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一章
第1話 新学期
しおりを挟む新学期が始まる。
晴れて今日から2年生。もしかしたら彼と一緒のクラスになれるかも?なんてね、なれても絶対喋りかけれないよ~!
「みこ、おはよ!」
後ろから話しかけられた。
彼女の名前は、「尾木佳奈」
小柄でThe女の子です!みたいな見た目をしているのに以外にさっぱりしていて優しい。1年のクラスが一緒で、仲のいい友達の1人。
「おはよ!」
「2年生も一緒のクラスがいいね!」
「ね!一緒だったら絶対楽しい」
掲示板の前に着いた。
私のクラスは、、
「あ、あった!私は2年3組だ!みこは?」
「うぇ~ん。私は1組だよぉ。絶対一緒だと思ってたのに。」
「あれ。ちょっと待ってみこ、みこみこ!宙くん、宙くんも3組だよ!」
「え、ほんとだ!」
一緒のクラスになれるなんて、今日はなんてツイる日なの。もしかしたらと思って今日のラッキーアイテム、クマのキーホルダーつけてきて良かった。
「あ、そろそろクラスに行かないと。じゃあまたね、みこ!」
「うん!またね」
……ガラガラ
教室に入ると既にグループが出来ていた。しまった、もうちょっと早く来ればよかった。友達できるかな、出来なかったら窓ぎわで本を読むミステリックな女の子でも演じてみようかな。いやいやいや、まだ可能性はある頑張って友達を作ろう。目指せ友達1人は作ろう!
ドンドンドドン、ドン
「みこー!!」
大きな声で抱きついてきたのは、「安堂咲月」
通称さっちゃん。彼女も佳奈と同じで1年のクラスが一緒、今ではすごく頼りになる友達だ。少し抜けてるところもあるけど。笑
女の子にしては高身長な166cm体育会系で美って感じ。なんでこの学校はこんなに綺麗な子が多いんだろう。それでもってさっちゃんは面白い、本当におもろしい。自分とツボがあって、いつもくだらないことで笑ってる。
「さっちゃん!良かった、友達一人もいなかったどうしようって思ってたところだったの」
「何言ってるの!何とかなるって、ガッハッハッ」
「シー、静かに!ちょっと笑い声が大きいよ、目立っちゃてるよ!もぉ。でもさっちゃんの笑い声聞いて緊張とけた!ガッハッハッって今どきいないよ?でもそこが面白いから好きー!」
「そんなに褒めないでよ。照れるじゃん⸝⸝⸝⸝その笑顔を見てしまったら、ガッハッハッを貫くしかない。」
なにやら決心を決めた咲月
「そうだ、みこ。あの人とクラス一緒だね」
ニヤニヤしながら言うさっちゃん
「あの人?誰のこと?」
「もぉ、みこったら。あの人って言ったらそんなの宙に決まってるじゃん!」
「ちょ、ちょっと何言ってるのかな、ダメだよここで言ったら。内緒なんだから!」
「はいはい、ごめんて。耳まで真っ赤になってるよ。まぁ挨拶くらいできるに仲にならないとね!」
そう言って、イタズラな笑顔でこちらに視線を向けてくるさっちゃん。
「もう!」
チャイムの時間が迫り、周りの子が席につき始めた頃。彼は入ってきた。
宙くんだ。いつ見ても輝いてる。どうしよう、嬉しすぎる。これからは毎日好きな人を見られると思うと学校に行くのが幸せすぎて、こんなに幸せでいいのかな。
始業式やクラスでの自己紹介が終わり、帰りの時間になった。
宙くんにまた明日って言いたい。けど知らない子に話しかけられたら怖いかな? などと悩んでいると。
「みこ、何考え込んでるの?帰ろー!」
さっちゃんに話しかけられた
「あ、うん帰ろ!」
「さては宙のこと考えてたんでしょ?」
「え!そ、そんなことはないよ!」
「誤魔化すの下手か!それで何をそんなに考えてたのさ、ほらほらお姉さんに教えてみなさい。」
「実は、宙くんにまた明日って言いたいんだけど知らない人から話しかけられたら宙くんも怖いかなって思って」
「あぁ、そーゆう事ね。じゃいっちょいってみるか」
「え、ちょ、どうしたの?ちょっとまって」
そう言って私の手を引っ張り歩いていくさっちゃん。
いつの間にか宙くんの前まで来ていた。
「宙!久しぶり、覚えてる?覚えてなかったら地に埋める」
「咲月だろ?覚えてるよ。久しぶり話しかけてきて地に埋めるって相変わらず変わってないな。」
そう言いながら笑う彼。
そうなのだ、さっちゃんは宙くんと一緒の中学。スポーツが好きなさっちゃんは宙くんとは結構仲がいいらしい。でも女子の目が面倒だから学校では極力喋らないようにしているんだとか。この話はさっちゃんに宙くんの事が好きだと打ち上けた時に内緒で教えてもらった。最初は鈴木くんと呼んでいた私だけど、彼女が宙と呼ぶのでいつの間にか私も宙くんと呼ぶようになっていた。
「お!相変わらずなのはそっちもじゃん。キラキラオーラが出過ぎて頭が痛いよ、ニッヒヒ」
さっちゃんかっこいい。宙くんと普通に喋ってるよ。しかもこんなに近くで宙くんの喋ってる声聞いたことないよ、やばいよぉ。
「でちゃってた?って出てるわけないじゃんか!それよりいつも人前で話しかけてくるなって言ってくるくせに、話しかけてくるなんてなにか用事でもあるの?」
「そうそう、この子私の友達。私の友達ってことは宙の友達とも言えるじゃん?じゃあさ仲良くしなきゃってことに結びつくわけ!わかる?!」
そう言ってみこの背中を押し紹介しする咲月。
みこの頭の中は現在頭パニック中だ。
さっちゃん待ってよ~!喋りたいとは言ったけど心の準備がぁ!!!
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