乙女ゲーのガヤポジションに転生したからには、慎ましく平穏に暮らしたい

茶坊ピエロ

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四章

夏期休業の始まりと、災厄との会合

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「あー、本日を持って一学期の教育課程を修了する。明日から長期休暇が始まるわけだが、くれぐれもハメを外さないように。私からは以上だ。それでは解散!」

 シャルル学園長の教礼の下、今学期が修了した。
 文化祭やそう言ったイベントは二学期以降だから、本来であればそこまで濃い学園生活は送らないはずなのだが・・・

「疲れたー!まだ入学して三ヶ月しか経ってないのに、何年も在籍してた気分だ」

「実際この三ヶ月は色々なことがあったもんね。リアスくん、お疲れ!」

「おう、ミラ」

 俺はミラの頭を撫でる。
 ミラも気持ちよさそうにされるがままにされている。
 髪がふわふわだ。

「それにしても、わざわざあの一言を言うためだけに学年全員を集めることもないでしょうに」

「そりゃ、一応体裁ってもんがあるんだろ?なにせ前の学園長が信徒じゃなくなったことで、強制的に辞めさせられたんだからなー。俺達だって、そこまで信仰ないのにな」

「おいおい、聖人の前でそんなこと言うなよ」

「それを言うなら聖女の前でもよ」

 グレイとグレシア、この二人とも出会ってから三ヶ月しか経ってないのに、かなり長い時間いた気分だ。
 まぁゲームでの時間も合わせたらかなりの時間過ごしてるんだが。

「でもお前ら教国どころか、国にも正式に聖人聖女だと声明してないじゃん。実質、信仰ないみたいなとこあるだろ?」

「実際本当にないけどね。リリィだってないんだからしょうがないでしょ?」

「あれは俺となんだから」

「そうだったなー。たしかニホンには神自体を信仰する文化は薄いんだっけ?」

 まぁ神を信仰しない文化は、過去の一部の日本人達の過ちの所為なんだけどな。
 もうそれはこの世界に転生した時点で関係の無い話だが。

「そういうことだ。まぁここでは誰に聞かれてるかわからないし、表だっては何も言えないけどな」

「へぇへぇー」

「リアスくん、どうやらジノアが来てるみたいだよ」

「よく見えるなミラ」

 ここから校門まで結構距離あるんだけどなぁ。
 人影は見えるけど、今日は終業式だから人がいてもおかしくないし。

「なんか余計なのもいるみたいだよ」

「余計なの?」

「兄貴達歩くの早過ぎ!」

 そういやアルナとプラムを置いてけぼりにしちまったな。
 なお、リリィやグランベルは頭数には入れてないから置いてきた。 
 こっちはわざとだ。

「わりぃな」

「はぁはぁ・・・アルナのお兄様・・・もう少し私達のことを労ってくれても良いのですよ?」

「あー、うん。そうだな」

「これは労る気は更々ないときの反応ですわ!このクソ兄貴!!」

「まぁまぁ落ち着けって。向こうに皇子がいるんだ。変な風に思われるぞ?」

「先日の一件で、学園の生徒で皇族の子息達を慕う人間はいなくなりましたわよ?」

 そりゃ最初の決闘で生徒を危険な目に遭わせた上に、再戦で俺達にボコボコにされた皇子に人気が出るのかと言われたら、まぁ無理だな。
 アルバートの奴もやらかしたもんだ。
 逆にグレシアの人気はうなぎ登りしてるらしい。

「イルシア先輩達にあいさつしたいから取りあえず皇子は放置しとくか」

「誰を放置するって?」

「うぉ、ジノアいつのまに!?」

 校門にいたのに近づいて来たのか。
 それにしてもジノアの奴何処で鍛えたんだろうな。
 ホウエルが慌ててこっちに走ってきてる。
 てか、ホウエルの奴はジノアの側近になってたのか?

「久しぶり、リアス」

「久しぶりじゃねぇよ。お前、あれから一度も連絡よこさねぇで」

「ごめんごめん。僕も色々と忙しかったんだよ」

「ちょっと待っとけ。イルシア先輩達にあいさつしてくっから。夏休みは会えなくなるしな」

「あー、そうだね。僕達が言っても騒ぎになるだろうからここで待っとくよ」

 そう言うとホウエルの方に向かって行くジノアだったが、俺は目を疑う光景を目にした。
 ホウエルの少し後ろで、腕を組んで歩いてくる影があったからだ。
 その人物を俺達はよく知ってる。

「アルバート?」

「すごいね。ボク達との決闘に敗れてから一度も顔を出さなかったって言うのに」

「恥ずかしくて顔も出せなかったのでしょう。そんなことどうでもいいので、行きましょう」

 イルミナって俺達以外に対して辛辣なんだよな。
 まぁ言ってることは間違ってないからなんとも言えないけど。
 話しかけるのもなんか違うし、俺達はイルシア先輩のところに向かった。

「おぉリアス。なんだか懐かしいな」

「先輩、当主としての仕事忙しそうですもんね」

「そんなことないぞ。ミルムやバルドフェルドが補佐してくれてるおかげでなんとか助かってる」

「ふふっ、一番はイルシア様のおかげですよ」

 ミルム先輩は良き妻になりそうな感じだな。
 魔法こそこの中では一番能力値が低いけど、ミルム先輩学年主席らしいしイルシア先輩の妻で右腕って感じになるのかな?

「そのおかげで俺は、昼も夜も休まる暇がないんだけどな」

「イルミナの扱きはそんなに厳しいもんなのか?」

「あ、あははー」

 遠い目をしてるな。 
 まぁバルドフェルド先輩はこの夏期休暇の間にしっかり休みを取ってもらおう。

「まぁともあれ来学期までは恐らく会う機会もあまりないだろう。お前もジノア様に連れられて、皇族としての仕事をするんだろうどうせ?」

「どうですかね。アルバートは皇太子として相応しくない行動をし過ぎたから、ほっといてもジノアが皇太子候補に戻りそうな気もしますけどね」

 実際問題、ジノアは女癖が悪いわけじゃないし皇族に戻るための人脈も確保出来てるわけで、次期皇太子は決まったも同然だと思うけどな。
 そこまで忙しくはならないと信じたいけど・・・

「ハッハッハ!夏期休業前にお前のその顔が見れて俺は満足だ。グレイ、グレシア。お前らこいつを支えてやれよ?貴族としてはこいつらは目の敵にされやすいんだからなぁ。って言ってもお前には要らない心配だったか?」

「いえ、心配して下さるのは素直にありがたいですよ」

 実際、今生はかなり恵まれてる。
 心配してくれる友がいるからな。
 
「じゃあ、俺達はすぐに領地に行くことになってるから行くな。あのクソ親父の所為で、領民からの信頼を確保しないといけないんだ。じゃあな」

「またね皆さん」

「じゃーお前らも達者でな」

 校門には公爵の紋章が入った馬車が置いてある。
 今日すぐに実家に戻るって貴族はそんなにいない。
 イルシア先輩と俺達くらいだろう。
 
「ゾグニの奴の所為でとんでもないな」

「全く、父には困った物です。まぁ死んでしまった以上、どうしようもないんだけど」

 子は親を選べないってよく言ったもんだよな。
 親に恵まれない気持ちは俺にもわかるぞ。

「じゃあ、ボク達もジノアのトコロに戻ろう。アルバートがここに居る理由もわかるだろうし」

「そういやあいついたんだったな・・・」

 戻るの憂鬱だぁ。
 まぁあいつなんかに気を遣う気は更々ないんだけどな。



 馬車が森をガタンガタンと走る。
 ここは帝都を出てすぐの普通の森だ。
 アルゴノート領に行くには、この森を抜けたあと幻獣の森を通り抜けないといけない。
 まぁ強力な魔物でも、基本的に俺達の馬車を襲おうとはしないはずだ。
 俺とミラで魔除けの魔法を放ってるからな。
 雷系統の魔法だから、ミラの魔法が一番効果的に発動してるはずだ。

「それで、ジノア。お前はわかるけど、どうしてこいつらがいるんだ?」

「こいつらとはなんだ無礼者!!」

「まぁまぁアルバート様落ち着いて下さい」

 こいつらとは、パルバディとアルバートだ。
 なんか戻ったらパルバディまでいたから驚いた。
 リリィとグランベルだけでもめんどくさいのに、なんでこいつらまで。
 まぁガーデルがいないのがせめてもの救いだな。
 あいつは信用以前に、人としてお近づきになりたくない。

「兄上?そんなこと言ってると、本当に廃嫡にしてもらいますよ?」

「う、うむ・・・すまないアルゴノート」

「アルゴノートってどのアルゴノートですかねー?ここには四人のアルゴノートがいるんですけどー?」

「次期当主のアルゴノート!貴様に決まっているだろう!」

「だってよアルナ。謝られたんだから反応してやれ」

「え、え?あ、あのえっと・・・」

「貴様だアルゴノート!!」

 こいつ俺の名前しらんのか?
 それとも名前を呼べないほど人見知りなのか?

「リアス、意地悪しないで謝罪受け入れなさいよ。形だけでも頭を下げるなんて、異常なことなのよ!?」

「そうだそうだ!こいつは形だけの謝罪も出来ないから一歩成長してんだー!」

 お前ら、アルバートに対して取り繕うこと辞めやがったな。
 しかも形だけの謝罪って、言っちゃってるし。

「やだよめんどくさい」

「この無礼者!!」

「うるせぇなてめぇ!決闘に負けてからなんも変わってねぇのな!」

 もう話が進まねぇ。
 俺は会話の相手をジノアに変える。

「ジノア、どうしてこいつらいんの?」

「ごめん。実は、僕を皇族に戻すことは可能でも、皇太子候補に戻すのってもう厳しいらしいんだよね」

「は?嘘だろ!?」

 じゃあこれまで俺達がやってきたことって一体何だったんだ?
 おいおい、エルーザ様・・・

「そんな顔しないでよ。僕としてもそれは願ったり叶ったりなんだけどね」

「そういやジノアは皇太子にはなりたくないとか言ってたもんね」

「うん。僕としてはアルアとの婚約が再び結ばれたし、それだけで満足しちゃってるんだよね」

 そういや皇太子になりたかったわけじゃないとか話してたな。
 皇太子候補に戻ろうと立ち上がった理由も廃嫡まで追い込まれた理由もセバスだったことを考えたら、こいつの心情は、考えるのも苦しいに決まってる。

「それはめでたいな。けどいいのか?俺個人としては、お前が皇太子になれないとなると、こいつしか皇太子候補はいなくなるから困るんだが」

「こいつとは------」

「黙って!」

 いやジノアの気持ちはわかるし当然の扱いだとは思うけど、兄としてそれで良いのかアルバート。
 最早さっきまでの威勢は何処に行った?
 めちゃくちゃ初めて外に連れて行かれた猫みたいになってんぞ?

「そのことに関しては問題ない。この二人を連れて来た理由はそれさ」

「やっとこの二人を連れてきた理由が聞ける。なんでこいつら連れてきたんだ?」

「すみませんジノア様。それは私の方から説明させてもらってもよろしいでしょうか?」

 お、パルバディはあれからまともになったのか?
 一応、地下での闘いで思う所があったのか協力的ではあったしな。

「わかった。パルバディは少し反省したみたいだしね」

「ふーん」

「まずは、グレシア様。先日の件申し訳ありませんでした」

「え、私?」

 お、謝罪する相手がよくわかってるな。
 アルバートは俺に対して目を向けてたけど、本来真っ先に謝る相手はグレシアだ。
 被害を被ったのはグレシアだからな。

「そのことに関しては問題ありません。私自身、こんな男と婚約が解消出来たのは嬉しいことなのですから」

「お、ま!」

「黙ってて下さい!」

 最早臣下にも言われたらもうおしまいだろう。
 ていうか、あれだけこっぴどく負けたのにまだその態度を貫けることは、寧ろ怒りを通り越して感心すら覚えるよ。

「そうであれば幸いです。ところで我々が同行させていただきましたのは、アルバート様が正式に皇太子として任命されるためにございます」

「はぁ!?まだお前皇太子になろうとしてんの!?片腹痛いんだけど!?」

 根本として婚約破棄騒動で言ったら、グレシアの無実は証明されている。
 それに決闘での不正はすべてガラン基、セバスがしでかしたことだ。
 人的被害も出ているし、決して軽いモノじゃ無い。
 責任を追及するとしたら、ガランの言いなりになってたこいつに行くに決まってる。
 なのに皇太子ってこの国正気か?

「貴様、本当に無礼だな!立場と言う者を弁えろ!」

「なぁ、こいつ一度ぶん殴っても許されるよな?」

「身体強化は使わないでよ。許可は母上からって言うか、アデルからもらってるから。なにせ今回二人に同行してもらったのは、夏期休業の間に、二人を更生させるためなんだからね。心が折れるまでボコボコにして良いってよ。聖女も同行するんだから、致命傷以外は治るだろってさ」

「は?おい、待て!?本気で殴る気か?」

 俺は手をボキボキと鳴らしながら、アルバートにゆっくりと近づいていく。
 誰も止める気はないみたいだ。

「よし、歯を食いしば------っておいまて!?」

「リアスくん!」

 わかってる。
 もの凄い速度でこちらに近づいてくる物体がある。
 人型だけど、この感じは魔物か!?
 ゴブリンやオーガにしては速すぎる!?

「全員伏せろ!ってメルセデスには無理か!」

 御者はメルセデスがやっている。
 でもメルセデスがこの速度で反応出来るはず無い。
 俺は急いでメルセデスにを抱えて馬車から飛び降りた。
 そして次の瞬間には、馬車が横に真っ二つに斬り割かれてしまう。

「全員無事か!」

「大丈夫だよこっちは!リアスくんとメルセデスは!?」

「俺は大丈夫だ坊ちゃん」

「こっちは大丈夫だ!」

 しかし一応貴族の紋章を付けた馬車を襲ってくるって一体何者だよ。
 よく観ればここは魔獣の森だった。

『リアス・・・ヤバイですよ』

「ヤバイ?クレがヤバイって言うと洒落にならないんだが」

『文字通りヤバイです。魔力の気配を感じますけど、七体ほどまずいのがいます。そのうちの一体がこちらに攻撃を仕掛けてきたようです』

『うぅ・・・嘘・・・怖い・・・怖いよぉ・・・』

 ナスタが怯えてる!?
 ナスタは一応上級精霊だ。
 上級精霊が怯えて、神話級の精霊がヤバイって言う相手って一体・・・

「ほぅ。拙者の太刀を避けるとはやるでござるな」

 声の主を見たら、真っ赤に燃えているかのような真紅の髪に、額から伸びる二つの角を生やした少年がいる。
 その姿はまるで和装を彷彿とさせるが、この世界に和装はない。
 それに武器が片刃の剣。
 つまり前世で日本の江戸時代に存在したとされる刀と見える。 

「あれは、オーガか?」

「拙者をオーガと一緒にするな!拙者は鬼神でござる!」

「おいおい、自分でバラすか普通?」

 今度は大柄の男が空から振ってきた。
 頭には獣耳を付けているが、とにかく巨体だ。
 服装がタンクトップなのが気になるが。

『鬼神、それにカムイ!!』

「鬼神にカムイ?」

「おぉ、お前さんは俺のこと・・・お前!」

 俺を見た途端に大柄の男が俺に迫ってくる。
 こいつも速い!
 あっという間に俺は頭を鷲づかみにされた。
 そしてどんどん力が強まっていく。
 
「うっ、ぐあぁぁあああ!頭が割れるぅぅっ!」

 いってぇ!
 これはヤバイ、本気で頭蓋骨を潰される。
 くそっ!身体強化を使っても指を離せねぇ!

「どうだてめぇ!某の両親にしたことと同じ事をされる気分は!」

「りょ、両親?」

「そうだ!てめぇは某の両親をこうして鷲づかみにして握りつぶした!覚えてねぇよなぁ!某は貴様が殺し損ねたジャイアントベアの進化した姿のカムイ種だ!おらぁ!」

「うっがぁああ!」

 ジャイアントベアの進化形ってことは、Sランクの魔物!?
 しかし俺にそんなことを考えてる余裕は無い。
 ブチブチと血管が何本か切れる音がした。
 このままじゃ本当に潰される!

「リアスくん!韋駄天!!」

「させないでござ------」

「俺を忘れんなよ!」

 ミラの韋駄天が大柄の男に迫ったことで、一瞬だけ力が緩んだところを脱出した。
 グランベルがあの鬼神を抑えてくれなかったら、韋駄天を撃ち落とされてた可能性もあるから助かった。

『リリィ、すぐに治癒してください』

「言われなくても!」

 俺の視界は真っ赤に染まってる。
 切れた血管がヤバイ部位だったかはわからないけど、聖魔法で治癒されたから大丈夫だろう。

「二人とも速いっすねー」

「おいおめぇら。今回は人間のガキを返しに来ただけだぞぉ。なにけんかふっかけてんだぁ?」

「わりぃな。こっちは仇を見つけたんだ。あいつはこの手で殺してぇ!」

「お主、別に親に対して思い入れもないだろうに」

「某のプライドが許さないんだ!」

 おいおい、他にも続々と現れて来やがる。
 鹿の角見たいのが生えてるチャイナ服の少年に、上半身半裸の尻尾を生やした男。
 そいつの腕には子供が抱えられてる。

「あれは人間の子供?」

「人質に取られてるのは厄介ね」

『あの子供には悪いですが、逃走を推奨します。気づいているでしょうが、後方に三つの影があります。今現れたのは魔物ですが、どれも人間達の言うところのSランクの魔物です』

 Sランク!?
 それって、国規模の脅威だろ。
 それも一体で。
 つまり合計七体、下手したらもっといる可能性があるが、全員Sランクの魔物だとしたら・・・

「これは、とんでもないよ。Sランクの魔物なんて、生きてる間に一体みれれば良い方だよ」

「そりゃ一体みた時点で死んでる可能性があるからかミラ?」

「Sランク!?あの魔物はSランクなの!?ちょっとリアス、どうすんのよ!私とグレイじゃなにも役に立てないわよ!?」

「そんなことないさグレシア。俺達が殿を務めるから、ジノアとアルナとプラムとメルセデスとアルバートを連れて二人はアルゴノート領に逃げてくれ」

 俺とイルミナであの大柄の男を、ミラとクレとナスタであのチャイナ服を、リリィとグランベルで和装の少年を相手取るのが無難か。

「ちょっと兄貴!」

「お前はその中で一番強いんだから、しっかり守れよ。この森はSランクの魔物だけじゃないんだ」

「でも、ここに全員を置いてくなんて!」

 しかしあっちは待ってくれない。
 気づけばカムイは俺の目の前まで迫っている。
 ゲームではSランクの魔物なんて、二周目のラストシーンくらいでしか見たこと無いのにな。

「よそ見するなよ小僧!!」

 俺とカムイの拳がぶつかり合ったところで、他の三体も動き始めた。

「いっつ!全員いけっ!」

「兄貴、絶対に生きて戻って来て・・・」

 アルナの奴、死亡フラグ辞めろよ。
 こんなところで死んでたまるかよ。
 俺はミラと慎ましく平穏な夫婦生活を送るんだからよ!
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