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なずみのホラー便 ※公開順
★【R18】第20弾 ありがとう、チンタさん
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※ショートショートのくせに前後編です。
もはや、ショートショートと呼べる文字数ではありません。
クリスマス用に書き上げたものです。
早くに両親を亡くした大学生のリュウセイ(19才)と会社員ホシコ(34才)は、2人きりの姉弟であり家族であった。
ちなみに、彼らの名前を書くと漢字で”流星と星子”。
クリスマスイブ。
一人で留守番中のリュウセイの元に、突如、何の前触れもなく、”超乳”のサキュバス属性っぽい美女が現れる。
なんと、リュウセイはその女に、濃厚&上級テクニックなフェ〇チオの展開へと持ち込まれてしまい、快楽にのけぞる。しかし、リュウセイが絶頂へと駆け抜けんとしていた寸前、ギュルギュルシュポン!と女に大事な陰茎を吸われて奪われてしまった……
帰宅したホシコはリュウセイより、とても信じられないうえ、いやらしい一連の流れと被害を聞く。
とにかく明日の朝一で霊能者のところへ行くことを決めた彼ら2人の元に、またしても”変なの”が現れる。というか完全に不法侵入。
次に突然、現れたのは、サンタクロースのコスプレをした庶民的で恰幅のいいおじいさんであった。おじいさんは自分のことを「チンタクロースと呼んでくれ」と……
なんと、このチンタクロースはリュウセイの陰茎を奪った女より、陰茎を取り戻してきてくれたらしい。
”チ〇コが返ってくる!”と喜びに包まれつつあるリュウセイたちの前で、チンタクロースは24個もの細長い箱(プレゼントとして可愛く素敵にラッピング済)を並べ、その中より1箱だけ選べと……
女に陰茎を奪われたのは、リュウセイだけではなかったらしい。
まさにアタリのチ〇コ入りか、ハズレのチ〇コ入りの残酷ゲームだ。
箱の大きさは皆均一のため、判断する材料はラッピングしかない。
リュウセイとホシコの真剣なる視線が、同じ1つの箱へと注がれる。”綺麗な星空をモチーフ”とした柄の包装紙と色鮮やかな黄色のリボンがかけられた箱へと――
彼ら2人とも、今は亡き両親よりそれぞれ贈られた名前にそれぞれ”星”の字が入っている。
しかし、それだけではなく、その包装紙の柄は、ホシコがずっと大切に10年以上も持ち続けていた「(両親ともにいなくなってからの初めての冬の)リュウセイからのクリスマスプレゼント」のハンカチの柄と全く同じであった。
この箱しかない、とリュウセイも、傍らのホシコも、まさに背水の陣で”アタリのチ〇コ入り”と見込んだ箱を開ける。
リュウセイは見事にアタリを引き当てた。
彼の股の間にあるべき陰茎は、あるべき場所へと無事戻った。良かったね。
チンタクロースは、今から他の被害者たちにも陰茎を返しに行くのであるが、”リュウセイとホシコの名前と聖夜にちなんで星空を飛んでいくことにする”といって、姿を消す。
窓辺へと駆け寄ったリュウセイとホシコの瞳に、美しい聖夜の星空とチンタクロースの後ろ姿らしい丸っこく赤いシルエットが見えた。
「ありがとう、チンタさん。そして、ありがとう……姉ちゃん」
★作者コメント★
ホラー風味なショートショートも、ついに今回で20本目となりました。
20本目にして、初の純然たるハッピーエンドです。ホラーというより、エロバカなコメディ調かもしれないです。
まあ、なんにせよ、無事に戻って良かったと……
仮に奪われたままだったら、排尿の時とかどうなっていたんでしょうかね?
奪われた話ではないのですが、作者の中学時代の出来事です。
同じクラスの男の子が、友達と遊んでいて(ふざけていて?)階段の手すりで股間を強打してしまったとのことでした。
その後の彼は、保健室に行くこともなく、後の授業にも普通に出ていたのですが、かなり長い間、青い顔をしていたことを今でも覚えています。
もはや、ショートショートと呼べる文字数ではありません。
クリスマス用に書き上げたものです。
早くに両親を亡くした大学生のリュウセイ(19才)と会社員ホシコ(34才)は、2人きりの姉弟であり家族であった。
ちなみに、彼らの名前を書くと漢字で”流星と星子”。
クリスマスイブ。
一人で留守番中のリュウセイの元に、突如、何の前触れもなく、”超乳”のサキュバス属性っぽい美女が現れる。
なんと、リュウセイはその女に、濃厚&上級テクニックなフェ〇チオの展開へと持ち込まれてしまい、快楽にのけぞる。しかし、リュウセイが絶頂へと駆け抜けんとしていた寸前、ギュルギュルシュポン!と女に大事な陰茎を吸われて奪われてしまった……
帰宅したホシコはリュウセイより、とても信じられないうえ、いやらしい一連の流れと被害を聞く。
とにかく明日の朝一で霊能者のところへ行くことを決めた彼ら2人の元に、またしても”変なの”が現れる。というか完全に不法侵入。
次に突然、現れたのは、サンタクロースのコスプレをした庶民的で恰幅のいいおじいさんであった。おじいさんは自分のことを「チンタクロースと呼んでくれ」と……
なんと、このチンタクロースはリュウセイの陰茎を奪った女より、陰茎を取り戻してきてくれたらしい。
”チ〇コが返ってくる!”と喜びに包まれつつあるリュウセイたちの前で、チンタクロースは24個もの細長い箱(プレゼントとして可愛く素敵にラッピング済)を並べ、その中より1箱だけ選べと……
女に陰茎を奪われたのは、リュウセイだけではなかったらしい。
まさにアタリのチ〇コ入りか、ハズレのチ〇コ入りの残酷ゲームだ。
箱の大きさは皆均一のため、判断する材料はラッピングしかない。
リュウセイとホシコの真剣なる視線が、同じ1つの箱へと注がれる。”綺麗な星空をモチーフ”とした柄の包装紙と色鮮やかな黄色のリボンがかけられた箱へと――
彼ら2人とも、今は亡き両親よりそれぞれ贈られた名前にそれぞれ”星”の字が入っている。
しかし、それだけではなく、その包装紙の柄は、ホシコがずっと大切に10年以上も持ち続けていた「(両親ともにいなくなってからの初めての冬の)リュウセイからのクリスマスプレゼント」のハンカチの柄と全く同じであった。
この箱しかない、とリュウセイも、傍らのホシコも、まさに背水の陣で”アタリのチ〇コ入り”と見込んだ箱を開ける。
リュウセイは見事にアタリを引き当てた。
彼の股の間にあるべき陰茎は、あるべき場所へと無事戻った。良かったね。
チンタクロースは、今から他の被害者たちにも陰茎を返しに行くのであるが、”リュウセイとホシコの名前と聖夜にちなんで星空を飛んでいくことにする”といって、姿を消す。
窓辺へと駆け寄ったリュウセイとホシコの瞳に、美しい聖夜の星空とチンタクロースの後ろ姿らしい丸っこく赤いシルエットが見えた。
「ありがとう、チンタさん。そして、ありがとう……姉ちゃん」
★作者コメント★
ホラー風味なショートショートも、ついに今回で20本目となりました。
20本目にして、初の純然たるハッピーエンドです。ホラーというより、エロバカなコメディ調かもしれないです。
まあ、なんにせよ、無事に戻って良かったと……
仮に奪われたままだったら、排尿の時とかどうなっていたんでしょうかね?
奪われた話ではないのですが、作者の中学時代の出来事です。
同じクラスの男の子が、友達と遊んでいて(ふざけていて?)階段の手すりで股間を強打してしまったとのことでした。
その後の彼は、保健室に行くこともなく、後の授業にも普通に出ていたのですが、かなり長い間、青い顔をしていたことを今でも覚えています。
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