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一章
第2話
しおりを挟む宙くんの目線が私にうつった。
「初めてまして、だよね?」
え、え?今話しかけられてる?どうしよ、何も話せないよぉ~!
そんなふうに困っていると、、
「ごめんね、急に話せとか言われたら困るよね?」
「全然!全然困りません!むしろ話したいです!」
やっちゃた!勢い余って話したいとか言っちゃった。恥ずかしい、恥ずかしすぎる。
耳まで真っ赤にするみこ。
すると前から笑い声が聞こえてくる。
宙だ。笑っている宙を見てぽかんとしているみこ。
「ごめんごめん、笑っちゃダメだね。すごく元気だったから思わず、それに耳!耳まで真っ赤になってるよ。」
そう言ってまた笑い出す宙くん
「え、恥ずかしい」
もっと赤くなるみこ。
「ちょっと宙そんくらいでやめといてよね、みこはピュアなんだから!」
「分かってる。ほんとにごめんね、みこって言うの?よろしくね。俺の名前分かる?そーら!宙って呼んで」
「あの!私、神崎みこデフ!」
フ?やっちゃたよ~、、、
「あっはは、デフ?よろしくねみこちゃん。じゃまた明日」
「はい!また明日!」
いえたぁ~~!!!!!
「さっちゃんみた!私喋れた!まだ心臓バクバクだよぉ~!」
「良かったじゃん!これなら付き合う未来も?なんちゃって。ガッハッハッ」
「もぉ~!」
バシッ
照れながら咲月の背中を叩くみこ。ちなみにこういう時に叩く力は強くその上ものすごく痛い。ご愁傷さまです咲月。笑
家に帰ってきたみこ。
やばいまだ心臓がドクドクいってる。夢かな?
頬をつまむ。
イタッ!
夢じゃない!凡人Aの私が喋っちゃったよ、しかも私に向けられた視線。明日も挨拶くらいはできるかな?前までは見れるだけでも良かったのに、どんどん欲が湧いてきちゃう。今日の今で、毎日挨拶したいって思っちゃうなんて。私悪い子?でも思っちゃうよ~~!
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そうしてこの日みこは寝るまでずっと宙のことを考えいました。ちなみにこの日、寝れない~と嘆いていたのにベットに入った瞬間ぐっすり寝むりにつくみこであった。
見て頂きありがとうございました!
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