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わたしの婚約
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魔力継承の一連の作業を見て、
魔法書士の仕事に興味を持ってしまったわたし。
あれから王立図書館に通っては
魔法書士関連の書物を読み漁っていた。
いつしか月日は過ぎ、
わたしは14歳になっていた。
今日もつい図書館に長居してしまい、
帰り道を急いでいる。
図書館からブライス家の屋敷まではそう遠くないとはいえ、夕方も遅い時間になってしまった。
これ以上遅くなると絶対に家令のアーチーが眉間にシワを刻んで探しに来る。
わたしが早歩きで帰路を急いでいると、
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「また図書館?
今日はまた随分と遅い帰りじゃないか」
「ワルター」
「遅くなるとまたアーチーが心配して迎えに来るよ」
「だからこうやって急いでるんじゃない、
じゃあわたし先に帰るわよ」
わたしがそう言って歩き始めると
ワルターがついて来る。
「なに?」
「何って、俺も帰ろうと思って」
「後ろのお友達はいいの?
みんなこっちを見てるわよ」
わたしがワルターの後ろを指し示す。
数名の女の子がこちらを見ていた。
「友達の友達なんだ。さっきそこの店を出た所で
声を掛けられただけだから」
それって絶対、
ワルターの事を待ち伏せしてたんだと思うけど……。
ほら、すんごい怖い顔でわたしを睨んでくる。
「いいから、帰ろう」
ワルターがわたしの肩を抱いて促す。
わたしは素直に従った。
夕日に背を押され、二人で歩く。
二人分の長い影が行く先を指し示すように
伸びていた。
影の長さに随分な差がある。
ワルターはここ数ヶ月でめきめきと身長が伸びた。
出会った頃はわたしより少し高いくらいだったのに。
ワルターは17歳になっていた。
来月には魔術学校に入学する事になっている。
魔術学校は全寮制なので、
たとえ家が王都内にあったとしても
入寮する決まりになっているらしい。
課題や単位の取得が大変らしいから
なかなか帰って来れないだろうとフレディ様が
言っていた。
いいな、魔術学校。
魔法書士の勉強する環境としても良いと
耳にする。
でもわたしは居候の身。
わたしも進学したいなんてとてもじゃないけど
言えない。
その気になれば、やる気さえあれば、
勉強はどこでも出来る。
図書館に置いてある
魔法書士の試験の過去問を手当たり次第
勉強してゆけば……なんて事をぼんやり考えてると視線を感じた。
ワルターがこちらを見ている。
「何?」
「いや……リスの背が伸びたなぁなんて」
「それはこちらのセリフよ。
それにまたリスって呼ぶ」
「だってシリスっていつも
ちょこまかと動き回ってリスみたいだからさ」
「ちょこまかとなんかしてないっ」
「あはは!」
わたしが拳を振り上げると
ワルターが笑いながら避ける。
「でも何をそんなに熱心に図書館通いしてるの?」
「……」
「あれ?リス?」
わたしはまだ、
将来は魔法書士になりたいという事を誰にも
話していなかった。
でも、その夢のきっかけをくれたのは他ならぬ
ワルターだし。話してみようかな。
「……ワルター、
誰にも言わないって約束してくれる?」
「え?何?深刻なヤツ?」
「そういうのじゃないの。
……わたし、魔法書士になりたいんだ」
「えっ!?そうなの!?」
「そう。ワルターの魔力継承の立ち会いをしてくれた魔法書士さんを見て、なんかビビビッて来たの」
「ビビビッかぁ……なるほどね。
それで図書館で勉強してるんだ」
「まだ誰にも言わないでね」
「わかった。今日の夕食のデザートを俺にくれたら、黙っててあげるよ」
「えっ、ずるい!」
「いいじゃないか、丁度ダイエットにもなるし」
「太っていないもの!」
その時、
「その夕食の時間はもうすぐなのですがね、
一向にお戻りにならないとはどういう事でしょうかな?」
互いに言い合いながら歩いていたわたし達は
その声を聞き、ぎくりとして前を見る。
「ワルター様、シリス様、
少々ご帰宅が遅いのではありませんか?」
家令のアーチーが
腕を組んでそこにそびえ立っていた。
わたしとワルターは
顔を合わせてから素直に謝った。
「「……ごめんなさい」」
結局その日の夕食のわたしの分のデザートは
無事だった。
ワルターは約束通り、
みんなには内緒にしてくれた。
それから3日ほどして、
わたしはジョージおじ様から告げられた。
「シリスには将来、ワルターのお嫁さんになって貰いたいと思ってるんだ」
「………え?」
「本当はフレディの妻に……と思ってたんだけど、フレディには伯爵家のご令嬢との縁談を打診されてて、相手は格上の家だから断れないんだ」
「はぁ…そう、ですよね……」
わたしは驚き過ぎて上手く頭が
回らなくなっていた。
「でも私はシリスに本当の娘になって貰いたいんだ。それでワルターとボリス、どちらと添わせるか悩んで……」
「悩んで、ワルターに決められたんですか?」
「いや、ワルターとボリス、二人に決めさせたんだ」
えっ……そんな大事な事を!?
いや、大事な事だから本人たちに
決めさせたということ?
そこにわたしの意思は?と問いたくもなるが、
引き取られた以上、おじ様にはわたしをちゃんと
嫁がせるという責任を負われているわけで。
それが他家か自分の家かの違いだけだ。
いやしかし、
ワルターとボリスは
どうやって話し合って結論を出したんだろう……。
怖い……。
「それでワルターが言ってきた。
自分がシリスの婚約者に決まったと」
「そ、そうですか……」
全く知らなかった……。
ワルターもボリスもそんな事になっていた気配を
微塵も感じさせなかったんだもの。
「シリス、キミの意思を聞きたい。
将来、ワルターの妻になって、ブライス家の
一員になってくれるかい?
もし嫌でないのなら、ワルターが魔術学校に
入学する前に婚約を結んでしまいたいと思ってるんだが……」
……ブライス家の一員。
あまりにも唐突過ぎて、
正直なところ正しい判断が出来ているか
わからないけど、このブライス家の一員に……
という言葉が素直に嬉しかった。
両親を亡くし、天涯孤独の身になったわたしの
家族になってくれた人たち。
その人たちと本当に家族になる。
それは素直に嬉しい事だった。
ワルターの真意がかなり気になるところだけど、
今ここでジョージおじ様に問われて、
断る要因は見当たらなかった。
「……謹んでお受け致します」
その後
ボリスに聞かされた衝撃の事実により、
なぜこの婚約を断らなかったのだろうと深く
後悔する事になるなんて、この時のわたしは
知る由もなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すみません、宣伝です。
『もう離婚してください!』を
小説家になろう版で投稿する事にしました。
作中のひとり言でも書いたのですが、
当初二つのラストで悩んでおりました。
でももう一つのラストもどうしても書きたくなり、
今回なろう版として投稿します。
ロイドのデッドエンドで納得した、
という読者様には受け入れ難いラストになるかと思われますが……。
最終話近くまでは
アルファポリスで投稿した物語と同じになると思われます。
もしよろしければご覧下さいませ。
よろしくお願い致します!
魔法書士の仕事に興味を持ってしまったわたし。
あれから王立図書館に通っては
魔法書士関連の書物を読み漁っていた。
いつしか月日は過ぎ、
わたしは14歳になっていた。
今日もつい図書館に長居してしまい、
帰り道を急いでいる。
図書館からブライス家の屋敷まではそう遠くないとはいえ、夕方も遅い時間になってしまった。
これ以上遅くなると絶対に家令のアーチーが眉間にシワを刻んで探しに来る。
わたしが早歩きで帰路を急いでいると、
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「また図書館?
今日はまた随分と遅い帰りじゃないか」
「ワルター」
「遅くなるとまたアーチーが心配して迎えに来るよ」
「だからこうやって急いでるんじゃない、
じゃあわたし先に帰るわよ」
わたしがそう言って歩き始めると
ワルターがついて来る。
「なに?」
「何って、俺も帰ろうと思って」
「後ろのお友達はいいの?
みんなこっちを見てるわよ」
わたしがワルターの後ろを指し示す。
数名の女の子がこちらを見ていた。
「友達の友達なんだ。さっきそこの店を出た所で
声を掛けられただけだから」
それって絶対、
ワルターの事を待ち伏せしてたんだと思うけど……。
ほら、すんごい怖い顔でわたしを睨んでくる。
「いいから、帰ろう」
ワルターがわたしの肩を抱いて促す。
わたしは素直に従った。
夕日に背を押され、二人で歩く。
二人分の長い影が行く先を指し示すように
伸びていた。
影の長さに随分な差がある。
ワルターはここ数ヶ月でめきめきと身長が伸びた。
出会った頃はわたしより少し高いくらいだったのに。
ワルターは17歳になっていた。
来月には魔術学校に入学する事になっている。
魔術学校は全寮制なので、
たとえ家が王都内にあったとしても
入寮する決まりになっているらしい。
課題や単位の取得が大変らしいから
なかなか帰って来れないだろうとフレディ様が
言っていた。
いいな、魔術学校。
魔法書士の勉強する環境としても良いと
耳にする。
でもわたしは居候の身。
わたしも進学したいなんてとてもじゃないけど
言えない。
その気になれば、やる気さえあれば、
勉強はどこでも出来る。
図書館に置いてある
魔法書士の試験の過去問を手当たり次第
勉強してゆけば……なんて事をぼんやり考えてると視線を感じた。
ワルターがこちらを見ている。
「何?」
「いや……リスの背が伸びたなぁなんて」
「それはこちらのセリフよ。
それにまたリスって呼ぶ」
「だってシリスっていつも
ちょこまかと動き回ってリスみたいだからさ」
「ちょこまかとなんかしてないっ」
「あはは!」
わたしが拳を振り上げると
ワルターが笑いながら避ける。
「でも何をそんなに熱心に図書館通いしてるの?」
「……」
「あれ?リス?」
わたしはまだ、
将来は魔法書士になりたいという事を誰にも
話していなかった。
でも、その夢のきっかけをくれたのは他ならぬ
ワルターだし。話してみようかな。
「……ワルター、
誰にも言わないって約束してくれる?」
「え?何?深刻なヤツ?」
「そういうのじゃないの。
……わたし、魔法書士になりたいんだ」
「えっ!?そうなの!?」
「そう。ワルターの魔力継承の立ち会いをしてくれた魔法書士さんを見て、なんかビビビッて来たの」
「ビビビッかぁ……なるほどね。
それで図書館で勉強してるんだ」
「まだ誰にも言わないでね」
「わかった。今日の夕食のデザートを俺にくれたら、黙っててあげるよ」
「えっ、ずるい!」
「いいじゃないか、丁度ダイエットにもなるし」
「太っていないもの!」
その時、
「その夕食の時間はもうすぐなのですがね、
一向にお戻りにならないとはどういう事でしょうかな?」
互いに言い合いながら歩いていたわたし達は
その声を聞き、ぎくりとして前を見る。
「ワルター様、シリス様、
少々ご帰宅が遅いのではありませんか?」
家令のアーチーが
腕を組んでそこにそびえ立っていた。
わたしとワルターは
顔を合わせてから素直に謝った。
「「……ごめんなさい」」
結局その日の夕食のわたしの分のデザートは
無事だった。
ワルターは約束通り、
みんなには内緒にしてくれた。
それから3日ほどして、
わたしはジョージおじ様から告げられた。
「シリスには将来、ワルターのお嫁さんになって貰いたいと思ってるんだ」
「………え?」
「本当はフレディの妻に……と思ってたんだけど、フレディには伯爵家のご令嬢との縁談を打診されてて、相手は格上の家だから断れないんだ」
「はぁ…そう、ですよね……」
わたしは驚き過ぎて上手く頭が
回らなくなっていた。
「でも私はシリスに本当の娘になって貰いたいんだ。それでワルターとボリス、どちらと添わせるか悩んで……」
「悩んで、ワルターに決められたんですか?」
「いや、ワルターとボリス、二人に決めさせたんだ」
えっ……そんな大事な事を!?
いや、大事な事だから本人たちに
決めさせたということ?
そこにわたしの意思は?と問いたくもなるが、
引き取られた以上、おじ様にはわたしをちゃんと
嫁がせるという責任を負われているわけで。
それが他家か自分の家かの違いだけだ。
いやしかし、
ワルターとボリスは
どうやって話し合って結論を出したんだろう……。
怖い……。
「それでワルターが言ってきた。
自分がシリスの婚約者に決まったと」
「そ、そうですか……」
全く知らなかった……。
ワルターもボリスもそんな事になっていた気配を
微塵も感じさせなかったんだもの。
「シリス、キミの意思を聞きたい。
将来、ワルターの妻になって、ブライス家の
一員になってくれるかい?
もし嫌でないのなら、ワルターが魔術学校に
入学する前に婚約を結んでしまいたいと思ってるんだが……」
……ブライス家の一員。
あまりにも唐突過ぎて、
正直なところ正しい判断が出来ているか
わからないけど、このブライス家の一員に……
という言葉が素直に嬉しかった。
両親を亡くし、天涯孤独の身になったわたしの
家族になってくれた人たち。
その人たちと本当に家族になる。
それは素直に嬉しい事だった。
ワルターの真意がかなり気になるところだけど、
今ここでジョージおじ様に問われて、
断る要因は見当たらなかった。
「……謹んでお受け致します」
その後
ボリスに聞かされた衝撃の事実により、
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知る由もなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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小説家になろう版で投稿する事にしました。
作中のひとり言でも書いたのですが、
当初二つのラストで悩んでおりました。
でももう一つのラストもどうしても書きたくなり、
今回なろう版として投稿します。
ロイドのデッドエンドで納得した、
という読者様には受け入れ難いラストになるかと思われますが……。
最終話近くまでは
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