジ? 一緒に入ってくれるんだ。
今まで何十回もホテルに来たことがあるけど、そういうのって初めてだよな。
俺、絶対今超ニヤけてる。
「あ、ボディスポンジとかもいる? 俺、今日は咲の身体洗うし」
「それはいらないかな。君の手で僕に触れてみて?」
「あー……ヤバ、それ、めっちゃ殺し文句」
本当、俺は咲に翻弄されっぱなしだ。骨抜きってこういう事なんだろうな。
俺はブルーのバスソルトを一回分取り分けると、そのままエレベーターに乗り目的階へと向かう。
流石女子会向けというか、照明も明るく、インテリアにも気合が入っていた。
たまに別の地域のホテルって言うのも、面白いかもしれないな。
部屋に着くと、先に会計を済ませ、俺たちはリビングルームへと向かう。
互いに上着を脱ぐと、どちらからともなくキスをした。次第にそれが深くなると、咲は俺をやんわりと引き剥がす。
「ね、一緒にお風呂、入るんでしょ? 僕、少し準備してくるね」
「俺も手伝うよ」
「じゃあ浴槽にお湯を張ってもらっても良いかな?」
「おう! 任せとけ!」
そう言うと咲は鞄から何かを取り出し、トイレへと向かっていった。
俺は言われた通りにバスルームへ行くと、これまた大きな風呂が俺を迎える。
二人どころか、三~四人でも余裕で入れそうだ。
蛇口を捻れば、勢いよく湯が噴き出す。
そういえば、ラブホの風呂って入ったことないかも。いつも咲と別々に入るから、待たせないようにってシャワーだけで済ませてるもんな。
お湯張の間、することもなくバスルームに備え付けてあるテレビで適当なバラエティ番組を流し見する。
てか、風呂ってどういう体勢で入るんだろう。向かい合わせ? 横並び? それか俺が後ろから咲の事を抱きしめたりして。いや、でもそれだともしかしたら当たっちゃうかもしれないよな。密着できるのは嬉しいけど、俺自身が反応しないとは言い切れない。
そんな事を悩んでいると、咲もお手洗いを済ませ、浴室へとやってきた。
「どうしたの? 何か悩んでるみたいだけど」
「咲とどうやって風呂入ろーか悩んでた。咲はどの体勢で入りたい?」
「っ、あはは。そんな事考えてたんだ。本当、君は可愛いね」
どうやら咲のツボに入ったらしい。時折咳ばらいをしながら、笑いが止まらない様子だ。
「なんか問題あるか?」
「いや、僕以外とこういう所に来たことがないんだなって再確認してさ。剛のそういう所、愛おしいな」
「なんか褒められてる気はしねーけど、まあ、咲が楽しそうなら良いか」
それに愛おしいって。咲の口からその言葉が出たことが一番嬉しい。
しばらくそんな雑談を続けていると、バスタブに湯が溜まっていった。
そう言えば、バスローブ姿じゃなく、こうやって咲が服を脱いでるのを見るって初めてかも。
リビングルームの薄明りじゃない。オレンジの電灯に照らされて、服を一枚一枚取り払っていくのって、なんか、すごいそそる。
「どうしたの? 剛も早く脱いだら?」
「あっ、あぁ! そうだな! そうだ、見ろよこれ。洗面台のアメニティコーナーに風呂で使える花びらっぽいのがあってさ。これも浮かべようぜ!」
「本当に君はいろいろな事を楽しむのが上手だね。こんなにお風呂を喜んでくれる人は、初めてだ」
咲は綺麗に服を畳むと、予め持ってきていたローションを浴室へ持ち込み、掛け湯をしてから浴槽へと入っていった。
だから俺もパパっと服を脱いで咲の後に続く。彼は左側の壁を背もたれにして足を延ばしていたから、俺は向かい合うように右側へ座った。
「はー。気持ち良い……」
「うん。選んでくれたバスソルトも良い匂いがするね。さすが剛」
湯船につかり、頬を染め無防備な表情をする咲。
その顔を見れただけでも、一緒に風呂に入った甲斐があるよな。スッゲー可愛い。
勿論風呂に入ってるからあったかいのは当然なんだけど、心までぽかぽかしてくるみたいだ。
「まぁな! なんかいいな。こういうの」
「一緒にお風呂に入ったりすること?」
「そ! 前までこんなこと無かったからさ。メッチャ嬉しい」
「そうやって素直に喜んでくれると、僕まで嬉しくなるな。今後もたまには一緒に入ってみる?」
「モチ! さっき見かけたんだけど、泡風呂とかもあるんだろ? そーゆーのも絶対楽しい」
「あはは。無邪気で可愛らしいね」
ずっと気になってはいたんだよな。
歯ブラシとかの横に置いてある入浴剤。でも一人で泡風呂に入るなんて、すげー寂しいじゃん。
そんなことを思っていたから、一緒に入れるって思っただけでテンション爆上がりする。
しばらく二人で風呂に入っていた後、「身体を洗わないと」なんて言いながら咲は浴槽から出た。
「それなら俺が洗う!」
「いいの? それなら、お任せしちゃおうかな」
だから俺も咲に続いて、洗い場へと移動する。
彼を椅子に座らせ、シャワーの温度を調節し、適温になったら優しく頭を揉みこむ。
「ヤッベー。こういうの初めてだからどうやったらいいのか分かんねーな。痛かったりこそばゆかったりしたら言ってくれ!」
「分かったよ。ふふ、初めてなのに頑張ってくれるんだ?」
「当然。小さい頃、父さんに洗ってもらったりしたけど、昔の事過ぎて覚えてないもんなー」
「……家族仲が良いのって、すごく素敵だね」
少しだけ彼の声のトーンが落ちたことに気付いた俺は、必死に話題を逸らそうとする。
「さ、目瞑っててくれよ? シャンプーするから。美容室に来た心地で任せてください」
「あはは、なにそれ。カリスマ店員だったり、美容師だったり。君といると本当に飽きないね」
咲が目を閉じたことを確認して、俺はシャンプーを二プッシュする。そして爪を立てないように、指の腹で頭皮をマッサージしていく。
すげえ。髪、めちゃくちゃ柔らかい。ずっと触ってたくなるな。
全体に綺麗に泡が立ったのを確認して、洗い残しがないよう、丁寧に髪をすすぐ。
そのあとはトリートメントも忘れない。丁寧に丁寧に髪にそれを馴染ませ、身体を洗う間放置しておく。いつもの俺のやり方だ。
「髪、洗ってくれてありがとう。じゃあ次は身体を洗ってくれる?」
「おう! 任せておけ!」
それにしても、水も滴るいい男っていうのはこういう事を言うんだろうな。
髪を後ろに撫でつけていると、遮るものがない分さらに美形が強調される。
そんな咲の身体を洗うって、もしかして責任重大じゃね?
「そうだ。ちゃんと出すものは出してきたし、軽く洗浄もしてきたけど、アナルも洗ってくれる? デリケートなところだから、ボティーソープを使わないで優しく洗ってね。勿論、嫌なら自分で洗うけど」
「嫌なわけない! 俺が咲の事、ぴかっぴかにするからな!」
「心強いね。……ふふっ。こんなこと、嫌がられるかと思ったのに。本当、君には驚かされてばかりだよ」
「なんで嫌がるんだ? いつもは咲が自分で準備してくれてたわけだろ。大事な人を抱くために必要な事なんだ。むしろ俺にやらせて欲しいぐらいだって」
「本当、君は誠実で良い子だね」
そう言う咲は、少しだけ遠い目をしている。
嫌がるわけないと思うんだけどな。でも確かに、咲以外に同じことを言われたら絶対に断る。
咲だから、なんでもしてあげたいんだ。
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