美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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⑥ 美少女仮面エスポワールが目をさますと、周りの場所が逆さまに見えていた。左足が痛い。
「わたくし、どうして~」
  左足を縄で吊るされてミニワンピースが下がり、マントが水面についている。
「久しぶりだね、美少女仮面エスポワール」
    美少女仮面エスポワールが、体をひねって見ると、赤い目の魔少年がいた。
「あなたは、魔少年!」   
   魔少年は、今まで幻を見せていた部分と、マントに盗聴器を着けたことなどを話した。
「わたくしを逆さまに、片足だけ吊るして、どうなさるきですか、すぐに放すのです」
   魔少年は、近くの土で団子を作って美少女仮面エスポワールの腹に投げた。「自分の立場、わかってる?」
「おやめください、汚れますわ」
 魔少年の土団子は、おへそ辺りに当たり、よごれた。
「よごれ?  それよりも、左足が開いて、白いパンツ、いや、白いパンストの上にはいてるから、アンスコかな、丸見えなんだけど、まあ、露出狂のヒロインは、喜んでいるかな」
    美少女仮面エスポワールは、逆さまのまま、上を見たらお尻丸出し、アンスコも完全に出ていた。
「きゃぁああ~、早く降ろすのです、こんな、恥ずかしい姿、耐えられませんわ!」
     土団子を二個作って、左右の胸に、当てた。
「キャいん~、ここは、だめです~」
縄で繋がれていた足の位置が、さがった。頭が水面に近づいたのだ。
「な、なにを、わたくしを頭から、池にしずめる気なら、おやめなさい!」
   魔少年は、土団子を桃尻に連続三個当てた。
「きゃあ、いやぁ、あ~ん」
「選んでいいよ、その仮面を、今、取って正体をあらわすか、それとも、大魔王、美聖女仮面デビルワールに、居場所を教えて捕まるか、どっち?」 
   美少女仮面エスポワールは、時間かせぎを考えて、捕まる方を選択した。それではつまらない魔少年は、赤くかがやかせて魔眼で操り、大魔王に引き渡す様を見させて、監視することにした。
 「大魔王、わたくしはつかまっても、負けませんわ、あれぇ~」   
  美少女仮面エスポワールには、黒ずんでオウトツのある大魔王の顔が、ステーキに見えていた。
「あんたは、捕まったのよ、これで美少女仮面エスポワールの時代は終わって、これからは美聖女仮面デビルワールの時代、私が有名になるの、はっははは~」
 美聖女仮面デビルワールの顔は、うっすらと・・・。
「はんぺんでしょうか? しかも、おでんに入っているような感じの・・・何か膨れて・・」
「おい、美少女仮面エスポワール、私の顔を見て、私が一番気にしている四角い顔のこといいやがって、おい、それでも正義の味方か!」
 確かに顔の特徴のことを言ったと誤解されているようなら、悪いことを言ってしまったと反省した。
「わたくしは、申し訳、ないことを言ってしまいましたわ、お許しください。大魔王の顔がステーキに見えて、美聖女仮面デビルワールの顔が、ふふふ~、はんぺんなんて、ふふっ、ごめんなさい」
 美少女仮面エスポワールは、自分で言っておいて、はんぺんがしゃべっていることが楽しくてならない。
「何、笑って謝っているんだ、おまえの正体を暴いてやる、その赤いアイマスクを、きょうこそ、ひっぺがすぞ!」
「あら、茨城県の方言ですわ、美聖女仮面デビルワールは、茨城県ですの?」
  美聖女仮面デビルワールは、言い換えた。
「あなたの紅色のアイマスク、はがすぞえ~」
「ふふふ~、京都弁にしようとしていらっしゃるんですか、ふふっ」
 美少女仮面エスポワールは、無理に京都弁を話そうとしている、はんぺんが笑いのつぼにはまってしまった。
「わたくし、大魔王と美聖女仮面デビルワールに、捕まってしまいましたのに、楽しくて、ふふふ~、笑いが止まりませんわ、ふふっ、ふふっ~、はんぺんがおしゃべりになっててて~」
 美聖女仮面デビルワールは、怒って殴ろうと近寄ってきたが、
「はんぺんが、わたくしに近寄ってきますわ~ふふふ~ふふっ~」
「おい、美少女仮面エスポワールは、夢でも見てるんじゃねえのか」
 美少女仮面エスポワールは、はっと気付いた。
「そうですわ、これは夢ですわ、魔少年がわたくしに見せている夢ですわ、わたくしは、・・・、夢の中で・・・寝ますわ、みなさま、おやすみなさい」
 もう、だれが何を言おうとも、気にしないで寝込んでしまった。
  美少女仮面エスポワールは、寝ている時に食べ物の夢を見ることが多い。だから、今回、自由設定の中で操られている時に、食べ物が出てしまったのだろう。しかし、それが幸いした。
 魔少年は、魔眼で操っていることを見破られたので、夢から目覚めたら、もっと、過去の記憶の世界に想いがいくように操作した。それは、美少女仮面エスポワールの秘密、正体に近づくものだった。
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