ぼくの世界

九十九十

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本編

意識

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 まずは、僕が彼女を意識し始めたきっかけについて話そうか。最初に意識したのは学校行事のときかな。あまり名前を詳しくいうと作者の出身校が分かってしまうかもしれないかもな· · ·。少なからず影響されているからなー。大した特徴はないからいいか。まあ、じゃあ今からでてくる学校行事を知らない人がいるかもしれないから説明から入るね。『設営コンクール』って言って分かるかな?各学級ごとに各教室内を設営していくという学校行事の一つなんだけど、「自分の学校にもあったよ!」って人はいるのかな。学級対抗で毎年いろいろな工夫をして手を込んだのを作成してたんだよね。それでグループごとに作るものを振り分けられてそれを作る。そのグループは学級組織の委員会ごとだった。学級組織っていうのはあったかな、一人一人に仕事があってそれぞれの委員会に所属していてその委員会ごとのグループで制作することになった。もちろん(?)僕と彼女の委員会は違ったよ。本当に関わりがなかったからね。それで彼女との最初の接点は彼女が僕たちのを手伝ってくれたことかな。なんで手伝ってくれたかは彼女の友達が僕と同じ委員会に所属していたからだと思う。彼女は同性の友達にはとっても親密だからね。本当に彼女は友達といるときは楽しそうにしているんだよね。見てて僕まで何故だか楽しくなってくるほど。彼女は自分自身の担当のものは作り終わってないのに手伝ってくれたんだよね。最初はただ単に「優しい人だな。」くらいに思ってた。みんなにはどうでもいいことだと思うけど、この時彼女は視力が良いことを知ったんだ。視力の良い人なんて学年にもクラスにもたくさんいると思うんだけどね。僕は視力はあまり良くはなくて、僕が見えないものを彼女が見えていて、「すごいな!」って思った。視力が悪い僕からみたら視力の良い人は尊敬、感動するレベルなんだ。今でも視力の良い人をうらやましいと思う。視力って一度失ったら基本戻ることはないから、取り戻すことができないんだよね。だからまだ視力が良い人は大切にね。本当に、失ってから気付くから。後悔するから。僕は小さい頃に、一瞬でも眼鏡の人って、眼鏡ってかっこいいな思ってしまっていた。本当に、今なら一切憧れなんてないんだけどね!すごく話が逸れてしまったけど、それくらい後悔していう僕からの視力の大切さを伝えたかったってことをわかってもらえたらいいな。よし、ごめんね、話を戻すね。
それで実際に言った気がする。それで、彼女への最初の印象は
『目のいい良い人』。
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