青春18きっぷを握りしめて

painy rain

文字の大きさ
2 / 28

城崎温泉にカニを食べに行こう

しおりを挟む
城崎においしいカニを食べさせてくれる店があると知り、青春18きっぷを握りしめて城崎に向かった。朝の6時台に快速電車に乗り大阪から福知山に向かう。福知山では各駅停車に乗り換えて城崎に行く。

福知山では1時間ほどの乗り換え電車の待ち時間がある。

待合室には喫茶店(昔ながらのレトロ風)があり、その店でブランデー入りの紅茶をいただきながら「カニ♪カニ♪」とうきうきとしている。うきうきしているから1時間もアッとにいう間に立ってしまう。城崎温泉行のローカル電車に乗り、車窓の景色もカニに見えてくる。

城崎温泉駅に到着すると温泉には見向きもせず一目散にカニを売っている店にいく。11時から2階のレストランがオープンするがすでに数人並んでいる。私もその列に加わりオープンと同時に店内に案内された。

まずはカニ刺しと焼きガニを注文。お酒は残念ながら日本酒はなく焼酎を注文。

カニ刺しと焼酎に舌鼓を打ち、念願の焼きガニ登場。

ほくほくのカニの身をほぐしながら満面の笑みでいただく。

実はカニ刺しと焼きガニは初めて食べたのだ。カニ刺しの付け合わせのわかめもめっちゃおいしい。追加注文でカニの天ぷら、焼きガニ、カニ刺しとカニ三昧のループをしていると急に気持ち悪くなってきた。

猛烈な吐き気が襲ってくる。トイレに駆け込みリバース。止まらないリバース。

席にもどってもカニの天ぷらにも焼きガニにも手がのびなくなる。店の人も心配そうにこちらを見ているが特に声かけをされない。具合が悪くなってどれくらいの時間がたったか覚えていないが、城崎に到着し、帰りの電車までは3時間の余裕があったはずだが、電車の時間が迫っている。でも吐き気はとまらない。

ふらふらしながらレジで支払いをすると、店員さんが「大丈夫ですか?」と尋ねてくれた。おそらく青を通りこして真っ白な顔をしているのだと思う。

「いや、電車の時間なので、帰らないと・・・」と答えにならない答えを返し、帰路についた。

城崎からの帰りの福知山で乗り換えるのだが、電車は空いており座ることができたが、そこで再びリバースの嵐。幸いビニール袋は複数持っていたので粗相をせずにすんだ。その後福知山で乗り換えの時間を待合室でボーとしてすごし、大阪行きの快速に乗った。

大阪に着くころには灰となった私。

座席に座っていたが、なんとか大阪にたどり着き、大阪駅のホームの明かりを見たときは涙がでた。

こんなひどい体調不良は初めてであったがカニが悪かったのかわかめが悪かったのかはわからない。ただこんな体調不良に見舞われても、あの時食べたカニは美味しかった!まじで美味しかったんだ。そして私は数年後にリベンジに挑むのである。(それはまた後日譚として)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

島猫たちのエピソード2025

BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。 石垣島は野良猫がとても多い島。 2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。 「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。 でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。 もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。 本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。 スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

アルファポリスの禁止事項追加の件

黒いテレキャス
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスガイドライン禁止事項が追加されるんでガクブル

アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?

無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。 どっちが稼げるのだろう? いろんな方の想いがあるのかと・・・。 2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。 あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...