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ドアのせい……
しおりを挟む俺は真夏の繁華街を歩いていたら急に視界が歪み出し慌ててデパートに避難的に入った、入ってすぐのベンチに座り、少し容体が落ち着くまで大人しくしていた……。
少しして落ち着いたので立ち上がって見る……めまいはしない、なにやら大袈裟にも命拾いした気になり、一安心したら空腹感を感じ、何か口にしようとそのままデパ地下に降りていった……。
その地下の空間が妙に不安不気味に感じた……が、俺はイトーインスペースでソフトクリームを買い適当な席に座った、向かいの角にドアが見える、そのドア上の壁には非常口の記号プレートが貼り付けであった……しばらくして俺の斜め向かいの席に飲み物を持った女がやって来て腰掛けた。
その女が着てる服は黒ずくめの服で足元や肩に入ったスリットから見える白い肌が妙にそそる……その女が足を組み直した時にはチラッと青い下着が見え、俺は冷んやりした……。
その女は肩肘を頬で着き、口の中の氷を見せる様に転がし、俺の方を見つめて来た、俺は更に冷んやりとし、凍りついた……。
その時《ガチャ》と非常口のドアが少しだけ開き、その隙間から俺の方を見つめる目に気づいた、👁️ーその目はジーと俺を見つめている……怖い。 👄)
そのうち、そのドアの隙間から小さい手首が出て来て、おいでおいでをしてきた。
「なんだろ?」
と思い席を立ったら、斜め前のそそる女は首を横に振った。
※手を招きに応じて非常口へ行く選択をする人は、次の行を飛ばして先の☆マークへ。
女は「行かない方がいい」と心の中で言ってる感じがした。
俺はニヤリとし女に従い、席に戻り座り直した、少しして目の前が真っ白になった……。[終]
☆
俺は非常口ドアを開け中に入った。中は暗く冷んやりとしていて当然ながら上り階段あり、その上がり口の前には小さい天使の様な金髪美白の幼い女の子が座っていた、女の子は俺を見るなり立ち上がり素早く俺の後ろに周り込み、ドア閉めた!
「え!」と思った時《ドーン!》と爆音と共に空間が揺れた。
気づいたら女の子の姿はなく……
再びドアを開けた、俺が目にした光景はフロア全体が吹き飛んだ光景だった……ガス爆発だった。
何処からか声が聞こえた……。
〈💀「チィ! あの下級精霊のせいでまた一人取り逃したわ……」[終]
精霊[題材]
その場に留まっている霊、呼び名が精霊と言うと悪霊よりも善霊に捉えられる。
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