運命の相手 〜 確率は100 if story 〜

春夏

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9. プレゼント

9-8 パジャマ

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side ヒカリ

いい匂いがして目が覚めた。あれ、俺寝ちゃった…?シキくんにお誕生日おめでとうって言ってないよね?あれ…?

「お、起きたんか」「…俺、なんで寝ちゃった?」「ん?昨日な、ヒカリ、気持ちよすぎてとんでもうたんよ」「え…」思い出した。ずっとすごく気持ちよくて怖くて…「怖かったやろ。ドライするとな、イキっぱなしやねんて」「ドライ?」「ここな、出さんでいくねん」「うそ…俺、出した…」「出ちゃう!て叫んどったけどな、ナカだけでイケたんよ」「そんなの変でしょ?」「変ちゃうよ。ヒカリと俺は心だけやなくて体の相性も最高や、っちゅうこっちゃ」「ほんと?」「ホンマや」よかった。嬉しい。「シキくん、お誕生日おめでとう!」俺からおはようのキスをした。

シキくんが「約束やったやろ」って焼いてくれたパンを食べて朝から幸せ。「あのね、プレゼント」買っておいたネクタイを渡す。「ええの?ヒカリとすごせるだけでよかってんよ」だってさ、あげたかったんだ。「…会社にいる時のシキくんも俺のだもん…」「会社だろうがどこだろうが全部ヒカリのモンやで」1日中イチャイチャして、時々歌って、昼間なのにシちゃって。ご飯のしたくは「…ん。そこで見とって」って言われちゃったけど、朝から晩までシキくんと2人きり。俺がプレゼントもらったみたい。夜は「出ちゃうから放して」って言ったのに放してくれなくて、シキくん、飲んじゃうんだもん。びっくりした。そして「こっちからシよな」って四つん這いで挿れられて…。「まだまだいろんなやり方あるよって、また教えたる」…教えてほしい。どうしよう、俺、やらしくなっちゃったのかな。全部シキくんのせいだ。そう言ったらギューッと抱きしめられて「せやな。俺のせいや。だから責任とらせて」ってまたシちゃうし。何回でもできるって本当だったんだ…。

「パジャマ着れなかったー」「脱がしてまうよ、て言うたやろ」言ってたけどさ。クリスマスも一緒にいられるんだし持っていこうかな。温泉なんて楽しみすぎる。あ、浴衣かも!シキくんの浴衣姿、カッコいいだろうな。…こうやって来年も一緒にいられるといいな、誕生日デートは俺の願いで終わった。
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