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【R15】Episode11 滅茶苦茶風味『桃太郎物語』
【お急ぎの方へ☆サクッとネタバレ】Episode11 滅茶苦茶風味『桃太郎物語』
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とある浜辺に、桃太郎の石像が建てられているというか、何十年も雨や風にさらされ続けて碌に手入れもされていない。
その石像の前で、何やら”この桃太郎の真実の物語”を知るお爺さんより話を聞く童(性別不明)という構図、ならびお爺さんの語りで物語は展開していく。
この桃太郎とは、どうやら同郷の者であったらしいお爺さん。
川上から大きな桃がドンブラコッコとやってきたのは今より九十年前、そして成長した桃太郎が鬼退治に鬼ヶ島に向かうことになったのは七十年前。
※ なずみ版桃太郎の成長スピード設定は通常の人間と同じであり、みるみるうちに大きくなったりはしない。
この何代目かに当たる桃太郎は、”最初から英雄として生まれ”、周りにもそのような扱いを受けて育ってきた。
だが、こいつは弱きを助け強気をくじく桃太郎などではなく、露骨に荒々しくて露骨に性悪な超絶DQN。
鬼ヶ島への出立であるも、桃太郎に虐められた動物たちは皆、桃太郎を嫌っているため、犬、猿、雉のお供などはなく、村のごろつきどもを従えての出立となった。
しかし、桃太郎一行は上陸する島を間違えてしまう。
あろうことか、その上陸した先の島ではその日に限ってハロウィン祭りが開催されており、仮装中の人が大勢いた。
ハロウィンを知らなかったらしい桃太郎一行は、ハロウィンを楽しんでいた一般人を鬼と認識し、惨殺。
仲間のごろつきどもは捕まって首を刎ねられたも、主犯である桃太郎はただ一人、船へと逃げ戻り逃亡。
本件は、桃太郎の出身地である村どころか鬼ヶ島の鬼たちにまでも伝えられ……
鬼の大将は『桃太郎の奴め、鬼退治にこの島にやって来るのかと思いきや、何の関係もない堅気の人々を惨殺とは……これじゃあ、どっちが鬼か分かりゃあしない。殺された人々の無念を、わしら鬼が背負うこととするか。命には同じ命で償わせてやる。わしらが、桃太郎の村の者を皆殺しにすれば帳尻があうだろう』と…
Σ(・□・;)
その場でビシシッと石化せずにはいられなかった村人たち。
しかし、鬼たちは『桃太郎の爺と婆の二人をわしらに差し出せ。そうすれば、村丸ごとの粛清は勘弁してやる』とも……
というわけで、七十年前、”語り手であるお爺さん”、そして奥さんのお婆さんは、村人たちに木に十字の状態で括りつけられて、鬼どもへの生贄とされてしまった。
しかし、これはおかしい。
七十年前どころが、桃太郎を拾った九十年前の時点ですでに老人であった”語り手であるお爺さん”が今も生きているはずなどないのに。
それには、以下のような理由があった。
鬼ヶ島の鬼一行がついに、お爺さんとお婆さんの前にやってきた。
しかし、鬼たちはお爺さんとお婆さんを殺しはせず、大陸産の摩訶不思議な桃・仙桃を食べさせ、それぞれを若い頃の肉体へと戻す。
”語り手であるお爺さん”は肉体が一度、若返ったため、今は二度目の老人生活を送っている者だったのだ。
もぎたて果実なお年頃に戻った相当に美人な元・お婆さんは、鬼たちの妾となることを速攻で承知。
元・お爺さんの方も鬼たちの男妾になった……という展開ではなく、男であるお爺さんにはけじめをつけさせるため、桃太郎をわしら鬼の元へと連れてこいとのミッションを背負わせる鬼たち。
しかし、もともと英雄となるために生まれ、身体能力もべらぼうに高い桃太郎に正攻法で勝てるはずがないだろうと、鬼たちはお爺さんに武器――とある盾を授けてくれた。
摩訶不思議な桃から生まれた桃太郎を、摩訶不思議な桃を食べた元・お爺さんが討伐する旅の始まりだ。
ついにお爺さんは、アジアのとある国で桃太郎を発見!
桃太郎はなんと盗賊の頭にまでなっていた。英雄どころか大悪党。
桃太郎と直接対決をするお爺さんであるも、桃太郎に肉弾戦で勝てるはずなどなく、案の定、フルボッコにされてしまう。
しかし、お爺さんは鬼たちから授けられた盾を桃太郎へとかざすことに何とか成功。
盾からキシャアアアッと光が発せられ、桃太郎は瞬時に石化してしまった。
育ての親であるお爺さんの首を刈らんと刀を振りかざしたその体勢のまま……
そう、今、お爺さんと童の目の前にある桃太郎の石像は、石像になった桃太郎そのものであったということなのだ。
さらに、鬼たちに授けられた盾は、ギリシア神話に登場するメデューサの話を元にして、鬼たちが作った盾であった。
※ 本家メデューサではなく、”メデューサもどき”、いわば模造品。どういうからくりとなっているのかは不明だが、向学心があり反骨精神もある鬼たちは国際社会の波にいち早く乗っていて、こんな武器まで開発していた。
石像と化した桃太郎を船に乗せ、鬼ヶ島へと向かうお爺さんは、”メデューサもどきの盾”を海へと捨てる選択をした。
「誰も目を合わすことのないように。誰も石像と化すことのないように」と。
お爺さんは悪党・桃太郎だけでなく、奴の手下の盗賊たちをもメデューサもどきの盾によって倒した真の英雄と言えるであろうし、お爺さん自身もそう自負しているようであった。
しかし、突然にお爺さんの言葉が急に途切れ、語り手も切り替わる。
それは、黙ってお爺さんの話を聞いていた童が、お爺さんを殴って失神させたからである。
実はこの童は竜宮城の亀であった。
お爺さんがメデューサもどきの盾を海へと捨てたことが原因で、メデューサもどきが竜宮城に侵入し、キシャアアアッと目を光らせながら暴れ、乙姫様をはじめとする亀の大切な者たちを次々に石化させ、竜宮城は壊滅してしまった。
竜宮城が壊滅してしまったということは『浦島太郎』の物語だって、もう始まらない。
英雄として生まれた桃太郎が地上で地獄を作り出したが、お爺さん自身も知らずと海の底での地獄を作り出してしまっていたのだ。
童(亀)は『命には命で償ってもらわなければなりません』と言う。
だが、童(亀)は”犯行当時のお爺さん”に明確な悪意ならびに殺意はなかったと判断した。
それゆえ、できるだけ死の恐怖と苦痛は与えたくないらしい童(亀)は、桃太郎の石像をお爺さんの頭部へ向けて倒し、苦痛はそう長くは続かない状態で圧死させるつもりらしい。
『お爺さん、あなたもどうか安らかにお眠りください……』という童(亀)の言葉で、滅茶苦茶風味な『桃太郎物語』は終わりとなる。
★おまけ★
ストーリー上の必然性が感じられなかったため、本編中に桃太郎のお爺さんの名前は登場させなかったのですが、実は苗字も含めて作者の脳内ではこっそり設定していました。
● お爺さん = 犬養 鷹雄 (いぬかい たかお)
● お婆さん = 犬養 瑠璃 (いぬかい るり)
長年、夫婦であった二人は、どちらも「12 鳥」に関連する名前です。
苗字の「犬養」はもちろん、「18 犬」のカードからです。
となると、なずみ版の桃太郎は、フルネームでは「犬養 桃太郎(いぬかい ももたろう)」ですね。
その石像の前で、何やら”この桃太郎の真実の物語”を知るお爺さんより話を聞く童(性別不明)という構図、ならびお爺さんの語りで物語は展開していく。
この桃太郎とは、どうやら同郷の者であったらしいお爺さん。
川上から大きな桃がドンブラコッコとやってきたのは今より九十年前、そして成長した桃太郎が鬼退治に鬼ヶ島に向かうことになったのは七十年前。
※ なずみ版桃太郎の成長スピード設定は通常の人間と同じであり、みるみるうちに大きくなったりはしない。
この何代目かに当たる桃太郎は、”最初から英雄として生まれ”、周りにもそのような扱いを受けて育ってきた。
だが、こいつは弱きを助け強気をくじく桃太郎などではなく、露骨に荒々しくて露骨に性悪な超絶DQN。
鬼ヶ島への出立であるも、桃太郎に虐められた動物たちは皆、桃太郎を嫌っているため、犬、猿、雉のお供などはなく、村のごろつきどもを従えての出立となった。
しかし、桃太郎一行は上陸する島を間違えてしまう。
あろうことか、その上陸した先の島ではその日に限ってハロウィン祭りが開催されており、仮装中の人が大勢いた。
ハロウィンを知らなかったらしい桃太郎一行は、ハロウィンを楽しんでいた一般人を鬼と認識し、惨殺。
仲間のごろつきどもは捕まって首を刎ねられたも、主犯である桃太郎はただ一人、船へと逃げ戻り逃亡。
本件は、桃太郎の出身地である村どころか鬼ヶ島の鬼たちにまでも伝えられ……
鬼の大将は『桃太郎の奴め、鬼退治にこの島にやって来るのかと思いきや、何の関係もない堅気の人々を惨殺とは……これじゃあ、どっちが鬼か分かりゃあしない。殺された人々の無念を、わしら鬼が背負うこととするか。命には同じ命で償わせてやる。わしらが、桃太郎の村の者を皆殺しにすれば帳尻があうだろう』と…
Σ(・□・;)
その場でビシシッと石化せずにはいられなかった村人たち。
しかし、鬼たちは『桃太郎の爺と婆の二人をわしらに差し出せ。そうすれば、村丸ごとの粛清は勘弁してやる』とも……
というわけで、七十年前、”語り手であるお爺さん”、そして奥さんのお婆さんは、村人たちに木に十字の状態で括りつけられて、鬼どもへの生贄とされてしまった。
しかし、これはおかしい。
七十年前どころが、桃太郎を拾った九十年前の時点ですでに老人であった”語り手であるお爺さん”が今も生きているはずなどないのに。
それには、以下のような理由があった。
鬼ヶ島の鬼一行がついに、お爺さんとお婆さんの前にやってきた。
しかし、鬼たちはお爺さんとお婆さんを殺しはせず、大陸産の摩訶不思議な桃・仙桃を食べさせ、それぞれを若い頃の肉体へと戻す。
”語り手であるお爺さん”は肉体が一度、若返ったため、今は二度目の老人生活を送っている者だったのだ。
もぎたて果実なお年頃に戻った相当に美人な元・お婆さんは、鬼たちの妾となることを速攻で承知。
元・お爺さんの方も鬼たちの男妾になった……という展開ではなく、男であるお爺さんにはけじめをつけさせるため、桃太郎をわしら鬼の元へと連れてこいとのミッションを背負わせる鬼たち。
しかし、もともと英雄となるために生まれ、身体能力もべらぼうに高い桃太郎に正攻法で勝てるはずがないだろうと、鬼たちはお爺さんに武器――とある盾を授けてくれた。
摩訶不思議な桃から生まれた桃太郎を、摩訶不思議な桃を食べた元・お爺さんが討伐する旅の始まりだ。
ついにお爺さんは、アジアのとある国で桃太郎を発見!
桃太郎はなんと盗賊の頭にまでなっていた。英雄どころか大悪党。
桃太郎と直接対決をするお爺さんであるも、桃太郎に肉弾戦で勝てるはずなどなく、案の定、フルボッコにされてしまう。
しかし、お爺さんは鬼たちから授けられた盾を桃太郎へとかざすことに何とか成功。
盾からキシャアアアッと光が発せられ、桃太郎は瞬時に石化してしまった。
育ての親であるお爺さんの首を刈らんと刀を振りかざしたその体勢のまま……
そう、今、お爺さんと童の目の前にある桃太郎の石像は、石像になった桃太郎そのものであったということなのだ。
さらに、鬼たちに授けられた盾は、ギリシア神話に登場するメデューサの話を元にして、鬼たちが作った盾であった。
※ 本家メデューサではなく、”メデューサもどき”、いわば模造品。どういうからくりとなっているのかは不明だが、向学心があり反骨精神もある鬼たちは国際社会の波にいち早く乗っていて、こんな武器まで開発していた。
石像と化した桃太郎を船に乗せ、鬼ヶ島へと向かうお爺さんは、”メデューサもどきの盾”を海へと捨てる選択をした。
「誰も目を合わすことのないように。誰も石像と化すことのないように」と。
お爺さんは悪党・桃太郎だけでなく、奴の手下の盗賊たちをもメデューサもどきの盾によって倒した真の英雄と言えるであろうし、お爺さん自身もそう自負しているようであった。
しかし、突然にお爺さんの言葉が急に途切れ、語り手も切り替わる。
それは、黙ってお爺さんの話を聞いていた童が、お爺さんを殴って失神させたからである。
実はこの童は竜宮城の亀であった。
お爺さんがメデューサもどきの盾を海へと捨てたことが原因で、メデューサもどきが竜宮城に侵入し、キシャアアアッと目を光らせながら暴れ、乙姫様をはじめとする亀の大切な者たちを次々に石化させ、竜宮城は壊滅してしまった。
竜宮城が壊滅してしまったということは『浦島太郎』の物語だって、もう始まらない。
英雄として生まれた桃太郎が地上で地獄を作り出したが、お爺さん自身も知らずと海の底での地獄を作り出してしまっていたのだ。
童(亀)は『命には命で償ってもらわなければなりません』と言う。
だが、童(亀)は”犯行当時のお爺さん”に明確な悪意ならびに殺意はなかったと判断した。
それゆえ、できるだけ死の恐怖と苦痛は与えたくないらしい童(亀)は、桃太郎の石像をお爺さんの頭部へ向けて倒し、苦痛はそう長くは続かない状態で圧死させるつもりらしい。
『お爺さん、あなたもどうか安らかにお眠りください……』という童(亀)の言葉で、滅茶苦茶風味な『桃太郎物語』は終わりとなる。
★おまけ★
ストーリー上の必然性が感じられなかったため、本編中に桃太郎のお爺さんの名前は登場させなかったのですが、実は苗字も含めて作者の脳内ではこっそり設定していました。
● お爺さん = 犬養 鷹雄 (いぬかい たかお)
● お婆さん = 犬養 瑠璃 (いぬかい るり)
長年、夫婦であった二人は、どちらも「12 鳥」に関連する名前です。
苗字の「犬養」はもちろん、「18 犬」のカードからです。
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