もう1つのあるアイドル令嬢の日常~ 蒼井グループとアイドル令嬢~

Szak

文字の大きさ
1 / 1

もう1つのあるアイドル令嬢の日常~ 蒼井グループとアイドル令嬢~

しおりを挟む
泉葉月が活動休止を四瑞芸能事務所じむしょの社長である四瑞雙葉から言い渡されて数週間が経ち冷水千鶴しみずちづること蒼井千草は如月財閥系列の企業への挨拶まわりと謝罪を余儀なくされていた頃、暇を持て余してるであろう泉葉月こと如月弥生は母の実家である水無月家に姉から呼び出されていた。しみず葉月のマネージャーでもある冷水千鶴しみずちづるは今後の予定と打ち合わせをしようと連絡を取ろうするも連絡が取れずにいた。

 「はぁ~なんで連絡取れなくなってるのよ?葉月のスケジュールが組めないじゃない。」

 「あら?、千鶴こんなところでなにしてるの?蒼井グループはもういいの?」

声をかけられた方に振り向くとそこには社長である四瑞雙葉が立っていた。雙葉は不思議そうな顔をしながら千鶴の実家でもある蒼井グループの事を千鶴から聞き出そうとしたのだが千鶴に今はそれどころじゃないんですよ!葉月と連絡が取れなくて困ってるんです!といわれ雙葉は悪びれも無く、そりゃぁあの娘も母方の実家にいれば無理だと思うわ。雙葉はここでは出来ない話もあるから一度車の中に入ってくれるかしらと千鶴に車の中に入るように言う。車中に入り詳しい事を聞こうと思っていた千鶴だがさらに衝撃的な事を聞かされる。

 「へ?母方の実家???雙葉さん私何も聞いていないんですけど、どういうことですか?」

 「そうね、私もさっき筆頭執事うちの奈木に聞いたばかりだしね。千鶴も蒼井グループのことでいろいろ大変だろうけど、今回のことが落ち着くまで葉月は実家のお手伝いに駆り出されるそうよ。」

千鶴は社長である四瑞雙葉が妙に落ち着いて居ることに違和感を覚えていた。その違和感を知りたくて千鶴はなぜ社長はそんなに落ち着いていられるのですか?と口に出していた。雙葉は少し困り気味な表情をさせると千鶴に話せる話ではないのよと言い詳細は話そうとしなかったのだ。雙葉は悩んでいた本当ならマネージャーである千鶴に詳しい話をするべきなんだろうけど、さすがに現在いまの状態で話すことは憚られるだろうと雙葉は思った。(水無月が葉月の母方の実家だとはさすがに私も思わなかったわ、確か姉が水無月家の名前を使ってるんだったかしら?さすがに水無月家の話を蒼井グループの人間には出来ないものね。)

 「そう・・・ですか雙葉社長、しみず葉月のスケジュールはどうすればいいんでしょうか?」

 「そうね、しばらくは私が預かるしかないでしょうね。千鶴はしばらく蒼井千草としての活動に専念してもらって構わないわ!私自身も四瑞雙葉としての仕事や活動をしないといけないから。」

 「雙葉さんモデルに戻られるんですか?」

 「違うわよ、葉月のことでちょっと会わないといけない人物がいるのよ。私が四瑞芸能事務所の社長としてではなく、四瑞家の四瑞雙葉として会わないといけない人物としか言えないわ!いくら蒼井千草あなただったとしてもね」

千鶴は蒼井千草として、この言葉の重みと意味を理解していた。雙葉が四瑞雙葉として動くということはそういうことなのだろうと。そして、それは蒼井家には伝え辛い案件もしくは蒼井家には伝えたらいけないことなのだろうと理解した。

 「蒼井千草としてか・・・(私以外にバカ兄貴とまともに話せる人間ひとなんてもうほとんどいないのよね・・・)」

 「千鶴あなたが物わかりの良い令嬢で助かるわ。これで私も四瑞雙葉しみずふたばとして仕事に専念出来るもの!次に会う時は四瑞芸能事務所社長とマネージャーであることを祈ってるわ。」

千鶴は雙葉の残した最後の言葉の意味を考えていた。普段の雙葉であればこんな言葉を残すことは無いことを千鶴は知っている。千鶴は蒼井千草として出来る事は何か考えていると千鶴の携帯にとある人物からメールが着ていた。千鶴が携帯を確かめるとそこには水神と表示されており千鶴はなぜ?水神からメールが着たのかよくわかずにいた。このメールがのちに騒動を起こすことになるのだが、この時の千鶴には知る由もなかったのだ!

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

処理中です...