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6話 修繕屋
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----(清見視点)----
仏間に来た客から刃こぼれした剣を渡された。
「攻撃力+3(プラス3)を付けてもらえますか?」
「プラス3? はぁ?…………ねえわ!」
その客は一瞬驚いた表情をした後、渋々という感じで言い直した。
「では+2でもいいです」
「いや、そもそも付与スキルがねえわ!」
今度は驚愕の表情になったまま固まった。いや、逆にこっちがびっくりだよ!
何だよ、その『攻撃力プラス』って! どんなファンタジーだ。
俺はニッポン街の地上部にある仏間で、毎日午前中は『修繕屋』を開いている。
ニッポンギルドから定期的に大量の依頼があり、いつもは作業部屋(押入れ)で作業をしている。
だが、50分ごとに10分の休憩をするように兄貴から言われているので、身体を伸ばしに外へ出ていると個人客に話しかけられる事がある。
個人客の受付は基本、仏間横に建てられた小さな小屋でパートさんが行っている。月から金はパートさん。土日は学生がバイトにくる。杏や紬も小遣い稼ぎにバイトに来る。
受付のパートさんに無理を言った客がいたようで、困っていた時にちょうど俺が休憩のために仏間から出てきて捕まった。
「強化してもらったと聞いたのですが……」
ああ、何となく思い至った。
「ああ、ええと、ゲームなんかであるようなプラス幾つとかの付与じゃなくてですね、たぶん、あのお客さんのことだと思うんだけど、刃の部分を丈夫にしてほしいという依頼だったんですよ。切れ味がどうなるのかはわからなかったけど、とにかく刃を丈夫にしました」
うん、前に来た顧客で、刃こぼれしやすくて困るって人がいた。
何を切ってるのかは知らないけど、面倒なのでそこまでは聞かなかった。
それで、『かいふく~かいふく~、丈夫に~、強く強くガッチリした刃になれ~』とかなんとか唱えながら回復をかけたんだよ。
まぁ、どうなったかわからないから『気持ち、強めにしておきましたー』と渡したんだった。あの人の事かなぁ。
「あの……強化してもらったって言った人って、鼻の下にチョビ髭がある背の低い中年男性……かな」
「ああ! そうです! チョビひ……はい。その人。俺よりスキルレベル低いのに子猿もどきを一撃で倒してたので。聞いたら剣を強化したって」
「うーん。同一人物だと思うけど、強化をうちでしたかはわかりませんよ? うちで修繕した剣を他で強化したのかも」
「いやいやいや。仏間屋さん以上の店なんてデスエにもないって聞いてますよ」
え、うち、『仏間屋さん』って呼ばれているのか。仏具は売っていないんだけどな。あ、複製仏具は取り扱っている。と言っても俺は『修繕』専門。
兄貴が仏具を取り扱っている。仏間で再生される畳や押入れの中身は自衛隊……あ、もう自衛隊じゃなくなったんだった。ええと、ニッポンギルドの産業部門へ譲渡してあっちが管理している。
産業部門の空建課とかいう人達に丸投げだ。空建課ってのは、日本から転移してきた空間建物を取り扱う課だ。
最初の1~2年は建物の持ち主が管理していたが、ママさん達も新しい生活や子育てに忙しく、物品管理に手が回らなくなった。
俺は子育ては無いが修繕が忙しかったのもある。あの品がどうの在庫がどうだとか、だんだんと煩わしくなり、兄貴と相談して自衛隊(あの頃はまだ自衛隊)への譲渡を決めた。
ただし、仏壇前の畳二畳分だけを『加瀬家の敷地』とさせてもらった。普段の生活は地下が基点なので仏壇に手を合わせるのに二畳もあれば十分だ。あ、作業のための押し入れももらった。
トイレママさん、風呂ママさんは、もっと早い段階で手放していた。トイレと風呂を地下10階に降ろした時点で共同と考えたし、トイレや風呂に特に個人的な物があるわけではなかったので管理が面倒になったと。
産院や保育園、機体は、そもそも個人の持ち物ではなかったので、それらもそうそうに自衛隊へと譲渡していたようだ。
キチママさんだけは生活の中心であった個人宅のリビング、ダイニングキッチンだ。手放すのにかなりの葛藤があったそうだ。
ただ、まなちゃんが7歳、りりちゃんが4歳になり、子供達が母親と一緒にあのスペースに居る時間がほとんどなくなった今、手放す事を決めたそうだ。
りりちゃんは保育園(地下10階の)に通っているし、まなちゃんも歳の近い子達と小学生として勉強に励んでいる。
「結局、私が、あの日の思い出を手放したくなかっただけなのよね」
キチママさんが、リビングの写真を撮りながら呟いた。
「なんかさ、このソファーで胡坐かいてテレビ観ている旦那がさ、ある日突然戻って来ていそうでさ、ずっと期待しちゃうんだよね。だってさ、こんなに生き残った人がいるんだから、旦那もどこかで生き残って私たちを探してるかなー、なんてね」
気のきいた事を言えない自分がもどかしい。
「でも、この世界に馴染んでいく子供達を見たら、自分もそろそろここから離れなくちゃって思ったの」
「うん。そっか」
「手放した事で毎朝の地上の作業がなくなるし、地下10階で地に足をしっかりとつけて生きていかなきゃね」
「うん」
「あ、清見君、シャッター押して。ここのボタンね。まなー!りり、ソファーに座って一緒に撮ろう!」
「はーい」
キチママさんとまなちゃんとりりちゃんがソファーに座った。少し窮屈そうに右側に寄ってくっついて。
空いたスペースはきっと旦那さんが座っていたのだろう。
「きーちゃん、なんでないてるのー?」
「きーちゃん泣き虫ー? まながお嫁さんなってあげるから泣いたらダメ」
「もう、清見くんったら。ちゃんと撮ってね」
手放した、とは言え、スキルを消さないために、キチママさんは毎週日曜日は地上へ来るそうだ。
保育園の園長先生と機体ママさんも同じく日曜日のみ地上へ。
看護師長は地上の病院泊まりで週5で働いている。週2日は地下へ降りているらしい。
トイレママさんと風呂ママさんは、トイレと風呂の設置場所が炊事場と近いので特に立ち寄らなくとも全く問題ない。この3年、スキルが消える事はなかった。
ミニバンママさんは頻繁に地上に出て走り回っているらしい。ギルドの産業部門に籍を置いているが、防衛部門に同行する事もあるそうだ。
他にもバスや電車の車両を持ち帰り、地上部に並べてある。スキル持ちが見つからなかった車はやはり錆が進んでいった。
電車のスキル持ちが見つかった。ふた車両あった電車だがスキル持ちはひとりだった。
混雑した車内で子供を抱いて立っていたので優先席に座りたくて車両を移動するために連結部へ入った瞬間にアレが起こったようだ。2号車の4ドア近くの優先席は皆が目を閉じて(寝て?)いたので、3号車へ移動するのに連結部を通った瞬間、一瞬意識が遠のいて座り込んだそうだ。
空間スキルについてはこの世界に無いスキルであり謎だらけだ。
なんとなく、親子セット……俺の場合は叔父と甥になるが、大人と子供のセットで、その大人に空間スキルがあると思っていた。
だが、今回初めて子供の空間スキル持ちが発見された。バスの乗客で3歳の男の子に空間スキルがあるのが迷宮の石板で発覚した。
「ひとりで乗ってたわけじゃないですよね」
「どうやら、お父さんと乗ってたみたいだけど、近くの席の人に子供を預けて食料を探しに行って戻らなかったって」
その話を聞いて真っ先に浮かんだのは、父親が亡くなったのではという考えだ。
スキルは父親が持っていたのかもしれない。そして、亡くなったら子供に継承される?
としたら、俺が死んだら裕理君に継承されるのか。
では、その後は?
いや、看護師長が亡くなったら誰が継承するのか不明だな。
やはり空間スキルはわからない事だらけだ。
仏間に来た客から刃こぼれした剣を渡された。
「攻撃力+3(プラス3)を付けてもらえますか?」
「プラス3? はぁ?…………ねえわ!」
その客は一瞬驚いた表情をした後、渋々という感じで言い直した。
「では+2でもいいです」
「いや、そもそも付与スキルがねえわ!」
今度は驚愕の表情になったまま固まった。いや、逆にこっちがびっくりだよ!
何だよ、その『攻撃力プラス』って! どんなファンタジーだ。
俺はニッポン街の地上部にある仏間で、毎日午前中は『修繕屋』を開いている。
ニッポンギルドから定期的に大量の依頼があり、いつもは作業部屋(押入れ)で作業をしている。
だが、50分ごとに10分の休憩をするように兄貴から言われているので、身体を伸ばしに外へ出ていると個人客に話しかけられる事がある。
個人客の受付は基本、仏間横に建てられた小さな小屋でパートさんが行っている。月から金はパートさん。土日は学生がバイトにくる。杏や紬も小遣い稼ぎにバイトに来る。
受付のパートさんに無理を言った客がいたようで、困っていた時にちょうど俺が休憩のために仏間から出てきて捕まった。
「強化してもらったと聞いたのですが……」
ああ、何となく思い至った。
「ああ、ええと、ゲームなんかであるようなプラス幾つとかの付与じゃなくてですね、たぶん、あのお客さんのことだと思うんだけど、刃の部分を丈夫にしてほしいという依頼だったんですよ。切れ味がどうなるのかはわからなかったけど、とにかく刃を丈夫にしました」
うん、前に来た顧客で、刃こぼれしやすくて困るって人がいた。
何を切ってるのかは知らないけど、面倒なのでそこまでは聞かなかった。
それで、『かいふく~かいふく~、丈夫に~、強く強くガッチリした刃になれ~』とかなんとか唱えながら回復をかけたんだよ。
まぁ、どうなったかわからないから『気持ち、強めにしておきましたー』と渡したんだった。あの人の事かなぁ。
「あの……強化してもらったって言った人って、鼻の下にチョビ髭がある背の低い中年男性……かな」
「ああ! そうです! チョビひ……はい。その人。俺よりスキルレベル低いのに子猿もどきを一撃で倒してたので。聞いたら剣を強化したって」
「うーん。同一人物だと思うけど、強化をうちでしたかはわかりませんよ? うちで修繕した剣を他で強化したのかも」
「いやいやいや。仏間屋さん以上の店なんてデスエにもないって聞いてますよ」
え、うち、『仏間屋さん』って呼ばれているのか。仏具は売っていないんだけどな。あ、複製仏具は取り扱っている。と言っても俺は『修繕』専門。
兄貴が仏具を取り扱っている。仏間で再生される畳や押入れの中身は自衛隊……あ、もう自衛隊じゃなくなったんだった。ええと、ニッポンギルドの産業部門へ譲渡してあっちが管理している。
産業部門の空建課とかいう人達に丸投げだ。空建課ってのは、日本から転移してきた空間建物を取り扱う課だ。
最初の1~2年は建物の持ち主が管理していたが、ママさん達も新しい生活や子育てに忙しく、物品管理に手が回らなくなった。
俺は子育ては無いが修繕が忙しかったのもある。あの品がどうの在庫がどうだとか、だんだんと煩わしくなり、兄貴と相談して自衛隊(あの頃はまだ自衛隊)への譲渡を決めた。
ただし、仏壇前の畳二畳分だけを『加瀬家の敷地』とさせてもらった。普段の生活は地下が基点なので仏壇に手を合わせるのに二畳もあれば十分だ。あ、作業のための押し入れももらった。
トイレママさん、風呂ママさんは、もっと早い段階で手放していた。トイレと風呂を地下10階に降ろした時点で共同と考えたし、トイレや風呂に特に個人的な物があるわけではなかったので管理が面倒になったと。
産院や保育園、機体は、そもそも個人の持ち物ではなかったので、それらもそうそうに自衛隊へと譲渡していたようだ。
キチママさんだけは生活の中心であった個人宅のリビング、ダイニングキッチンだ。手放すのにかなりの葛藤があったそうだ。
ただ、まなちゃんが7歳、りりちゃんが4歳になり、子供達が母親と一緒にあのスペースに居る時間がほとんどなくなった今、手放す事を決めたそうだ。
りりちゃんは保育園(地下10階の)に通っているし、まなちゃんも歳の近い子達と小学生として勉強に励んでいる。
「結局、私が、あの日の思い出を手放したくなかっただけなのよね」
キチママさんが、リビングの写真を撮りながら呟いた。
「なんかさ、このソファーで胡坐かいてテレビ観ている旦那がさ、ある日突然戻って来ていそうでさ、ずっと期待しちゃうんだよね。だってさ、こんなに生き残った人がいるんだから、旦那もどこかで生き残って私たちを探してるかなー、なんてね」
気のきいた事を言えない自分がもどかしい。
「でも、この世界に馴染んでいく子供達を見たら、自分もそろそろここから離れなくちゃって思ったの」
「うん。そっか」
「手放した事で毎朝の地上の作業がなくなるし、地下10階で地に足をしっかりとつけて生きていかなきゃね」
「うん」
「あ、清見君、シャッター押して。ここのボタンね。まなー!りり、ソファーに座って一緒に撮ろう!」
「はーい」
キチママさんとまなちゃんとりりちゃんがソファーに座った。少し窮屈そうに右側に寄ってくっついて。
空いたスペースはきっと旦那さんが座っていたのだろう。
「きーちゃん、なんでないてるのー?」
「きーちゃん泣き虫ー? まながお嫁さんなってあげるから泣いたらダメ」
「もう、清見くんったら。ちゃんと撮ってね」
手放した、とは言え、スキルを消さないために、キチママさんは毎週日曜日は地上へ来るそうだ。
保育園の園長先生と機体ママさんも同じく日曜日のみ地上へ。
看護師長は地上の病院泊まりで週5で働いている。週2日は地下へ降りているらしい。
トイレママさんと風呂ママさんは、トイレと風呂の設置場所が炊事場と近いので特に立ち寄らなくとも全く問題ない。この3年、スキルが消える事はなかった。
ミニバンママさんは頻繁に地上に出て走り回っているらしい。ギルドの産業部門に籍を置いているが、防衛部門に同行する事もあるそうだ。
他にもバスや電車の車両を持ち帰り、地上部に並べてある。スキル持ちが見つからなかった車はやはり錆が進んでいった。
電車のスキル持ちが見つかった。ふた車両あった電車だがスキル持ちはひとりだった。
混雑した車内で子供を抱いて立っていたので優先席に座りたくて車両を移動するために連結部へ入った瞬間にアレが起こったようだ。2号車の4ドア近くの優先席は皆が目を閉じて(寝て?)いたので、3号車へ移動するのに連結部を通った瞬間、一瞬意識が遠のいて座り込んだそうだ。
空間スキルについてはこの世界に無いスキルであり謎だらけだ。
なんとなく、親子セット……俺の場合は叔父と甥になるが、大人と子供のセットで、その大人に空間スキルがあると思っていた。
だが、今回初めて子供の空間スキル持ちが発見された。バスの乗客で3歳の男の子に空間スキルがあるのが迷宮の石板で発覚した。
「ひとりで乗ってたわけじゃないですよね」
「どうやら、お父さんと乗ってたみたいだけど、近くの席の人に子供を預けて食料を探しに行って戻らなかったって」
その話を聞いて真っ先に浮かんだのは、父親が亡くなったのではという考えだ。
スキルは父親が持っていたのかもしれない。そして、亡くなったら子供に継承される?
としたら、俺が死んだら裕理君に継承されるのか。
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