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7話 ブルドーザーと呼ばれた男
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----(大島視点)----
俺はニッポンでの生活が落ち着いてから自衛隊と共に迷宮を探索しまくる日々を送っていた。デスエに近い場所にある未踏破の迷宮だ。主に資源やスキル石調達のためだ。
自衛隊がギルドになってからは『防衛部門』に入社(?)した。
もちろん、休日には通常の冒険者として個人的にデスエの迷宮に潜る事もある。
自衛隊がギルドになった時には悩んだ。自由に個人的に迷宮へ潜る事を考えたからだ。
しかし、何かあったときはどうせ自衛隊に引っ張り出されるだろう。それならと、ニッポンギルドへ就職する事にしたのだ。
ニッポンギルドの『事務部門』『製造部門』『産業部門』は、基本9時から5時勤務である。
それに比べて『防衛部門』は少し特殊である。
『防衛部門』の中でも『待機課』は地下待機チームと地上待機チームに分かれている。
どちらのチームも待機中は体力作りに精を出す。いつ出動がかかるかわからないからだ。体力作りの合間は趣味などに時間を使っている。
『アニマル課』はテイムした魔物や、小動物(少なくとも人を食べない保護動物)のトレーナー、シッター、トリマー、獣医などとして多岐にわたる活動をしている。地上に『ふれあい広場』や『ちいまものカフェ』も開いている。
『防衛部門』が持ち帰った情報を『産業部門』が取りまとめて、この世界の魔虫、魔獣、魔物の研究に力を入れている。
俺が配属されたのは『防衛部門』の中の『迷宮探索課』である。
その名の通り、迷宮を探索する課だ。迷宮内から情報を得るのが大きな仕事だ。ドロップしたスキル石や迷宮内で採れる鉱石、それと食材(肉)などは、同行した『サポーター課』が持ち帰る。
俺らは迷宮を突き進む。
自衛官……いや、探索官の中にはテイムした魔物も当たり前に連れている。3mを越える大きな魔物を連れている者もいた。
「大島、頼む」
俺の探索チームのリーダーである若槻さんから指示が出た。
俺らが今進んでいる通路の先がかなり狭まっていたのだ。
「おっ、出るぞ。大島ブルドーザー」
誰だ、変なあだ名をつけやがって。
俺は壁にピタリと背をつけて立ち、そこから力を込めて回転しながら壁沿いを移動した。壁が奥へとめりこみ通路が広がる。
「あそこの足元のでっぱりも潰せるか?」
「出来ます」
そう答えて、今度は通路の地面部分に突き出た大石へと背中からジャンプした。
「おお! 流石は大島建設のブルドーザーだ」
「……若槻さん、変な呼び方をしないでください」
「いよっ! 土建屋!」
「ゼネコン!」
土建屋はともかく、いや、土建屋じゃねぇ! ってゼネコンってなんだよ! 俺は地面をならしても建物は建てられないぞ?
「大島のおかげで迷宮もスイスイと進む事が出来る。有難い」
「いや、まぁ」
真顔で褒めるリーダーを見るとわざわざ言い訳をするのも逆に恥ずかしくなったのでやめた。周りには好きに言わせておく。
まぁ俺も、小型のオーク(豚型の魔物)をテイムしている探索官を、名前ではなく『トンスキさん』と呼んでいる。
名付けは俺じゃないぞ? 周りもそう呼んでいるからな。かなりの豚好き(トンスキ)らしい。
俺はニッポンでの生活が落ち着いてから自衛隊と共に迷宮を探索しまくる日々を送っていた。デスエに近い場所にある未踏破の迷宮だ。主に資源やスキル石調達のためだ。
自衛隊がギルドになってからは『防衛部門』に入社(?)した。
もちろん、休日には通常の冒険者として個人的にデスエの迷宮に潜る事もある。
自衛隊がギルドになった時には悩んだ。自由に個人的に迷宮へ潜る事を考えたからだ。
しかし、何かあったときはどうせ自衛隊に引っ張り出されるだろう。それならと、ニッポンギルドへ就職する事にしたのだ。
ニッポンギルドの『事務部門』『製造部門』『産業部門』は、基本9時から5時勤務である。
それに比べて『防衛部門』は少し特殊である。
『防衛部門』の中でも『待機課』は地下待機チームと地上待機チームに分かれている。
どちらのチームも待機中は体力作りに精を出す。いつ出動がかかるかわからないからだ。体力作りの合間は趣味などに時間を使っている。
『アニマル課』はテイムした魔物や、小動物(少なくとも人を食べない保護動物)のトレーナー、シッター、トリマー、獣医などとして多岐にわたる活動をしている。地上に『ふれあい広場』や『ちいまものカフェ』も開いている。
『防衛部門』が持ち帰った情報を『産業部門』が取りまとめて、この世界の魔虫、魔獣、魔物の研究に力を入れている。
俺が配属されたのは『防衛部門』の中の『迷宮探索課』である。
その名の通り、迷宮を探索する課だ。迷宮内から情報を得るのが大きな仕事だ。ドロップしたスキル石や迷宮内で採れる鉱石、それと食材(肉)などは、同行した『サポーター課』が持ち帰る。
俺らは迷宮を突き進む。
自衛官……いや、探索官の中にはテイムした魔物も当たり前に連れている。3mを越える大きな魔物を連れている者もいた。
「大島、頼む」
俺の探索チームのリーダーである若槻さんから指示が出た。
俺らが今進んでいる通路の先がかなり狭まっていたのだ。
「おっ、出るぞ。大島ブルドーザー」
誰だ、変なあだ名をつけやがって。
俺は壁にピタリと背をつけて立ち、そこから力を込めて回転しながら壁沿いを移動した。壁が奥へとめりこみ通路が広がる。
「あそこの足元のでっぱりも潰せるか?」
「出来ます」
そう答えて、今度は通路の地面部分に突き出た大石へと背中からジャンプした。
「おお! 流石は大島建設のブルドーザーだ」
「……若槻さん、変な呼び方をしないでください」
「いよっ! 土建屋!」
「ゼネコン!」
土建屋はともかく、いや、土建屋じゃねぇ! ってゼネコンってなんだよ! 俺は地面をならしても建物は建てられないぞ?
「大島のおかげで迷宮もスイスイと進む事が出来る。有難い」
「いや、まぁ」
真顔で褒めるリーダーを見るとわざわざ言い訳をするのも逆に恥ずかしくなったのでやめた。周りには好きに言わせておく。
まぁ俺も、小型のオーク(豚型の魔物)をテイムしている探索官を、名前ではなく『トンスキさん』と呼んでいる。
名付けは俺じゃないぞ? 周りもそう呼んでいるからな。かなりの豚好き(トンスキ)らしい。
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