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1章 贖罪の憤怒蛍
6 山中の星空
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小屋から繋がる地下道は、鉱山からの避難経路として用意されたものだ。普段は使われないため、かび臭いような鉄臭いような、少し変な臭いに満たされていた。
地鳴りと振動を感じつつ、二人は足を進める。整備されていない道は岩肌がむき出しで、ひどく歩きにくい。
薄暗がりの中、レイは不安げに胸元を押さえる。
「ルシオラさん、何か……小さく声が聞こえませんか? 大勢、ざわざわしている感じというか」
「声? 君以外のものは聞こえないが。まだ避難経路から出ていないから労働者の声が聞こえるわけがないし……」
「すみません。気のせいかもしれないので、忘れてください」
声、というよりは雑音に近い何かが少し前から耳に入り込んでくる。意識すれば無視することも出来るが、耳を塞いでも微かに聞こえ続けるそれに、なんだか気分が悪くなる。
ルシオラもそうなのかと問えば、彼には聞こえないらしい。
疑問に思いつつも、胸にしまい込んでおくことにする。今はシャルロットを助けることが先決だ。自分のことなど、どうでもいい。
少し歩けば上に昇るための短いはしごが用意されていた。天井には木製の扉が設置されていたが、鍵はかけられていない。ルシオラが片手で押せば簡単に開く。
洞窟内は採掘用に明かりが用意されていることもあり、避難経路より遙かに明るい。光のある空間に出てレイはホッと息をつく。
その後で周りの様子を見てみれば、人はいない。集めた鉱石を運ぶためのトロッコらしきものがあり、荷台の半分ほどが鉱石で埋まっていた。その荷台に運ぶためか近くには籠が転がっており、倒れたそこからは真っ黒な石が散乱している。逃げる時に放り出されたのだろう。
時折ぱらりと砂のようなものが落ちてくる。爆発の衝撃で天井付近の岩が削れたのだろうか。
「いつ人が戻ってくるか分からない。さっさと行くぞ」
「分かりました。俺のことは気にせず、どんどん進んでください」
足早に突き進むルシオラの後ろを着いていく。怪我をしているのが疑わしいほどにピンと伸びた背中が頼もしい。
鉄製の短い階段を上り、少し高い位置にある通路を進む。カンカンと足音が空間に響く。
途中、人工的に作られたであろう横道に入り込む。鉄で補強された短い通路を抜けた途端、レイは目の前に広がった風景に息を呑んだ。
「すごい……」
人工の明かりは一切なく、ただ天然一色の空間。
黒々とした壁、天井には青白い光の粒が無数に貼り付いていた。それ以外にも宙をふわふわと飛んでいく光の粒。
まるで、星空のようだった。
「星蛍だ。ここにしか生息しない絶滅危惧種。害はないから安心しろ」
「綺麗ですね」
「ここは絶滅危惧種の保護という名目で明かりが一切存在しない。故に、隠すには最適な場所だ」
説明しながらもルシオラは、キャットウォークのようになっている通路の最深部まで進んで立ち止まる。
レイが首を傾げる横で星蛍がくっつく壁に手を這わせる。何かを探しているようだった。
「あった」
その手がある一点で止まり、もう片方の手で白衣のポケットをまさぐる。そこから取り出したのは銀色のカードだ。それを壁に触れた手の付近にかざすと、小さく「ぴっ」と電子音が聞こえた。レイには聞き慣れない音だった。
刹那、壁の一部がめり込んだ。とても綺麗な長方形だ。
めり込んだ一部は次いで横にスライドし、無機質な廊下を顕わにする。
ここが、秘密の入り口というわけだ。
進むのかと思いきや立ち止まったままのルシオラ。
彼を不審に思い、後ろから中を覗くと――そこに、一人の女性が立っていた。
純白の髪を頭の後ろでキツく結い上げ、アンティークゴールドの釣り目が印象的な美人だった。薄く施された化粧の奥の美貌は青白く、細い眉は震えている。
迷いがありありと伝わるその腕は正面に伸ばされて、先の手に握られていたのは――黒い拳銃。クロウが使っていたものと似たものだ。
「メイル」
「申し訳ございません、ルシオラ様。全部、全部貴方のためなのです」
メイルと呼ばれた女性は震えながら拳銃を両手で持ち直す。
彼女こそルシオラの直属の部下であり、永久の花畑で行動を共にしていた女性だ。
「……ルシオラ様。一つ質問がございます」
「何だ? 答えれば通すのか?」
「はい、貴方をお通ししましょう。――ルシオラ様、貴方はまだ、精霊を憎んでいますか?」
逡巡。
「あぁ」
メイルはどこかホッとしたような表情を浮かべると、目を細めた。
「安心しました。貴方は変わっていない」
「質問には答えた。邪魔をするな」
「はい。お通りください」
そうは言いつつも銃を下ろさないメイルにルシオラは眉をひそめる。彼女の意図が読めなかった。
戸惑っていたレイだが、ルシオラが身じろぎしたことで漸く気がつく。
メイルが銃を向けているのはルシオラではなく、自分であることを。彼女が自分を憎悪に染まった視線で射貫いていることを。
レイはメイルに直接何かをしたことはない。彼女との接点はルシオラが共通の知り合いであることのみだ。そもそも、レイと彼女は関わりようがないくらいに遠い存在だったはずだ。
なのに、何故。
何故彼女は自分を憎み、同時に恐れるかのような表情で見てくるのだろう?
「ルシオラ様、貴方は騙されています。この男は――」
言葉が終わりを迎える前に、引き金が引かれた。
唐突な銃声に星蛍が一斉に舞い上がる。
レイに向かって打ち込まれた銃弾は、まっすぐ胸元へと飛んでいく。あまりにも唐突な発砲にルシオラは対処できなかった。
まるで時間の進みが遅くなったかのようだ。銃弾が回転しながらこちらに向かってくる。
このままだと、死ぬ。
焦るルシオラと、恐怖に引きつった表情のメイル。
赤い閃光が視界を埋め尽くした。
同時に、何かがはじけるような音が一瞬その場を支配する。
閉じる間もない視界には赤い閃光が銃弾を粉々に破壊している様が映り込んだ。本当に一瞬の出来事で、レイにも何が起きたか理解出来なかった。
閃光は銃弾だけでなく、レイたちが立っていた鉄製の通路をも貫く。
ぐらりと揺れる足下に、レイは無我夢中で目の前の背中を押した。傷に触れてしまっただろうか、とかそんな些細なことは気にしていられなかった。ただ、この男が施設内に入ることが出来ればそれで良かった。
「ルシオラさん、進んでください!」
「――っ」
「俺は、大丈夫だから」
最後の一言がルシオラに届いたかは分からない。
重力に身を任せ、レイは蛍の舞う地下へと落下していった。
***
「あの男が言っていたことは、本当だったのですね。やっぱり死ななかった」
「どういうことだ」
急にへたり込んだメイルに向けて、ルシオラは鋭い視線を向ける。そう問いかけながら間髪を入れず手を伸ばして拳銃を奪い取り、床に縫い止める。
メイルは呻いたが、恐怖を滲ませた声で答える。
「シトロンが言っていたのです。あの茶髪の男は――」
青ざめた唇から紡がれた言葉に、ルシオラは目を見開いた。
***
「いたた……」
真っ逆さまに落ちた先、なんとか受け身をとることは出来たが、硬い地面に投げ出された身体にはそれなりの衝撃が走る。
しかし、「痛い」とは口に出すものの、実際に痛覚は鈍痛をレイに伝えることはしなかった。つい、反射的に口に出してしまっただけのことである。
瞼を開くと視界に映り込む赤い光に唇を噛む。喉の奥から全身に広がる不信感は、エルデに向けられたものだ。
『死ぬことは許さないよ。……まぁ、死ねないはずだけれど』
レイの単なる予想ではあるが、あの言葉の真意がこれなのだろう。
次第に消えゆく赤い光は吉と出るか凶と出るか。少なくともレイ自身を害するものでなかった以上――むしろ、死なせまいと助けてくれた以上、吉と信じるほかはない。
「戻らないとなぁ」
身長に身体を起こし、不調がないかを確認する。相変わらず聞こえる雑音は気にしないことにして、後は大した怪我もなく無事だ。
それから星蛍が戻りつつある壁の一部に触れた。ぬるりと湿っていて、しっかりと掴むことは困難そうだ。突起はあるが、自分の身体を支えるには心許ない。つまり、自力でここをよじ登る事は難しい。
星空のように美しい黒壁を見上げ、レイは顔を曇らせた。
地鳴りと振動を感じつつ、二人は足を進める。整備されていない道は岩肌がむき出しで、ひどく歩きにくい。
薄暗がりの中、レイは不安げに胸元を押さえる。
「ルシオラさん、何か……小さく声が聞こえませんか? 大勢、ざわざわしている感じというか」
「声? 君以外のものは聞こえないが。まだ避難経路から出ていないから労働者の声が聞こえるわけがないし……」
「すみません。気のせいかもしれないので、忘れてください」
声、というよりは雑音に近い何かが少し前から耳に入り込んでくる。意識すれば無視することも出来るが、耳を塞いでも微かに聞こえ続けるそれに、なんだか気分が悪くなる。
ルシオラもそうなのかと問えば、彼には聞こえないらしい。
疑問に思いつつも、胸にしまい込んでおくことにする。今はシャルロットを助けることが先決だ。自分のことなど、どうでもいい。
少し歩けば上に昇るための短いはしごが用意されていた。天井には木製の扉が設置されていたが、鍵はかけられていない。ルシオラが片手で押せば簡単に開く。
洞窟内は採掘用に明かりが用意されていることもあり、避難経路より遙かに明るい。光のある空間に出てレイはホッと息をつく。
その後で周りの様子を見てみれば、人はいない。集めた鉱石を運ぶためのトロッコらしきものがあり、荷台の半分ほどが鉱石で埋まっていた。その荷台に運ぶためか近くには籠が転がっており、倒れたそこからは真っ黒な石が散乱している。逃げる時に放り出されたのだろう。
時折ぱらりと砂のようなものが落ちてくる。爆発の衝撃で天井付近の岩が削れたのだろうか。
「いつ人が戻ってくるか分からない。さっさと行くぞ」
「分かりました。俺のことは気にせず、どんどん進んでください」
足早に突き進むルシオラの後ろを着いていく。怪我をしているのが疑わしいほどにピンと伸びた背中が頼もしい。
鉄製の短い階段を上り、少し高い位置にある通路を進む。カンカンと足音が空間に響く。
途中、人工的に作られたであろう横道に入り込む。鉄で補強された短い通路を抜けた途端、レイは目の前に広がった風景に息を呑んだ。
「すごい……」
人工の明かりは一切なく、ただ天然一色の空間。
黒々とした壁、天井には青白い光の粒が無数に貼り付いていた。それ以外にも宙をふわふわと飛んでいく光の粒。
まるで、星空のようだった。
「星蛍だ。ここにしか生息しない絶滅危惧種。害はないから安心しろ」
「綺麗ですね」
「ここは絶滅危惧種の保護という名目で明かりが一切存在しない。故に、隠すには最適な場所だ」
説明しながらもルシオラは、キャットウォークのようになっている通路の最深部まで進んで立ち止まる。
レイが首を傾げる横で星蛍がくっつく壁に手を這わせる。何かを探しているようだった。
「あった」
その手がある一点で止まり、もう片方の手で白衣のポケットをまさぐる。そこから取り出したのは銀色のカードだ。それを壁に触れた手の付近にかざすと、小さく「ぴっ」と電子音が聞こえた。レイには聞き慣れない音だった。
刹那、壁の一部がめり込んだ。とても綺麗な長方形だ。
めり込んだ一部は次いで横にスライドし、無機質な廊下を顕わにする。
ここが、秘密の入り口というわけだ。
進むのかと思いきや立ち止まったままのルシオラ。
彼を不審に思い、後ろから中を覗くと――そこに、一人の女性が立っていた。
純白の髪を頭の後ろでキツく結い上げ、アンティークゴールドの釣り目が印象的な美人だった。薄く施された化粧の奥の美貌は青白く、細い眉は震えている。
迷いがありありと伝わるその腕は正面に伸ばされて、先の手に握られていたのは――黒い拳銃。クロウが使っていたものと似たものだ。
「メイル」
「申し訳ございません、ルシオラ様。全部、全部貴方のためなのです」
メイルと呼ばれた女性は震えながら拳銃を両手で持ち直す。
彼女こそルシオラの直属の部下であり、永久の花畑で行動を共にしていた女性だ。
「……ルシオラ様。一つ質問がございます」
「何だ? 答えれば通すのか?」
「はい、貴方をお通ししましょう。――ルシオラ様、貴方はまだ、精霊を憎んでいますか?」
逡巡。
「あぁ」
メイルはどこかホッとしたような表情を浮かべると、目を細めた。
「安心しました。貴方は変わっていない」
「質問には答えた。邪魔をするな」
「はい。お通りください」
そうは言いつつも銃を下ろさないメイルにルシオラは眉をひそめる。彼女の意図が読めなかった。
戸惑っていたレイだが、ルシオラが身じろぎしたことで漸く気がつく。
メイルが銃を向けているのはルシオラではなく、自分であることを。彼女が自分を憎悪に染まった視線で射貫いていることを。
レイはメイルに直接何かをしたことはない。彼女との接点はルシオラが共通の知り合いであることのみだ。そもそも、レイと彼女は関わりようがないくらいに遠い存在だったはずだ。
なのに、何故。
何故彼女は自分を憎み、同時に恐れるかのような表情で見てくるのだろう?
「ルシオラ様、貴方は騙されています。この男は――」
言葉が終わりを迎える前に、引き金が引かれた。
唐突な銃声に星蛍が一斉に舞い上がる。
レイに向かって打ち込まれた銃弾は、まっすぐ胸元へと飛んでいく。あまりにも唐突な発砲にルシオラは対処できなかった。
まるで時間の進みが遅くなったかのようだ。銃弾が回転しながらこちらに向かってくる。
このままだと、死ぬ。
焦るルシオラと、恐怖に引きつった表情のメイル。
赤い閃光が視界を埋め尽くした。
同時に、何かがはじけるような音が一瞬その場を支配する。
閉じる間もない視界には赤い閃光が銃弾を粉々に破壊している様が映り込んだ。本当に一瞬の出来事で、レイにも何が起きたか理解出来なかった。
閃光は銃弾だけでなく、レイたちが立っていた鉄製の通路をも貫く。
ぐらりと揺れる足下に、レイは無我夢中で目の前の背中を押した。傷に触れてしまっただろうか、とかそんな些細なことは気にしていられなかった。ただ、この男が施設内に入ることが出来ればそれで良かった。
「ルシオラさん、進んでください!」
「――っ」
「俺は、大丈夫だから」
最後の一言がルシオラに届いたかは分からない。
重力に身を任せ、レイは蛍の舞う地下へと落下していった。
***
「あの男が言っていたことは、本当だったのですね。やっぱり死ななかった」
「どういうことだ」
急にへたり込んだメイルに向けて、ルシオラは鋭い視線を向ける。そう問いかけながら間髪を入れず手を伸ばして拳銃を奪い取り、床に縫い止める。
メイルは呻いたが、恐怖を滲ませた声で答える。
「シトロンが言っていたのです。あの茶髪の男は――」
青ざめた唇から紡がれた言葉に、ルシオラは目を見開いた。
***
「いたた……」
真っ逆さまに落ちた先、なんとか受け身をとることは出来たが、硬い地面に投げ出された身体にはそれなりの衝撃が走る。
しかし、「痛い」とは口に出すものの、実際に痛覚は鈍痛をレイに伝えることはしなかった。つい、反射的に口に出してしまっただけのことである。
瞼を開くと視界に映り込む赤い光に唇を噛む。喉の奥から全身に広がる不信感は、エルデに向けられたものだ。
『死ぬことは許さないよ。……まぁ、死ねないはずだけれど』
レイの単なる予想ではあるが、あの言葉の真意がこれなのだろう。
次第に消えゆく赤い光は吉と出るか凶と出るか。少なくともレイ自身を害するものでなかった以上――むしろ、死なせまいと助けてくれた以上、吉と信じるほかはない。
「戻らないとなぁ」
身長に身体を起こし、不調がないかを確認する。相変わらず聞こえる雑音は気にしないことにして、後は大した怪我もなく無事だ。
それから星蛍が戻りつつある壁の一部に触れた。ぬるりと湿っていて、しっかりと掴むことは困難そうだ。突起はあるが、自分の身体を支えるには心許ない。つまり、自力でここをよじ登る事は難しい。
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