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三章 ――白色の王子と透明な少女――
⑨<王子4> 『推測』
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⑭【ロキ】
「人影……ダスか。人型の魔族は珍しくねぇダよ」
「そうなのか?」
診療所のベッドに眠るシルワを見守りながら、鳥の姿をした女と話を続ける。
『夜のノカ』聖堂から脱出した俺は、シルワを抱えながらなんとか診療所まで辿り着いていた。
途中エロい意味じゃなく、何度も腰が砕けそうになったが、なんとか表情を変えずに辿り着けた……と信じたい。
もう、しばらくの間はお姫様抱っこをするなど懲り懲りだ。
「中央都市《レセル》の暗黒街に禁書を専門に売ってる店があるダ。そこに『漆黒の魔族大図鑑』なる物が売ってたもんダから、一時期、ネルネルは立ち読みしに通ってたダよ」
「……ここまで突っ込みどころ満載の発言はそうそうないな」
暗黒街をフラフラしてたのかコイツは。そして何だその中二心をくすぐるネーミングの図鑑は。そして、そんな専門店で立ち読みするな。買ってやれ。
「そもそも、一部の魔族は人間に化ける事ができるんダス。角を消したり、尻尾を消したりダよ。その見かけた人影ってのも、人間に化けてる魔族かもしれないダスね」
「人間と変わらない格好か……黒いローブの男がそうであったとして、服装を変えたとしたら見つけるのは至難の業だな」
「見つける方法もあるダよ。ちょーっと待ってるダよ」
ネルがクルクル回りながら部屋の外に出ていってしまった。
どうでもいいが、眠り病患者がいなくなってもマスクを脱がないんだな。趣味なのか?
あの変な羽マントの下は華奢な女の身体をしていた。背も小さいし、女であることは間違いないんだろうが、ここまで隠されると素顔を見たくなってくるな。
このパターンは、案外絶世の美女だったりするものだが……いや、無いな。
美女があんなイカレポンチでアホなキャラクターだとは思いたく――
「お待たせダぁよ~。人間に化けた魔族を元の姿に戻す薬取ってきたダ!」
「天才か! お前は!」
なんだこの天才は。医者なんてやってる場合じゃないだろう。
「この辺り一帯にしか生えない、輝苔《カガヤキゴケ》なる植物があるダよ。過去に人間に化けて悪さしてた魔族をそれで倒した話しがあるダ、暇を持てあましたネルネルはそれを思い出して同じのを作ってみたんダ」
「天才か!」
なんだこの女は。気球を作ってみたり謎の薬を作ってみたり。有り余る暇を与えれば戦闘機くらい作り出せるんじゃないか?
「けど、かき集められるだけかき集めてコレだけしかできなかったダ。大事に使うダよ」
手のひらに収まるサイズの小瓶を渡してくる。
中を見ると瓶の半分程度の量で、透明な液体が揺れていた。
「これは飲み薬なのか?」
「そうダよ。これだけ飲めばたちまち元の姿に戻る……はずダ!」
「はずって……まあ、試しに使うってことができないからな。飲み薬ってことは一回分くらいか?」
「ダぁね。コイツが魔族ダ! って思ったらこっそり飲ましてみるダよ」
一回勝負か。しかも効くかどうか確証はない。……無いよりかはマシだが、あまりアテにはできないかもしれないな。
「にしても、内臓を抜いた死体ダスか。またどえらいモノ見つけたんダな」
薬ついでに持ってきた紅茶セットを使い、ネルは手際よく紅茶を煎れだす。
「逆さ吊りにされ、服は全て脱がされていた」
「食料にでもするつもりダったんダスかねぇ」
二人分の紅茶を煎れ終えたネルがとんでもないことを言い出す。
……だが、的は射ている。他に服を剥いで内臓を全て抜く理由などそうそう思いつくものではないだろう。
「塩気はなかったが、その可能性は高いな。俺も正直、そう推測している」
「であれば、吊していた場所が気になるダぁね。当たり前の話しダけど、自分の食う物は自分の縄張りに置いとくものダス」
渡された紅茶を一口含み、考える。確かにその通りだ。
貯蔵する食糧を他人の家に置いておくヤツはいない。それは自然動物であったとしても同じだ。狩った獲物は、自分のテリトリーに必ず置くはずだ。
「『夜のノカ』聖堂に縁がある人物の仕業ということか……?」
「普通に考えればそうダけど、だとするなら、やったのは一人しかいなくなるダよ」
「……レオンか」
そもそもあの聖堂に住む人間は一人しかいない。それは誰でもない、『夜のノカ』管理人のレオンだ。
俺は以前、魔族とそれに協力する人間がいると推測を立てた。
その魔族に協力する人間こそ、レオンだったということか。
「……死体は背後から首を絞められて殺されていた。レオンが魔族のために殺したとして、死体との関連性は?」
「んなもん考える必要あるダか? 誰でも良かったんでねぇか? お手頃な女を見つけてぱぱっと絞めた。んで内臓抜いて干しといたところを王子が見つけた。そう考えるのが一番つじつま合うダよ」
「……確かに、そうだな」
ネルの言うとおりだ。だが、理論とは別に俺の心に引っかかるものがある。何かを見逃している。そんな直感が俺の頭にアラートを流している。
「ではレオンが協力者だったとして……魔族は一体誰なんだ?」
「推測できないダス。レオンとっ捕まえて聞くのが一番いいと思うダよ」
ネルが紅茶を持ちながら答える。……正にその通りだ。だが、先ほど聖堂に向かったときはレオンはいなかった。
エストアと一緒に『森のノカ』に向かうと言って別れたきり奴らとは会っていない。
……探しに行ってみるにしても、森も町も広すぎる。アテもなくさまよったところで見つけることはできないだろう。
「……エストアとは親しい仲のようだった。人間のふりをした魔族となると、現状怪しいのはアイツくらいか?」
黒髪の少女の笑顔が脳裏を横切る。少女は孤児で、その保護者だと言っていた。魔族だったと仮定して、邪推するならば……碌でもない理由で少女を保護していたことになってしまうが。
「余談は禁物ダぁよ。実験でもなんでも『きっと、こうダろう』なんて思ってやっていたら大事な部分を見逃したりするもんダス」
紅茶とにらめっこするネルを見つめる。
……この女は色々とイカレているが、発言はやけに理にかなったことを言う。
流石は自称天才を称するだけあって、頭の回転自体は良いようだな。
「……ところで、その紅茶は飲まないのか?」
さっきから突っ込むタイミングをなくしていたが、ネルはマスクを外すわけでもなく、ひたすら手に紅茶を持って俺と話している。
「飲んでいいダか? じゃあちょいと失礼して……」
鳥のクチバシのような細長いマスクに手をかける。
にゅるり、とクチバシの先から細長い筒が飛び出してきた。
筒を紅茶に突っ込み、ずるずると音を立てながら紅茶を飲み始める。
「……もう、アレだな。色々突っ込むのが面倒になってきた」
「なんの話しダスか?」
絶対に素顔を見せないつもりだなコイツ。
つうか、熱々の紅茶をストローで飲むとか、火傷しそうなんだが……。
「仮にあの二人が魔族と協力者ダったとするダ……」
紅茶を一気に飲み干し、満足したのか上を向いていたネルが切り出してきた。
「そう考えると、腑に落ちない事も色々あるダスよ」
「腑に落ちない事?」
「まず第一に、“一体誰が、昇降機の鉄縄を切った”ダか?」
「あ……」
確かにそうだ。昇降機は切られた鉄縄の重さにより、かなりのダメージを負っていた。残されていた縄の長さから察するに、かなりの上方……『森のノカ』付近から切断されていたはずだ。
俺はあの時、エストアと昇降機で『夜のノカ』に降り、レオンと合流してその後殆どの時間を一緒に居た。
この診療所で眠り病患者を調べている間は離れていたが、昇降機まで行って戻ってくる暇はなかった筈だ。
「第二に、“一体誰が眠り病の患者を殺した”んダか?」
「……確かに、あの二人では殺せなかったはずだ」
眠り病患者が殺された時間は、丁度俺達が聖堂から診療所まで戻ってくるあたりの時間帯だ。多少の誤差があるとしても、診療所から戻ってすぐ熱気球の説明を受けていたエストアとレオンに患者を殺すチャンスは無かった。
「最後に、“一体誰が『森のノカ』に影の子供を放ち、『夜のノカ』にワイバーンを放った”ダ?」
「……」
ワイバーンはまだ分かる。どんな巨大な生物だとしても、躾《しつ》ければ自分のところに戻ってくるよう調教することも可能かもしれない。
だが、同時期、『森のノカ』では魔法生物である影の子供が町を襲っていた。
超遠隔の魔法という可能性もあるが、ワイバーンと戦いつつ、俺達と会話をしつつ、何食わぬ顔で魔法を使い続ける、そんなことが可能なのだろうか。
「以上のことから、ネルネルはあの二人が魔族と協力者である線はあまりないと思っているダ。あったとしても、協力者、という立場だけダと思うダよ」
「『黒いローブの男』は別にいる……か」
「ダとしても、なんにせよ、『黒いローブの男』なる魔族を探すには、レオンかエストアを探すのが一番早い気がするダよ。歩いて『森のノカ』に向かったんダとしたら、その足取りを追ってみるのもいいかもしれないダよ」
足取りか……。追いたいのはやまやまだが、残念なことにその案内ができるのは管理人であるレオンだけだ。
……いや、待てよ。
「……いるじゃないか。『夜のノカ』を案内できそうなヤツが」
「ダぁねぇ……」
俺とネル、二人の視線が一つのベッドに集中した。
「人影……ダスか。人型の魔族は珍しくねぇダよ」
「そうなのか?」
診療所のベッドに眠るシルワを見守りながら、鳥の姿をした女と話を続ける。
『夜のノカ』聖堂から脱出した俺は、シルワを抱えながらなんとか診療所まで辿り着いていた。
途中エロい意味じゃなく、何度も腰が砕けそうになったが、なんとか表情を変えずに辿り着けた……と信じたい。
もう、しばらくの間はお姫様抱っこをするなど懲り懲りだ。
「中央都市《レセル》の暗黒街に禁書を専門に売ってる店があるダ。そこに『漆黒の魔族大図鑑』なる物が売ってたもんダから、一時期、ネルネルは立ち読みしに通ってたダよ」
「……ここまで突っ込みどころ満載の発言はそうそうないな」
暗黒街をフラフラしてたのかコイツは。そして何だその中二心をくすぐるネーミングの図鑑は。そして、そんな専門店で立ち読みするな。買ってやれ。
「そもそも、一部の魔族は人間に化ける事ができるんダス。角を消したり、尻尾を消したりダよ。その見かけた人影ってのも、人間に化けてる魔族かもしれないダスね」
「人間と変わらない格好か……黒いローブの男がそうであったとして、服装を変えたとしたら見つけるのは至難の業だな」
「見つける方法もあるダよ。ちょーっと待ってるダよ」
ネルがクルクル回りながら部屋の外に出ていってしまった。
どうでもいいが、眠り病患者がいなくなってもマスクを脱がないんだな。趣味なのか?
あの変な羽マントの下は華奢な女の身体をしていた。背も小さいし、女であることは間違いないんだろうが、ここまで隠されると素顔を見たくなってくるな。
このパターンは、案外絶世の美女だったりするものだが……いや、無いな。
美女があんなイカレポンチでアホなキャラクターだとは思いたく――
「お待たせダぁよ~。人間に化けた魔族を元の姿に戻す薬取ってきたダ!」
「天才か! お前は!」
なんだこの天才は。医者なんてやってる場合じゃないだろう。
「この辺り一帯にしか生えない、輝苔《カガヤキゴケ》なる植物があるダよ。過去に人間に化けて悪さしてた魔族をそれで倒した話しがあるダ、暇を持てあましたネルネルはそれを思い出して同じのを作ってみたんダ」
「天才か!」
なんだこの女は。気球を作ってみたり謎の薬を作ってみたり。有り余る暇を与えれば戦闘機くらい作り出せるんじゃないか?
「けど、かき集められるだけかき集めてコレだけしかできなかったダ。大事に使うダよ」
手のひらに収まるサイズの小瓶を渡してくる。
中を見ると瓶の半分程度の量で、透明な液体が揺れていた。
「これは飲み薬なのか?」
「そうダよ。これだけ飲めばたちまち元の姿に戻る……はずダ!」
「はずって……まあ、試しに使うってことができないからな。飲み薬ってことは一回分くらいか?」
「ダぁね。コイツが魔族ダ! って思ったらこっそり飲ましてみるダよ」
一回勝負か。しかも効くかどうか確証はない。……無いよりかはマシだが、あまりアテにはできないかもしれないな。
「にしても、内臓を抜いた死体ダスか。またどえらいモノ見つけたんダな」
薬ついでに持ってきた紅茶セットを使い、ネルは手際よく紅茶を煎れだす。
「逆さ吊りにされ、服は全て脱がされていた」
「食料にでもするつもりダったんダスかねぇ」
二人分の紅茶を煎れ終えたネルがとんでもないことを言い出す。
……だが、的は射ている。他に服を剥いで内臓を全て抜く理由などそうそう思いつくものではないだろう。
「塩気はなかったが、その可能性は高いな。俺も正直、そう推測している」
「であれば、吊していた場所が気になるダぁね。当たり前の話しダけど、自分の食う物は自分の縄張りに置いとくものダス」
渡された紅茶を一口含み、考える。確かにその通りだ。
貯蔵する食糧を他人の家に置いておくヤツはいない。それは自然動物であったとしても同じだ。狩った獲物は、自分のテリトリーに必ず置くはずだ。
「『夜のノカ』聖堂に縁がある人物の仕業ということか……?」
「普通に考えればそうダけど、だとするなら、やったのは一人しかいなくなるダよ」
「……レオンか」
そもそもあの聖堂に住む人間は一人しかいない。それは誰でもない、『夜のノカ』管理人のレオンだ。
俺は以前、魔族とそれに協力する人間がいると推測を立てた。
その魔族に協力する人間こそ、レオンだったということか。
「……死体は背後から首を絞められて殺されていた。レオンが魔族のために殺したとして、死体との関連性は?」
「んなもん考える必要あるダか? 誰でも良かったんでねぇか? お手頃な女を見つけてぱぱっと絞めた。んで内臓抜いて干しといたところを王子が見つけた。そう考えるのが一番つじつま合うダよ」
「……確かに、そうだな」
ネルの言うとおりだ。だが、理論とは別に俺の心に引っかかるものがある。何かを見逃している。そんな直感が俺の頭にアラートを流している。
「ではレオンが協力者だったとして……魔族は一体誰なんだ?」
「推測できないダス。レオンとっ捕まえて聞くのが一番いいと思うダよ」
ネルが紅茶を持ちながら答える。……正にその通りだ。だが、先ほど聖堂に向かったときはレオンはいなかった。
エストアと一緒に『森のノカ』に向かうと言って別れたきり奴らとは会っていない。
……探しに行ってみるにしても、森も町も広すぎる。アテもなくさまよったところで見つけることはできないだろう。
「……エストアとは親しい仲のようだった。人間のふりをした魔族となると、現状怪しいのはアイツくらいか?」
黒髪の少女の笑顔が脳裏を横切る。少女は孤児で、その保護者だと言っていた。魔族だったと仮定して、邪推するならば……碌でもない理由で少女を保護していたことになってしまうが。
「余談は禁物ダぁよ。実験でもなんでも『きっと、こうダろう』なんて思ってやっていたら大事な部分を見逃したりするもんダス」
紅茶とにらめっこするネルを見つめる。
……この女は色々とイカレているが、発言はやけに理にかなったことを言う。
流石は自称天才を称するだけあって、頭の回転自体は良いようだな。
「……ところで、その紅茶は飲まないのか?」
さっきから突っ込むタイミングをなくしていたが、ネルはマスクを外すわけでもなく、ひたすら手に紅茶を持って俺と話している。
「飲んでいいダか? じゃあちょいと失礼して……」
鳥のクチバシのような細長いマスクに手をかける。
にゅるり、とクチバシの先から細長い筒が飛び出してきた。
筒を紅茶に突っ込み、ずるずると音を立てながら紅茶を飲み始める。
「……もう、アレだな。色々突っ込むのが面倒になってきた」
「なんの話しダスか?」
絶対に素顔を見せないつもりだなコイツ。
つうか、熱々の紅茶をストローで飲むとか、火傷しそうなんだが……。
「仮にあの二人が魔族と協力者ダったとするダ……」
紅茶を一気に飲み干し、満足したのか上を向いていたネルが切り出してきた。
「そう考えると、腑に落ちない事も色々あるダスよ」
「腑に落ちない事?」
「まず第一に、“一体誰が、昇降機の鉄縄を切った”ダか?」
「あ……」
確かにそうだ。昇降機は切られた鉄縄の重さにより、かなりのダメージを負っていた。残されていた縄の長さから察するに、かなりの上方……『森のノカ』付近から切断されていたはずだ。
俺はあの時、エストアと昇降機で『夜のノカ』に降り、レオンと合流してその後殆どの時間を一緒に居た。
この診療所で眠り病患者を調べている間は離れていたが、昇降機まで行って戻ってくる暇はなかった筈だ。
「第二に、“一体誰が眠り病の患者を殺した”んダか?」
「……確かに、あの二人では殺せなかったはずだ」
眠り病患者が殺された時間は、丁度俺達が聖堂から診療所まで戻ってくるあたりの時間帯だ。多少の誤差があるとしても、診療所から戻ってすぐ熱気球の説明を受けていたエストアとレオンに患者を殺すチャンスは無かった。
「最後に、“一体誰が『森のノカ』に影の子供を放ち、『夜のノカ』にワイバーンを放った”ダ?」
「……」
ワイバーンはまだ分かる。どんな巨大な生物だとしても、躾《しつ》ければ自分のところに戻ってくるよう調教することも可能かもしれない。
だが、同時期、『森のノカ』では魔法生物である影の子供が町を襲っていた。
超遠隔の魔法という可能性もあるが、ワイバーンと戦いつつ、俺達と会話をしつつ、何食わぬ顔で魔法を使い続ける、そんなことが可能なのだろうか。
「以上のことから、ネルネルはあの二人が魔族と協力者である線はあまりないと思っているダ。あったとしても、協力者、という立場だけダと思うダよ」
「『黒いローブの男』は別にいる……か」
「ダとしても、なんにせよ、『黒いローブの男』なる魔族を探すには、レオンかエストアを探すのが一番早い気がするダよ。歩いて『森のノカ』に向かったんダとしたら、その足取りを追ってみるのもいいかもしれないダよ」
足取りか……。追いたいのはやまやまだが、残念なことにその案内ができるのは管理人であるレオンだけだ。
……いや、待てよ。
「……いるじゃないか。『夜のノカ』を案内できそうなヤツが」
「ダぁねぇ……」
俺とネル、二人の視線が一つのベッドに集中した。
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