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赤い本棚……
しおりを挟む光化学スモッグ注意報が鳴りシトシトとした小雨降る夜の様に暗い日、私は散歩をしていた……
長く放置されていた廃屋が取り壊されたらしく無くなっており、跡地の角隅には木のポストだけが見捨てられた様に取り残されわ転がっていた……そのポストは赤いペンキ部分が所々剥げ血まみれの様に見え、その露わになった下地の木目は私を見てる様に思え、何か哀れに感じつつも恐怖を感じた……が、物好きな私は、そのポストを救う様に抱え上げ、背戸を開き、中を覗いてみた、ピザの宅配などの多數の営業チラシに混じり、しっかりと封がされた茶封筒を見つけた、放棄されたポストの中に入っていた物だし良いだろうと思い、その封筒をキーホルダーとしていつも携帯している豆ナイフで切り開いてみたところ中には厚紙で包まれた4本の釘が入っていた……
私は閃き! ポストと釘を家に持ち帰り、そのポストを分解し、五枚の板に戻し、呪釘も材料に使い、小さい本棚を作りあげ、ホラー小説専用の棚にした。
その棚は毎回小説を読む前の私の気分をいやがおうにも盛り上げてくれる……キャハハハ🎶[終]
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