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三章 ――白色の王子と透明な少女――
⑤<少女2> 『悪の魔族戦』
しおりを挟む⑧【ソフィア】
ナルヴィの両腕が広がり、大人型の影が二匹、何もない空間から現れる。
また、あの影!? なめないでよ!
「“私”、あの二匹を倒して! 私はナルヴィを相手する!」
“私”がうなずき、影の一匹へと突きを繰り出した。二体の影の攻撃を避けながら攻撃している。もう相手の動きも読めた。二体がかりの攻撃だけど負けることはないと思う。
光の粒子が広がるのを横目に、ナルヴィに向け駆ける。
「ナルヴィ! あなたの相手は――うぁああああ!?」
黄色の閃光が私の頭上を通り過ぎる。瞬時にしゃがみ込みこみ、なんとか避けきれた。偶然、たまったまだ。
『ちょっと、背中が焦げた……』
頭の上にいるメフィスも無事らしい。ほんの少しだけどこんがり焦げた匂いが鼻を通る。
ナルヴィの背にある黄色の炎が燃え上がる。
咄嗟に走った私の周りを閃光が駆け巡り、背後で爆風が噴き上がる。
「で、出ろ! 『全身鏡』!」
私の目の前に現れた全身鏡に閃光が反射され、ナルヴィへとぶち当たる。
自分の閃光を受け、爆風が身体で広がる。背中の炎が消え、ナルヴィが呻き声を上げて仰け反った。
今だ!
隙を突く、咄嗟に近づいた私は自分の決断を後悔した。
ナルヴィの背から外れた青い炎が、丁度私の頭上付近に浮き上がり大きく広がったからだ。
何か、くる!
「出ろ! 『空っぽの本棚』!」
斜めになるように本が入っていない本棚を目の前に呼び出す。地震の後、お片付けをするときに見たやつだ。
狙うは、一番下の棚。私の身体がすっぽりと入る!
身体を転がし、滑り込むように倒れ込む本棚へと入り込む。一番下の棚に入った瞬間、激しい音が本棚の中にいる私目掛け反響を繰り返す。
本棚を消した瞬間、身体周辺につららが落ちてきた。私の胴体くらいの太さだ。刺さったら私の身体なんて簡単に突き破れそう。
つららが突き刺さる床を飛び越え、ナルヴィから距離を置く、その私の周辺に紅色の炎が床を這い、赤く丸い線に囲まれる。
――マズい、逃げ場がない!
「『樽のお風呂』!」
小さく飛び上がりながら身体を縮め、私の周辺を囲うように樽の風呂釜を呼び出す。すっぽりと収まるように風呂釜が現れる。
爆風が上がり、お風呂ごと高く舞い上がる。爆炎の余波が樽の中まで入ってくる。
「ったぁああ!?」
床に落ちた樽は無残に崩れ去り、床にへたりこむ私。
うん、なんか、臭い……。
『ソフィア! 腕!』
「うで……うぁああああ!?」
私の着る服、その袖が燃え上がっていた。
「で、出ろぉ! 『台所にあるなんか分かんないけどずっと水が流れている金属の筒』!」
『よく噛まずに言えたね!?』
設置された台ごと生み出された筒から流れる水で腕の炎を消す。
くそう、この服、気に入っていたのに。
でも腕が無事で良かった。ちょっとひりひりするけど、そんなに深い火傷になってなさそう。
それにしても……
「ムリムリムリムリ!! あんなのどうやって倒すのよ!? 私、絵本の英雄じゃないんだよ!? ただの女の子だよ!?」
『さすがに、厄災の眷属なだけあるね。……でも妙だ。攻撃が止まった』
メフィスの言葉に落ち着いてみると、ナルヴィは浮かび上がったまま私の動向を見つめている。
大人型の影も消えていた。私が消す前に、“私”が倒してくれたのだろう。
「どうして? あの黄色い炎を撃ってきても良さそうなのに」
『……多分、彼のお陰だ。そこに倒れている王子』
確かに、メフィスの言うように私の近くにはロキ王子が倒れていた。
「……王子様には攻撃をしてこないってこと? なんで? さっき握りつぶそうとしていたよね?」
『分からない。でも二人の会話を聞く限り、ナルヴィは王子に愛情を持っているようだった』
ますます訳がわからない。
「好きなんだったら、なんであんなことしていたのよ」
『ナルヴィは多分、人の意識だ。人の愛情なんて、僕に分かるはずがないよ』
私だって分からないよ。
でも、今はそれを利用するしかない。とにかくこの場所でナルヴィに攻撃をすれば――
す、すれば――
私の動向を見守っていたナルヴィの背に動きがある。背中に背負った魔方陣が回転し、黒い炎と白い炎がナルヴィの肩越しに現れた。
黒い炎が魔方陣から離れ、床に落ちる。黒煙が噴き上がり、影が膨れ上がる。
それは今まで見てきた影達とは別種の姿形をしていた。
真っ黒な影に光る縁取りは変わらない。けれど、その姿は人とはほど遠い姿をしていた。
シーカーガルの二倍はありそうな横幅、顔は獣のそれで長い牙と爪を持っている。
丸太みたいな両腕と脚をしていて、筋肉が隆起している。
『……マズいよ、魔族だ。多分、眷属の一匹だ』
「嘘でしょ……」
一匹だけでも持てあましているのに、他の眷属も?
絶対、私に倒せるわけない。
私が瞬きをした瞬間、眷属の影が目前へと接近した。
爪と細剣《レイピア》が激しく重なり合った。
⑨【ソフィア】
「――早すぎ、でしょ!?」
襲いかかる爪の猛攻を必死に切り払う。受けてすぐに分かった。
この魔族、強すぎる。
「出ろ! 『シーカーガル』!――あっ!?」
シーカーガルが出た瞬間、首が宙を舞った。
私があれだけ苦戦したのに、瞬殺ですか。
「『シーカーガル』! 『シーカーガル』! 『シーカーガル』! 『シーカーガル』! 『シーカーガル』!」
距離を置きながら狼を出す。出す度に切り裂かれ、引きちぎられ、首や腕が吹き飛んでいく。
なんなの、この魔族。あんなに固い狼を紙みたいに引きちぎってる。
「こんな化け物、どうやって倒したのよ!?」
昔の人、凄い。ってそんなこと考えている場合じゃない。
「だったら、これなら――『変な彫刻の石』!」
出た瞬間、粉々になる石柱。
『ソフィア! ナルヴィが!』
いつの間にか黄色い炎を背負ったナルヴィが閃光を放ち、それを紙一重で交わす。
激しい光が通り抜け、眷属の影が動きを止めた。
「こ、こんなの相手してられない! 『大白鳩《シェバト》』!」
飛び上がった私の眼前に巨体を持った魔族の身体が迫る。脚力で飛び上がり、私を突き刺そうと迫る。
「出ろ、『彫刻の石』!」
咄嗟に背中の大白鳩《シェバト》を消したものの、出した瞬間、固い石柱は粉砕される。
駄目だ。逃げられない。
この影の攻撃を食らったら、私なんて簡単にバラバラになる。
避けても、ナルヴィの撃つあの魔法の閃光が――
――!!――
「出ろ! 『メダルのお化け』!」
封印していた記憶を蘇らせる。二度と見たくないと思っていたけれどそうも言ってられない。
目の前に現れた魔物の身体が、粉砕される。……けれど、一部分だ。中央部分は無事。
甘いよ。この子を相手するなら、狙うのは中央の目だ。
そう、身体が半分焼けても生きてるこの子なら、中央の大きな目が無事なら――
「いけぇ! 光魔法!」
魔族の身体を貫通するように、閃光が放たれた。
眷属の影が拡散し、光の粒へと変化する。光魔法の閃光はナルヴィの身体をかすめ、部屋の壁にあたって爆風を上げた。ナルヴィが大きく仰け反り、背中に付いている魔方陣の炎が全て消える。
着地した私は既に確信していた。
ナルヴィの弱点、それを既に見つけていた。
「お、王子様! 失礼します!」
慌てて倒れ込んでいる王子に近づき、王子の懐を漁る。
えーっと、これは、違う。違う。違う! こ、これだ!
記憶を頼りに目的の固い物体を引き抜く。
あった! これだ!
王子様はこれを、マシューの部屋で使ってみせた。
まさかこんなところで、役に立つなんて。
私の手には綺麗に削られた拳大の宝石が握られていた。
『どうするの? それを』
「そんなの決まってるじゃない! メフィス、目を瞑っててね!」
黒い炎が床に落ち、新たな黒い影が生まれる。今度は足が蜘蛛みたいになった女の子が生み出される。
もう眷属の影を相手するなんて、こりごりだ。
「ナルヴィ! これを見ろ!」
初めての経験。だけど、できる、私ならきっと――
夢魔法と同じように、意識を宝石に集中させる。
半球型の天井を持つ部屋。その全てが閃光に包まれた。
⑩【ソフィア】
閃光が放たれた瞬間、黒い炎から生まれていた蜘蛛の女の子が消し飛んだ。
ナルヴィが激しく苦しみだす。
「やっぱり、思った通りだ!」
『どういうこと? 説明して』
説明なんてしている暇はない。
ナルヴィの弱点は強い光だ。強い光を浴びると背中の炎が消えて苦しみだす。
「そうと分かったら――」
ナルヴィが背中に炎を灯すたび、閃光を放って動きを止める。
苦しんでいる間に接近する。
『ちょっと、眩しい! やるなら言ってよ!』
「うるさい! 余裕ないの!」
片手に宝石、片手に細剣《レイピア》を持ち接近する。私の間合いに入った瞬間ナルヴィのエラが大きく広がり、爪が私に襲いかかってきた。
「この程度なら――!」
細剣《レイピア》で受け流し、腕を突き刺す。
ナルヴィが叫び声を上げ、大きく後ろに下がった。けれど、遅い。
既に私は、間合いを詰めていた。ナルヴィの両腕に狙いを定め、突きを繰り返す。
ナルヴィの腕から緑色の血が噴き出す。
「もう諦めて! あなたの負けよ!」
両腕が使えなければ、きっと諦めるはず。戦意を喪失するはず。
そう考えていた私は、自分の考えが甘かったことを悟る。
閃光を光らせた直後、私は気がついた。
ナルヴィの背中に付いた魔方陣、その中に半透明の炎が燃え上がっていることに。陽炎のようにゆらめく炎の幻影が消えていないことに。
視界が白に包まれた。想定外の強い光を浴び、私の目がその役割を放棄する。
「うそ、でしょ……」
目が、見えない。
視界が暗闇に包まれ、私の思考は混乱した。
『ソフィア! 離れて!』
メフィスの言葉に、両足に力を入れる。けれど、遅かった。
両足を何かに絡め取られた。足が、動かない。
「『無の燈』は私が受けた魔法をそのまま返す魔法。私がどんな状況であったとしても、これだけは使える。けれど、私が『閃光』の魔法を使うのには少し抵抗があった」
ナルヴィの落ち着いた声が聞こえてくる。
私の視界が徐々にその役割を戻してくる。
自分の周りには緑の炎が広がっていた。
足には長く伸びた木の幹が纏わりつき、私の身体を這うように昇っていく。
「見てのように、『緑の燈』は相手の足元から樹木を生み、動きを封じながら絞め殺す魔法よ。……さて、負けるのはどちらかな?」
両腕から血を流したナルヴィが肩から息を吐きながら私を指差す。
木の幹が私の身体を伝い、首筋を這いながら両腕の動きを止める。
……もう少しだったのに。
もう少しで、勝てたのに。
「この『燈のナルヴィ』相手に、良く頑張りましたと誉めてあげる。ここまで、深手を負ったのは『帝都決戦』のあの日くらいよ。……まあ、どうせすぐに“戻る”のだけどね。ゆっくりと、自分を称えながら樹木になりなさい」
息ができない。
身体を這う樹木が徐々に太くなっていく。樹木から生えた葉っぱが顔を覆っていく。
どれだけ考えても、もう巻き返せない。
私の負けだ。
勝てるはずがなかった。
調子にのって、眷属に勝負を挑むこと自体が、間違いだったんだ。
ごめん、マシュー、私はここで――
「あなたの負けよ。ソフィア」
『いいや、ナルヴィ。君の負けだ』
顔を覆う葉の隙間から私は見た。
いつの間にか、メフィスがナルヴィの頭に乗っていた。
体中がかがやき、赤い雷をまとう。
バチンと、激しい音が響き渡った。
瞬間、私の身体を覆っていた樹木が消え去った。
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