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3歳
拾ったおじいさん
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建物が見えたところで、レストとお父様が現れた。
「おとうさまー、レストー」
手を振ると、2人ともこちらにやってくる。
「大丈夫か?ネージュ、イシュト」
「わたしはだいじょーぶだけど、イシュトはつかれてる」
お父様が私の方へやってきて、レストはイシュトからおじいさんを受け取っている。
おじいさんを渡したイシュトはその場に座り込んだ。
かなり息が荒いけど、疲れた以外は何もなさそうだ。
さすがにイシュトよりも体が大きいレストはおじいさんを姫抱っこで軽々と連れて行った・・・。
「・・・ネフライト殿???」
「おとうさま、このおじいさんのことをしってるの???」
「挨拶ぐらいはしたことはあるが・・・なぜうちの庭にいたのか」
お父様のあそこの認識は森じゃぁなくて庭なのか・・・。
「ひとまず、ご苦労だったな、イシュト。
・・・大丈夫か?」
「だ、だいじょう、ぶです・・・やす、めば、うごけ、ます・・・」
かなり息切れしてる。
「さすがに鍛えているとはいえ、人1人は重かったか」
14歳にどこまで求める気だ。
「ごめんね、イシュト」
座り込んでいるイシュトの背中を撫でる。
お疲れ様ー。楽になーれー。
「さて、2人とも先程の人は視たか?」
イシュトと顔を見合わせると同時に首を振った。
「倒れていたので、状態だけは視た形です。
感染症なども考えれたので。
後、危険人物であれば手は出していませんでした」
「まぁ、それはそうか・・・
・・・ふむ。で、状態はどうだった?」
「ひろうでたおれただけ。
しっかりねて、おきたときにたべられるものをたべればすぐげんきになるよ」
「そうか。まぁ、あの人がどういうつもりでここまでやってきたのかは、
わからんから、その辺りも含めて、起きたら聞いてみるかな。
では、わしは仕事に戻る」
「わかった。いってらっしゃーい」
お父様は私とイシュトの頭を撫でると、笑顔で去っていった。
「イシュト、うごける?」
「なんとか、大丈夫そうですよ。ご迷惑をおかけしました」
ゆっくりと立ち上がったイシュトが私に手を差し出す。
その手に自分の手を乗せ、手をつないで家の中へと軽く引っ張る。
「なんだかもうきょうはつかれたから、おへやにもどろう?」
「見苦しい所をお見せしましてすいません」
「え?いや、いしきのないひとっておもたいし、ここまではこべただけすごいよ?
わたし、むりだし。
おてつだいすらできなくて、ごめんね?
おとうさまはいったいイシュトにどこまでもとめるつもりだろう?」
隣を歩くイシュトは苦笑している。
「アルディン様は私の年にはすでに戦場に立っていたと聞いていますよ。
さすがに、私の父はそうではなかったようですが・・・」
「え?そうなの?
おとうさまはキカクガイだとおもうの」
「キカクガイ??」
「ふつうのひととちがうひと。
ふつうのひととくらべるとずばぬけて、
どころかじげんのちがうひと」
「あぁ・・・」
どこか遠い目をしながら納得してくれた様子のイシュト。
2人で遠い目をしながら歩いていると、部屋に到着した。
「おとうさまー、レストー」
手を振ると、2人ともこちらにやってくる。
「大丈夫か?ネージュ、イシュト」
「わたしはだいじょーぶだけど、イシュトはつかれてる」
お父様が私の方へやってきて、レストはイシュトからおじいさんを受け取っている。
おじいさんを渡したイシュトはその場に座り込んだ。
かなり息が荒いけど、疲れた以外は何もなさそうだ。
さすがにイシュトよりも体が大きいレストはおじいさんを姫抱っこで軽々と連れて行った・・・。
「・・・ネフライト殿???」
「おとうさま、このおじいさんのことをしってるの???」
「挨拶ぐらいはしたことはあるが・・・なぜうちの庭にいたのか」
お父様のあそこの認識は森じゃぁなくて庭なのか・・・。
「ひとまず、ご苦労だったな、イシュト。
・・・大丈夫か?」
「だ、だいじょう、ぶです・・・やす、めば、うごけ、ます・・・」
かなり息切れしてる。
「さすがに鍛えているとはいえ、人1人は重かったか」
14歳にどこまで求める気だ。
「ごめんね、イシュト」
座り込んでいるイシュトの背中を撫でる。
お疲れ様ー。楽になーれー。
「さて、2人とも先程の人は視たか?」
イシュトと顔を見合わせると同時に首を振った。
「倒れていたので、状態だけは視た形です。
感染症なども考えれたので。
後、危険人物であれば手は出していませんでした」
「まぁ、それはそうか・・・
・・・ふむ。で、状態はどうだった?」
「ひろうでたおれただけ。
しっかりねて、おきたときにたべられるものをたべればすぐげんきになるよ」
「そうか。まぁ、あの人がどういうつもりでここまでやってきたのかは、
わからんから、その辺りも含めて、起きたら聞いてみるかな。
では、わしは仕事に戻る」
「わかった。いってらっしゃーい」
お父様は私とイシュトの頭を撫でると、笑顔で去っていった。
「イシュト、うごける?」
「なんとか、大丈夫そうですよ。ご迷惑をおかけしました」
ゆっくりと立ち上がったイシュトが私に手を差し出す。
その手に自分の手を乗せ、手をつないで家の中へと軽く引っ張る。
「なんだかもうきょうはつかれたから、おへやにもどろう?」
「見苦しい所をお見せしましてすいません」
「え?いや、いしきのないひとっておもたいし、ここまではこべただけすごいよ?
わたし、むりだし。
おてつだいすらできなくて、ごめんね?
おとうさまはいったいイシュトにどこまでもとめるつもりだろう?」
隣を歩くイシュトは苦笑している。
「アルディン様は私の年にはすでに戦場に立っていたと聞いていますよ。
さすがに、私の父はそうではなかったようですが・・・」
「え?そうなの?
おとうさまはキカクガイだとおもうの」
「キカクガイ??」
「ふつうのひととちがうひと。
ふつうのひととくらべるとずばぬけて、
どころかじげんのちがうひと」
「あぁ・・・」
どこか遠い目をしながら納得してくれた様子のイシュト。
2人で遠い目をしながら歩いていると、部屋に到着した。
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