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第6巻 巨大、メビオス王国
第2章 メリオス決戦No.1
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ーーダビド視点
「あぁ、月がキレイだ……」
ここは夜、メビオス城・深夜。
明日の決戦に備えて早くから準備をして、しっかり睡眠を取っている…なのだが、なかなか寝つけない。
“もう一杯…”
そう思って隠してあった、アルコールの木のグラスに手を伸ばす。
“スポンッ、ドクドク……”
ラウラが、ここに居たなら“お酒ばかり飲んで!”と怒られそうだが明日に迎えらない可能性がある身だ。
“ちょっとぐらい甘やかせても……”とは思う。
ーーービュッン
少し風が強いが、心地よい風でリラックスする感じだ。
「あ、お兄様!寝る前のアルコールはいけませんことよ!」
“しまった、見つかった…”
“ビクッ”とまるで飛び跳ねるかのように、女性の方は振り返った。
「いや、ラウラ……こんな遅くまで何だい?」
“ヤバイ、シバかれる…”
と思った俺はビクビクしながら、思い切ってラウラの顔を見る。
“ヨシ!怒ってない!しかも何故か、上機嫌だ!”
私はホッと一息についた。しかし同時に…
“何故だろう……たとえ、戦争だとしても怒らない保証はない(もし、怒らなかったとしたら部下を引き連れてドンチャン騒ぎ!ということになりうる)”
と考え始めた。私はそのことを思案していると隣に座っていたラウラが大きくため息をついた。
「正直に話すけど、誰かさんに言われたの。”今日だけは、怒らんといて欲しい…”と」
ラウラは“ニコッ”とコチラの方へ向いている……だが、ここは“人を蹴散らす時代”。
ここで安心したら、下からすくいあげるような気がする。
私は“うーーん”と躊躇していると、隣にいたラウラは“フーッ”とため息をついた。
「まだ、そんなこと言っているの?……時間がないから話すけど……その誰かさんは“ガルシア”よ」
“えっ、ガルシア?”
それは意外だった。あんなに“ブースカ、ブースカ”と文句を言っているのに、裏では“今日だけは、怒らんといて欲しい…”と懇願しているなんて……私の心の底から熱く、そして暖かいものが湧き出ていた。
「本当に男の人って、単純ね……裏表なく情熱だけで突っ走るんだから……」
ラウラは“フーッ”と大きくため息をついた。そしてダビドの方へ振り返る。
「お兄様が思っているより、この国が、この王が大好きだらね!」
ラウラは真剣な顔、そして本来なら凄く優しく真っ直ぐな目でコチラへ向いてきた。
「お兄……いや、ダビド王……絶対、絶対死なないで…生きて二人で夜空を眺めましょう」
「………」
私は本来なら嘘をつくのが得策なのかもしれないが、この妹だけにはどうしても嘘をつきたく無かった……そしてお互い、無言のままわずかだが微笑んでみせた。
「……ありがとう」
“私はこの国が好きだ!”
心の底からそう思えた…だが、同時に誰にも言えないが、トップとしてプレッシャーが半端なかった。
「ところで、お兄様……そろそろ寝ないと…」
そう言った瞬間、ラウラは壁にに叩きつけ
“ドゴーーーッ!!!”
と同時にコナゴナに砕け散った。
「お怪我に支障をきたしますわよ (ニコッ)」
「……すぐ寝ます」
ラウラが“満面の笑み”の顔を向けると、私は素直に従った…。
だが、この日の晩は戦争前夜にも関わらず、深い深い眠りにつくことができた。
「あぁ、月がキレイだ……」
ここは夜、メビオス城・深夜。
明日の決戦に備えて早くから準備をして、しっかり睡眠を取っている…なのだが、なかなか寝つけない。
“もう一杯…”
そう思って隠してあった、アルコールの木のグラスに手を伸ばす。
“スポンッ、ドクドク……”
ラウラが、ここに居たなら“お酒ばかり飲んで!”と怒られそうだが明日に迎えらない可能性がある身だ。
“ちょっとぐらい甘やかせても……”とは思う。
ーーービュッン
少し風が強いが、心地よい風でリラックスする感じだ。
「あ、お兄様!寝る前のアルコールはいけませんことよ!」
“しまった、見つかった…”
“ビクッ”とまるで飛び跳ねるかのように、女性の方は振り返った。
「いや、ラウラ……こんな遅くまで何だい?」
“ヤバイ、シバかれる…”
と思った俺はビクビクしながら、思い切ってラウラの顔を見る。
“ヨシ!怒ってない!しかも何故か、上機嫌だ!”
私はホッと一息についた。しかし同時に…
“何故だろう……たとえ、戦争だとしても怒らない保証はない(もし、怒らなかったとしたら部下を引き連れてドンチャン騒ぎ!ということになりうる)”
と考え始めた。私はそのことを思案していると隣に座っていたラウラが大きくため息をついた。
「正直に話すけど、誰かさんに言われたの。”今日だけは、怒らんといて欲しい…”と」
ラウラは“ニコッ”とコチラの方へ向いている……だが、ここは“人を蹴散らす時代”。
ここで安心したら、下からすくいあげるような気がする。
私は“うーーん”と躊躇していると、隣にいたラウラは“フーッ”とため息をついた。
「まだ、そんなこと言っているの?……時間がないから話すけど……その誰かさんは“ガルシア”よ」
“えっ、ガルシア?”
それは意外だった。あんなに“ブースカ、ブースカ”と文句を言っているのに、裏では“今日だけは、怒らんといて欲しい…”と懇願しているなんて……私の心の底から熱く、そして暖かいものが湧き出ていた。
「本当に男の人って、単純ね……裏表なく情熱だけで突っ走るんだから……」
ラウラは“フーッ”と大きくため息をついた。そしてダビドの方へ振り返る。
「お兄様が思っているより、この国が、この王が大好きだらね!」
ラウラは真剣な顔、そして本来なら凄く優しく真っ直ぐな目でコチラへ向いてきた。
「お兄……いや、ダビド王……絶対、絶対死なないで…生きて二人で夜空を眺めましょう」
「………」
私は本来なら嘘をつくのが得策なのかもしれないが、この妹だけにはどうしても嘘をつきたく無かった……そしてお互い、無言のままわずかだが微笑んでみせた。
「……ありがとう」
“私はこの国が好きだ!”
心の底からそう思えた…だが、同時に誰にも言えないが、トップとしてプレッシャーが半端なかった。
「ところで、お兄様……そろそろ寝ないと…」
そう言った瞬間、ラウラは壁にに叩きつけ
“ドゴーーーッ!!!”
と同時にコナゴナに砕け散った。
「お怪我に支障をきたしますわよ (ニコッ)」
「……すぐ寝ます」
ラウラが“満面の笑み”の顔を向けると、私は素直に従った…。
だが、この日の晩は戦争前夜にも関わらず、深い深い眠りにつくことができた。
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