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【R15】Episode12 嗚呼!哀しき聖夜 胸糞クリスマス オムニバスホラー3品
【お急ぎの方へ☆サクッとネタバレ】Episode12 嗚呼!哀しき聖夜 胸糞クリスマス オムニバスホラー3品
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今回のオムニバスホラー3品(A、B、C)も、それぞれ独立しており話は全く繋がっておりません。
聖夜を境に、今までとは違う運命の船に乗ることとなった――いつも通りの生活を失ってしまった人々のお話です。
なお、A、B、Cのエピソードそれぞれに、1名の死亡者が発生しています。
A 『嗚呼!哀しき聖夜~恵麻の場合~』
【死亡者】船島さん(縊死・自殺)
主人公・恵麻は自分がするべき仕事を、同期の喪女・船島さんに”今日も”押し付け、彼氏とおうち聖夜デート中。
突然に、会社で残業中の船島さんから、恵麻の仕事の未確認事項についての電話が来た。電話口の船島さんは、いつもより語気が強くどこか違っていた。
困惑する恵麻を見た彼氏が電話を代わり、船島さんに「非常識だ」などと言うばかりか、恵麻から聞いていた彼女の喪女ぶりを散々にディスる。
さすがに言い過ぎだと思った恵麻は、再び電話に出て、船島さんに”口だけの謝罪”をし、「頑張ってください」と言って電話を切った。
船島さんを傷つけてしまったことは、ちゃんと自覚していた恵麻であったも、男に守られる可愛い女としての幸せを実感し、どこか満ち足りた気持ちになっていた。
自分には彼氏という王子様だけでなく、周りに騎士たち(自分を可愛がってくれる会社の男性陣)がいるのだから。そして、男の人に愛されない喪女の船島さんを「お気の毒」と心の中で嘲笑ってもいた。
しかし翌朝、会社の女子トイレにて首を吊って死亡している船島さんの遺体が発見された。状況から判断すると、明らかに自殺。
オーバーワークによって体力も気力も削り続け、”虐げられつつ”も散々、頑張ってきた彼女はもう頑張れなかった。
さらに、会社の電話機には、心身ともに限界を向かえていた彼女の死の直前の叫びともいえる”生前の彼女と最後に話した者たちとのやりとり”がしっかりと録音され残されていた。
昨夜は、恵麻にとっての哀しき聖夜などではなく、死を選ぶしかなかった船島さんにとっての哀しき聖夜であったというオチだ。
B 『嗚呼!哀しき聖夜~港一の場合~』
【死亡者】強盗犯の男(刺殺。だが状況的には加害者の正当防衛)
彼女いない歴=年齢の大学生・港一にも、ついに彼女ができた。大学の柔道部仲間とよく足を運ぶ定食屋で働いている聖羅ちゃんに、港一はここ数か月、”自分をアピールし続けて”、やっとOKをもらえたのだ。
クリスマスイブ、ついに聖羅ちゃんとラブホテルにチェックインすることにも成功した港一。
しかし、服を脱いだ聖羅ちゃんの細い背中一面には、見事なタトゥーが
Σ(・□・;)”前の彼氏”に影響されて、彫ってしまったらしい……
泣きじゃくる聖羅ちゃんを港一は抱きしめ、その唇を自身の唇で熱くふさいだ。
翌朝、無事に童貞を卒業した港一の前より、聖羅ちゃんはいなくなっていた。
焦る港一であったも、自分の家でそれどころではない”大事件”が起こっていたことを知る。
昨夜、女3人(港一の母親と中学生の妹2人)だけとなっていた港一の家に、男3人組の強盗が押し入ってきた。
娘たちを懸命に守ろうとした母親が、キッチンにあった包丁を手に強盗の1人と格闘するうちに刺してしまい、強盗死亡。
逃亡中であった残る2人の強盗も逮捕されたが……主犯格の男は、”聖羅ちゃんの内縁の夫”だった。
そう、港一の家が、口封じのための殺害も予定していた強盗犯たちに狙われた原因は、港一が聖羅ちゃんの気を引こうとして、(経済的に相当に裕福である匂いを醸し出している)家のことをベラベラと喋ったことにあった。
母親と妹たちは命こそは助かったも、彼女たちの心の傷は計り知れないものであるだろう……
C 『嗚呼!哀しき聖夜~ノエルの場合~』
【死亡者】たまたま歩いていただけの中年男性(暴走車による轢死)
聖夜も残業を終え、電車で帰宅途中の会社員・ノエル。
突然の電車の揺れでよろけてしまった彼女は、”毎日のように同じ電車で顔を合わせている”男性のスーツに、ファンデーションをつけてしまった。慌てて謝罪するノエルに、彼は怒るどころか、彼女をコーヒーに誘う。
ノエルがよく顔を合わせる彼のことを密かに「いいな」と思っていたと同じく、ノエルも自分のことを密かに「いいな」と思ってくれていたということだ(∩´∀`)∩
最寄駅前のカフェで、ひと時を過ごしたノエルと長船さんは、「じゃあ、また明日」「ええ、また明日」とカフェ前で別れた。日々じっくり育まれていたがため、この聖夜についに繋がった縁は、これからじっくりと結んでいけばいい、と互いに考えていたのだろう。
そのまま、家へと弾む足取りで帰宅するノエル。
と、突然、背中の方角より暴走車が!!!
暴走車は、ノエルを後ろを歩いていた中年男性を前輪に巻き込み引きずったまま、”さらに加速して”ノエルをはね飛ばした。
先に車にはねられた中年男性は亡くなってしまったが、ノエルは命をとりとめた。
けれども、ノエルの左脚は”膝から下が無くなっていた”。
ノエルは密かな自慢であった美脚を失ってしまったばかりか、歩いて走ってという今まで通りの生活すら、あの聖夜を境として永久に失ってしまったのだ。
ノエルと中年男性を轢いた加害者は、長船さんの弟の妻(夫とは不仲、子供2人あり)だった。
義兄である長船さんのことが好きで思いを募らせていた彼女は、”私のお義兄さん”と知らない若い女が一緒にカフェから出てきたことに、瞬時に殺意を燃え上がらせ、身勝手にも程がある犯行に及んだのだ。
なお、犯行当時の彼女はいわゆる心神喪失状態であった疑いが高いとのことで……それが、加害者の量刑ならび賠償にどのように影響するかは、ノエルや彼女の家族、巻き添えを食って殺された中年男性やその遺族だけでなく、この日本で暮らしている大半の大人には予測がつくことでもあり……
何の落ち度もなかった被害者たちにとって、胸糞でしかない事件の”結末”を匂わせたまま、本エピソードは幕を下ろす。
聖夜を境に、今までとは違う運命の船に乗ることとなった――いつも通りの生活を失ってしまった人々のお話です。
なお、A、B、Cのエピソードそれぞれに、1名の死亡者が発生しています。
A 『嗚呼!哀しき聖夜~恵麻の場合~』
【死亡者】船島さん(縊死・自殺)
主人公・恵麻は自分がするべき仕事を、同期の喪女・船島さんに”今日も”押し付け、彼氏とおうち聖夜デート中。
突然に、会社で残業中の船島さんから、恵麻の仕事の未確認事項についての電話が来た。電話口の船島さんは、いつもより語気が強くどこか違っていた。
困惑する恵麻を見た彼氏が電話を代わり、船島さんに「非常識だ」などと言うばかりか、恵麻から聞いていた彼女の喪女ぶりを散々にディスる。
さすがに言い過ぎだと思った恵麻は、再び電話に出て、船島さんに”口だけの謝罪”をし、「頑張ってください」と言って電話を切った。
船島さんを傷つけてしまったことは、ちゃんと自覚していた恵麻であったも、男に守られる可愛い女としての幸せを実感し、どこか満ち足りた気持ちになっていた。
自分には彼氏という王子様だけでなく、周りに騎士たち(自分を可愛がってくれる会社の男性陣)がいるのだから。そして、男の人に愛されない喪女の船島さんを「お気の毒」と心の中で嘲笑ってもいた。
しかし翌朝、会社の女子トイレにて首を吊って死亡している船島さんの遺体が発見された。状況から判断すると、明らかに自殺。
オーバーワークによって体力も気力も削り続け、”虐げられつつ”も散々、頑張ってきた彼女はもう頑張れなかった。
さらに、会社の電話機には、心身ともに限界を向かえていた彼女の死の直前の叫びともいえる”生前の彼女と最後に話した者たちとのやりとり”がしっかりと録音され残されていた。
昨夜は、恵麻にとっての哀しき聖夜などではなく、死を選ぶしかなかった船島さんにとっての哀しき聖夜であったというオチだ。
B 『嗚呼!哀しき聖夜~港一の場合~』
【死亡者】強盗犯の男(刺殺。だが状況的には加害者の正当防衛)
彼女いない歴=年齢の大学生・港一にも、ついに彼女ができた。大学の柔道部仲間とよく足を運ぶ定食屋で働いている聖羅ちゃんに、港一はここ数か月、”自分をアピールし続けて”、やっとOKをもらえたのだ。
クリスマスイブ、ついに聖羅ちゃんとラブホテルにチェックインすることにも成功した港一。
しかし、服を脱いだ聖羅ちゃんの細い背中一面には、見事なタトゥーが
Σ(・□・;)”前の彼氏”に影響されて、彫ってしまったらしい……
泣きじゃくる聖羅ちゃんを港一は抱きしめ、その唇を自身の唇で熱くふさいだ。
翌朝、無事に童貞を卒業した港一の前より、聖羅ちゃんはいなくなっていた。
焦る港一であったも、自分の家でそれどころではない”大事件”が起こっていたことを知る。
昨夜、女3人(港一の母親と中学生の妹2人)だけとなっていた港一の家に、男3人組の強盗が押し入ってきた。
娘たちを懸命に守ろうとした母親が、キッチンにあった包丁を手に強盗の1人と格闘するうちに刺してしまい、強盗死亡。
逃亡中であった残る2人の強盗も逮捕されたが……主犯格の男は、”聖羅ちゃんの内縁の夫”だった。
そう、港一の家が、口封じのための殺害も予定していた強盗犯たちに狙われた原因は、港一が聖羅ちゃんの気を引こうとして、(経済的に相当に裕福である匂いを醸し出している)家のことをベラベラと喋ったことにあった。
母親と妹たちは命こそは助かったも、彼女たちの心の傷は計り知れないものであるだろう……
C 『嗚呼!哀しき聖夜~ノエルの場合~』
【死亡者】たまたま歩いていただけの中年男性(暴走車による轢死)
聖夜も残業を終え、電車で帰宅途中の会社員・ノエル。
突然の電車の揺れでよろけてしまった彼女は、”毎日のように同じ電車で顔を合わせている”男性のスーツに、ファンデーションをつけてしまった。慌てて謝罪するノエルに、彼は怒るどころか、彼女をコーヒーに誘う。
ノエルがよく顔を合わせる彼のことを密かに「いいな」と思っていたと同じく、ノエルも自分のことを密かに「いいな」と思ってくれていたということだ(∩´∀`)∩
最寄駅前のカフェで、ひと時を過ごしたノエルと長船さんは、「じゃあ、また明日」「ええ、また明日」とカフェ前で別れた。日々じっくり育まれていたがため、この聖夜についに繋がった縁は、これからじっくりと結んでいけばいい、と互いに考えていたのだろう。
そのまま、家へと弾む足取りで帰宅するノエル。
と、突然、背中の方角より暴走車が!!!
暴走車は、ノエルを後ろを歩いていた中年男性を前輪に巻き込み引きずったまま、”さらに加速して”ノエルをはね飛ばした。
先に車にはねられた中年男性は亡くなってしまったが、ノエルは命をとりとめた。
けれども、ノエルの左脚は”膝から下が無くなっていた”。
ノエルは密かな自慢であった美脚を失ってしまったばかりか、歩いて走ってという今まで通りの生活すら、あの聖夜を境として永久に失ってしまったのだ。
ノエルと中年男性を轢いた加害者は、長船さんの弟の妻(夫とは不仲、子供2人あり)だった。
義兄である長船さんのことが好きで思いを募らせていた彼女は、”私のお義兄さん”と知らない若い女が一緒にカフェから出てきたことに、瞬時に殺意を燃え上がらせ、身勝手にも程がある犯行に及んだのだ。
なお、犯行当時の彼女はいわゆる心神喪失状態であった疑いが高いとのことで……それが、加害者の量刑ならび賠償にどのように影響するかは、ノエルや彼女の家族、巻き添えを食って殺された中年男性やその遺族だけでなく、この日本で暮らしている大半の大人には予測がつくことでもあり……
何の落ち度もなかった被害者たちにとって、胸糞でしかない事件の”結末”を匂わせたまま、本エピソードは幕を下ろす。
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