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7話 森から出たら
森からようやく抜けたがまわりは見渡す限りの草原だ。デコボコした丘の草原。人が住んでいそうな村や街は見当たらない。
高い建物も火を燃やした煙も全く見えない。
ただただ一面の草原がどこまでもデコボコと広がっている。
この世界に人間はいないのかもとへこたれそうになる。
いや、諦めるのはまだ早い。そうだ!北海道に旅行に行った時もそうだったじゃないか。
あそこも見渡す限りの大草原だったけど北海道民はちゃんといたぞ。
日本って狭いって思ってたけど、北海道は広いなーって家族で話したっけ。
へこたれるな、俺!
とりあえず、草原をチェック。
危険そうな虫や蛇がいないか、棒で草を叩きながら歩く。
あとキケンな植物、見た感じ人間を食べそうな植物がいないかも慎重に確かめる。いや、どんなだよ!人食う植物って。
適当に草を探りながら歩いていると草に埋もれた何かの物体を発見した。
大きさは蹲った人間くらい……。
恐る恐る顔を近づけて見ると、これやっぱ人の死体じゃないか?
ゴミのように汚れて土にまみれているけど人……だよな?
第一村人発見!死んでいるけどな。
てか、村は未発見だが少なくとも、地球人に近い人間的な生き物(死んでるけど)はいる世界ってことだ。
触るのは怖かったので持っていた棒で突いてみた。
ツンツンツン…。
よっし!動かない。死んでいるな。死体を仰向けにして観察した。良かった、腐ってはいないみたいだ。
腐ってたらゾンビみたいに襲ってくるかもしれないからな。
ん~~~、地球人っぽい服?第一村人じゃないかも。
白い穴に落ちた地球人かな?いつ落ちたんだろう?腐ってないからわりと最近かも知れない。残念。生きて会いたかった。
とりあえずこれ、どうしようか?埋めた方がいいのかな?こっちって死体をほおっておくとゾンビになるとかあるかな?
でも穴を掘るにしても道具がない。一度拠点に戻って鍬かシャベルをとってこようか。
ここに戻るために死体に目印の旗を立てることにした。
さっきツンツンした棒の端っこにタオルを結び付けて、死体の横に立てておこう。
棒にタオルをつけて、死体の顔の横の地面にサクっと刺した。
パチ
「うおおおおおおう!」
死体が目を開けた!
ビックリして飛び退いて尻餅をついた。
「う・・・うう・・・」
死体が虚な目でこちらを見ながらゆっくり手を伸ばしてきた。
ヤバイな、ゾンビ化した?
ゾンビなら逃げなくちゃ!と心では解っていても身体が言う事を聞かない。足がガクガクして力が入らない。
「ゾンビ? ゾンビなのか?」
時間稼ぎにゾンビに話しかけてみた。いや、そんなヒマあるなら逃げろよ、オレぇ。
「み・・ず・・みず・・・・・く・・れ」
「え? みず? あ、水?」
バッグからペットボトルを取り出しゾンビ男に渡すが、男は力が出ないようでボトルを持てなかった。
しかたないのでゾンビの口にボトルを押し当てた。
「噛むなよ? 絶対噛むなよ? フリじゃないからな」
最初のひと口ふた口はこぼしてうまく飲めないようだったが、男はよほど渇いていたのかペットボトルに食らいついた。
ゴキュンゴキュンと音をさせて水を飲んでいた。ボトルの水を飲み干すと、男はゆっくりと目を俺に向けた。
見つめ合うこと数十秒。
「お」「あ」
同時に声を出す。
「あ、えと、どうぞ」
「あぁ、水を、ありがとう」
掠れた声で男が言った。
男は酷く頬が痩けていて土や埃で汚れていた。が、開いた瞼から覗く目の色は澄んだ青だった。汚いからわからなかったがもしかして外国人?
でも日本語だったよな?
「あの、在日のアメリカの人ですか?」
外国人=アメリカと思う俺、ちょっと恥ずかしい。
「んん? アメリカ……フロリダだが、残念ながら、日本には行った事はない」
「え、そうなんだ。あ、でも日本語おじょうずですね」
「アンタこそ、ネイティブと間違うくらい、英語がうまいな」
「え? いえ? 俺、日本語喋ってます……よね?」
「俺だって、英語だぞ? それしか話せん」
「…………」
「………」
「へ、へぇぇ………………よくわかんないけど通じてるから、いっか」
「……そうだな。ところで、スマンが起こしてくれ」
俺は背中を支えつつ、ぐいっと彼の体を起こした。(実はゾンビとか絶対やめてね?起こした途端俺の首齧るとかも無しだかたね?)心の中で祈った。
「ふぅぅ、悪いがなんか食いもんあったらわけてもらえないか?」
「あ、はいはい。あります」
男の背中を支えつつ持っていたバッグをあさりサンドイッチと水のペットボトルを渡した。
サンドイッチをペロリと完食した彼はまだ食べたそうな顔をしていたのでバッグからおにぎりを出した。おにぎりの袋を剥いて渡すとそれもあっという間に食べ、また水を飲んでいた。
「貴重な食糧と水をすまない」
「あの、あなたもあの白い穴に落ちたんですか?」
思い切って聞いてみた。
彼はその日、仕事帰りに友人達と飲んで分かれて自宅に帰ったそうだ。自宅の門を入り玄関に向かうそこに穴があったそうだ。
酔っていた事もあり、気が付いたら落ちたと。
その後は森を彷徨い歩き回り、水も食べ物も見つけられずに5日ほど森を迷い、ようやく森の外に出たそうだ。
それから草原を2日歩き続けて別の森を発見したそうだ。
別の森って俺が出てきた森か。そして森に辿り着く前に力尽きたそうだ。
うわぁ壮絶だな。1週間飲まず食わずか。
しかも暗い夜間に自宅の玄関前が穴って絶対避けきれないよな。そりゃぁ、落ちるわ。
それよりも、第一森人(隣の森)から重要な情報がゲット出来たぞ。
俺の落ちてきた森以外にも森があった!
という事は、丘を登ったり下ったりすると別の森や、もしかしたら街とかもあるかも。
あと考えるのが面倒でスルーしたけど言葉の壁がどっかに行った!!!これは嬉しい。
せっかく会った同郷(同地球人)で言葉が通じなかったら悲しいもんな。
彼が本当は日本語が出来るのに英語を話していると嘘をついていれば別だけど。嘘をつく意味はないしな。
翻訳機とか通訳機無しで言葉が通じるってファンタジーだよな!
俺もしかして、この世界に来て初めてファンタジーに出会ったかもだ!
とりあえずうちの森の拠点に案内して今後の計画とかをぜひ一緒に立てたい。
あ…、大事な事忘れてた。
「あの、名前……俺は山田優希です。ゆうき」
「おう、スマン。俺はライアンだ。ゆうき、水と食べ物をありがとう」
ライアンさんか。
アメリカ人って本当っぽいな、だって「おう」って言った。
「おう」って「OH!」だよな?日本人は言わないもんな。
「ライアンさんとりあえずうちの森に行きませんか? えと食べ物とかあるから」
さっそくうちの拠点にライアンさんを誘ってみた。
高い建物も火を燃やした煙も全く見えない。
ただただ一面の草原がどこまでもデコボコと広がっている。
この世界に人間はいないのかもとへこたれそうになる。
いや、諦めるのはまだ早い。そうだ!北海道に旅行に行った時もそうだったじゃないか。
あそこも見渡す限りの大草原だったけど北海道民はちゃんといたぞ。
日本って狭いって思ってたけど、北海道は広いなーって家族で話したっけ。
へこたれるな、俺!
とりあえず、草原をチェック。
危険そうな虫や蛇がいないか、棒で草を叩きながら歩く。
あとキケンな植物、見た感じ人間を食べそうな植物がいないかも慎重に確かめる。いや、どんなだよ!人食う植物って。
適当に草を探りながら歩いていると草に埋もれた何かの物体を発見した。
大きさは蹲った人間くらい……。
恐る恐る顔を近づけて見ると、これやっぱ人の死体じゃないか?
ゴミのように汚れて土にまみれているけど人……だよな?
第一村人発見!死んでいるけどな。
てか、村は未発見だが少なくとも、地球人に近い人間的な生き物(死んでるけど)はいる世界ってことだ。
触るのは怖かったので持っていた棒で突いてみた。
ツンツンツン…。
よっし!動かない。死んでいるな。死体を仰向けにして観察した。良かった、腐ってはいないみたいだ。
腐ってたらゾンビみたいに襲ってくるかもしれないからな。
ん~~~、地球人っぽい服?第一村人じゃないかも。
白い穴に落ちた地球人かな?いつ落ちたんだろう?腐ってないからわりと最近かも知れない。残念。生きて会いたかった。
とりあえずこれ、どうしようか?埋めた方がいいのかな?こっちって死体をほおっておくとゾンビになるとかあるかな?
でも穴を掘るにしても道具がない。一度拠点に戻って鍬かシャベルをとってこようか。
ここに戻るために死体に目印の旗を立てることにした。
さっきツンツンした棒の端っこにタオルを結び付けて、死体の横に立てておこう。
棒にタオルをつけて、死体の顔の横の地面にサクっと刺した。
パチ
「うおおおおおおう!」
死体が目を開けた!
ビックリして飛び退いて尻餅をついた。
「う・・・うう・・・」
死体が虚な目でこちらを見ながらゆっくり手を伸ばしてきた。
ヤバイな、ゾンビ化した?
ゾンビなら逃げなくちゃ!と心では解っていても身体が言う事を聞かない。足がガクガクして力が入らない。
「ゾンビ? ゾンビなのか?」
時間稼ぎにゾンビに話しかけてみた。いや、そんなヒマあるなら逃げろよ、オレぇ。
「み・・ず・・みず・・・・・く・・れ」
「え? みず? あ、水?」
バッグからペットボトルを取り出しゾンビ男に渡すが、男は力が出ないようでボトルを持てなかった。
しかたないのでゾンビの口にボトルを押し当てた。
「噛むなよ? 絶対噛むなよ? フリじゃないからな」
最初のひと口ふた口はこぼしてうまく飲めないようだったが、男はよほど渇いていたのかペットボトルに食らいついた。
ゴキュンゴキュンと音をさせて水を飲んでいた。ボトルの水を飲み干すと、男はゆっくりと目を俺に向けた。
見つめ合うこと数十秒。
「お」「あ」
同時に声を出す。
「あ、えと、どうぞ」
「あぁ、水を、ありがとう」
掠れた声で男が言った。
男は酷く頬が痩けていて土や埃で汚れていた。が、開いた瞼から覗く目の色は澄んだ青だった。汚いからわからなかったがもしかして外国人?
でも日本語だったよな?
「あの、在日のアメリカの人ですか?」
外国人=アメリカと思う俺、ちょっと恥ずかしい。
「んん? アメリカ……フロリダだが、残念ながら、日本には行った事はない」
「え、そうなんだ。あ、でも日本語おじょうずですね」
「アンタこそ、ネイティブと間違うくらい、英語がうまいな」
「え? いえ? 俺、日本語喋ってます……よね?」
「俺だって、英語だぞ? それしか話せん」
「…………」
「………」
「へ、へぇぇ………………よくわかんないけど通じてるから、いっか」
「……そうだな。ところで、スマンが起こしてくれ」
俺は背中を支えつつ、ぐいっと彼の体を起こした。(実はゾンビとか絶対やめてね?起こした途端俺の首齧るとかも無しだかたね?)心の中で祈った。
「ふぅぅ、悪いがなんか食いもんあったらわけてもらえないか?」
「あ、はいはい。あります」
男の背中を支えつつ持っていたバッグをあさりサンドイッチと水のペットボトルを渡した。
サンドイッチをペロリと完食した彼はまだ食べたそうな顔をしていたのでバッグからおにぎりを出した。おにぎりの袋を剥いて渡すとそれもあっという間に食べ、また水を飲んでいた。
「貴重な食糧と水をすまない」
「あの、あなたもあの白い穴に落ちたんですか?」
思い切って聞いてみた。
彼はその日、仕事帰りに友人達と飲んで分かれて自宅に帰ったそうだ。自宅の門を入り玄関に向かうそこに穴があったそうだ。
酔っていた事もあり、気が付いたら落ちたと。
その後は森を彷徨い歩き回り、水も食べ物も見つけられずに5日ほど森を迷い、ようやく森の外に出たそうだ。
それから草原を2日歩き続けて別の森を発見したそうだ。
別の森って俺が出てきた森か。そして森に辿り着く前に力尽きたそうだ。
うわぁ壮絶だな。1週間飲まず食わずか。
しかも暗い夜間に自宅の玄関前が穴って絶対避けきれないよな。そりゃぁ、落ちるわ。
それよりも、第一森人(隣の森)から重要な情報がゲット出来たぞ。
俺の落ちてきた森以外にも森があった!
という事は、丘を登ったり下ったりすると別の森や、もしかしたら街とかもあるかも。
あと考えるのが面倒でスルーしたけど言葉の壁がどっかに行った!!!これは嬉しい。
せっかく会った同郷(同地球人)で言葉が通じなかったら悲しいもんな。
彼が本当は日本語が出来るのに英語を話していると嘘をついていれば別だけど。嘘をつく意味はないしな。
翻訳機とか通訳機無しで言葉が通じるってファンタジーだよな!
俺もしかして、この世界に来て初めてファンタジーに出会ったかもだ!
とりあえずうちの森の拠点に案内して今後の計画とかをぜひ一緒に立てたい。
あ…、大事な事忘れてた。
「あの、名前……俺は山田優希です。ゆうき」
「おう、スマン。俺はライアンだ。ゆうき、水と食べ物をありがとう」
ライアンさんか。
アメリカ人って本当っぽいな、だって「おう」って言った。
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