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ぎっくり腰のドワーフ鍛治師
足首背屈可動域の改善
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足首の背屈可動域に課題があるのがわかった。次は、その課題を改善することを目指したアプローチだ。
「まず最初に、椅子に座って、足首をゆっくりとぐるぐる回そう!」
「椅子に座って片足ずつ持ち上げて、足首を大きく内回しと外回しだ!」
このような足首を回すエキササイズは、ウォーミングアップとしても良く使われる。2007年の論文[Davies2007]でも、足首の可動域改善のために、このエキササイズが使われている。
「それが終わったら、足首を後ろに引っ張りながら背屈しよう!」
そう言いながら、フジカルは太さ4cmぐらい、厚さ数mm、長さが2mぐらいある太くて長い大きな輪ゴムを取り出した。
「これは、レジスタンスバンドだ!トレーニングチューブと呼ばれることもあるぞ!」
さらに、今度はバーベル用の丸いプレートをひとつ取り出した。
「このプレートの上に片足を乗せて、もう片方の足は後ろで膝を着こう!」
「そのうえで、前に出してプレートの上に乗せている足の足首にレジスタンスバンドを引っ掛けて、後ろから下向きに軽く引っ張る!」
「引っ張られている状態で、前に出した足の膝をさらに前に出すように体重をかける!このとき足裏がプレートから離れないように気をつけるんだぞ!」
疑問に思ったエリカが質問する。
「何でレジスタンスバンドで引っ張るんでしょうか?」
フジカルは、自分の足首やスネを指差しながら説明した。
「足首は、スネと、かかとと足指によって構成される足の部分をつなぐ関節だ」
「足首は、複数の骨によって構成されていて、結構複雑な関節なんだ」
「いい骨標本があるから、見てみようか!」
そう言ってフジカルは異空間からスケルトンの魔物を取り出した。
いきなり魔物を引っ張り出してきたので、エリーたちはギョッとした。
フジカルはスケルトンを押さえつけながら楽しそうにしている。
「hahahahahahaー。ダンジョンで拾って来れる骨模型は便利だなぁー」
そう言いながら、スケルトンの膝から下をもぎ取った。フジカルがスケルトンの膝から下をもぎ取るときに、バキッという音がする。もぎ取ったスネから下の部分は、足首が少しピクピクしていたが、やがて動かなくなった。
「君は、もう戻ろうか」
そう言ってフジカルは、スケルトンのスネと足首だけを残し、スケルトン本体を異空間に放り込んだ。
何事もなかったような様子をかもしだしながら、スケルトンの足首を扱い、フジカルが説明を続ける。
「足首を構成する複数の骨のうちのひとつ、距骨(きょこつ)という骨は、ふくらはぎ部分を構成する脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)と、かかとを構成する踵骨(しょうこつ)、などの間にある骨だ」
「距骨は、筋肉の付着がないという珍しい骨だ!距骨は、その位置関係もあり、足首の可動域に大きな影響を与える人体のパーツと言える。」
「距骨がかかと側への動きが阻害されていると、距骨が邪魔になって、足首を背屈方向、すなわち、つま先を上にあげる方向に動かない場合があるんだ」
「レジスタンスバンドを使って、距骨をかかと側に向かって斜め後ろの下側に引っ張ることで、距骨をかかと側への動きを作り出そうというのが、このエキササイズだ!」
「距骨の位置関係や可動性によって足首に制約があると推測される場合に、こうやってアプローチすると動きが良くなることがあるんだ!」
それに対してエリカは少し考えてから言う。
「足首の動かないところを動かすために引っ張るということですね」
フジカルが親指を立てて"いいね"のジェスチャーをした。
「そうだ!今回はバンドで引っ張っているけど、人の手で前から押すという方法もあるぞ!」
そして、みんなでレジスタンスバンドを使った距骨へのアプローチを行った。
---
レジスタンスバンドを使ったエキササイズを一通り行ったあと、フジカルが言った。
「ここで、もう一度、Knee to wallテストをやってみよう!」
すると、不思議なことに、ギエルハルドの膝が前回よりも少し壁に近づいた。
「近づいたぞ!」
ギエルハルドは喜ぶ。
他の2人も最初より少し深く足首を曲げられるようになっているようだった。
ここで、もう一度、最初に行ったしゃがむ姿勢がどこまで出来るのかのチェックを行った。
ギエルハルドは、以前よりも少し深くしゃがみやすくなったものの、腰の怪我のリスクを軽減した重いものの持ち上げ方を実現するには、まだ足りない。
そこで、フジカルが次のテストを行うことを提案した。
「次は、股関節のチェックをしようか!」
======
参考文献
======
足関節背屈可動域の改善方法に関しては、次の論文を参考にしました。
[Davies2007]
Davies, J. A., Bull, R. H., Farrelly, I. J., & Wakelin, M. J. (2007). A home-based exercise programme improves ankle range of motion in long-term venous ulcer patients. Phlebology, 22(2), 86-89.
「まず最初に、椅子に座って、足首をゆっくりとぐるぐる回そう!」
「椅子に座って片足ずつ持ち上げて、足首を大きく内回しと外回しだ!」
このような足首を回すエキササイズは、ウォーミングアップとしても良く使われる。2007年の論文[Davies2007]でも、足首の可動域改善のために、このエキササイズが使われている。
「それが終わったら、足首を後ろに引っ張りながら背屈しよう!」
そう言いながら、フジカルは太さ4cmぐらい、厚さ数mm、長さが2mぐらいある太くて長い大きな輪ゴムを取り出した。
「これは、レジスタンスバンドだ!トレーニングチューブと呼ばれることもあるぞ!」
さらに、今度はバーベル用の丸いプレートをひとつ取り出した。
「このプレートの上に片足を乗せて、もう片方の足は後ろで膝を着こう!」
「そのうえで、前に出してプレートの上に乗せている足の足首にレジスタンスバンドを引っ掛けて、後ろから下向きに軽く引っ張る!」
「引っ張られている状態で、前に出した足の膝をさらに前に出すように体重をかける!このとき足裏がプレートから離れないように気をつけるんだぞ!」
疑問に思ったエリカが質問する。
「何でレジスタンスバンドで引っ張るんでしょうか?」
フジカルは、自分の足首やスネを指差しながら説明した。
「足首は、スネと、かかとと足指によって構成される足の部分をつなぐ関節だ」
「足首は、複数の骨によって構成されていて、結構複雑な関節なんだ」
「いい骨標本があるから、見てみようか!」
そう言ってフジカルは異空間からスケルトンの魔物を取り出した。
いきなり魔物を引っ張り出してきたので、エリーたちはギョッとした。
フジカルはスケルトンを押さえつけながら楽しそうにしている。
「hahahahahahaー。ダンジョンで拾って来れる骨模型は便利だなぁー」
そう言いながら、スケルトンの膝から下をもぎ取った。フジカルがスケルトンの膝から下をもぎ取るときに、バキッという音がする。もぎ取ったスネから下の部分は、足首が少しピクピクしていたが、やがて動かなくなった。
「君は、もう戻ろうか」
そう言ってフジカルは、スケルトンのスネと足首だけを残し、スケルトン本体を異空間に放り込んだ。
何事もなかったような様子をかもしだしながら、スケルトンの足首を扱い、フジカルが説明を続ける。
「足首を構成する複数の骨のうちのひとつ、距骨(きょこつ)という骨は、ふくらはぎ部分を構成する脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)と、かかとを構成する踵骨(しょうこつ)、などの間にある骨だ」
「距骨は、筋肉の付着がないという珍しい骨だ!距骨は、その位置関係もあり、足首の可動域に大きな影響を与える人体のパーツと言える。」
「距骨がかかと側への動きが阻害されていると、距骨が邪魔になって、足首を背屈方向、すなわち、つま先を上にあげる方向に動かない場合があるんだ」
「レジスタンスバンドを使って、距骨をかかと側に向かって斜め後ろの下側に引っ張ることで、距骨をかかと側への動きを作り出そうというのが、このエキササイズだ!」
「距骨の位置関係や可動性によって足首に制約があると推測される場合に、こうやってアプローチすると動きが良くなることがあるんだ!」
それに対してエリカは少し考えてから言う。
「足首の動かないところを動かすために引っ張るということですね」
フジカルが親指を立てて"いいね"のジェスチャーをした。
「そうだ!今回はバンドで引っ張っているけど、人の手で前から押すという方法もあるぞ!」
そして、みんなでレジスタンスバンドを使った距骨へのアプローチを行った。
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レジスタンスバンドを使ったエキササイズを一通り行ったあと、フジカルが言った。
「ここで、もう一度、Knee to wallテストをやってみよう!」
すると、不思議なことに、ギエルハルドの膝が前回よりも少し壁に近づいた。
「近づいたぞ!」
ギエルハルドは喜ぶ。
他の2人も最初より少し深く足首を曲げられるようになっているようだった。
ここで、もう一度、最初に行ったしゃがむ姿勢がどこまで出来るのかのチェックを行った。
ギエルハルドは、以前よりも少し深くしゃがみやすくなったものの、腰の怪我のリスクを軽減した重いものの持ち上げ方を実現するには、まだ足りない。
そこで、フジカルが次のテストを行うことを提案した。
「次は、股関節のチェックをしようか!」
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参考文献
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足関節背屈可動域の改善方法に関しては、次の論文を参考にしました。
[Davies2007]
Davies, J. A., Bull, R. H., Farrelly, I. J., & Wakelin, M. J. (2007). A home-based exercise programme improves ankle range of motion in long-term venous ulcer patients. Phlebology, 22(2), 86-89.
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