=短編集=

仙 岳美

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それに至る道(ホラー)

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お題【角】

登場人物 
古味重雄(こみ・しげお)20歳
・・・・(・・・・・)21歳

(月)20:00
話すに気なったので話しますね
緊張するので物語り風に話します。

僕は彼女が欲しい気もするが中々告白する勇気が出ない。
まぁ良いけど……とりあえず今僕は小説サイトにハマっている、今週お題に出された[角]について、小説を書こうと思う。
ので角について調べていたらそのうち角に興味を持ってしまった、ネットオークションで鹿の角を買った……僕は角が好きだったのだ……単純にかっこいいのと何かその角の動物を征服した気持ちになり優越感に浸れる勝者の証だ、男はこういうのに弱い……


(水)20:05
今日は、猪?、鬼(伝)、サイ、やぎ、カモシカ、あらゆる角をネットで探して狂ったように買い集めた……その時に思った人間の女の子にも角が生えてればコレクション性と性欲、物欲、全てが一度に手に入るのに……僕は角に性的興奮を覚えてしまった……だからといって動物に性は感じないそこは言っとく!
唯、性の対象になる女の子に角が生えてればなーって話し……

(木)20:08
角ばっかり載ってる辞典を買い眺めていたら角の中には空洞の物もあるのかーその穴を眺めていたら何やら下半身が疼いた……

(金)20:08
それから角ガールの事をばかり考えていた……角は尖った骨……人間で尖ってる所は無いか……いや一つだけある……それは犬歯だ! ある意味で牙は獲物を狩る角と武器としては意味は同じだ考えてみればマンモスやサーベルタイガなど牙と言われてるがビジュアル的に角だ!
間違い無い言い方が違うだけだ角は大体1個体に2本、犬歯も2本もう疑う余地は無い! 犬歯は角だ♪……僕はニヤーとしてしまった、答えは出た。

(土)20:10
次の日、ホームセンターで結束バントとペンチを買った
さて週末は狩りだ。
頑張るぞー空は僕の心の様に澄んでいた。
もう僕は決めたんだ!
思い出したくもない【火曜日】僕を振った女の犬歯だけは回収する

(月)20:12
刑事「……」
古味「刑事さんこれが全てですよ……」【終】

※フィックションです。
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