4 / 74
③
しおりを挟む
③美咲は竿を上下に振るが反応がない、上げてみるとエサがなくなっていた。
「小さい魚に食べられたのかな?」
美咲は大きな岩に移動してキョロキョロ見渡すと、集団で移動して素早い。
「いた~、待て~こら~捕まえた、い、痛い~」
美咲はエサにしようと思っていた生き物に噛まれたのである。それは、フナムシと言って、ややゴキブリに似た生き物だ。
「ぃや~冷たい・・・」
フナムシに夢中になっていて波しぶきに気が付かなかった。膝を付いて捕まえていたので、レッドブルマが海水で濡れてしまった。
しかし、美咲は慣れっ子で今までにも何回もあった出来事だ。
大きな岩からフナムシをエサにして釣り糸を垂らす。そして、レッドブルマのお尻をピョコンと太陽の方に突き出す。お尻が海水に濡れていても、ポカポカとお尻が温かくて気持ちがいい。
レッドブルマの下には、女子陸上部レーシングブルマ型スポーツショーツレッドをはいているが、この方法で乾かすのだ。釣りに集中すると、濡れていても気にならない。 ググ~ グググ~~~~~
「魚が引いた~」
魚の進む方向を見定めて竿を上げる。
「やった~初メバルだ!」
1匹いるということは、まだ、いるだろう。美咲は釣りに集中する。白い波が渦を巻いて重りが軽いので流されている。一度上げないと、針が海藻や石に引っかかってしまう。
「あ~~、引っかかった~」
美咲は、竿を左右、前後に動かして取れないかどうかやってみるが無理だ。後は、竿を折らないように持って引くことだ。
「取れたかな、針が切られたかな?」
上がって来たのは針に引っかかった海藻だった。針は無事である。ここで、再度、潮の流れが変わらないうちにエサを付けて狙いを定め、海水に入れる。
ググ~、グググ~~
「やっぱり釣れた~、ここにいそうだったんだよね、我ながらいい感をしてるな」
さっきよりも、大きなメバルだった。満ち潮になって大きな魚が寄ってきたのだろう。
もっと釣りたい気持ちを抑えて、ここで帰る。
海水の高さがレッドブルマをはいていても、それ以上に高くなって帰れなくなってしまうからだ。
帽子が風で飛ばされないように深く被り、釣った魚を入れてあるサカリの糸を腰に巻いて飲み物などの入った小さなバックを肩にかけて岸まで行くのだ。
水面の中に見える滑らなそうな岩の上に乗って移動するが、時に深い所もあり、レッドブルマの股、ギリギリということもある。
美咲は、冷たい海水が内ももまで濡れたり、股のぎりぎりまで海水が来たりするのも、スリルがあって楽しい。自然と戦うのではなく、共生を大切にして釣りも含んで海を楽しんでいた。
野上颯太は、あれからずっと美咲を友達と不思議がって見ていた。
「あいつ、何しているんだ、お尻を岩の上で突き出していて、変だぞ」
「何か理由があるんだろうけど、見ている方からするとおかしいな」
「俺たちは海を見ていて、たまだま視界に美咲がいるから、盗撮ではないよな」
「写真も撮らないから盗撮にならないよ」
「あいつ、釣れたみたいだな、変わっているけど釣りの腕はいいみたいだ」
「もう、帰るようだけど、こんなに満ち潮になっているのに帰れるのか」
美咲は、大きな岩をまたぎながら移動している。身長も高いが、足がすらりととても長いのだ。今日も、無地に陸地に戻り、アパートの管理人、ばあちゃんに持って行く。
アイナメは焼き魚、メバルは煮魚とあら汁にしてもらうのだ。
「学校へ行ったら美咲に声をかけてみよう、俺から見て相当な不思議ちゃんだ、レッドブルマをどうやって釣るか、それから考えるから、おまえも協力してくれ」
友達の中野聡も、目が輝いた。
「小さい魚に食べられたのかな?」
美咲は大きな岩に移動してキョロキョロ見渡すと、集団で移動して素早い。
「いた~、待て~こら~捕まえた、い、痛い~」
美咲はエサにしようと思っていた生き物に噛まれたのである。それは、フナムシと言って、ややゴキブリに似た生き物だ。
「ぃや~冷たい・・・」
フナムシに夢中になっていて波しぶきに気が付かなかった。膝を付いて捕まえていたので、レッドブルマが海水で濡れてしまった。
しかし、美咲は慣れっ子で今までにも何回もあった出来事だ。
大きな岩からフナムシをエサにして釣り糸を垂らす。そして、レッドブルマのお尻をピョコンと太陽の方に突き出す。お尻が海水に濡れていても、ポカポカとお尻が温かくて気持ちがいい。
レッドブルマの下には、女子陸上部レーシングブルマ型スポーツショーツレッドをはいているが、この方法で乾かすのだ。釣りに集中すると、濡れていても気にならない。 ググ~ グググ~~~~~
「魚が引いた~」
魚の進む方向を見定めて竿を上げる。
「やった~初メバルだ!」
1匹いるということは、まだ、いるだろう。美咲は釣りに集中する。白い波が渦を巻いて重りが軽いので流されている。一度上げないと、針が海藻や石に引っかかってしまう。
「あ~~、引っかかった~」
美咲は、竿を左右、前後に動かして取れないかどうかやってみるが無理だ。後は、竿を折らないように持って引くことだ。
「取れたかな、針が切られたかな?」
上がって来たのは針に引っかかった海藻だった。針は無事である。ここで、再度、潮の流れが変わらないうちにエサを付けて狙いを定め、海水に入れる。
ググ~、グググ~~
「やっぱり釣れた~、ここにいそうだったんだよね、我ながらいい感をしてるな」
さっきよりも、大きなメバルだった。満ち潮になって大きな魚が寄ってきたのだろう。
もっと釣りたい気持ちを抑えて、ここで帰る。
海水の高さがレッドブルマをはいていても、それ以上に高くなって帰れなくなってしまうからだ。
帽子が風で飛ばされないように深く被り、釣った魚を入れてあるサカリの糸を腰に巻いて飲み物などの入った小さなバックを肩にかけて岸まで行くのだ。
水面の中に見える滑らなそうな岩の上に乗って移動するが、時に深い所もあり、レッドブルマの股、ギリギリということもある。
美咲は、冷たい海水が内ももまで濡れたり、股のぎりぎりまで海水が来たりするのも、スリルがあって楽しい。自然と戦うのではなく、共生を大切にして釣りも含んで海を楽しんでいた。
野上颯太は、あれからずっと美咲を友達と不思議がって見ていた。
「あいつ、何しているんだ、お尻を岩の上で突き出していて、変だぞ」
「何か理由があるんだろうけど、見ている方からするとおかしいな」
「俺たちは海を見ていて、たまだま視界に美咲がいるから、盗撮ではないよな」
「写真も撮らないから盗撮にならないよ」
「あいつ、釣れたみたいだな、変わっているけど釣りの腕はいいみたいだ」
「もう、帰るようだけど、こんなに満ち潮になっているのに帰れるのか」
美咲は、大きな岩をまたぎながら移動している。身長も高いが、足がすらりととても長いのだ。今日も、無地に陸地に戻り、アパートの管理人、ばあちゃんに持って行く。
アイナメは焼き魚、メバルは煮魚とあら汁にしてもらうのだ。
「学校へ行ったら美咲に声をかけてみよう、俺から見て相当な不思議ちゃんだ、レッドブルマをどうやって釣るか、それから考えるから、おまえも協力してくれ」
友達の中野聡も、目が輝いた。
2
あなたにおすすめの小説
美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)
ヒロイン小説研究所
児童書・童話
未来からやってきた高校生の白鳥希望は、変身して美少女仮面エスポワールとなり、3人の子ども達と事件を解決していく。未来からきて現代感覚が分からない望みにいたずらっ子の3人組が絡んで、ややコミカルな一面をもった年齢指定のない作品です。
ノースキャンプの見張り台
こいちろう
児童書・童話
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
ぼくのだいじなヒーラー
もちっぱち
絵本
台所でお母さんと喧嘩した。
遊んでほしくて駄々をこねただけなのに
怖い顔で怒っていたお母さん。
そんな時、不思議な空間に包まれてふわりと気持ちが軽くなった。
癒される謎の生き物に会えたゆうくんは楽しくなった。
お子様向けの作品です
ひらがな表記です。
ぜひ読んでみてください。
イラスト:ChatGPT(OpenAI)生成
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
俺と犬
KAORUwithAI
児童書・童話
ある日拾った、一匹の芝犬。
「芝犬だから、シバ」――そんなノリで名付けたけど、こいつただの犬じゃない。
食べ物は狙うし、散歩は俺が引っ張られるし、時々人の言葉わかってない?って顔する。
これは、ちょっと間抜けな俺と、妙に賢い(気がする)犬シバの、
クスッと笑えて、ちょっとだけ心あたたまる日々の記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる