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プロローグなのにオワタ
どうして?
あんなにお願いしたのに。
どうしてあなたはそこで跪いているの?
あの方の前に、聖女の前に。
聖女に忠誠を誓えば、あなたは聖女のものになる。
その神聖力により、聖女しか愛せない人間になってしまう。
魅了とは似て非なるもの、それが聖女の神聖力だという。
聖女にのみ忠義を尽くし、人生の全てを捧げる。
常に聖女を護り、いざとなればその身を犠牲にしても聖女を救う、聖女を守る為に己の全てを賭す。
それが聖女の聖騎士
そうなればもう、あなたとの人生は望めない。
誉ある聖女の聖騎士と人は言うけれど、そんなの、恋人や婚約者や妻にしてみれば自分よりも聖女を優先する“他人の男”でしかない。
だから絶対に、聖女の聖騎士にだけはならないでとあれほどお願いしたのに……
あなたはわたしの望みよりも出世を選んだ。
わたしと一緒になる為だとあなたは思っているようだけど、聖女によってその肩に聖剣を受けた時から、きっともうわたし達の人生が交わる事はない。
そしてまさに今、
彼の肩に聖女が剣を充てがう。
やめて。
その剣を受けないで。
やめてっ………!
「そなたを私の聖騎士に叙任します」
「はっ。身命を賭して、聖女様にお仕え致します」
あぁ………
あなたは聖剣の誓いを立ててしまった。
これでもう、わたし達は……
「ハイ、オワタ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主人公二人のご紹介
ユラル(17)愛称は「ユラ」。
男爵家の次女で、無自覚転生ヒロイン。
しかし前世の記憶はほとんどなく、自分が転生者だとは知らない。前世で知っていたものを時々ヒラメキとして思い出す。
例えば「あ、太めの棍棒に釘をいっぱい刺して武器にすればいいんじゃないかしら?そしてそれを“釘バット”と呼べばいいんじゃないかしら?」みたいな。
明るくサッパリとした性格で、
わりと思った事がすぐに口から溢れるタイプ。
恋人のライルとは幼い頃から結婚の口約束をして来たが……。
ライル(17)
ユラルの遠縁にあたる平民の騎士。
ユラルと結婚する為になりふり構わず正騎士になり、なにふり構わず聖騎士になったが……。
細かい事は考えない、直感型タイプ。
脳筋。腹筋と同じく脳みそも六つに割れていると言われている。が、本人はそれを褒め言葉だと思っている。
ユラルの家に引き取られるまでスラムにいた為とにかく口が悪い。
そしてとにかくユラルが好き。
あんなにお願いしたのに。
どうしてあなたはそこで跪いているの?
あの方の前に、聖女の前に。
聖女に忠誠を誓えば、あなたは聖女のものになる。
その神聖力により、聖女しか愛せない人間になってしまう。
魅了とは似て非なるもの、それが聖女の神聖力だという。
聖女にのみ忠義を尽くし、人生の全てを捧げる。
常に聖女を護り、いざとなればその身を犠牲にしても聖女を救う、聖女を守る為に己の全てを賭す。
それが聖女の聖騎士
そうなればもう、あなたとの人生は望めない。
誉ある聖女の聖騎士と人は言うけれど、そんなの、恋人や婚約者や妻にしてみれば自分よりも聖女を優先する“他人の男”でしかない。
だから絶対に、聖女の聖騎士にだけはならないでとあれほどお願いしたのに……
あなたはわたしの望みよりも出世を選んだ。
わたしと一緒になる為だとあなたは思っているようだけど、聖女によってその肩に聖剣を受けた時から、きっともうわたし達の人生が交わる事はない。
そしてまさに今、
彼の肩に聖女が剣を充てがう。
やめて。
その剣を受けないで。
やめてっ………!
「そなたを私の聖騎士に叙任します」
「はっ。身命を賭して、聖女様にお仕え致します」
あぁ………
あなたは聖剣の誓いを立ててしまった。
これでもう、わたし達は……
「ハイ、オワタ」
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主人公二人のご紹介
ユラル(17)愛称は「ユラ」。
男爵家の次女で、無自覚転生ヒロイン。
しかし前世の記憶はほとんどなく、自分が転生者だとは知らない。前世で知っていたものを時々ヒラメキとして思い出す。
例えば「あ、太めの棍棒に釘をいっぱい刺して武器にすればいいんじゃないかしら?そしてそれを“釘バット”と呼べばいいんじゃないかしら?」みたいな。
明るくサッパリとした性格で、
わりと思った事がすぐに口から溢れるタイプ。
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