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~第四章~
昇格!【三】
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僕らが網膜鑑定を済ませた翌日。
今日からいつもの生活に戻っている《大鴉の尻尾》ギルドホーム。
朝からリビングでマーチンさんは新聞を読み、サクラ、スズは厨房で朝食の準備をし、レインは朝練に行き、僕とカヴァル、ブッフォンで今日の予定を組んでいる……そんないつもの日常が戻っていた。
「ご飯もう少しで出来るからねー!」
「いつも、すまんな」
「好きでやってるだけだからー」
そんなやり取りをサクラ、スズ、マーチンさんでしていると。
「ただいまぁー!みんなぁー!お客さんだよ」
と、レインが朝練から帰ってきた。
レインに入って!入って!と背中を押されアニマさんが現れた。
「おはようございます。朝早くから失礼致します」
「あぁ、アニマくんか。おはよう」
「ギルド職員さんって朝早いっすね」
「朝早いと言うか夜勤明けでして……」
夜勤と聞き、ギルドメンバー全員で思わずお疲れ様です!と声を揃えていた。
良い香りがする朝食を手にサクラとスズが手際よくテーブルに並べる。
「アニマさんも食べてって」
「サクラ様ありがとうございます」
ギルドメンバーとアニマさんが席につき皆で食卓を囲む。
「………して用事があったのではないか?アニマくん」
スープを掬いながらアニマさんに問うマーチンさん。
「あ!はい、そうなんです。昨日凶獣マダゴラン討伐の報酬額についてお話しましたよね?」
「うむ。確か………一億四千万ラピスだったな?」
「はい。それが……実は上と話し合った結果……」
「ちょっと待って!まさか無報酬とか?」
昨日の網膜鑑定の件で無報酬に敏感なレインが慌ててアニマさんに食いついた。
「いえいえ、その逆です。凶獣マダゴランが三体もいたので単純に報酬三倍になります」
「え?」
一億四千万ラピスの三倍………四億二千万ラピス。
「そ、そんなに貰って良いの………?」
「えぇ」
「お金持ちだぁー!」
「えーっと、四億二千万ラピスだと…一人当たり……」
「こら、レインさん計算は止めなさい!」
隣で計算に入るレインを止める僕。
「でも、本当にいいのか?」
「はい、決定事項なんで」
「そっか。なら有難く頂いておこう」
「では、後程お支払いしますね。あー!でも本題はこれじゃないですよ」
「え?まだ何かあるのか?」
ブッフォンがパンを手に持ちアニマさんに聞いた。
「えぇ、実は城塞都市ザルホザーツの支部長の手紙にギルド《大鴉の尻尾》のギルドランク二階級特進の相談が書いてあったのですが……」
「二階級特進!」
アニマさんはカヴァルの反応をみて笑顔を見せつつも話を続けた。
「ですが、二階級特進など前例がないのでギルド協会会長の一存では決められないとの事なので上は更に上に判断を仰ぐみたいです」
「ちょっと待ってくれ。ギルド協会会長より上とは?」
「はい。カルロリム陛下です。この件につきましては陛下のご判断を仰ぐ事になりました」
カルロリム十二世陛下……これまたゲーム時代ではゲームのゲーム名にもなっているエターナル王国の王様。グラン·カルロリムを王都とし、王都の名前についているぐらいの大物だ。
まぁ、ゲーム時代でも魔人同様フレーバーテキストでしかなかった。
そんな大物の判断を仰ぐ事案になっているとは……。
「つきましては……来週の昼頃にお城に来てください。勿論ギルドメンバー全員で」
「なんか凄いことになってきたな」
「正装か?正装だよな?」
「王様キター!」
浮き足立つ面々を他所目にマーチンさんは渋い顔をしていた事にはギルドメンバー全員気づいてはいなかった。
今日からいつもの生活に戻っている《大鴉の尻尾》ギルドホーム。
朝からリビングでマーチンさんは新聞を読み、サクラ、スズは厨房で朝食の準備をし、レインは朝練に行き、僕とカヴァル、ブッフォンで今日の予定を組んでいる……そんないつもの日常が戻っていた。
「ご飯もう少しで出来るからねー!」
「いつも、すまんな」
「好きでやってるだけだからー」
そんなやり取りをサクラ、スズ、マーチンさんでしていると。
「ただいまぁー!みんなぁー!お客さんだよ」
と、レインが朝練から帰ってきた。
レインに入って!入って!と背中を押されアニマさんが現れた。
「おはようございます。朝早くから失礼致します」
「あぁ、アニマくんか。おはよう」
「ギルド職員さんって朝早いっすね」
「朝早いと言うか夜勤明けでして……」
夜勤と聞き、ギルドメンバー全員で思わずお疲れ様です!と声を揃えていた。
良い香りがする朝食を手にサクラとスズが手際よくテーブルに並べる。
「アニマさんも食べてって」
「サクラ様ありがとうございます」
ギルドメンバーとアニマさんが席につき皆で食卓を囲む。
「………して用事があったのではないか?アニマくん」
スープを掬いながらアニマさんに問うマーチンさん。
「あ!はい、そうなんです。昨日凶獣マダゴラン討伐の報酬額についてお話しましたよね?」
「うむ。確か………一億四千万ラピスだったな?」
「はい。それが……実は上と話し合った結果……」
「ちょっと待って!まさか無報酬とか?」
昨日の網膜鑑定の件で無報酬に敏感なレインが慌ててアニマさんに食いついた。
「いえいえ、その逆です。凶獣マダゴランが三体もいたので単純に報酬三倍になります」
「え?」
一億四千万ラピスの三倍………四億二千万ラピス。
「そ、そんなに貰って良いの………?」
「えぇ」
「お金持ちだぁー!」
「えーっと、四億二千万ラピスだと…一人当たり……」
「こら、レインさん計算は止めなさい!」
隣で計算に入るレインを止める僕。
「でも、本当にいいのか?」
「はい、決定事項なんで」
「そっか。なら有難く頂いておこう」
「では、後程お支払いしますね。あー!でも本題はこれじゃないですよ」
「え?まだ何かあるのか?」
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「えぇ、実は城塞都市ザルホザーツの支部長の手紙にギルド《大鴉の尻尾》のギルドランク二階級特進の相談が書いてあったのですが……」
「二階級特進!」
アニマさんはカヴァルの反応をみて笑顔を見せつつも話を続けた。
「ですが、二階級特進など前例がないのでギルド協会会長の一存では決められないとの事なので上は更に上に判断を仰ぐみたいです」
「ちょっと待ってくれ。ギルド協会会長より上とは?」
「はい。カルロリム陛下です。この件につきましては陛下のご判断を仰ぐ事になりました」
カルロリム十二世陛下……これまたゲーム時代ではゲームのゲーム名にもなっているエターナル王国の王様。グラン·カルロリムを王都とし、王都の名前についているぐらいの大物だ。
まぁ、ゲーム時代でも魔人同様フレーバーテキストでしかなかった。
そんな大物の判断を仰ぐ事案になっているとは……。
「つきましては……来週の昼頃にお城に来てください。勿論ギルドメンバー全員で」
「なんか凄いことになってきたな」
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「王様キター!」
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