星貼りたちの飛行船

hana4

文字の大きさ
9 / 17

9

しおりを挟む

あれから僕は星貼りが少し得意になった。
それに星貼りに行く度に背も大きくなってきた気がする。
初めはプリンセスを追い越して、今はお髭と同じ位になっていた。

ダイアさんは星貼りに行く度に、もっともっとゴージャスになっていて、眩しくて顔が良く見えない時もあった。
僕はそれが何だか自分の事の様に嬉しかったけど、周りの皆は少し寂しそうにしていた。

「ダイアさんはまたキラッキラになったね!」
「そうだね、ボクちゃん。今のうちにダイアさんと沢山話しておくと良いよ?」
「どうして?」
「きっともうすぐダイアさんはここから居なくなってしまうから……」
「そんなの嫌だよ!僕はダイアさんとずーっと一緒にいたいもん!」
「でもねボクちゃん。ここから居なくなるのは幸せな事なんだ。だからそれはダイアさんに言っちゃダメだぞ?」

お髭は僕の頭を撫でながら、髭に涙をひっかけて貯めていた。
悲しいのに幸せな事を僕はまだ知らないし、皆とこのまま一緒に暮らしているのが一番の幸せだと思う。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

松野井奏
児童書・童話
月とぼうやは眠れぬ夜にお話をします。

ほたるの川

紫 李鳥
児童書・童話
  ふたつのほたるが光りました……。

未来スコープ  ―キスした相手がわからないって、どういうこと!?―

米田悠由
児童書・童話
「あのね、すごいもの見つけちゃったの!」 平凡な女子高生・月島彩奈が偶然手にした謎の道具「未来スコープ」。 それは、未来を“見る”だけでなく、“課題を通して導く”装置だった。 恋の予感、見知らぬ男子とのキス、そして次々に提示される不可解な課題── 彩奈は、未来スコープを通して、自分の運命に深く関わる人物と出会っていく。 未来スコープが映し出すのは、甘いだけではない未来。 誰かを想う気持ち、誰かに選ばれない痛み、そしてそれでも誰かを支えたいという願い。 夢と現実が交錯する中で、彩奈は「自分の気持ちを信じること」の意味を知っていく。 この物語は、恋と選択、そしてすれ違う想いの中で、自分の軸を見つけていく少女たちの記録です。 感情の揺らぎと、未来への確信が交錯するSFラブストーリー、シリーズ第2作。 読後、きっと「誰かを想うとはどういうことか」を考えたくなる一冊です。

手ぶくろ

はまだかよこ
児童書・童話
バレンタインデイ 真由の黒歴史 いいもん、しあわせだもん ちょっと聞いてね、手ぶくろのお話し

少年騎士

克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。

童話絵本版 アリとキリギリス∞(インフィニティ)

カワカツ
絵本
その夜……僕は死んだ…… 誰もいない野原のステージの上で…… アリの子「アントン」とキリギリスの「ギリィ」が奏でる 少し切ない ある野原の物語 ——— 全16話+エピローグで紡ぐ「小さないのちの世界」を、どうぞお楽しみ下さい。 ※高学年〜大人向き

きたいの悪女は処刑されました

トネリコ
児童書・童話
 悪女は処刑されました。  国は益々栄えました。  おめでとう。おめでとう。  おしまい。

ぴょんぴょん騒動

はまだかよこ
児童書・童話
「ぴょんぴょん」という少女向け漫画雑誌がありました 1988年からわずか5年だけの短い命でした その「ぴょんぴょん」が大好きだった女の子のお話です ちょっと聞いてくださいませ

処理中です...