55 / 229
トイレの神さま
しおりを挟む
南門の近くのマイハウス(借家だが)に到着した。
買い物は今後の生活を考えて必要最低限にした。お金が貯まり次第おいおい買い足せばよい。
買ったものを各部屋へ運んだり、台所やリビングを掃除したりで何とか住めるようになった。
部屋割りは二階は廊下を挟んで東側の2部屋が中松さんと大森さんの女子組、西側2部屋が石原さんと織田さんの男性組。
一階のリビングの西側の部屋が俺で、東側の部屋はアリサ達兄弟が来たら使ってもらう予定。
あと、家の裏に井戸とトイレがある。
「うおおおお! トイレットペーパーがあるぞおおお!!!」
裏口の外のトイレの方から石原さんの雄叫びが聞こえた。
「え? 紙ですか? 葉っぱじゃなくて?」
織田さんがすぐに反応した。
「そうなんですよ~~~紙あるんです~~」
大森さんがドヤ顔でニッコリ笑った。
「うちの神が紙持ってた」
中松さんが俺を指差した。
3人が俺を見つめる。やめて、恥ずかしいから。
「大事に使わないとなんですよ」
「フロアからよく持ってこれましたね」
「鹿野さん、幾つ持ってきた? ドラエボンのポケットに入れて」
「まあ、それなりに?」
俺がニヤリ答えたところにトイレから石原さんが戻ってきた。
「いやぁ、葉っぱが無理そうで昨日から我慢してたからスッキリした。さすがは鹿野くんだね」
「ドラエボンのポケットって何ですか?」
「何? 何? ドラエボン? 鹿野くんドラエボンなの?」
織田さんと石原さんに聞かれたところでステータスの話をした。
石原さんも織田さんもゲームは未経験のようで、ステータスは大森さんと同じだった。
とりあえずそれぞれとフレンド登録とパーティ登録をした。
ちなみに山川部長とは神殿で分かれる前にフレ登録をしてある。
「PCゲーム限定なんですか……」
「なんだよ、俺、スマホなら結構ゲームやってるのにさ。鹿野くんずりぃよー、羨ましいぞ」
「私だってスマホでチュムチュムとかやってたのに~」
「で、今のとこ、職業とマップとアイテム収納出来るのが、鹿野さんと中松さんのおふたりですか」
俺は気になってた事を織田さんに聞いてみた。
「他の社員さんは……どうだった? 職業有りの人いた?」
「どうでしょう。特にソレで騒いでいる人は見なかった気がしますが……」
「んだなぁ。まぁ隠してたらわかんないけどな」
「他の人とステータス比べる暇もなかったからねー。すぐ連れ出されたからー」
「落ち着いたらまた神殿に行って部長に聞いてみるか」
石原さんが話を締めたところで、俺は話題を紙に戻した。
「あ、で、トイレットペーパーだけど、トイレ内の奥の倉庫にあったデカい段ボール4箱をアイテムボックスに入れて持ってきたので、結構もつと思う」
「おおおおお! 神よ」
「あ、でも節約して使いましょう。無くなる時はあっという間ですよ」
「男子は大だけだから女子にいっぱいちょうだい!」
「一箱中松さんのアイテムボックスに入れて置くか?」
そう言ってトイレットペーパーの入ったデッカイ段ボールをアイテムボックスから出して床に置いた。
「デカ!」
「デカイな」
「こんな大きな物がトイレの奥の部屋に…」
みんな段ボール箱の大きさに驚いていた。俺も会社のトイレの奥の物置にあんなんが積まれているとは思わなかったよ。
中松さんは箱に手を置いて「収納」と言い段ボールをしまった。
「大森ちゃん! いつでも言ってね!」
「はい!」
「アイテムボックス……いいなー」
石原さんが中松さんを羨ましそうに見ていた。
買い物は今後の生活を考えて必要最低限にした。お金が貯まり次第おいおい買い足せばよい。
買ったものを各部屋へ運んだり、台所やリビングを掃除したりで何とか住めるようになった。
部屋割りは二階は廊下を挟んで東側の2部屋が中松さんと大森さんの女子組、西側2部屋が石原さんと織田さんの男性組。
一階のリビングの西側の部屋が俺で、東側の部屋はアリサ達兄弟が来たら使ってもらう予定。
あと、家の裏に井戸とトイレがある。
「うおおおお! トイレットペーパーがあるぞおおお!!!」
裏口の外のトイレの方から石原さんの雄叫びが聞こえた。
「え? 紙ですか? 葉っぱじゃなくて?」
織田さんがすぐに反応した。
「そうなんですよ~~~紙あるんです~~」
大森さんがドヤ顔でニッコリ笑った。
「うちの神が紙持ってた」
中松さんが俺を指差した。
3人が俺を見つめる。やめて、恥ずかしいから。
「大事に使わないとなんですよ」
「フロアからよく持ってこれましたね」
「鹿野さん、幾つ持ってきた? ドラエボンのポケットに入れて」
「まあ、それなりに?」
俺がニヤリ答えたところにトイレから石原さんが戻ってきた。
「いやぁ、葉っぱが無理そうで昨日から我慢してたからスッキリした。さすがは鹿野くんだね」
「ドラエボンのポケットって何ですか?」
「何? 何? ドラエボン? 鹿野くんドラエボンなの?」
織田さんと石原さんに聞かれたところでステータスの話をした。
石原さんも織田さんもゲームは未経験のようで、ステータスは大森さんと同じだった。
とりあえずそれぞれとフレンド登録とパーティ登録をした。
ちなみに山川部長とは神殿で分かれる前にフレ登録をしてある。
「PCゲーム限定なんですか……」
「なんだよ、俺、スマホなら結構ゲームやってるのにさ。鹿野くんずりぃよー、羨ましいぞ」
「私だってスマホでチュムチュムとかやってたのに~」
「で、今のとこ、職業とマップとアイテム収納出来るのが、鹿野さんと中松さんのおふたりですか」
俺は気になってた事を織田さんに聞いてみた。
「他の社員さんは……どうだった? 職業有りの人いた?」
「どうでしょう。特にソレで騒いでいる人は見なかった気がしますが……」
「んだなぁ。まぁ隠してたらわかんないけどな」
「他の人とステータス比べる暇もなかったからねー。すぐ連れ出されたからー」
「落ち着いたらまた神殿に行って部長に聞いてみるか」
石原さんが話を締めたところで、俺は話題を紙に戻した。
「あ、で、トイレットペーパーだけど、トイレ内の奥の倉庫にあったデカい段ボール4箱をアイテムボックスに入れて持ってきたので、結構もつと思う」
「おおおおお! 神よ」
「あ、でも節約して使いましょう。無くなる時はあっという間ですよ」
「男子は大だけだから女子にいっぱいちょうだい!」
「一箱中松さんのアイテムボックスに入れて置くか?」
そう言ってトイレットペーパーの入ったデッカイ段ボールをアイテムボックスから出して床に置いた。
「デカ!」
「デカイな」
「こんな大きな物がトイレの奥の部屋に…」
みんな段ボール箱の大きさに驚いていた。俺も会社のトイレの奥の物置にあんなんが積まれているとは思わなかったよ。
中松さんは箱に手を置いて「収納」と言い段ボールをしまった。
「大森ちゃん! いつでも言ってね!」
「はい!」
「アイテムボックス……いいなー」
石原さんが中松さんを羨ましそうに見ていた。
640
あなたにおすすめの小説
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
俺達YOEEEEEE?けど異世界満喫したいよね?
くまの香
ファンタジー
異世界転移したニートとサラリーマン、はたして異世界を満喫できるのか?
ある日突然地球を襲った異変により異世界へと来てしまった人々。あれから三年、はたして人見知りニートと疲れたサラリーマンは異世界でどう過ごしているのか。
シーズン1『俺よえー、異世界?』、シーズン2『俺よえー、迷宮?』、そして本編シーズン3は『俺よえー、満喫してる?』
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる