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9.あなただけの
35.誰でもいいわけじゃない
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「…やだぁ…んぅ…んっ」
狭い湯船で智秋さんと2人。
後ろから耳を舐められて、指が体を撫でる。
舌が首すじをなぞって、気持ちよくてたまらない。
「…ここやぞ」
甘噛みされて、体の奥深くがアルファを求めるのがわかる。
反応した僕のソレに智秋さんの手がのびる。
「気持ちええやろ…俺もや」
僕のとは大きさも色も違うソレを後ろ手に握らされる。
「わかるやろ。葵が欲しいんよ」
…もうダメだ、我慢できない。
「いっぱいして。お願い。気持ちいいこと、いっぱい…」
返事は舌に絡んで、僕の理性はどこかに消えた。
「…葵。水分とらな」
智秋さんの優しい声に起こされる。
「僕…寝てた?」
「フフッ、ちゃうよ。イキすぎや。覚えとらんやろ。“気持ちいいっ!”て叫んどったよ」
「嘘でしょ?!恥ずかしすぎる!」
「恥ずかしいことないわ。俺とシてよかったんやろ?相性がええんやろなぁ」
ますます恥ずかしくなって、ふと思い出して首を触る。
「…ない…」
「まだ噛んどらんよ。葵にもちゃんと覚えててほしいから。もう夜や、夕飯食べてまた風呂入って…またシてもええかな。こんなエエ歳して、なんべんすんねんて思とるやろ?」
そんなことない。
だって僕だってまだシたい。
昨日からずっと、気持ち良くなることだけを考えてる。
自分がこんなふうになっちゃうなんて、嫌で嫌でしかたなかったのに。
「葵の匂いがな、ずっと俺を誘っとんねん。俺もずっと葵を誘っとるんよ。一緒に気持ち良くなろ、てな」
「…智秋さんも…気持ちいい?」
「当たり前や、大好きな葵とシとんのやから」
「僕も、大好きな智秋さんとシてるから気持ちいい?」
「せや。誰でもええわけと違うねん。俺と葵だからええんよ。さ、夕飯の準備するよってもう少し寝とれ。そしたら……今夜、葵を番にしたい」
智秋さんがそう言ったとたんにアルファの香がたちこめて、本心から僕を求めてくれていることを信じさせてくれた。
狭い湯船で智秋さんと2人。
後ろから耳を舐められて、指が体を撫でる。
舌が首すじをなぞって、気持ちよくてたまらない。
「…ここやぞ」
甘噛みされて、体の奥深くがアルファを求めるのがわかる。
反応した僕のソレに智秋さんの手がのびる。
「気持ちええやろ…俺もや」
僕のとは大きさも色も違うソレを後ろ手に握らされる。
「わかるやろ。葵が欲しいんよ」
…もうダメだ、我慢できない。
「いっぱいして。お願い。気持ちいいこと、いっぱい…」
返事は舌に絡んで、僕の理性はどこかに消えた。
「…葵。水分とらな」
智秋さんの優しい声に起こされる。
「僕…寝てた?」
「フフッ、ちゃうよ。イキすぎや。覚えとらんやろ。“気持ちいいっ!”て叫んどったよ」
「嘘でしょ?!恥ずかしすぎる!」
「恥ずかしいことないわ。俺とシてよかったんやろ?相性がええんやろなぁ」
ますます恥ずかしくなって、ふと思い出して首を触る。
「…ない…」
「まだ噛んどらんよ。葵にもちゃんと覚えててほしいから。もう夜や、夕飯食べてまた風呂入って…またシてもええかな。こんなエエ歳して、なんべんすんねんて思とるやろ?」
そんなことない。
だって僕だってまだシたい。
昨日からずっと、気持ち良くなることだけを考えてる。
自分がこんなふうになっちゃうなんて、嫌で嫌でしかたなかったのに。
「葵の匂いがな、ずっと俺を誘っとんねん。俺もずっと葵を誘っとるんよ。一緒に気持ち良くなろ、てな」
「…智秋さんも…気持ちいい?」
「当たり前や、大好きな葵とシとんのやから」
「僕も、大好きな智秋さんとシてるから気持ちいい?」
「せや。誰でもええわけと違うねん。俺と葵だからええんよ。さ、夕飯の準備するよってもう少し寝とれ。そしたら……今夜、葵を番にしたい」
智秋さんがそう言ったとたんにアルファの香がたちこめて、本心から僕を求めてくれていることを信じさせてくれた。
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