もういいや

ちゃんちゃん

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1―S

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ゴンッッッッッッッッ




「……入るぞ?」


「うぇい。」


痛い。兄ちゃんのげんこつは隕石が降って来たんじゃないかと思うぐらい痛い。うぅ~……。



ギィ…………




兄ちゃんが扉を開けると、隙間から白い光が差し込んだ。フワッと甘すぎない爽やかな花の香りが体を包み、出迎える。



「うわぁ…………、きれい……。」



そこには色とりどりの花々が並ぶ、綺麗な庭園が広がっており、その奥にはレンガ造りの温かみのある建物が建っていた。



「ていうか……入るんじゃなくて出るんだったね。」


「そうだね。それにしても、あのレンガ造りの建物は何なんだろう?」


『ああ、あれは1―Sクラス専用の寮だよ!』


「へぇ~そうなん……だ……?」


「え、誰?どこから声が、」


『ぼく?ぼくは風の精霊だよ!』


「精霊?」


『そ!ぼくはこの庭園をまもってるんだ~。すごいでしょ?』



すると、どこからかポンッ、と煙が立ち込めたかと思えば、そこには翠色すいしょくの瞳をした茶髪の少年がいた。その少年の背中には、蝶の様な半透明の羽がついており、パタパタと忙しなく動いていた。


「うわっ!!なになに!?むし?」


「むしは酷いぞ、流石に。」


『お兄さん、もっと言っちゃって!!』


「よし任せろ。」


「ちょ!暴力反対!!いてっ…や、やめろ!!」


「いっつも人を蹴ってるやつがなにを言う。」


はゴミだからだいじょぶなのっ!」

あいつらは人じゃない。ゴミでもないけど…。のことをやっているやつは人じゃないっ!!

蘇ってくるキオク。なんで、オボエテル?あんなコト、とっととワスレレバいいのに。なんで、、、、?




「お前はな。……飽きた、も、いいや。」


「雑ぅ~……。」

だけど、ほんのちょっと、その辛辣な言葉に救われた……


「はぁ……いらんことで時間使っちゃったな……。」


………………気がする。













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