最強の触手使いに俺はなる

木全伸治

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新生魔王軍

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途中で、追手を巻きたかったが、吸血鬼の古城は近く、撒けるような距離も場所もなく、そのまま王子の兵を連れてきてしまった。だが、古城の周りには彼女に膝を折った元魔王軍の魔物たちがたむろしていた。
一瞬、その魔物たちに驚いたが、小さくなったとはいえ、それを束ねていた半人半蛇の彼女が前に立つと、道を開けるように魔物たちは左右に分かれた。その間を、彼女に付いて俺たちは城に近づいた。
俺や女剣士、団長は落ち着いていたが、他の団員たちは魔物たちの間を通るのを緊張していた。左右の魔物たちに一斉に襲われたら逃げ場がないのだから、怖がるなという方が無理がある。
城までが遠く感じられたが、何事もなく無事に城門前に辿り着くと、シュッと美麗な人狼執事が現れた。
「何ようでしょうか?」
「鮮血女王に拝謁を頼みたい」
恭しく、魔王軍の将が頭を下げる。
「それでは一つ、確認を」
「確認?」
「あの兵は、あなた方がここに連れて来たのですか」
人狼の視線が遠くを見ていたので、俺たちも振り返る。そこには、俺たちを追って来た王子の軍勢が、魔物たちを前に動揺するように布陣していた。
あの短気な王子が大将でも、いきなり仕掛けてはこないようだ。
「あれは、我々を追って来た者たちで、そのことも含め鮮血女王に拝謁を」
「そうですか・・・」
人狼は考え込んだ。が、ぴしゃりと言い切った。
「大変申し訳ありませんが、主の都合により、夜が更けるまで、ここでお待ちいただけますか」
「うむ、それは、当然。このような明るい時分に来て、申し訳ない。だが、こちらも、人間に処刑されそうになったところを慌てて逃げてきたので、ご容赦いただきたい」
「はい、主が目覚めましたらすぐ皆様のことをお伝えしますので、それまでしばらくここでお待ちください」
そうして、俺たちは陽が暮れるのを待つことになった。

魔物たちと人間は、吸血鬼の城の近くでにらみ合うように対峙していた。
当然のごとく王子はイラついていた。
「なぜ、攻め込まん! 我らは魔王軍を討伐に来たのであろう」
「ですが、陛下、あの古城にいる吸血鬼は、我が国建国前から、この辺りを根城にしていたという化け物。迂闊に手を出せば・・・」
「吸血鬼ならば、なおのこと明るいうちに攻め込むべきであろう。目の前に魔物どもがうじゃうじゃしているのに、
指をくわえて見ているだけなら、我が兵は臆病者のそしりは免れんぞ」
これだけの兵を動かしておいて、魔物を見逃したとなれば、自分の評判が下がることを王子は恐れていた。
王子の行動原理は王位継承権が少しでも一位に近づくようにふるまうことであり、そのために何人死のうが関係なかった。
王子にとって、目の前の魔物の大軍は、功績を上げるための恰好の獲物にしか見えなかったのだ。戦いを挑んで、犠牲者がどれだけ出るか、この兵力で完勝できるかどうかという計算は二の次だった。
そんな自分のことしか考えていない王子を諭すように戦上手の近衛の騎士が進言する。
「しかし、陛下、あの数の魔物、夜が暮れる前に倒すのは不可能です。そして、なんとか城に辿り着いたころには、夜が更け、吸血鬼が出て来るでしょう」
「たく、臆病者め。此度の魔王軍はゴブリンやオオネズミなどの雑魚ばかりで、楽勝と言っておったではないか。なぜ、吸血鬼のような化け物が、いまさら出て来る」
「それは確かに、申し訳ありません、陛下。我らの調査不足」
戦上手の騎士が深々と頭を下げる。
斥候の調査で魔王軍に、ダークエルフ、ウィッチ、アークデーモンなどの魔法が使える強者がいないということだったので、取り急ぎ数だけ揃えての出陣だった。だから、こちらも、魔法が使える宮廷魔導師は随伴していなかった。吸血鬼が出て来るのなら、専門のヴァンパイアハンターを招集していた。ドラゴンにはドラゴンスレイヤーがいるように、吸血鬼にも専門の天敵を揃えるのが常識だった。が、いま王子の元にそのような猛者はいなかった。
代わりに呼び出されたギルド長が、その王子の前で膝を折っていた。
「そなたら冒険者は、魔物退治が得意で、しかも、此度、見事に街を守り切ったとか。そこで、お主たちの腕を見込んで、名誉ある先陣を任せたい。余のために戦ってくれぬか」
「いえ、われらは、街を守る戦いを終えたばかり、そのような大役・・・」
「余の命に逆らうというのか。あの触手野郎は、元々、お主のところの冒険者と聞くぞ。その責任を取る機会を与えてやろうというのだぞ。これに逆らったら、どうなると思ってる?」
ギルド長は考え込んだ、こんな田舎のギルドが王子の命逆らって存続できるはずがない。
「分かりました。先陣、ありがたく拝命いたします」
ギルド長は、仕方なく、冒険者たちを集め、「王子とともに魔王軍を討つ」とうそぶいた。
敗走した敵を追う理由がギルドの冒険者にはないことは、集められた者たちも重々承知だった。
ギルド長が、いやいやなのは、みな察していた。だが、王子に逆らったらまずいのもみな理解している。
「みんな、死なない程度に頑張ろう」
ギルド長としては、付き合ってくれるみんなにそういうのがやっとだった。ギルド長に付き合う冒険者の中には、獣人のおっさん、女格闘家、女魔法使いの姿があった。獣人娘も参加したがったが、この戦いに意味を感じていないおっさんについてくるなと言われ、おとなしく街に戻ったふりをして、隠れて、王子の軍と、魔物たちがにらみ合っている光景を見守っていた。
先に動いたのは王子の軍だった。ギルド長を先頭に冒険者たちが魔物に突っ込んでいく、それを合図に騎馬隊が、槍のように魔物たちに突っ込んでいく。冒険者たちは囮で、本命はその騎兵だった。統率の取れた騎馬が槍のように魔物たちの群れに突撃する。
今の魔王軍は指揮する頭がいなかった。吸血鬼はまだ寝ていたし、半身半蛇の彼女もここに辿り着いたばかりで、権限はなかった。が、むざむざ殺される魔物たちを見ていると我慢できなくなった。
「狼狽えるな、バカ者ども!」
身体は小さくなったが、その声はよく通った。
「トロールは、壁になって、騎兵の勢いを止めろ。一匹、一匹、バラバラになるな、集まって群れとなって敵を襲え。オオムカデは、地中から、奴らの陣に突っ込み、敵陣を内側から引っ掻き回せ」
魔物たちに次々と指示を出し、一方的にやられていたのを立て直す。
それを察したギルド長は、冒険者らを連れて、敵陣を抜けて戦場を離れ始めた。
王子の命令通り、先陣で突っ込んではいる。そのあと離脱してはいけないとは聞いていない。
獣人のおっさんは魔物に囲まれて逃げそこなっていた女格闘家と女魔法使いたちを助けていた。
「悪い、悪い、おっさん。つい、周り全部敵だらけで夢中になっちゃって」
「おいおい、長は、ここからさっさととんずらするつもりだぜ」
「みたいだね」
けれど、ちゃんと指揮され始めた魔物は強く、おっさんたちは完全に敵の只中で孤立していた。
「お困りのようだね、オヤジ」
獣の俊敏さで、敵の只中に獣人娘が忽然と現れる。タイミングを見計らっての登場だ。
「城門の前に旦那たちがいるみたいだぜ。下手に逃げるより、そこに行こう」
獣人娘が、道を作るように魔物たちを払いのけ、おっさんたちは、素直についていった。
「おっさん!」
「よぉ」
俺は驚いたが、互いに無事を喜び合う。
指揮された魔物たちと王子の軍の戦いは、拮抗していた。最初こそ、魔物たちは押されていたが、統率されて反撃すれば、人間は恐れるべき相手ではなかった。その光景を魔物側から俺たちは見ていた。王子の兵に追われていたとはいえ、俺は魔物に加勢はしない。見ているだけだった。
「クッ」
王子は自軍の不甲斐なさに舌打ちしていたが、王子には、この戦況を変えられるような才覚はなかった。
「陛下、ここは一旦下がって軍の立て直しを」
戦を知っている近衛の騎士が王子に進言する。
「余に下がれと言うのか!」
カッとなった王子の足元からオオムカデが飛び出して、驚いた王子が尻餅をついた。
近衛の騎士がそれをばっさり切り捨てたので、無念にも大将の首を取りそこなったが、そのオオムカデの奇襲は王子の肝を十分に冷やした。
「さ、下れ、全軍を下がらせろ」
上ずった声で、指示を出す。それは軍を立て直すものなく、兵を下がらせて、自分の周りを固める為のものだった
。自分たちから仕掛けてきておいて、下って守りに転じたので、半人半蛇の彼女は攻めあぐねていた。
スッと、俺のそばに人狼執事が現れた。
「なにか?」
陽は、傾いて来てはいるが,まだ夜とは言えなかった。
「主が、うるさくて眠れない、静かにさせろと」
「それを、俺に?」
「あなた方が持ち込んだ厄介ごとだと思いますが。主から、私も手伝うように仰せつかっておりますので」
「じゃ、俺を、王子の元へ、敵大将の元に運んでくれますか」
触手で一発、殴って気絶させたら、撤退するような気がする。王子に仕方なく付き合っている兵という雰囲気は感じていた。
「分かりました、敵の大将の元へお運びすればいのですね。おひとりでいいのですか?」
「ああ、俺だけで頼む」
俺は団長や女剣士に聞こえないように返事をした。
人狼は、矢のように戦場を突き抜けた。兵を固めて防戦に徹している王子目指して。
城門前を離れるときに、ちらりと女剣士や団長に見られたが、引き留められなかった。
街の攻防戦のことを覚えていて、察して何も言わなかったようだ。
俺のやろうとしていることは本来、人間側への裏切り行為である。
だが、処刑されそうになってまで、王子の味方をする義理など完全にない。
人狼は守りを固めた王子の兵たちの頭上を飛び越えて、王子の目の前に着地した。俺を下ろすと、人狼は周りを威圧するように人の姿になって周囲を睨んだ。
近衛の騎士たちが、王子を守るようにザッと並ぶが、触手で、堅い甲冑ごと薙ぎ払った。
これで、もう完全に魔族側だよな。
俺は、オオムカデに襲われてからずっと頭を抱えて怯えていた王子に近づいた。
「あの古城の主からの伝言で、うるさくて、眠れないから、静かにしてくれってさ。この意味わかりますよね、陛下」
俺は、優しく丁寧に伝えた。
「な、なに・・・」
「軍を引いてお帰り下さいと言う意味です。それとも、吸血鬼の眷属である人狼に噛み殺されますか」
俺は、ちらりと俺を運んでくれた人狼執事を観た。すると心得ているように美麗な執事が、一瞬、狼の目と牙を見せて「グルルルル」と王子に唸った。
周りの兵が王子を助けようと動きかけるが、人狼執事の一にらみでまた動きを止めた。相手が人外のバケモノだというのは、雰囲気で察していた。下手に動けば、この場にいる者たち全員血祭りだろうと、バカな王子にも理解できていた。
「分かった、おとなしく、引き下がる。だが、背後からばっさりなんてないだろうな」
「日が暮れる前に、城から離れれば、大丈夫でしょう。日が暮れても、もたもたしてたら、どうなっても知りませんが」
俺が頼まれたのはうるさく眠れないから何とかしろというだけで、王子の身の安全など知ったことではない。もし、撤収に手間取り、夜まで、ここに残って吸血鬼に襲われても俺の知ったことでない。
「日が暮れる前に逃げるのがオススメとしか」
「ヒッ、わ、分かった、日が暮れる前に撤収する」
「じゃ、俺は、これで、戻ります」
人から狼に戻った人狼に跨り、城門へと戻る。
王子の兵は慌ただしく逃げて行った。無様に逃げて行く姿を魔物たちと半人半蛇の彼女が見送る。
これで、完全に魔族の仲間入りかな。
腕が人間のそれに戻っても、俺が魔族として処刑されかけ王子の兵を追い払うのに一役買った事実は変わらない。
やれやれと思うが、いまさらどうしようもない。
夜が更け、ようやく城門の内側に通された。今度は獣人のおっさんや女格闘家、団長の部下の団員、半人半蛇の彼女も一緒である。
「なるほど、魔族の仲間と疑われて処刑されかけたか、それは、災難じゃったのぉ」
俺の話に吸血姫は面白い話を聞いたとばかりに笑っていた。が、今度は真顔で魔王軍の将軍を見る。
「で、余の軍門に下った魔物たちを勝手に動かし人間どもと戦った責任をどうするつもりじゃ、お主の行動で、余は完全に人間と敵対することになったわけじゃが」
「では、この私に、目の前で、かつて部下だった魔物たちが蹂躙されるのを黙って見ていろと」
「だが、お主の行動で、人間どもが本腰になり、この地に大軍を送り込んできたら、どうする? 結果的に、この地の魔物が根絶やしにされ、余も、陽光の下にさらされ殺されぬと言い切れるか」
「人間どもが、再び、この地に現れましたら、この身に変えてお守りします」
彼女は、吸血鬼の前で深々と頭を下げた。
「つまり、魔王を裏切り、余に忠義を尽くすと」
「はい、実は、此度の魔王軍の遠征、魔界の口減らしが目的で」
「口減らし?」
「ご存じでしょうが、魔物は農耕をしませんし、魔界の大地は荒れております。そこで、魔王様は、食い扶持を減らすため、人間界への出兵を決めました」
「なるほど、今、城の外にいる者たちは魔界に捨てられた者たちということか?」
「左様です。どうか彼らを守るためにお力を・・・」
「つまり、余に、魔王の代わりに外にいる連中を養えと言うのじゃな」
「はい、お願いできますでしょうか」
「そうじゃな、まず、余は昼間が苦手だ、故にお前に外の者たちの指揮を任せる。外の連中の食い扶持は余が用意しよう。で、また人間どもが攻めて来たときに備えるのじゃ、良いな」
「は、ははぁ」
「で、お前さんも、人間どもの元には戻れぬじゃろ、ここに好きなだけおれ」
吸血姫は俺を見据えていた。
「いいんですか、お世話になっても」
「その腕で、どこか他に行く当てがあるのなら、引き留めんが」
「いえ、お願いします」
そうして、元魔王軍は再編成されて、鮮血女王の軍となり、しばらく、俺は来賓扱いで城においてもらえることになった。




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