2 / 3
受信
しおりを挟む
「…生体反応を確認。会話分を構築します…。」
さっきから何を言っているんだ…?
この子は一体……。
人と会話なんて久しぶりにするから、声をかけたのに何を話したらいいかわからない…。
こういうとき何を話せばいいんだ…。
そう考えると顔のあたりが熱を持ってきたのがわかった。気温は温暖。そよ風が気持ちいいような、そんな温度。
「あ……いや、…あ、はは…。」
「はじめまして。あなたは?」
「え、あ、えと。俺はナツト…」
話した!!…え、あ、待てよ。
さっきまで死んでた、よな?生き返ったとか?
としても、それを聞くのはどうなんだ!?
気になるけどもそれは強調としてどうなんだ?
目をあっちそっち、と彼女に合わせないまま自分の名前を言う。彼女の様子は、直接見れていないのでわからない。
「質問。こちらを向かないの?」
「ひぇ!?あ、あぁ」
そう言われ彼女の方を見る。
あぁ、やっぱりきれいだ…なんて…。
だけど、服がところどころ破れていて、直接見ることはほとんどできない…。
「もう一つ質問。ここは…?」
「え、っと。君ここの事知らないの?」
「記憶保管システムが損傷していて、今までの事を覚えていないの。」
「記憶…ほか、シス……?」
「改正。……。記憶喪失だからわからないの。」
「あ、あぁ。なるほどね。
ここはエリシュオン。」
………。
会話が…進まない。女の子と話したことなんて…ない…わけじゃないけど。今まで一人だったし…。
…。
「あ、そ、そうだ!き、なま……君の名前は?」
「回答。エルピア…。補足。名前はなぜか覚えている。」
エルピア…。エルピア…。エルピア。
忘れないように何回か繰り返しておこう。
「あ、よろし…」
「!」
突如彼女が驚いたような表情になった。
「……。メッセージを受信。」
「……読み上げを開始。」
「会いに来て___。」
さっきから何を言っているんだ…?
この子は一体……。
人と会話なんて久しぶりにするから、声をかけたのに何を話したらいいかわからない…。
こういうとき何を話せばいいんだ…。
そう考えると顔のあたりが熱を持ってきたのがわかった。気温は温暖。そよ風が気持ちいいような、そんな温度。
「あ……いや、…あ、はは…。」
「はじめまして。あなたは?」
「え、あ、えと。俺はナツト…」
話した!!…え、あ、待てよ。
さっきまで死んでた、よな?生き返ったとか?
としても、それを聞くのはどうなんだ!?
気になるけどもそれは強調としてどうなんだ?
目をあっちそっち、と彼女に合わせないまま自分の名前を言う。彼女の様子は、直接見れていないのでわからない。
「質問。こちらを向かないの?」
「ひぇ!?あ、あぁ」
そう言われ彼女の方を見る。
あぁ、やっぱりきれいだ…なんて…。
だけど、服がところどころ破れていて、直接見ることはほとんどできない…。
「もう一つ質問。ここは…?」
「え、っと。君ここの事知らないの?」
「記憶保管システムが損傷していて、今までの事を覚えていないの。」
「記憶…ほか、シス……?」
「改正。……。記憶喪失だからわからないの。」
「あ、あぁ。なるほどね。
ここはエリシュオン。」
………。
会話が…進まない。女の子と話したことなんて…ない…わけじゃないけど。今まで一人だったし…。
…。
「あ、そ、そうだ!き、なま……君の名前は?」
「回答。エルピア…。補足。名前はなぜか覚えている。」
エルピア…。エルピア…。エルピア。
忘れないように何回か繰り返しておこう。
「あ、よろし…」
「!」
突如彼女が驚いたような表情になった。
「……。メッセージを受信。」
「……読み上げを開始。」
「会いに来て___。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる