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連載
さわこさんと、寒い日の居酒屋さわこさん
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見渡す限り銀世界のここ、辺境都市トツノコンベでございます。
日が暮れると、その寒さはさらに厳しさを増します。
そんな中、わざわざ居酒屋さわこさんにご来店くださる皆様は、温かいもの……特に、一人鍋を御注文くださる方が大変多くなっている次第でございます。
「いやぁ、今日も寒いねぇ」
そう言いながらご来店くださったのは、常連客のお一人ナベアタマさん。
エミリアから、サービスの一杯を受け取りながらカウンター席へ移動されると、
「さわこさん、とりあえず暖まれる鍋をお願い出来るかな」
そう、私に向かって御注文くださいました。
「では、辛目の物がよろしいでしょうか?」
「あぁ、いいね。それでお願いするよ」
「はい、よろこんで」
笑顔で返答した私は、早速鍋を魔石コンロにかけていきました。
準備したのは
丁寧に下処理を行ったタテガミライオンのもつ
キャベツによく似たこの世界の野菜、キャルベツ
タマネギによく似たタルマネギと、ニラによく似たニルラ
干し椎茸の代わりに、干しカゲタケ
もつをたっぷりのお湯でゆで上げ、沸騰したらざるにあげます。
小鍋に水・酒・クッカドゥウドルのガラスープ・赤味噌・コチュジャンを加えた煮汁を煮こんでいきまして、沸騰しましたら、ここにモツを加えます。
再度沸騰したところでニルラ以外の食材を加えて具材に火が通るまで煮こんでいきます。
最後にニラをのせたら、韓国風モツ鍋の完成でございます。
本来は牛モツを使用するこの料理なのですが、こちらの世界のタテガミライオンのもつが赤味噌やコチュジャンと非常に相性がいいんです。
いつもは博多風のモツ鍋にすることが多いのですが、常連客でございますナベアタマさんはすでに何度もお召し上がりになられているものですから、少し変化を加えてみた次第です。
「さ、お待たせいたしました」
「お、いい匂いだね」
カウンター超しに、私がお鍋の載ったお盆をお渡しいたしますと、ナベアタマさんは大きく鼻で息を吸い込みながら嬉しそうな声をあげられました。
そんな声をお聞きすると、私まで嬉しくなってしまいます。
お好みでご使用いただく一味唐辛子をもセットでお渡ししております。
ナベアタマさんは、鍋をれんげに取り分けると早速口へと運ばれました。
ゆっくり口を動かして、モツの感触を味わっておられます。
「うん、このタテガミライオンのもつはホントに美味しいね。噛めば噛むほど味がしみ出して来て最高だよ。野菜も美味い」
ナベアタマさんは、どんどん鍋の中身を口に運んでいかれます。
「さぁさぁ、食べるばっかじゃなくて、こっちもどうかしら」
そう言いながらバテアさんが一升瓶を片手にナベアタマさんの隣へ移動なさいました。
「お、そうだね。いただこうか」
「ふふ、そうこなくっちゃ」
ナベアタマさんが差し出されたコップに、バテアさんが一升瓶のお酒を注がれます。
バテアさんが注いでおられるのはクラシック仙禽(せんきん)の雄町でございます。
果実酒を思わせるようなフルーティな味わいが、モツ鍋の辛みと口の中で絡み合いまして得も言われぬ新しい旨みを構築していくとでももうしましょうか、私個人的にイチオシの組み合わせでございます。
そのお酒をぐいっとあおったナベアタマさん。
「うん、あうね! これはいける!」
一気に飲み干されたコップを見つめながら嬉しそうに首を振っておいでです。
「じゃ、もう一杯いっとく?」
「当然!」
「ふふ、そうこなくっちゃ」
コップを再度差し出したナベアタマさん。
バテアさんがそこにお酒を再度注いでいかれます。
その光景を拝見しながら、私は他の方から頂いた注文の料理を作成しておりました。
◇◇
ほどなくいたしまして、ナベアタマさんのお鍋の具材が少なくなってきた頃合いになりますと、そこにリンシンさんが歩み寄っていかれます。
「……うどん、いっとく?」
「あぁ、是非!」
「……ん」
ナベアタマさんの前からお鍋を回収したリンシンさんが、そのお鍋を私の元へ持ってきてくださいました。
「……さわこ、よろしく」
「はい、よろこんで」
笑顔でそのお鍋を受け取った私は、それを再度魔石コンロにかけまして、その中におうどんをいれていきました。
毎日、ベルとエンジェさんが
『わっせ、わっせ』
と、仲良くかけ声を合わせながら踏み踏みしてくれているうどんでございます。
一煮立ちしたところで、溶き卵を回し入れまして……これでモツ煮込みうどんが完成でございます。
モツ系のお鍋のシメには、やはりうどんがイチオシです。
「あぁ、いいねぇ……ホントに美味い」
ずずーっとうどんをすすりながら、ナベアタマさんは満足そうな声を再びあげておられます。
すると
「ジュ、僕のピリ辛豆腐鍋も美味しいけど、あのお鍋も美味しそうジュ、さわこ、こっちにもあれと同じ物を頼むジュ!」
近くの席で、お鍋を食べておられた冒険者のジューイさんがそう声をあげられました。
「あ、アタシもアタシも!」
「僕もお願いします!」
同じ席で、ジャッケと小松菜の味噌バター鍋を食べておられたクニャスさんとシロイルさんも共に右手をあげられています。
「はい、よろこんで!」
そんなお三方の声に、私は笑顔でお応えしながら、新しい鍋の準備に取りかかっていきました。
折からの大雪と寒さのせいで満席とはいかない最近の居酒屋さわこさんですが、いつもご贔屓にしてくださっている常連客の皆様のおかげで賑やかなことこのうえございません。
最近は、吟遊詩人のミリーネアさんによります演奏もございますので、賑やかさが倍増されているように感じている次第です。
◇◇
「ふぅ……」
閉店作業を終えた私は、いつものようにお風呂に入って一休みしておりました。
室温調整魔石やだるまストーブのおかげであったかい店内なのですが、お客様が出入りなさったりする際に隙間風が入ってくるものですから、どうしても体のどこかが冷えている感じになってしまっているものですから、こうして湯船にゆったりつかるのは、閉店後の最高の癒やしでございます。
現在のバテアさんのお宅には、
私、リンシンさん、ベルとエンジェさん、ミリーネアさんの、合計5人が居候させてもらっております。
ベルとエンジェさんは、閉店時間にはすっかり熟睡してしまっているので、この時間にお風呂に入るのは、私・リンシンさん・ミリーネアさんに、家主のバテアさんを加えた4人。
1人ずつ入っていると時間がかかりますので、いつも2人ずつ入浴しています。
今日は、私とバテアさんがいっしょの日。
「さわこはいつも気持ちよさそうに湯船につかるわねぇ」
「はい……もう、これは最高の贅沢ですぅ……」
多分、今の私は表情がとろけているはずです。
「まぁ確かにねぇ。昔はめんどくさいから魔法で体を洗浄しただけで終わらせてたアタシだけどさ、さわこに言われて、こうして毎日お風呂に入るようになってからは、その気持ちがよくわかるようになったわ」
「でしょう……はぁ、もう、最高です……」
「でも、さわこ……お風呂も最高だけどさ、この後の晩酌も……」
「はい、それも最高ですね」
私とバテアさんは頷き合いますと、湯船と洗い場を交代し、今度は私が体を洗い、バテアさんが湯船につかられました。
少しでも早く晩酌を……
今の私の頭の中は、すっかり晩酌モードに切り替わっていた次第でございます。
ーつづく
日が暮れると、その寒さはさらに厳しさを増します。
そんな中、わざわざ居酒屋さわこさんにご来店くださる皆様は、温かいもの……特に、一人鍋を御注文くださる方が大変多くなっている次第でございます。
「いやぁ、今日も寒いねぇ」
そう言いながらご来店くださったのは、常連客のお一人ナベアタマさん。
エミリアから、サービスの一杯を受け取りながらカウンター席へ移動されると、
「さわこさん、とりあえず暖まれる鍋をお願い出来るかな」
そう、私に向かって御注文くださいました。
「では、辛目の物がよろしいでしょうか?」
「あぁ、いいね。それでお願いするよ」
「はい、よろこんで」
笑顔で返答した私は、早速鍋を魔石コンロにかけていきました。
準備したのは
丁寧に下処理を行ったタテガミライオンのもつ
キャベツによく似たこの世界の野菜、キャルベツ
タマネギによく似たタルマネギと、ニラによく似たニルラ
干し椎茸の代わりに、干しカゲタケ
もつをたっぷりのお湯でゆで上げ、沸騰したらざるにあげます。
小鍋に水・酒・クッカドゥウドルのガラスープ・赤味噌・コチュジャンを加えた煮汁を煮こんでいきまして、沸騰しましたら、ここにモツを加えます。
再度沸騰したところでニルラ以外の食材を加えて具材に火が通るまで煮こんでいきます。
最後にニラをのせたら、韓国風モツ鍋の完成でございます。
本来は牛モツを使用するこの料理なのですが、こちらの世界のタテガミライオンのもつが赤味噌やコチュジャンと非常に相性がいいんです。
いつもは博多風のモツ鍋にすることが多いのですが、常連客でございますナベアタマさんはすでに何度もお召し上がりになられているものですから、少し変化を加えてみた次第です。
「さ、お待たせいたしました」
「お、いい匂いだね」
カウンター超しに、私がお鍋の載ったお盆をお渡しいたしますと、ナベアタマさんは大きく鼻で息を吸い込みながら嬉しそうな声をあげられました。
そんな声をお聞きすると、私まで嬉しくなってしまいます。
お好みでご使用いただく一味唐辛子をもセットでお渡ししております。
ナベアタマさんは、鍋をれんげに取り分けると早速口へと運ばれました。
ゆっくり口を動かして、モツの感触を味わっておられます。
「うん、このタテガミライオンのもつはホントに美味しいね。噛めば噛むほど味がしみ出して来て最高だよ。野菜も美味い」
ナベアタマさんは、どんどん鍋の中身を口に運んでいかれます。
「さぁさぁ、食べるばっかじゃなくて、こっちもどうかしら」
そう言いながらバテアさんが一升瓶を片手にナベアタマさんの隣へ移動なさいました。
「お、そうだね。いただこうか」
「ふふ、そうこなくっちゃ」
ナベアタマさんが差し出されたコップに、バテアさんが一升瓶のお酒を注がれます。
バテアさんが注いでおられるのはクラシック仙禽(せんきん)の雄町でございます。
果実酒を思わせるようなフルーティな味わいが、モツ鍋の辛みと口の中で絡み合いまして得も言われぬ新しい旨みを構築していくとでももうしましょうか、私個人的にイチオシの組み合わせでございます。
そのお酒をぐいっとあおったナベアタマさん。
「うん、あうね! これはいける!」
一気に飲み干されたコップを見つめながら嬉しそうに首を振っておいでです。
「じゃ、もう一杯いっとく?」
「当然!」
「ふふ、そうこなくっちゃ」
コップを再度差し出したナベアタマさん。
バテアさんがそこにお酒を再度注いでいかれます。
その光景を拝見しながら、私は他の方から頂いた注文の料理を作成しておりました。
◇◇
ほどなくいたしまして、ナベアタマさんのお鍋の具材が少なくなってきた頃合いになりますと、そこにリンシンさんが歩み寄っていかれます。
「……うどん、いっとく?」
「あぁ、是非!」
「……ん」
ナベアタマさんの前からお鍋を回収したリンシンさんが、そのお鍋を私の元へ持ってきてくださいました。
「……さわこ、よろしく」
「はい、よろこんで」
笑顔でそのお鍋を受け取った私は、それを再度魔石コンロにかけまして、その中におうどんをいれていきました。
毎日、ベルとエンジェさんが
『わっせ、わっせ』
と、仲良くかけ声を合わせながら踏み踏みしてくれているうどんでございます。
一煮立ちしたところで、溶き卵を回し入れまして……これでモツ煮込みうどんが完成でございます。
モツ系のお鍋のシメには、やはりうどんがイチオシです。
「あぁ、いいねぇ……ホントに美味い」
ずずーっとうどんをすすりながら、ナベアタマさんは満足そうな声を再びあげておられます。
すると
「ジュ、僕のピリ辛豆腐鍋も美味しいけど、あのお鍋も美味しそうジュ、さわこ、こっちにもあれと同じ物を頼むジュ!」
近くの席で、お鍋を食べておられた冒険者のジューイさんがそう声をあげられました。
「あ、アタシもアタシも!」
「僕もお願いします!」
同じ席で、ジャッケと小松菜の味噌バター鍋を食べておられたクニャスさんとシロイルさんも共に右手をあげられています。
「はい、よろこんで!」
そんなお三方の声に、私は笑顔でお応えしながら、新しい鍋の準備に取りかかっていきました。
折からの大雪と寒さのせいで満席とはいかない最近の居酒屋さわこさんですが、いつもご贔屓にしてくださっている常連客の皆様のおかげで賑やかなことこのうえございません。
最近は、吟遊詩人のミリーネアさんによります演奏もございますので、賑やかさが倍増されているように感じている次第です。
◇◇
「ふぅ……」
閉店作業を終えた私は、いつものようにお風呂に入って一休みしておりました。
室温調整魔石やだるまストーブのおかげであったかい店内なのですが、お客様が出入りなさったりする際に隙間風が入ってくるものですから、どうしても体のどこかが冷えている感じになってしまっているものですから、こうして湯船にゆったりつかるのは、閉店後の最高の癒やしでございます。
現在のバテアさんのお宅には、
私、リンシンさん、ベルとエンジェさん、ミリーネアさんの、合計5人が居候させてもらっております。
ベルとエンジェさんは、閉店時間にはすっかり熟睡してしまっているので、この時間にお風呂に入るのは、私・リンシンさん・ミリーネアさんに、家主のバテアさんを加えた4人。
1人ずつ入っていると時間がかかりますので、いつも2人ずつ入浴しています。
今日は、私とバテアさんがいっしょの日。
「さわこはいつも気持ちよさそうに湯船につかるわねぇ」
「はい……もう、これは最高の贅沢ですぅ……」
多分、今の私は表情がとろけているはずです。
「まぁ確かにねぇ。昔はめんどくさいから魔法で体を洗浄しただけで終わらせてたアタシだけどさ、さわこに言われて、こうして毎日お風呂に入るようになってからは、その気持ちがよくわかるようになったわ」
「でしょう……はぁ、もう、最高です……」
「でも、さわこ……お風呂も最高だけどさ、この後の晩酌も……」
「はい、それも最高ですね」
私とバテアさんは頷き合いますと、湯船と洗い場を交代し、今度は私が体を洗い、バテアさんが湯船につかられました。
少しでも早く晩酌を……
今の私の頭の中は、すっかり晩酌モードに切り替わっていた次第でございます。
ーつづく
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