私が転生したのは乙女ゲームの世界でどの選択でも死ぬ悪役令嬢でした(泣)

暴君様大暴走

「ローゼ」
「はい、どうしましたかアスカ」
「ここってさ……」
「ああ、そこは⋯」
はい こんばんは！見た目は10歳 中身は20歳 転生美少女藍川 弥いわくローゼ･アドリックでーす♪今はお菓子作りの仲間アスカと一緒にレッツクッキング！中です。
「あぁ、ほんとだ。また柔らかくなった」
「固まりやすいので素早く混ぜてくださいまし」
「おう」
まぁ、所詮は10歳ちょっと難しいですよね
「おー、出来て来ましたわ」
「ほんとだな」
ちょっとーアスカさん 顔、顔近くないですか？恥ずかしっ
「何してるの？ローゼとアスカ」
「あっ、スバル クッキー作りでしてよ」
「もう少しで完成ですので、食べていってください！」
「あ、兄貴」
「へー クッキー作り、ねぇー」
「？」
スタスタ
「！？」
「ﾎﾞｿｯ 何でも僕に負けるお前が」
「っーーー」
「アスカ？」
ドンッ
「もう、呼び捨てなんですか？ローゼ」
目が、目が怖い。ハイライトが無くってくらい紅色⋯こんな状態なのに夕焼けみたいで見惚れてしまう
「ど、うしたのですか？スバル様っー 」
「で、僕は何故様呼びで？」
「兄貴っ」
「はい？」
「そいつは俺の大切な人なんだよ！！もう俺から、何も、何もっー奪わないでくれよっ」
必死の叫び 心が壊れていってるような
「アスカ ローゼは僕の大切な女の子だ」
「なっ」
「本気で欲しいと思う人なんだよ 本来なら閉じ込めて誰にも見せないようにして、僕だけのものにっ」
おいおい、話の展開がおかしいよ！監禁じゃん
監禁じゃんっ(大切なことなので2回言った)
「っーーなんだよそれっ 俺にはやっぱり何も、壊してやるこんな世界⋯俺のちからで」
ゴゴゴゴゴォ
「ごめんなさい、スバル」
「ローゼ？」
「ダンっ 良く聞きなさいレイフレット兄弟」
「「ポケー」」
「いやそれ、机だっ」
「黙らっしゃい！！あのねぇーさっきから人の事好き好き言わないでよっ」
「「は？それは、どういう⋯」」
「お前ら無駄に美形だから、嫌でも恥ずかしいんだよ！！目の前で言うな！熱出て死ぬわボケェー」
「あとな、貴方達わたしくはどちらも選びきれませんよ。だって」
「「だって？」」
「大好きなんですもん！！バカぁーーーー」
ガチャっ ダダダダダダッ
「「⋯ お前の方が馬鹿だろがぁーーーー」」
その後ローゼは義弟とドM に抱きつき泣きわめきましたとさ⋯