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side 幸久
中学最後の大会を終え部活を引退した俺は、残りの夏休みを持て余している。中高一貫の男子校、焦って受験生になる必要もない。夏になる前に別れたからデートの予定もなく、ただただ暇な毎日。「これじゃ体がなまっちゃうな」陸上部だったこともあり、毎朝の涼しいうちにランニングを始めた。
家から海まで5キロ。明るくなってきた海にはサーフィンを楽しむ人達。なんとなくそれを眺めながら休憩して帰りの5キロをまた走る。
「マジかよ!なんでこんな朝から!」いきなりの豪雨に走り続けることもできない。雷まで聞こえてきて、慌てて松林から離れる。雨宿りをする場所もなくただ雨に打たれる。大きな音を立てて稲光が光った時、通りがかった車から声をかけられた。
「外は危ないで!車、乗っとれ!」見ず知らずの人の車なんか乗れるかよ!だけどまた大きな稲光が走って仕方なく車に乗り込んだ。
「すいません」「かまへん。急に降ってきたもんな。俺も急いで片付けたんよ」後部座席のサーフボード。「そこにタオルあるやろ。さっき使ってもうたからちと濡れとるかもしれんけど、体、拭いとけ」「ありがとう。お借りします」ますます強くなる雨の音にため息をついて、タオルを手に取った。
…あれ…俺、なんか変?体が熱い。喉がカラカラだ。なんで…なんなんだよ……。
中学最後の大会を終え部活を引退した俺は、残りの夏休みを持て余している。中高一貫の男子校、焦って受験生になる必要もない。夏になる前に別れたからデートの予定もなく、ただただ暇な毎日。「これじゃ体がなまっちゃうな」陸上部だったこともあり、毎朝の涼しいうちにランニングを始めた。
家から海まで5キロ。明るくなってきた海にはサーフィンを楽しむ人達。なんとなくそれを眺めながら休憩して帰りの5キロをまた走る。
「マジかよ!なんでこんな朝から!」いきなりの豪雨に走り続けることもできない。雷まで聞こえてきて、慌てて松林から離れる。雨宿りをする場所もなくただ雨に打たれる。大きな音を立てて稲光が光った時、通りがかった車から声をかけられた。
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