釣りガールレッドブルマ(一般作)

ヒロイン小説研究所

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第一章 春 ①

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          第一章 春

①美咲は、中学から始めた陸上で、高校になっても同じ陸上部で短距離走をしている。走る爽快感が好きだ。明るい性格なので友達との会話は、いつも楽しそうだ。勉強は、ほどほどに出来て、学校生活は充実していた。

 美咲が趣味を聞かれたら、陸上と答えずに、『魚釣り』と答えるだろう。小学校では子ども同士で海に行くことを禁止していたが、美咲は一人で海へ遊びに行ってしまう。

「おじさん、針一本頂戴」

 お願いをして針をもらうのだ。落ちているナイロンに同じく落ちている釘を重りにして、釣り人が残したイソメなどのエサを付けて魚を釣り、家に持ち帰ったことがある。釣りの道具を持っていかないのに、魚を家に持ち帰ったのでみんなが驚いた。

 釣り竿のリールなどが絡んでしまうと補修し、切ったナイロンが捨ててある。船の造船で小舟の周りに釘が落ちている。釣り人が帰る時にエサをそのまま置いて帰る。特に、夕方だ。子どもなりに覚えてしまった。

 高校生の美咲は、自分で竿は持っている。春は、アイナメ釣りだ。潮が引いた時に岩から岩へ移動して釣りをする。ハーフパンツでは、確実に濡れてしまうので、陸上で身に付けている赤いブルマをはくのだ。ブルマの内側には、ポケットを作り、替えの針と重りを入れている。

 明日、部活がないので、釣りにいく準備をこれからするところだった。
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