ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女(♀︎)だった!?

雨夜☆ドリー

文字の大きさ
62 / 62
〜第五章〜

冒険者ルーファス!【三】

しおりを挟む
 ギルド本店でルーファスの冒険者登録と《大鴉の尻尾レイヴンテイル》の加入手続きを済ませマーチンさんにとりあえず念話で連絡する。

 「もしもし……マーチンさん、一応登録などは今済ませました」
 「お、リョウマくんか。そうか、ご苦労さま。それでレインくんから聞いたんだが君たちは師弟関係を結んだそうだな?」
 「あー……はい。なんか成り行きで」
 「そうか、そうか。その師弟関係についてアニマくんから面白い情報を仕入れてな。ぜひ君たちに試して貰いたい事があるんだ」
 「はぁ、なんですか?」
 「あれだよ!アレ!EI時代にもあったろう?師弟関係が」
 「えー!アレ使えるんですか?」
 「うむ。みたいだな。しかもEI時代の時はある程度のレベルに達したら解除とかだったよな?しかしこの世界にはレベル概念がないので、師匠、弟子の相互の許可がない限り解除とはならないらしい。あ!でもな。師弟関係の恩恵などもEI時代とは違うらしいので、ぜひその辺をリョウマくんたちに試してもらいたいのだよ」

 「あー、分かりました。でもルーファス次第ですね。彼が拒否した時には……試せませんけど……」
 「あぁ、それは勿論わかっている。じゃあ、上手くやってくれ。ではな」
 そう言うと一方的に念話を切るマーチンさん。

 (………さて、まぁルーファスが拒否するとは思わないけど、ちゃんと話してみるか……)


 ルーファスはギルド職員からクエストの受注の仕方、報酬の受け取り方や、冒険者に必要なレクチャーを受け、僕の元に戻って来た。

 「お待たせしました師匠」
 「どうだった?少しは冒険者になった実感は湧いてきたかな?」
 「いや、全然です!」
 僕は笑いながら…。
 「そっか、まぁそうだよね?」
 「それで、ルーファス、君にちょっと確認しておきたい事があるんだ?」
 僕の問に、ふと顔が強ばるルーファス。
 「ルーファスは僕の事を師匠と呼ぶけども、口約束の師匠、弟子ではなく、良かったら僕と正式に師弟にならないかい?」
 「はい!お願いします……で?その正式な師弟関係と口約束の師弟関係では何か違う事があるんですか?」
 「うーん、僕もねギルドマスターのマーチンさんから聞いた情報だから詳しくは分からないのだけれども……たぶん何かしらのメリットはあるんじゃないかな?」
 「そうなんですね!」
 「とりあえずギルド職員に聞いてみようか?」
 「はい!」
 僕は窓口に向かう。その後に付いてくるルーファス。

 「すみません、ちょっと聞きたい事があるんですけど、この子と師弟関係を結びたいんですけど、どーすればいいのかと、メリットなどを教えてもらいたいんですが?」
 「はい、ではこちらの用紙に師匠になる方とお弟子さんになる方のお名前を記入して下さい」
 (え?そんな感じなの?)
 と思いつつも僕とルーファスは用紙に記入する。
 「はい、これで師弟関係の手続きは終わりです。それと解消される場合もギルド本店、支店での申請が必要になりますのでご注意ください」
 「あ、はい………それで師弟関係のメリットとかは…………?」
 「…………あ!そうでしたね、申し訳ありません。えーとですね……」
 そう言うと書類の束を捲るギルド職員。
 「あ!あった。えーと、お弟子さんはお師匠さんの十分の一のステータスアップと経験値もお師匠さんの十分の一増えますね。それで、お師匠さんはお弟子さんの二分の一の経験値アップとなります」
 「………へぇー、ありがとうごさいます」
 「ありがとうごさいます!失礼します」
 ギルド職員に礼をいい僕らは窓口から離れる。

 (師匠のステータス十分の一………これってかなりやばいんじゃ?)

 「師匠………なんか、すみません。弟子の僕の方がメリットありすぎなような………」
 「そんなことは無いさ、ルーファスが得た経験値二分の一も十分にメリットだよ」
 「………それよりもルーファス、クエストに行くぞ。それで街から出たらステータスを確認してくれ」
 キョトンとして僕を見つめるルーファス。
 「街を出た後にですか?」
 「うん。今はダメだ。じゃあ適当に討伐クエストでも受けるか」
 「はいっ!」
 僕とルーファスはクエスト掲示板へ向かったのだった………。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』

宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。 「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」 20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。 一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。 毎日19時更新予定。

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...