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第3章 王座争奪戦
51話 1回戦
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午後は、雪夜の試合であるAブロック1回戦第2試合を見に行った。
先鋒、中堅と終わり、この時点で雪夜のチームは1ポイントで、まさかの最下位。1位のチームが6ポイントだから、確実に勝つには大将戦で雪夜のチームが1位と2位を独占しなければならない。
【Aブロック1回戦第2試合・大将戦、個人オッズ(単勝)】
川野 雅子(チーム5(赤)/4年/ランキング圏外):121.1
福沢 大海(チーム5(赤)/6年/ランキング圏外):144.2
望月 英人(チーム6(白)/4年/33位) :10.4
川上 奏多(チーム6(白)/5年/ランキング圏外):59.3
松蔭 雪夜(チーム7(青)/1年/5位) :1.4
陸上 塩太(チーム7(青)/3年/ランキング圏外):130.0
田村 隼太(チーム8(黄)/5年/ランキング圏外):81.9
中山 小子(チーム8(黄)/6年/ランキング圏外):66.5
雪夜のオッズは1.4倍。
ほとんどの人から支持を得ているということだ。
大将戦前に観客がずらずらと入って来て会場内はほぼ満員。
「さあ、今日最注目の試合だぜ!」ざわざわ
「期待の新生、松蔭はどれほどの強さなんだ!?」ざわざわ
みんな、今年が初参加で【闇の次元】の超能力者である雪夜が目当てのようだ。
『Aブロック1回戦第2試合大将戦、開始です』
ビーーーーーー!!!
ワァァァァァァァッ!!!!!!
さっきの試合と比べてもすごい盛り上がりだ。
フィールドは雪山。
カメラも観客のニーズに応えるように、雪夜を中心に追っている。
雪夜は青いバンダナ、マント、防具やバッジを纏い、全身が青に包まれている。
しばらくすると、雪夜は赤いバンダナをした最初の敵に遭遇した。
雪夜は杖を取り出す。その杖は以前俺とフィアスがあげた杖だったが、いつの間にか青く変色していた。
雪夜の【闇の次元】を利用した猛攻が続くと予想されたが、意外にも普通に杖で戦っていた。どうやら相手の存在を感じ取る手段として【闇の次元】を利用しており、闇で相手を圧倒する手段はまだ取っていないようだ。
パリン!!
『赤チーム、福沢大海、脱落です』
ワーーーーーッ!!!!
雪夜が相手を倒すたびに歓声が大きくなる。
他の選手は吹雪で視界が封じられて相手を探すのでさえ苦労しているが、雪夜は闇を感じ取って次々と相手を見つけ、倒していく。
そして………
『チーム7、Aブロック準決勝進出です』
結局雪夜が相手を全て倒し、チーム7の二人が1位2位となった。
勝つまでにかかった時間はわずか22分。
「千陽のように派手さはないが、こりゃ松蔭も相当強いぞ!!」ざわざわ
「準決勝の時谷vs松蔭が楽しみ!」ざわざわ
そうだ、Aブロック準決勝ということは、次はあの時谷未来と当たるんだ。自分が選手であることを忘れ、俺もこの対決が見たいと思ってしまった。
◇◇◇
大会2日目。
今日は俺達チーム27の初陣だ。
会場には、出場チーム専用の控室が設けられている。
控室には大きなモニターがついていて、ここから試合を観戦できる。机に置かれているお菓子は食べ放題だ。
「遂にこの時が来たな。初戦、きっちり勝ち切るぞ!」
「「はい!」」
「先鋒はジョニーと二宮だ。上位を独占して、一気に波に乗ろう!」
「はい!」「イエス!」
「すごい、菊音ちゃん、オッズ2.8倍だって!」
三橋さんが控え室のモニターに映し出されたオッズを見て驚く。
「ま、気負わずにリラックスしていけよ。中堅には俺らがいるし、大将には七道先輩がいるんだ」
『Bブロック1回戦、第3試合の先鋒の出場者は球場のゲートにお集まりください』
「よし、一発かましてこい!」
「菊音さん、頑張ってください!」
「ええ、頑張るわ!」
ドームにはフィールド内に入るためのゲートが20か所ある。
始まる前は入り口が閉まっていて真っ暗で、選手8人が別々のゲートに配置される。相手や自分がどこのゲートにいるかは分からない。
『Bブロック1回戦第3試合先鋒戦、開始です』
ビーーーーーー!!!
開始のブザーが鳴った瞬間にゲートが開き、菊音さんはフィールドへと足を踏み入れる。
先鋒戦の舞台は、草原。
どこまでも果てしなく続く穏やかな草原だ。
「あれだけ特訓したんだもの、きっと大丈夫」
菊音さんはフィールドに駆けて行った。
『Bブロック1回戦第3試合、先鋒戦終了です。1位はチーム27、二宮選手でした。ポイントはご覧の通りです』
【Bブロック1回戦第3試合】
チーム25:0 pt
チーム26:2 pt
チーム27:3 pt
チーム28:1 pt
「二宮、お疲れ様!」
「菊音ちゃん最高やわ!!」ダキッ
「みなさんありがとうございます! 特訓のおかげです」
菊音さんは【逆空間の次元】で相手の動きを正確に察知し、見事に先鋒戦を制した。ジョニー先輩はどんどん勝負を挑み、最初の1人は倒したが、次の相手に敗れ5位。入着とはならなかった。
「良い出だしだ。このままいくぞ!」
続く中堅戦は五条先輩と三橋さん。
五条先輩が2位、三橋さんが3位となり、3 pt獲得した。
【Bブロック1回戦第2試合】
チーム25:1 pt
チーム26:2 pt
チーム27:6 pt
チーム28:3 pt
「すごい、ぶっちぎりの一位だ!」
「あとは大将戦だけだな。七道、九重、頼んだぞ!」
「「はい!」」
大将戦が始まる。
◇◇◇
「おい、見たかよお前」ざわざわ
「え、何を?」ざわざわ
「今日のBブロックの試合だよ! 1チームやばいとこあったぜ」
「Bブロック? Bブロックに超能力者はいなかったはずだが」
「7位の七道がいるチームだよ! なんか全体的に強くて、12 ptも獲りやがった!」
「12 pt!? マジかよ。でもBチームって昨日も強いとこなかったか?」
「あっ……!」
「やった、1回戦突破だ!!」
「努力が実った気分ね」
「ミーたちなら優勝できマス!!」
俺達が喜んでいる一方で、昨日偵察していた3人は緊張感を解かなかった。
「お前たちよくやった、文句なしの結果だ。だが、気は抜けない。準決勝で俺達は強敵に当たる」
「チーム19ですか?」
「そうだ。何度も言うが、チーム19には先鋒、中堅、大将全てに能力者がいる。中でも中堅の桐山はランキング8位というだけあって相当強い」
「桐山楓……」
桐山楓は五条先輩の因縁の相手だ。
「さらに、これから1回戦第4試合に出てくるチーム31の大将には、ランキング13位の小金井拓斗がいる。もし勝ち上がってくれば、大将戦はなかなかにハードな戦いになるだろう」
チームが少し静まり返る。
「相手は強いが、恐れることはない! 総合力では俺達も負けていない! 今日の調子で準決勝も突破するぞ!」
「「はい!!」」
その後、チームで第4試合を観戦。
予想通り小金井が大将戦を制し、チーム31が2回戦に進出。
大会2日目が終わり、64チームの中から準決勝に出場する16チームが確定した。
先鋒、中堅と終わり、この時点で雪夜のチームは1ポイントで、まさかの最下位。1位のチームが6ポイントだから、確実に勝つには大将戦で雪夜のチームが1位と2位を独占しなければならない。
【Aブロック1回戦第2試合・大将戦、個人オッズ(単勝)】
川野 雅子(チーム5(赤)/4年/ランキング圏外):121.1
福沢 大海(チーム5(赤)/6年/ランキング圏外):144.2
望月 英人(チーム6(白)/4年/33位) :10.4
川上 奏多(チーム6(白)/5年/ランキング圏外):59.3
松蔭 雪夜(チーム7(青)/1年/5位) :1.4
陸上 塩太(チーム7(青)/3年/ランキング圏外):130.0
田村 隼太(チーム8(黄)/5年/ランキング圏外):81.9
中山 小子(チーム8(黄)/6年/ランキング圏外):66.5
雪夜のオッズは1.4倍。
ほとんどの人から支持を得ているということだ。
大将戦前に観客がずらずらと入って来て会場内はほぼ満員。
「さあ、今日最注目の試合だぜ!」ざわざわ
「期待の新生、松蔭はどれほどの強さなんだ!?」ざわざわ
みんな、今年が初参加で【闇の次元】の超能力者である雪夜が目当てのようだ。
『Aブロック1回戦第2試合大将戦、開始です』
ビーーーーーー!!!
ワァァァァァァァッ!!!!!!
さっきの試合と比べてもすごい盛り上がりだ。
フィールドは雪山。
カメラも観客のニーズに応えるように、雪夜を中心に追っている。
雪夜は青いバンダナ、マント、防具やバッジを纏い、全身が青に包まれている。
しばらくすると、雪夜は赤いバンダナをした最初の敵に遭遇した。
雪夜は杖を取り出す。その杖は以前俺とフィアスがあげた杖だったが、いつの間にか青く変色していた。
雪夜の【闇の次元】を利用した猛攻が続くと予想されたが、意外にも普通に杖で戦っていた。どうやら相手の存在を感じ取る手段として【闇の次元】を利用しており、闇で相手を圧倒する手段はまだ取っていないようだ。
パリン!!
『赤チーム、福沢大海、脱落です』
ワーーーーーッ!!!!
雪夜が相手を倒すたびに歓声が大きくなる。
他の選手は吹雪で視界が封じられて相手を探すのでさえ苦労しているが、雪夜は闇を感じ取って次々と相手を見つけ、倒していく。
そして………
『チーム7、Aブロック準決勝進出です』
結局雪夜が相手を全て倒し、チーム7の二人が1位2位となった。
勝つまでにかかった時間はわずか22分。
「千陽のように派手さはないが、こりゃ松蔭も相当強いぞ!!」ざわざわ
「準決勝の時谷vs松蔭が楽しみ!」ざわざわ
そうだ、Aブロック準決勝ということは、次はあの時谷未来と当たるんだ。自分が選手であることを忘れ、俺もこの対決が見たいと思ってしまった。
◇◇◇
大会2日目。
今日は俺達チーム27の初陣だ。
会場には、出場チーム専用の控室が設けられている。
控室には大きなモニターがついていて、ここから試合を観戦できる。机に置かれているお菓子は食べ放題だ。
「遂にこの時が来たな。初戦、きっちり勝ち切るぞ!」
「「はい!」」
「先鋒はジョニーと二宮だ。上位を独占して、一気に波に乗ろう!」
「はい!」「イエス!」
「すごい、菊音ちゃん、オッズ2.8倍だって!」
三橋さんが控え室のモニターに映し出されたオッズを見て驚く。
「ま、気負わずにリラックスしていけよ。中堅には俺らがいるし、大将には七道先輩がいるんだ」
『Bブロック1回戦、第3試合の先鋒の出場者は球場のゲートにお集まりください』
「よし、一発かましてこい!」
「菊音さん、頑張ってください!」
「ええ、頑張るわ!」
ドームにはフィールド内に入るためのゲートが20か所ある。
始まる前は入り口が閉まっていて真っ暗で、選手8人が別々のゲートに配置される。相手や自分がどこのゲートにいるかは分からない。
『Bブロック1回戦第3試合先鋒戦、開始です』
ビーーーーーー!!!
開始のブザーが鳴った瞬間にゲートが開き、菊音さんはフィールドへと足を踏み入れる。
先鋒戦の舞台は、草原。
どこまでも果てしなく続く穏やかな草原だ。
「あれだけ特訓したんだもの、きっと大丈夫」
菊音さんはフィールドに駆けて行った。
『Bブロック1回戦第3試合、先鋒戦終了です。1位はチーム27、二宮選手でした。ポイントはご覧の通りです』
【Bブロック1回戦第3試合】
チーム25:0 pt
チーム26:2 pt
チーム27:3 pt
チーム28:1 pt
「二宮、お疲れ様!」
「菊音ちゃん最高やわ!!」ダキッ
「みなさんありがとうございます! 特訓のおかげです」
菊音さんは【逆空間の次元】で相手の動きを正確に察知し、見事に先鋒戦を制した。ジョニー先輩はどんどん勝負を挑み、最初の1人は倒したが、次の相手に敗れ5位。入着とはならなかった。
「良い出だしだ。このままいくぞ!」
続く中堅戦は五条先輩と三橋さん。
五条先輩が2位、三橋さんが3位となり、3 pt獲得した。
【Bブロック1回戦第2試合】
チーム25:1 pt
チーム26:2 pt
チーム27:6 pt
チーム28:3 pt
「すごい、ぶっちぎりの一位だ!」
「あとは大将戦だけだな。七道、九重、頼んだぞ!」
「「はい!」」
大将戦が始まる。
◇◇◇
「おい、見たかよお前」ざわざわ
「え、何を?」ざわざわ
「今日のBブロックの試合だよ! 1チームやばいとこあったぜ」
「Bブロック? Bブロックに超能力者はいなかったはずだが」
「7位の七道がいるチームだよ! なんか全体的に強くて、12 ptも獲りやがった!」
「12 pt!? マジかよ。でもBチームって昨日も強いとこなかったか?」
「あっ……!」
「やった、1回戦突破だ!!」
「努力が実った気分ね」
「ミーたちなら優勝できマス!!」
俺達が喜んでいる一方で、昨日偵察していた3人は緊張感を解かなかった。
「お前たちよくやった、文句なしの結果だ。だが、気は抜けない。準決勝で俺達は強敵に当たる」
「チーム19ですか?」
「そうだ。何度も言うが、チーム19には先鋒、中堅、大将全てに能力者がいる。中でも中堅の桐山はランキング8位というだけあって相当強い」
「桐山楓……」
桐山楓は五条先輩の因縁の相手だ。
「さらに、これから1回戦第4試合に出てくるチーム31の大将には、ランキング13位の小金井拓斗がいる。もし勝ち上がってくれば、大将戦はなかなかにハードな戦いになるだろう」
チームが少し静まり返る。
「相手は強いが、恐れることはない! 総合力では俺達も負けていない! 今日の調子で準決勝も突破するぞ!」
「「はい!!」」
その後、チームで第4試合を観戦。
予想通り小金井が大将戦を制し、チーム31が2回戦に進出。
大会2日目が終わり、64チームの中から準決勝に出場する16チームが確定した。
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