ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女(♀︎)だった!?

雨夜☆ドリー

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〜第三章〜

遭遇!【三】

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 自らを魔人ヴァンデルと言い放つ、その禍々しい人物はこう続ける。

 「魔人ヴァンデルとは魔獣モンスターを使役し、魔族の頂点に君臨する崇高な、高貴なる存在ですよ」
 「魔人ヴァンデルの中にも上位下位は存在し、左腕にある、この真紅の宝玉の多い方が上位です」

 そう言いながら魔人ヴァンデルは左腕にある真紅の宝玉を四人に見せつける。

 「四つ………」
 スズが呟く。

 「四つって上から何番目なの?」
 サクラが魔人ヴァンデルに問う。
 「そうですねぇ~、上から四番目と言ったところですかね。私もまだまだです。現在の最上位は七つなんで…」
 「そっかー、まだまだ修行中なんだね魔人ヴァンデルさん」
 「人間ヒューマンから見て悪さをすると宝玉が増えるのかなぁ?」
 「そうです、そうです。なかなか賢いお嬢さんだ」

 魔人ヴァンデルに褒められ照れるスズ。

 「なんで、二人とも、こんなに慣れ合ってるの?」
 「知るか!」
 カヴァルの問いにブッフォンも二人がこんなに慣れ合ってるかわからなかった。

 「なるほどねー、それでこの有様なんだね」
 「まぁ、そんなところです。まぁ、この人達が一目散に逃げれば死なずに済んだんですけどね。刃向かってきたので…つい………ね」
 「それで魔人ヴァンデルさん、この後どうする?私達と闘う?」
 

 暫く目を瞑り考えた魔人ヴァンデルは……
 「そうですねぇ、正直な気持ち………興醒めしてしまったので帰りたいですねー」
 「え?帰るのか!」
 「ブッフォンッ!」
 
 ブッフォンの言動と、それを遮るカヴァルを見てニヤリと笑う魔人ヴァンデル

 「ですが、気持ちが変わりました。やはり魔人ヴァンデルと冒険者、闘わず何とする!……ですよね?」

 「ブッフォン!お前のせいだぞ!」
 「すまん……」
 「まぁ、ブッフォンさんのせいじゃないですよ、こうなると思ってましたから」
 「どんまい!ブッフォンくん」

 「さぁ、殺りましょう!皆さん!」
 「あっ!そうそう、大事なことを二つ言い忘れてました」

 「なんだ?」

 「一つ目は私の可愛い眷属、凶獣マダゴランが城塞都市ザルホザーツの殲滅に向かっています。まぁ、皆さんには関係の無い話ですが……」

 「なんだとーッ!」
 「こいつ!」

 「こいつとか初対面の魔人ヴァンデルに失礼ですよ。なので二つ目のお話を………」
 「私の名前はマクマフィ·オセと申します」
 「まぁ、死にゆく皆さんには関係の無い話ですが………ね」

 マクマフィ·オセはそう言うと指を鳴らしブラジルールに四人を襲わせる。

 「ブッフォン耐えろ!サクラちゃん落ち着いて的確にブラジルール各個撃破。スズさんは距離を取りつつ皆のHP気にしながら随時回復!」
 カヴァルの指示に三人が迅速に行動に移す。



 一方、様子を見に来たレインは木の上に身を隠しながら、様子を見ていた。

 (アイツ強いわ……)

 そんな時、レインにマーチンさんから念話が入る。
 「状況はどうだい?」
 「ブラジルールが10体いるけど四人の敵じゃないわ……ただ……」
 「ただ?」
 「ヤバイやつが一人いるわ」
 「一人?人か?」
 「う~ん、ここからだと、よくわからないけど人間ぽぃけど人間じゃないわね」

 「そっか、まぁ、現場はレインくんの判断に任せる。その人型に四人が苦戦するようなら手を貸してあげてくれたまえ」
 「わかったわ!」


 念話を済ませたマーチンさんに僕は手網を持ちながら振り向いて
 「レイン、なんて言ってました?」
 「うむ。パーティーパーティー!楽しそう!と」
 「絶対にそんな事言ってませんよね!」

 ははは、と笑い読書に戻るマーチンさんだった……。
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