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第28話:再会と決着
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ルナリア聖教国と王国の国境付近で行われる、歴史的な「和平・通商条約締結式」。
会場となる神殿の周囲は、両国の騎士団によって厳重に警備されていた。だが、その華やかな舞台の裏側――会場の隅で泥だらけになりながら、石畳を磨いている三人の男女がいた。
かつてのアデナウアー公爵、ディートリヒ、そしてマリアだ。
彼らは「反逆者の家族」として、強制労働の一環でこの会場の清掃係として駆り出されていた。
「……見ろ、ルナリアの皇太子妃だ……」
「なんて美しさだ。まるで女神のようじゃないか」
周囲の騎士たちのざわめきと共に、黄金の馬車が到着した。
降りてきたのは、まばゆいばかりの白銀のドレスを纏い、皇太子シオンの腕に抱かれたエルゼだった。
その姿を見た瞬間、三人の目に狂気じみた希望が宿った。
「エ、エルゼ……! エルゼじゃないか!」
「お姉様! 私よ、マリアよ!」
彼らは制止する騎士たちの腕を振り切り、泥のついた体で赤絨毯の上へと転がり出た。そのまま、エルゼの足元に額を擦り付け、土下座の姿勢で縋り付く。
「エルゼ、許してくれ! 私が悪かった! お前の言う通りだ、私たちが無能だったんだ!」
「姉上、お願いだ、僕を助けて! ルナリアへ連れて行ってくれ、何でもするから!」
「お姉様ぁ! お腹が空いて死にそうなの、昔みたいに美味しいものを用意して!」
あまりの醜態に、会場は静まり返った。
エルゼは、足元で泥水を啜りながら泣き叫ぶ三人の男と女を、無表情で見下ろした。
その瞳には、怒りも、悲しみも、憐れみすらない。ただ、道端に落ちている石ころを見るような、完全なる「虚無」があった。
「……シオン様。この方たちは、どなたかしら?」
エルゼの鈴の音のような声が響いた。
「さあね。我が国の神聖な式典に紛れ込んだ、ただの不法入国者か、あるいは狂人だろう。不愉快な思いをさせてすまない、エルゼ」
シオンが彼女の肩を抱き寄せると、エルゼはふっと微笑んだ。
「……そう。私の知っている『家族』は、既に二年前、私が断頭台に向かった時に全員死にましたもの。……この汚らしい方々のことは、存じ上げませんわ」
「なっ……! エルゼ、何を……!」
「お姉様、嘘でしょ!? 私たちを捨てるっていうの!?」
エルゼは一歩前へ踏み出し、父の指先をドレスの裾で踏みつけるようにして、静かに言い放った。
「衛兵。この赤の他人たちを追い出してちょうだい。式典の空気が汚れてしまうわ」
「はっ!」
騎士たちに引きずられていく三人。彼らは必死にエルゼの名前を呼び続けたが、エルゼは一度も振り返ることなく、シオンと共に神殿の奥へと消えていった。
前世で、私が必死に伸ばした手を振り払ったのは、あなたたち。
今世で、私が差し出した「地獄」を受け取るのは、あなたたち。
エルゼ・フォン・アデナウアーは、この日、名実ともに死んだ。
そして今、この国を統べる王妃としての、新しいエルゼが誕生したのだ。
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📖 読者の皆様へお願い 📖
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本日は数多ある素敵な作品の中から、本作を最後までお読みいただきまして、
心より、、本当に、心からの感謝を申し上げます……!!✨
。・゜・(ノД`)・゜・。
「この先、一体どんな運命が待ち受けているの……!?」
「物語の続きが気になって、もう待ちきれない!」
「なんだか面白そう! もっとこの世界に浸っていたい!」
もし、あなたの心にそんな小さな灯がともったのであれば、
作者としてこれほど光栄で、幸せなことはございません。
そこで、皆様にお願いがございます……!🙏✨
本作をこれからも盛り上げていくために、ぜひあなたの「お力」を貸してください!
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孤独な執筆作業に打ち込む作者にとって、何よりの宝物であり、
次のエピソードを紡ぎ出すための「最強の魔法」になります……!🔥
「続きが読みたい!」というそのお声に応えるべく、
これからも全力全開、魂を込めて物語を書き進めてまいります!
あなたの温かい応援を、心より、切実にお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします!!!(๑•̀ㅂ•́)و✧
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THANK YOU FOR READING!
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