66 / 83
64.温泉
しおりを挟む
「ベロニカって胸おっきいねぇ」
ここはエルドラド。女湯である。
和澄達と同様にミナたちも温泉に浸かっていた。
「ちょっとミナ!やめるさね」
ミナはベロニカの胸を揉みしだいていた。
「ティアの胸も大きかったけど、ベロニカは着痩せするタイプなのかまさかここまで爆乳とは思ってなかったよ」
ミナは自分の胸をペタペタしたあと、またベロニカの胸を揉みしだく。
「もういい加減やめてあげてミナちゃん?」
「えー。あれ、えっと貴女お名前は?」
「酷いわね。あ、でも自己紹介がまだだったわね。わたしはメネア・ニア」
メネアは自分の名前を把握されてないことにショックを受ける。
しかしすぐに自己紹介をしてないことを忘れていたので笑顔で自分の名前を言った。
「じゃあネアちゃんね。わたしはミナよろしくね!」
「あー笑顔が眩しいわ」
メネアはまるで光を見たかのように、手で遮った。
「まぁしょうがないからベロニカの胸を揉むのはやめるよ」
そういうとミナはベロニカの胸を揉むのをやめた
「ふぅ。助かったよメネア」
「まんざらでもなさそうだったのに」
「ちょっと何言ってるんだいフィルフィ!?あんたは同性愛大好きだから美味しかっただろうけど」
「よくわかってるわね。ミナさん、もっとベロニカさんの乳を揉んでいてもよろしいのよ?」
「えっとフィルフィさん?そう言われるとなんか揉みにくいんだけど・・・」
ミナは自分で揉んでおいてなんだけど、実際目の前で同性愛者としてみられてると言われたら、気圧されてしまった。
「わたくしの名前はフィルフィ・シューニア。貴女達よりひとつ上ですがさん付けは不要よ。あ、あと安心して下さい。わたくしは同性愛者ではないわよ?同性愛を見るのが好きなだけだから」
自分は同性愛はしたくないけど、人が見てるのは好き。
ミナは男同士の同性愛にそういった感情を持つ女性がいるのは聞いたことはあった。
しかし女同士までいけるなんて思っていなかった。
「こいつ、昨日はカズスミっちとルナト殿下のカップリングを妄想してたんよ。ほんと困った者だわ」
「いいじゃない?あの二人の息の良さと言ったら、闘ったわたくし達だからわかるけどもの凄かったじゃない?」
「それは言えるわね。アタイ達なんて道端の小石を右足で蹴るか左足で蹴るか程度だったでしょうよ」
ミナは和澄が褒められてニヤニヤする。
「そうでしょそうでしょ?カズくんってば強いんだから!」
「聞けばミナを守るために強くなったらしいさね。かぁーあの戦闘でこっちの女性陣カズスミっちに恋した奴もいたのに、すぐ失恋で可哀想だったよ」
そういうと後ろで聞き耳を立ててた3人が悶え始めた。
「なんでベロニカはそういうこというのよ!」
「恥ずかしいでしょ!」
「ミナが羨ましい!」
ミナは急に大声を上げた3人にびっくりした。
そしてごめんねと頭を下げる。
「ワタシ、ジャネラス・ジョイニィ。よろしくね。ミナちゃん」
「ボクはツァイス=ツヴァイ。よろしく」
「わたしはねぇー。ノルノス・タロ。女友達はこれだけなの。仲良くしましょ?」
三人は挨拶する。
髪の色は同じだけどジャネラスはロングヘアのお姉さんタイプ。
ツァイスはボクっ娘な、姉貴肌な性格。
ノルノスは短めのツインテールな見た目幼女だった。
「よろしくね。ネラスにツゥにノーちゃんね」
「わたしだけなんでちゃん付け!わたしミナと同じ14歳だよ!」
「え、嘘!?」
ミナはニコニコしながら驚く。
ミナは知っていたが敢えて親睦を深めるためにからかった。
「もー!たしかに見た目はこんなだけど立派なレディなんだから」
「はいはい。ごめんねノル」
ノルノスは頬を膨らまして抗議している。
それが幼女だと周りから言われる原因とも知らずに・・・。
「全く一気に大所帯ね」
「カナンちゃんが一番年上だけど胸の大きさはベロニカのが上だね」
そういってミナはカナンの胸を揺らす。
「わたしはこのくらいがちょうどいいわ。揺れると痛いでしょ?」
「そうなんです。なので少し特殊なブラで支えてます」
ベロニカは胸をすべて覆って固定できる特殊なブラジャーを、自作していた。
そのおかげか、着痩せしてみえたのだ。
「自作なんでしょー?」
「そうさね」
「今度わたしのも作って!」
ミナは温泉に入る前から、ベロニカのブラジャーを褒めていた。
帝国にはない可愛い柄で羨ましいと言っていたのだ。
「構わないさね。何ならここで作ってもいいさね」
「やったー!」
「和澄くんにでもみせるのかしら?」
「ち、違うよカナンちゃん!」
否定するが顔が赤い。
「経験者からひとつ言わせてもらうよ。初めては痛かったさね」
「あーわたしも痛かったわ。ヨシュアがすごい心配してくれたけどね」
「ふ、ふたりともなにいってるの・・・?」
二人はニヤニヤしながら言う。
「恋人同士になったらまぁ・・・するでしょ?わたしはもう3年も付き合ってるし」
「アタイも似たような感じさね。アタイは泣いちゃちまったから、祐樹ちんがずっと撫でててくれてたさね」
ミナは顔がもう真っ赤だった。
「わたしはそういうことは結婚してからがいいと思うの!」
「「乙女(さ)ねー」」
ミナは顔を真っ赤にさせながらもうでる!っといって温泉をあとにした。
女性陣はミナに続いて一緒に温泉から出た。
◇◆◇◆◇
解せぬ。さっきからミナが俺の顔を見るなり逸らしてくる。
顔が赤いがなにがあったのだろうか?
「ところでミナよ」
「ひゃ、ひゃい!あ、え、えっと何ルナトくん?」
「どうした?まぁいいか。この弓のブレードの解析を頼みたいんだ」
そうか。ルナトもミナの側にいれば魔眼<解析>は使えるけど、ブレードの整備に関しては知識がないしな。
「わかった。ワーゼちゃんのお兄さんの形見だし大切に扱うよ」
そう言って弓を受け取るミナ。
このブレードは謎が多いし、解析できれば何かわかるかも知れない。
「呼んだー?」
「ワーゼちゃん!?」
「わっ!ワーゼさんどうしてここに?」
俺も驚いて思わず変な声をあげてしまった。
「多分解析するならこの子がいると思ってさっき連れてきたんだ」
「モルフェさんがそう言って風呂上がりに俺を連れ出したんだ」
兄さん。完全にモルフェさんのタクシー代わりにされてる。
「そういうことです。まぁ解析は明日にしよっか。温泉楽しみ~」
そう言ってワーゼさんは風呂場に向かっていった。
イヴさんの家なのにもう秘匿とかなくなりかけてる・・・。
「ていうかモルフェさん!ここに泊まるんですか?」
「もちろん。あ、メアリーもつれてきてるよ」
「え、お母さんまで!?」
「ここは外の空気がいいからね。まだ昼間だし散歩にでも行ったんじゃないかな?」
たしかにここほど安全なところもないしな。
むしろ俺達を保護者として見守らなくていいから気が楽そうだ。
「まぁここなら何も起こらないだろうからいいですけどね」
「うんうん!ところでイヴの家に来たのには温泉以外にもう一つ目的ができたんだ」
「目的ですか?」
「そうだよ!外に広がる森林の奥に、神格を得そうな獣たちがいるんだ。それをパートナーにしてはどうかなって思ってね」
神格!?そんな動物をパートナーにできるのだろうか?
「あ、先に言っとくけど神格の獣はパートナーにすること自体は難しいよ。ただ神格を得る前なら簡単だからね」
「でも動物をパートナーって餌付けとかするんですか?」
「チッチッチ。ここに居るのは知性のある獣だからね。意思疎通できるのもいるんじゃないかな?」
え!?ここの生き物ってそんなに特別だったの!?
今日一番の驚きだった。
「ミナたちや祐樹たちもパートナーにできるやつがいたらするといいよ」
「俺達にもチャンスをくれるんですか?」
「もちろん!和澄やルナトが許したのに僕が許さなかったら、心狭いと思われちゃうしね」
「「ありがとうございます!」」
祐樹達襲撃組は全員で御礼を言った。襲撃組って言うのはおかしいな。
祐樹家族だなこれからは。
「あ、ミナとティアは絶対、和澄とルナトから離れないでね。精神が不安定だからまだこの二人」
あ、まだ完治してなかったんだ。いつ治るのか。
「多分明日には治ってるんじゃないかな。まぁ今日は一定の範囲以上は離れないでね四人とも」
「「はーい」」
俺達は元気よく返事をした。
「じゃあ行こう。パートナー探しに!」
そうして俺達は、庭の森林に足を踏み入れた。
ここはエルドラド。女湯である。
和澄達と同様にミナたちも温泉に浸かっていた。
「ちょっとミナ!やめるさね」
ミナはベロニカの胸を揉みしだいていた。
「ティアの胸も大きかったけど、ベロニカは着痩せするタイプなのかまさかここまで爆乳とは思ってなかったよ」
ミナは自分の胸をペタペタしたあと、またベロニカの胸を揉みしだく。
「もういい加減やめてあげてミナちゃん?」
「えー。あれ、えっと貴女お名前は?」
「酷いわね。あ、でも自己紹介がまだだったわね。わたしはメネア・ニア」
メネアは自分の名前を把握されてないことにショックを受ける。
しかしすぐに自己紹介をしてないことを忘れていたので笑顔で自分の名前を言った。
「じゃあネアちゃんね。わたしはミナよろしくね!」
「あー笑顔が眩しいわ」
メネアはまるで光を見たかのように、手で遮った。
「まぁしょうがないからベロニカの胸を揉むのはやめるよ」
そういうとミナはベロニカの胸を揉むのをやめた
「ふぅ。助かったよメネア」
「まんざらでもなさそうだったのに」
「ちょっと何言ってるんだいフィルフィ!?あんたは同性愛大好きだから美味しかっただろうけど」
「よくわかってるわね。ミナさん、もっとベロニカさんの乳を揉んでいてもよろしいのよ?」
「えっとフィルフィさん?そう言われるとなんか揉みにくいんだけど・・・」
ミナは自分で揉んでおいてなんだけど、実際目の前で同性愛者としてみられてると言われたら、気圧されてしまった。
「わたくしの名前はフィルフィ・シューニア。貴女達よりひとつ上ですがさん付けは不要よ。あ、あと安心して下さい。わたくしは同性愛者ではないわよ?同性愛を見るのが好きなだけだから」
自分は同性愛はしたくないけど、人が見てるのは好き。
ミナは男同士の同性愛にそういった感情を持つ女性がいるのは聞いたことはあった。
しかし女同士までいけるなんて思っていなかった。
「こいつ、昨日はカズスミっちとルナト殿下のカップリングを妄想してたんよ。ほんと困った者だわ」
「いいじゃない?あの二人の息の良さと言ったら、闘ったわたくし達だからわかるけどもの凄かったじゃない?」
「それは言えるわね。アタイ達なんて道端の小石を右足で蹴るか左足で蹴るか程度だったでしょうよ」
ミナは和澄が褒められてニヤニヤする。
「そうでしょそうでしょ?カズくんってば強いんだから!」
「聞けばミナを守るために強くなったらしいさね。かぁーあの戦闘でこっちの女性陣カズスミっちに恋した奴もいたのに、すぐ失恋で可哀想だったよ」
そういうと後ろで聞き耳を立ててた3人が悶え始めた。
「なんでベロニカはそういうこというのよ!」
「恥ずかしいでしょ!」
「ミナが羨ましい!」
ミナは急に大声を上げた3人にびっくりした。
そしてごめんねと頭を下げる。
「ワタシ、ジャネラス・ジョイニィ。よろしくね。ミナちゃん」
「ボクはツァイス=ツヴァイ。よろしく」
「わたしはねぇー。ノルノス・タロ。女友達はこれだけなの。仲良くしましょ?」
三人は挨拶する。
髪の色は同じだけどジャネラスはロングヘアのお姉さんタイプ。
ツァイスはボクっ娘な、姉貴肌な性格。
ノルノスは短めのツインテールな見た目幼女だった。
「よろしくね。ネラスにツゥにノーちゃんね」
「わたしだけなんでちゃん付け!わたしミナと同じ14歳だよ!」
「え、嘘!?」
ミナはニコニコしながら驚く。
ミナは知っていたが敢えて親睦を深めるためにからかった。
「もー!たしかに見た目はこんなだけど立派なレディなんだから」
「はいはい。ごめんねノル」
ノルノスは頬を膨らまして抗議している。
それが幼女だと周りから言われる原因とも知らずに・・・。
「全く一気に大所帯ね」
「カナンちゃんが一番年上だけど胸の大きさはベロニカのが上だね」
そういってミナはカナンの胸を揺らす。
「わたしはこのくらいがちょうどいいわ。揺れると痛いでしょ?」
「そうなんです。なので少し特殊なブラで支えてます」
ベロニカは胸をすべて覆って固定できる特殊なブラジャーを、自作していた。
そのおかげか、着痩せしてみえたのだ。
「自作なんでしょー?」
「そうさね」
「今度わたしのも作って!」
ミナは温泉に入る前から、ベロニカのブラジャーを褒めていた。
帝国にはない可愛い柄で羨ましいと言っていたのだ。
「構わないさね。何ならここで作ってもいいさね」
「やったー!」
「和澄くんにでもみせるのかしら?」
「ち、違うよカナンちゃん!」
否定するが顔が赤い。
「経験者からひとつ言わせてもらうよ。初めては痛かったさね」
「あーわたしも痛かったわ。ヨシュアがすごい心配してくれたけどね」
「ふ、ふたりともなにいってるの・・・?」
二人はニヤニヤしながら言う。
「恋人同士になったらまぁ・・・するでしょ?わたしはもう3年も付き合ってるし」
「アタイも似たような感じさね。アタイは泣いちゃちまったから、祐樹ちんがずっと撫でててくれてたさね」
ミナは顔がもう真っ赤だった。
「わたしはそういうことは結婚してからがいいと思うの!」
「「乙女(さ)ねー」」
ミナは顔を真っ赤にさせながらもうでる!っといって温泉をあとにした。
女性陣はミナに続いて一緒に温泉から出た。
◇◆◇◆◇
解せぬ。さっきからミナが俺の顔を見るなり逸らしてくる。
顔が赤いがなにがあったのだろうか?
「ところでミナよ」
「ひゃ、ひゃい!あ、え、えっと何ルナトくん?」
「どうした?まぁいいか。この弓のブレードの解析を頼みたいんだ」
そうか。ルナトもミナの側にいれば魔眼<解析>は使えるけど、ブレードの整備に関しては知識がないしな。
「わかった。ワーゼちゃんのお兄さんの形見だし大切に扱うよ」
そう言って弓を受け取るミナ。
このブレードは謎が多いし、解析できれば何かわかるかも知れない。
「呼んだー?」
「ワーゼちゃん!?」
「わっ!ワーゼさんどうしてここに?」
俺も驚いて思わず変な声をあげてしまった。
「多分解析するならこの子がいると思ってさっき連れてきたんだ」
「モルフェさんがそう言って風呂上がりに俺を連れ出したんだ」
兄さん。完全にモルフェさんのタクシー代わりにされてる。
「そういうことです。まぁ解析は明日にしよっか。温泉楽しみ~」
そう言ってワーゼさんは風呂場に向かっていった。
イヴさんの家なのにもう秘匿とかなくなりかけてる・・・。
「ていうかモルフェさん!ここに泊まるんですか?」
「もちろん。あ、メアリーもつれてきてるよ」
「え、お母さんまで!?」
「ここは外の空気がいいからね。まだ昼間だし散歩にでも行ったんじゃないかな?」
たしかにここほど安全なところもないしな。
むしろ俺達を保護者として見守らなくていいから気が楽そうだ。
「まぁここなら何も起こらないだろうからいいですけどね」
「うんうん!ところでイヴの家に来たのには温泉以外にもう一つ目的ができたんだ」
「目的ですか?」
「そうだよ!外に広がる森林の奥に、神格を得そうな獣たちがいるんだ。それをパートナーにしてはどうかなって思ってね」
神格!?そんな動物をパートナーにできるのだろうか?
「あ、先に言っとくけど神格の獣はパートナーにすること自体は難しいよ。ただ神格を得る前なら簡単だからね」
「でも動物をパートナーって餌付けとかするんですか?」
「チッチッチ。ここに居るのは知性のある獣だからね。意思疎通できるのもいるんじゃないかな?」
え!?ここの生き物ってそんなに特別だったの!?
今日一番の驚きだった。
「ミナたちや祐樹たちもパートナーにできるやつがいたらするといいよ」
「俺達にもチャンスをくれるんですか?」
「もちろん!和澄やルナトが許したのに僕が許さなかったら、心狭いと思われちゃうしね」
「「ありがとうございます!」」
祐樹達襲撃組は全員で御礼を言った。襲撃組って言うのはおかしいな。
祐樹家族だなこれからは。
「あ、ミナとティアは絶対、和澄とルナトから離れないでね。精神が不安定だからまだこの二人」
あ、まだ完治してなかったんだ。いつ治るのか。
「多分明日には治ってるんじゃないかな。まぁ今日は一定の範囲以上は離れないでね四人とも」
「「はーい」」
俺達は元気よく返事をした。
「じゃあ行こう。パートナー探しに!」
そうして俺達は、庭の森林に足を踏み入れた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
大絶滅 2億年後 -原付でエルフの村にやって来た勇者たち-
半道海豚
SF
200万年後の姉妹編です。2億年後への移住は、誰もが思いもよらない結果になってしまいました。推定2億人の移住者は、1年2カ月の間に2億年後へと旅立ちました。移住者2億人は11万6666年という長い期間にばらまかれてしまいます。結果、移住者個々が独自に生き残りを目指さなくてはならなくなります。本稿は、移住最終期に2億年後へと旅だった5人の少年少女の奮闘を描きます。彼らはなんと、2億年後の移動手段に原付を選びます。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる