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⑥デジャブ草むしりの巻

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⑥【師の教えと狼少年】デジャブ草毟りの巻

16:00
 校舎裏の空き地、かつては芝生が植えられていたが今は雑草が生い茂っている、僕はその空き地の雑草をしっている……何故そんな事をしているのか? 昨日、夕方からどうしても見たいテレビ番組があった為、放課後の掃除をやらずに帰った事に対しての罪滅ぼしを担任から命じられた為であります。何かデジャブを感じる、いやデジャでは無い! 前にも掃除をサボった時の体育倉庫の片付けをやらされた事を思い出した、あの時は先生も居て手伝ってくれたが(正確には僕は途中でバテて先生1人にやらしてほとんど何もしてなかったけど)今回は僕1人だけだ、ズルくね! もう疲れた! 切れた! やめる事にした。少し半ギレで先生が居る職員室に行き、
「もう終わりました、帰っていいですか?」と願いでた。

先生は答案用紙の採点を付けてる最中で顔を横に向けたまま、僕に振り向きもせずに答案用紙を見ながら「本当に?」と言った~。

「嘘、言ってどうするですか! もう帰りますよ」

「ちょっと待ってて、今から見に行きます」

「信用して無いんですか?」

「君のやりましたは少し基準がズレてるのでチェックします、仙身君が嘘を言ってるとは先生は思ってはいません」

先生は答案用紙をまとめ机にトントンとやり角を揃えて箱に仕舞い。

「さぁ行きましょう、隅々までジックリチェックしてあげるわ」

『先生なんか言い方がエロい……』

=空き地=🌱

先生は手を陽射し避けの様にオデコの上に添えて地平線を見る様に背伸びをしながら空き地を見渡し、

「うーんやり直し!」

「え! もう残って無いですよ~」

「何言ってるのーこっちきなさいよ」

先生は僕の肩を掴み連れ回す様に空き地を周り、彼方此方を指で差し出した「ほら此処! ほら此処! ほら此処も! まだまだ雑草残ってるよ! しっかり抜きなさいよ」

「えーもう疲れた~勘弁して下さい」

「ダメよ、全部抜き切る迄、帰さないわよ」

「無理~疲れた、しぬ~」

「大袈裟よ、君は」

「もう腰が限界を迎えてますー」

「ちょっと先生の前で草、引っ張ってみて」

僕はやれやれとした態度で草を掴み引っ張ろうとしたその時、先生に頭の天辺を鷲掴みにされ地面の方に押し込まれた。

『なっなに?』

「しゃがんで立ち上がると同時に草を引き抜くのよ、そうしないと直ぐに腰、痛めるわよ、後、根本を掴んで抜く前に少し左右に振るのよ」

見上げたら先生は僕の頭を掴みながら見下す様に見下ろしていた(先生ワルだね~何、この奴隷的乱暴な扱いは)
と先生はそんな感じで雑草抜きの奥義を僕に伝授したらさっさと職員室に戻って行ってしまった……

『エグい』

もう腰も痛い、手の握力も限界だ、僕の信じる名の無い神様は辞めてもう帰っていいと言っている、そう心の中で聞こえる、『逃げろと』神様は先生より偉い!即ち辞めて帰っても問題は無いと言う事にして一回は校門を飛び出した……けど明日、先生と顔を合わせる事に恐怖を感じ不安に成り、直ぐに途中で道を引き返し、先生のバックである国家権力に屈指、諦めて再び雑草抜きを僕は始めた。クソー(わざわざ書かなくていい事だったね、結局ビビって戻ってきたんだから)
しかしキツイー、ヤケになってモチベを上げる為に考えた結果、ある妙案を思い付いた!それは雑草を先生の陰毛だと思って引き抜きく事だった。

「ほら!先生、マ○コの毛抜かれて痛いのか?痛いのか?まだまだやめてやんないよ、へっへへ」

「僕は先生のアソコの毛を手帳に挟んで持ってるんだぞー」(①巻参照)

「抜け抜けうるさいな!夜寝る前に先生で散々抜いてるよ!それとも先生、僕の掴んで抜いてみる~本当はそうしたいんでしょー」

「先生が今、僕にやらせてる事は強制労働兼犯罪者あつかい!」

「捕虜の人権は国際法で保護されてる~即ち先生は教える立場の人なのに決まり事を破っていると言う事!(僕も先生とセックスしようと日々反道徳的な事をたくらんでるけどね……)

「喉乾いた! ジュースくらい持ってきて! そうしないと先生のオッパイ搾り出して飲んじゃうよ!」(出ないと思うけど)とか罵詈雑言を並べて頑張った!

更に!
「へへへ先生のブラとパンティー引きちぎってやるー」
とか言いながら雑草を引き抜いた!

「うわー先生毛濃い~ヤラシイ」

「いつまで僕に胸揉まさせば気が済むの~ヤラシイ先生、僕もう握力も腰も限界ですー」

「もう!自分の時間は自分の物なんだよー、セックスさせろー」
と独り言をかました、その時、

「頑張ってるようね」

後ろから先生の声が聞こえた!
振り向いたら先生が腕組みをして立っていた……

「あー今のは1人事で」

「はいはい」

と先生はまた空き地を周りチェックを始めた……

「まぁ少し残ってるけど今日はこのくらいでいいでしょう」

「じゃ帰るよ」

先生は僕にさっき採点を付けていた答案用紙を差し出して見せて来た。

「仙身君赤点今から補習です」
と僕を見てニコリとした。

「え、もう5時ですよ」

「後1時間は大丈夫よ」

(うー、エグい、今日の先生は何か厳しい流石に放課後の掃除サボり4回目はヤバかったかな……無限に虐める気か)

結局、先生が帰る6時迄、緊急いやらがせ的な処置の補習をやらされた、その補習もいつもの聞いてるだけの補習と違くて、やたら先生が質問してくる、尋問形式で兎に角、頭が疲れた、いや、疲れさせられたエグい、先生の事嫌いになりそう……身も頭も心もヘロヘロになった……
(もう、これは立派な監禁か取り調べだろ、今日の晩ご飯はカツ丼を食べたくなってきた、母さんに作ってもらおうかな……)
一緒に校舎から出てきた先生は僕に言った、
「これに懲りたら、もう掃除サボらないでね、次やったら、もうアレね」

「あれって!なにやるの?」

「保護者さま呼び出しです」

(それは困る、母さんは先生より怖いって言うか母さんと先生は仲が良い、先生に僕の事は好き放題やって良いとか、たぶん裏で言ってるのだろう)

「わかったの? 返事は!」

「はい」

「よろしい、残りの草はまた明日ね」

「えーさっきもういいて言ったじゃん!いつまでやらすの」

「さっき逃げようとしたでしょ、校門から出る仙身君、先生見てたのよ、その姿見た時は裏切られた気がして悲しかったわ~戻ったから草むしり延長で済ますけど、あのまま逃げたら、もう先生は君を女子生徒、皆んなの前でパンツ脱がして赤くなる迄ペンペンだったよ、痛がってもヤメテてあげない! へへへ」

と僕の口真似して先生は腰を抱え込んで尻を叩く様な素振り(そぶり)で手の平の素振り(すぶり)を僕に見せつけニヤリとした。

『本当にやりそうで怖いこの先生、それにしてもさっきの悪口、全部最初から聞かれてたのか、どこに隠れてた?(汗)』

先生は僕に手を差し出し、手の平をクイクイと煽った。

「あと、生徒手帳、貸して」

「はい」『ヤッパリ覚えてた』(汗)

先生は手帳から毛を抜き取り息を吹きかけ飛ばしてしまった……

「これで良し!、もう帰りましょ、すぐに暗くなるわよ」

「はい」(怒ってないみたい、ラッキー)

でも明日の事を考えたら気が重くなり僕は空を仰いだ、その時、目に入ってきた校舎は僕の身代わりになったようにその日は夕日で赤く染まっていた……

「仙身君~あとさー、あまり夜遅くまで変な事して起きてないで今日は早く寝て体、休めなさいよー」

「……」(ばかいえ、今日、抜かずしていつ抜く、さんざん人をおもちゃにして今晩、頭の中で先生を思いっきり……そしていつかはこの手に)(続)⑦へ
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