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〜第三章〜
迎撃戦~城塞都市ザルホザーツ~【一】
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僕とレインは全速力で城塞都市ザルホザーツ目指して走っていた。
マーチンさんの作戦はこうだ……。
まず、動ける僕らが城塞都市ザルホザーツに先行し凶獣マダゴランが何処まで進軍してるかの把握。そして二人で迎撃。
マーチンさん達、馬車組は城塞都市ザルホザーツの防衛。マーチンさんを除く四人は回復に出来る限り務め、最悪の場合マーチンさんのみで防衛に当たらなければならないと言う。僕らの迎撃との兼ね合いでは、かなりギリギリの作戦だ。
僕は走りながらレインに問う。
「なぁ、凶獣マダゴラン…強さ的には、レインが闘った魔人とどっちかな?」
「そりゃ、魔人よりかは弱いでしょ、まぁ、魔人も大した事無かったけどさ」
「………そっか」
通常、Aランクギルドが合同で作戦に当たらければならない高難易度作戦……果たして僕ら二人で倒せるのか、僕には自分の強さに半信半疑だった。
「見えたわ!」
森の中の街道を抜けると目の前に立派な外壁に囲まれた街、城塞都市ザルホザーツが目に飛び込んできた。
王都グラン·カルロリムに劣らない大きさを誇っていたが、その街はとても異質だった……。
外壁には無数の砲台が並んでいる。
城壁の門をくぐる。
「マダゴランが攻めてくるのにずいぶん呑気ね」
たしかに、レインが言うように城塞都市ザルホザーツは見た感じ厳戒態勢な感じは一切しない。
「とりあえず、ギルド支部に向かおう」
「そうね…」
僕らは活気に満ちる市街地を歩きギルド支部へ向かう。
ギルド支部の窓口で王都グラン·カルロリムの冒険者である事と、依頼の内容。それに、道すがらで得た凶獣マダゴランが城塞都市ザルホザーツへの侵攻の情報を簡潔に伝える。
すると、ギルド支部の窓口嬢は慌てて奥に引っ込んだ。
暫くしてギルド支部長と名乗る人物が、
「どうぞ、こちらの部屋に」
と、僕らを招き入れる。
部屋に入り席に着くと、ギルド支部長が口を開く。
「早速詳しい話を聞きたいのですが……あぁ、すみません、申し遅れました。私は城塞都市ザルホザーツのギルド支部長ヘンドリック·ラッセンと申します」
「僕は王都グラン·カルロリムのギルド、《大鴉の尻尾》のサブマスター、リョウマです」
「同じく《大鴉の尻尾》サブマスター、レインです」
お互い挨拶を済ませる。
「して、もう一つのギルド様は……?」
「いません」
「え?…………なら他のギルドメンバーの方々は?」
「………後から来ます。………………ですが、ギルドマスター以外は現在負傷中です」
「………な、なんと」
「たぶん、そちらの作戦を今から考えて行動に移している暇と時間はないので、こちらの作戦を伝えるわ」
顔を歪ませ、どうしたもんかと考えているギルド支部長ヘンドリック·ラッセンにレインが畳み掛ける。
「城塞都市ザルホザーツに迫って来ている凶獣マダゴランは私たち二人で殲滅します。また後続のギルドマスター、マーチンが到着したら、一緒に城塞都市ザルホザーツの防衛にあたってください。たぶん凶獣マダゴランの周りには魔獣が張り付いてるはずなので……」
「わかりました……しかし、本当にお二人で凶獣マダゴランを打ち取れるのですか?疑っている訳ではないのですか……信じられる根拠が欲しいのです」
たしかにギルド支部長ヘンドリック·ラッセンの言うことも最もだ……。ギルドランクBしか満たないギルド単体で、更には二人だけで凶獣マダゴランを相手にしなければならないのだから……まともな常人なら受け入れ難い作戦だ。
何か、納得出来る材料はないか?………僕は頭をフル回転して、何か良い案はないか考えた。
そして見つけた………。この世界で過去に起きた事を確実に相手に伝え納得出来る方法を………。
マーチンさんの作戦はこうだ……。
まず、動ける僕らが城塞都市ザルホザーツに先行し凶獣マダゴランが何処まで進軍してるかの把握。そして二人で迎撃。
マーチンさん達、馬車組は城塞都市ザルホザーツの防衛。マーチンさんを除く四人は回復に出来る限り務め、最悪の場合マーチンさんのみで防衛に当たらなければならないと言う。僕らの迎撃との兼ね合いでは、かなりギリギリの作戦だ。
僕は走りながらレインに問う。
「なぁ、凶獣マダゴラン…強さ的には、レインが闘った魔人とどっちかな?」
「そりゃ、魔人よりかは弱いでしょ、まぁ、魔人も大した事無かったけどさ」
「………そっか」
通常、Aランクギルドが合同で作戦に当たらければならない高難易度作戦……果たして僕ら二人で倒せるのか、僕には自分の強さに半信半疑だった。
「見えたわ!」
森の中の街道を抜けると目の前に立派な外壁に囲まれた街、城塞都市ザルホザーツが目に飛び込んできた。
王都グラン·カルロリムに劣らない大きさを誇っていたが、その街はとても異質だった……。
外壁には無数の砲台が並んでいる。
城壁の門をくぐる。
「マダゴランが攻めてくるのにずいぶん呑気ね」
たしかに、レインが言うように城塞都市ザルホザーツは見た感じ厳戒態勢な感じは一切しない。
「とりあえず、ギルド支部に向かおう」
「そうね…」
僕らは活気に満ちる市街地を歩きギルド支部へ向かう。
ギルド支部の窓口で王都グラン·カルロリムの冒険者である事と、依頼の内容。それに、道すがらで得た凶獣マダゴランが城塞都市ザルホザーツへの侵攻の情報を簡潔に伝える。
すると、ギルド支部の窓口嬢は慌てて奥に引っ込んだ。
暫くしてギルド支部長と名乗る人物が、
「どうぞ、こちらの部屋に」
と、僕らを招き入れる。
部屋に入り席に着くと、ギルド支部長が口を開く。
「早速詳しい話を聞きたいのですが……あぁ、すみません、申し遅れました。私は城塞都市ザルホザーツのギルド支部長ヘンドリック·ラッセンと申します」
「僕は王都グラン·カルロリムのギルド、《大鴉の尻尾》のサブマスター、リョウマです」
「同じく《大鴉の尻尾》サブマスター、レインです」
お互い挨拶を済ませる。
「して、もう一つのギルド様は……?」
「いません」
「え?…………なら他のギルドメンバーの方々は?」
「………後から来ます。………………ですが、ギルドマスター以外は現在負傷中です」
「………な、なんと」
「たぶん、そちらの作戦を今から考えて行動に移している暇と時間はないので、こちらの作戦を伝えるわ」
顔を歪ませ、どうしたもんかと考えているギルド支部長ヘンドリック·ラッセンにレインが畳み掛ける。
「城塞都市ザルホザーツに迫って来ている凶獣マダゴランは私たち二人で殲滅します。また後続のギルドマスター、マーチンが到着したら、一緒に城塞都市ザルホザーツの防衛にあたってください。たぶん凶獣マダゴランの周りには魔獣が張り付いてるはずなので……」
「わかりました……しかし、本当にお二人で凶獣マダゴランを打ち取れるのですか?疑っている訳ではないのですか……信じられる根拠が欲しいのです」
たしかにギルド支部長ヘンドリック·ラッセンの言うことも最もだ……。ギルドランクBしか満たないギルド単体で、更には二人だけで凶獣マダゴランを相手にしなければならないのだから……まともな常人なら受け入れ難い作戦だ。
何か、納得出来る材料はないか?………僕は頭をフル回転して、何か良い案はないか考えた。
そして見つけた………。この世界で過去に起きた事を確実に相手に伝え納得出来る方法を………。
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