美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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④動けない美少女仮面エスポワールにワルダーは、子ども科学者から手渡された電気棒の先を放電せながら、近づいて行く。

  健一は、近くにあった石をワルダーに当てる。いたずら、3 人組は、ゴムのパチンコで 、ワルダーの弱そうな所を狙い打ちをしる。美咲な、木の葉を手に持って投げるが、ワルダーに届かず、重力に負けてひらひら落ちる。

「美咲お姉ちゃんも、天然だね、でも、もし、ワルダーに木の葉が届いたら、どうする気なの」

「天然とは、なによ! ワルダーを焼きつくすのよ!」

「え、かわいい顔して、恐ろしい、あ、美少女仮面エスポワールが」

  美少女仮面エスポワールは、ワルダーと対峙し、バトンを持って構えながらも動けない美少女仮面エスポワールの首を片手で絞めて上に持ち上げた。

「ぅぁあ!」

 美少女仮面エスポワールの足は地上から浮かび上がってくる。もう、爪先立ちになり、苦しみ始めた。

「さあ、白いマントのお姉ちゃん、言い残すことは、ないか」

 そこに、デビルがあらわれた。

「ワルダーよ、やれ、美少女仮面エスポワールを吊るし上げろ!」

「ぅぁあ、デビル、許しませんわ!」

「美少女仮面エスポワール、その姿で何かできる、手下ども、他のゴミ達も動けないように押さえておけ!」

 子ども科学者が前に進み、デビル様に膝ま付く。

「ゴミは、私が処理します」

 男の子達は、すぐに捕まってしまったが、美咲は木の葉などを顔に投げて、ひるんでいる隙に草やぶを掻き分けて逃げた。

「女、一人、ほっとけ! 美少女仮面エスポワールを、ジリジリと首を絞めて始末するぞ!」

「もう、ダメ、ぁあ」

 美少女仮面エスポワールの手足が、力なく、ダラリとなり、バトンをおとした。力尽きてしまった未来からきた美少女仮面エスポワールと思われた時に、魔法光線がワルダーに当たり、ワルダーは、首を絞めていた美少女仮面エスポワールの手を離し、吹き飛ばされた。

「だれだ!」

「ポエムがある限り戦いましょう、美少女仮面エスポワールプチット参上!」

  美少女仮面エスポワールと似ているが、ピンクのアイマスク、ピンクのマント、一番違うのは身長で、1メートルちょっとの低さだ。人形のようなかわいらしさだ。

「あなたたちは、この美少女仮面エスポワールが許しません!」

 足を一歩前に出し、バトンを敵に向ける。敵、味方を含めてあっけにとられていた。

 やっと、健一が口を開いて逃げるように促した。

「美少女仮面エスポワールプチット、これは、お遊びじゃないんだ! 危険だから、逃げて!」

「なんだ! 美少女仮面エスポワールに、妹がいたのか!」

 美少女仮面エスポワールは、ワルダーの手が離れ、バタリと倒れ、気を失っている。

  吹き飛ばされたワルダーは、戻ってきて戦闘体制に入っている。

「ワルダー、捕まえてマントをめくり、お尻、叩いてやれ!」

  美少女仮面エスポワールプチットは、腰に手を当てて、
「美少女仮面プチットは、小さくても負けません」

 ワルダーが電気棒で足下を打ち付けようとしたら、縄跳びのように両足で飛び、バトンでワルダーのおでこを2回、ポンポンと叩いて、ワルダーの持っていた電気棒を打ち落とした。

「このちび、調子にのりやがって!」

 ワルダーは、両手を上に挙げて美少女仮面エスポワールプチットを捕まえようと向かってきた。美少女仮面エスポワールプチットは、ワルダーが捕まえようと手を出した時、ハイハイの形をとり、ワルダーの股をくぐった。ワルダーの背後から、バトンで浣腸した。

「えいっ!」

「ふぎゅやあ~!!!」

 ワルダーは、お尻を押さえて天を仰いだ。美少女仮面エスポワールプチットは、バトンの先の臭いを嗅ぎ、近くの大きな葉で拭いた。その時、目の前にワルダーの落とした電気棒を子ども科学者がかざしている。

「美少女仮面エスポワールプチット、痺れるのがいやならおとなしくするんだ!」

「痺れたくありませんわ、でも、おとなしくするのもいやですわ、活発な性格ですから」

  美少女仮面エスポワールプチットは、ジャンプして子ども科学者の両足を強く踏んだ。そのまま、前に飛びはねて斜めに2回転して子ども科学者と距離をとって子ども科学者を睨んだ。

「少し離れただけで、状況はかわらない」

  向かって来た子ども科学者の電気棒をバトンで受けたら、電気棒の先から電気が出てバトンを離してしまった。

「ほら~、ほら~、この電気、体に受けてしびれて苦しめ!」

   美少女仮面エスポワールプチットは、一歩ずつ下がり、子ども科学者は、一歩ずつ近づく。

 美少女仮面エスポワールプチットが、後ろに転んだ。

「さあ、もう、逃げられないぞ!」

 電気棒をくるくる回して、美少女仮面エスポワールプチットに押し付けようとした時、勢い良く出る水鉄砲で電気棒に水が放水された。

「だれだ!」

「木の葉投げの美咲、改め、水鉄砲ガンマン美咲!」

  健一達が逃げるように促したが、美咲の水鉄砲は電気棒を狙いうちしている。

「おまえを先にビリビリにしてやる!」

「あなた、科学者? 電気に水がかかったらどうなると思っているの」

「あっ、しまった! 電気が放電した!」

「小さな美少女仮面エスポワールさん、今よ!」

 美少女仮面エスポワールプチットは、バトンを拾い、魔方陣を作ると、そこにいた、すべての敵を魔法光線でやっつけた。

「美少女仮面エスポワールプチット、いったい、だれ?」

「それでは、みなさん、ごきげんよう~」

 美少女仮面エスポワールプチットは、マントで体を隠し、消えていった。

 みんなは、美少女仮面エスポワールを介抱し、プチットについて聞いて見たが、何もわからない。

「私も、会ってお礼を言いたいですわ、それにしても、だれでしょう」

 美少女仮面エスポワールも、まったく、心当たりがなかった。でも、味方が出来たことはうれしかった。

「それでは、みなさん、ごきげんよう~」

 美少女仮面エスポワールもマントで体を隠し、消えていった。

  愉快な仲間達に、また、一人、増えたのだった。
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