36 / 62
〜第三章〜
遭遇!【三】
しおりを挟む
自らを魔人と言い放つ、その禍々しい人物はこう続ける。
「魔人とは魔獣を使役し、魔族の頂点に君臨する崇高な、高貴なる存在ですよ」
「魔人の中にも上位下位は存在し、左腕にある、この真紅の宝玉の多い方が上位です」
そう言いながら魔人は左腕にある真紅の宝玉を四人に見せつける。
「四つ………」
スズが呟く。
「四つって上から何番目なの?」
サクラが魔人に問う。
「そうですねぇ~、上から四番目と言ったところですかね。私もまだまだです。現在の最上位は七つなんで…」
「そっかー、まだまだ修行中なんだね魔人さん」
「人間から見て悪さをすると宝玉が増えるのかなぁ?」
「そうです、そうです。なかなか賢いお嬢さんだ」
魔人に褒められ照れるスズ。
「なんで、二人とも、こんなに慣れ合ってるの?」
「知るか!」
カヴァルの問いにブッフォンも二人がこんなに慣れ合ってるかわからなかった。
「なるほどねー、それでこの有様なんだね」
「まぁ、そんなところです。まぁ、この人達が一目散に逃げれば死なずに済んだんですけどね。刃向かってきたので…つい………ね」
「それで魔人さん、この後どうする?私達と闘う?」
暫く目を瞑り考えた魔人は……
「そうですねぇ、正直な気持ち………興醒めしてしまったので帰りたいですねー」
「え?帰るのか!」
「ブッフォンッ!」
ブッフォンの言動と、それを遮るカヴァルを見てニヤリと笑う魔人。
「ですが、気持ちが変わりました。やはり魔人と冒険者、闘わず何とする!……ですよね?」
「ブッフォン!お前のせいだぞ!」
「すまん……」
「まぁ、ブッフォンさんのせいじゃないですよ、こうなると思ってましたから」
「どんまい!ブッフォンくん」
「さぁ、殺りましょう!皆さん!」
「あっ!そうそう、大事なことを二つ言い忘れてました」
「なんだ?」
「一つ目は私の可愛い眷属、凶獣マダゴランが城塞都市ザルホザーツの殲滅に向かっています。まぁ、皆さんには関係の無い話ですが……」
「なんだとーッ!」
「こいつ!」
「こいつとか初対面の魔人に失礼ですよ。なので二つ目のお話を………」
「私の名前はマクマフィ·オセと申します」
「まぁ、死にゆく皆さんには関係の無い話ですが………ね」
マクマフィ·オセはそう言うと指を鳴らしブラジルールに四人を襲わせる。
「ブッフォン耐えろ!サクラちゃん落ち着いて的確にブラジルール各個撃破。スズさんは距離を取りつつ皆のHP気にしながら随時回復!」
カヴァルの指示に三人が迅速に行動に移す。
一方、様子を見に来たレインは木の上に身を隠しながら、様子を見ていた。
(アイツ強いわ……)
そんな時、レインにマーチンさんから念話が入る。
「状況はどうだい?」
「ブラジルールが10体いるけど四人の敵じゃないわ……ただ……」
「ただ?」
「ヤバイやつが一人いるわ」
「一人?人か?」
「う~ん、ここからだと、よくわからないけど人間ぽぃけど人間じゃないわね」
「そっか、まぁ、現場はレインくんの判断に任せる。その人型に四人が苦戦するようなら手を貸してあげてくれたまえ」
「わかったわ!」
念話を済ませたマーチンさんに僕は手網を持ちながら振り向いて
「レイン、なんて言ってました?」
「うむ。パーティーパーティー!楽しそう!と」
「絶対にそんな事言ってませんよね!」
ははは、と笑い読書に戻るマーチンさんだった……。
「魔人とは魔獣を使役し、魔族の頂点に君臨する崇高な、高貴なる存在ですよ」
「魔人の中にも上位下位は存在し、左腕にある、この真紅の宝玉の多い方が上位です」
そう言いながら魔人は左腕にある真紅の宝玉を四人に見せつける。
「四つ………」
スズが呟く。
「四つって上から何番目なの?」
サクラが魔人に問う。
「そうですねぇ~、上から四番目と言ったところですかね。私もまだまだです。現在の最上位は七つなんで…」
「そっかー、まだまだ修行中なんだね魔人さん」
「人間から見て悪さをすると宝玉が増えるのかなぁ?」
「そうです、そうです。なかなか賢いお嬢さんだ」
魔人に褒められ照れるスズ。
「なんで、二人とも、こんなに慣れ合ってるの?」
「知るか!」
カヴァルの問いにブッフォンも二人がこんなに慣れ合ってるかわからなかった。
「なるほどねー、それでこの有様なんだね」
「まぁ、そんなところです。まぁ、この人達が一目散に逃げれば死なずに済んだんですけどね。刃向かってきたので…つい………ね」
「それで魔人さん、この後どうする?私達と闘う?」
暫く目を瞑り考えた魔人は……
「そうですねぇ、正直な気持ち………興醒めしてしまったので帰りたいですねー」
「え?帰るのか!」
「ブッフォンッ!」
ブッフォンの言動と、それを遮るカヴァルを見てニヤリと笑う魔人。
「ですが、気持ちが変わりました。やはり魔人と冒険者、闘わず何とする!……ですよね?」
「ブッフォン!お前のせいだぞ!」
「すまん……」
「まぁ、ブッフォンさんのせいじゃないですよ、こうなると思ってましたから」
「どんまい!ブッフォンくん」
「さぁ、殺りましょう!皆さん!」
「あっ!そうそう、大事なことを二つ言い忘れてました」
「なんだ?」
「一つ目は私の可愛い眷属、凶獣マダゴランが城塞都市ザルホザーツの殲滅に向かっています。まぁ、皆さんには関係の無い話ですが……」
「なんだとーッ!」
「こいつ!」
「こいつとか初対面の魔人に失礼ですよ。なので二つ目のお話を………」
「私の名前はマクマフィ·オセと申します」
「まぁ、死にゆく皆さんには関係の無い話ですが………ね」
マクマフィ·オセはそう言うと指を鳴らしブラジルールに四人を襲わせる。
「ブッフォン耐えろ!サクラちゃん落ち着いて的確にブラジルール各個撃破。スズさんは距離を取りつつ皆のHP気にしながら随時回復!」
カヴァルの指示に三人が迅速に行動に移す。
一方、様子を見に来たレインは木の上に身を隠しながら、様子を見ていた。
(アイツ強いわ……)
そんな時、レインにマーチンさんから念話が入る。
「状況はどうだい?」
「ブラジルールが10体いるけど四人の敵じゃないわ……ただ……」
「ただ?」
「ヤバイやつが一人いるわ」
「一人?人か?」
「う~ん、ここからだと、よくわからないけど人間ぽぃけど人間じゃないわね」
「そっか、まぁ、現場はレインくんの判断に任せる。その人型に四人が苦戦するようなら手を貸してあげてくれたまえ」
「わかったわ!」
念話を済ませたマーチンさんに僕は手網を持ちながら振り向いて
「レイン、なんて言ってました?」
「うむ。パーティーパーティー!楽しそう!と」
「絶対にそんな事言ってませんよね!」
ははは、と笑い読書に戻るマーチンさんだった……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる