158 / 198
第6巻 巨大、メビオス王国
第4章 魔王決戦No.2
しおりを挟む
“ピチョン、ピチョン、ピチョン……”
冷たい壁、硬い床、無情と思える鉄格子。
ここは“バロス城の地下牢屋”。
クリフォトの意向により観光化が進んでおり、改装して以来、滅多に……いや、全くといって良いほど使われていないのだ。
「クソ……なんで俺が……」
“そう考えるだけでムカムカする…”
俺は“ゴロン”と横たわりながら反対方向へ向いた。
「あー考えだけでムカムカする!明日のことを考えよ!」
ーーーシーーーン
よく考えたら1人悲しくなってしまうので明日のシュミレーションをする。
まずは最低でも2人の護衛がつき、城から離れた場所に輸送する。
(話によると“監獄は厳守すぎて脱獄が無理!”ということなので移動中に脱走しようと思う)
その輸送中、城の真下には池があり
“観光客は思いっきり楽しんでナンボ!”という配慮から警備員が少なくなるため、軽々と脱走できる寸法だ。
「なにブツブツ言っておる……気持ち悪いのう」
俺は聞き慣れた声に咄嗟に身構える。
「この裏切りもんが!!!」
そう、そこのに立っていたのは“シルバードラゴン”だ!
シルバードラゴンは“裏切りもん?Why?”というような顔をしているがそれは問屋が下さない。
「警備兵が駆けつけた時“ガウガウ”って言って、牢屋行きを免れたのは何処の誰かさんでしたっけ?」
俺は皮肉を言いながら分かり切った質問をするが、シルバードラゴンも“はて?誰かのう?”という、すっとぼけた顔をする。
「お前だよ!!もうアンタとは2人組む気にはなれない!1人で行動する!」
“フン!”
という態度をとる反面、心の内には“半泣きになって命乞いをする”と予想したが予想どころか予想の斜め前にきてしまった。
「ほぅ…1人で行くのもよかろう…それも人生の選択じゃ。
今脱獄になると、この城はガチガチに固めておるが、それでええのか?ちなみに唯一の脱獄突破のカギが“池”と思っておるが…池はもう無いぞ」
「ゴメン。許して下さい」
俺は即座に土下座した…何故なら、プライドという漢字は何処にも無いからだ。
“生きていれば、いつか良いことが起きる…”
「うむ、よろしい。ちなみにクリフォトの所まで行ってのう…」
「おい、ちょっと待て!クリフォトはいなかったんだよな…」
俺は“ドッ”と汗をかいた。
何故なら俺の計画なら少ない人数でクリフォトを討ち取る計算なのだ。
だから余計なことをしてはいけない……。
「ワシもそこまでアホではないわ……ただ、ワシも置き手紙をしようと思ったんじゃ」
「アンタ、アホか!!!!!」
俺はシルバードラゴンの後頭部を目掛けて思いっきりスイングをする!そしてシルバードラゴンの後頭部は思いっきりヒットし、端から端まで綺麗に飛んでしまった。
「何すんじゃ!ボケ!!!」
ちなみにシルバードラゴン対策として、炎を吐くパターンもあることを予想して思いっきり近づいた…のは良かったのだが、シルバードラゴンの右足のカウンターを思いっきりヒットしてしまった……シルバードラゴンは軽くて良いと思うのかもしれない…だが、シルバードラゴンの鱗は硬くて痛いのだ。
「……その置き手紙、なんて書いてあったんだよ?」
俺はシルバードラゴンのカウンターで思いっきり仰向けになった。
そして、なぜかカウンターに食らったことに対して冷静になりつつ、頭がフル回転してしまう…だが嫌な予感はすればするほど嫌な脳裏に浮かんでしまう.…。
「フン!
“アンタを倒しに来たんじゃが居ないようなので、ここに手紙をする……アホ魔王:デビルガゼル、ナンボのもんじゃい!”と書いてきたのじゃ」
「…….…」
“あぁ、終わった…終わってしまった”
最初からそうだよ!俺も“シルバードラゴンなら安心”という気持ちはどこかにあった。
けど、ここまで“イケイケ!ドンドン!”の悪魔のような存在だったとは…。
俺は初めて“シルバードラゴンという存在がサイコパスだと知ってしまった。
冷たい壁、硬い床、無情と思える鉄格子。
ここは“バロス城の地下牢屋”。
クリフォトの意向により観光化が進んでおり、改装して以来、滅多に……いや、全くといって良いほど使われていないのだ。
「クソ……なんで俺が……」
“そう考えるだけでムカムカする…”
俺は“ゴロン”と横たわりながら反対方向へ向いた。
「あー考えだけでムカムカする!明日のことを考えよ!」
ーーーシーーーン
よく考えたら1人悲しくなってしまうので明日のシュミレーションをする。
まずは最低でも2人の護衛がつき、城から離れた場所に輸送する。
(話によると“監獄は厳守すぎて脱獄が無理!”ということなので移動中に脱走しようと思う)
その輸送中、城の真下には池があり
“観光客は思いっきり楽しんでナンボ!”という配慮から警備員が少なくなるため、軽々と脱走できる寸法だ。
「なにブツブツ言っておる……気持ち悪いのう」
俺は聞き慣れた声に咄嗟に身構える。
「この裏切りもんが!!!」
そう、そこのに立っていたのは“シルバードラゴン”だ!
シルバードラゴンは“裏切りもん?Why?”というような顔をしているがそれは問屋が下さない。
「警備兵が駆けつけた時“ガウガウ”って言って、牢屋行きを免れたのは何処の誰かさんでしたっけ?」
俺は皮肉を言いながら分かり切った質問をするが、シルバードラゴンも“はて?誰かのう?”という、すっとぼけた顔をする。
「お前だよ!!もうアンタとは2人組む気にはなれない!1人で行動する!」
“フン!”
という態度をとる反面、心の内には“半泣きになって命乞いをする”と予想したが予想どころか予想の斜め前にきてしまった。
「ほぅ…1人で行くのもよかろう…それも人生の選択じゃ。
今脱獄になると、この城はガチガチに固めておるが、それでええのか?ちなみに唯一の脱獄突破のカギが“池”と思っておるが…池はもう無いぞ」
「ゴメン。許して下さい」
俺は即座に土下座した…何故なら、プライドという漢字は何処にも無いからだ。
“生きていれば、いつか良いことが起きる…”
「うむ、よろしい。ちなみにクリフォトの所まで行ってのう…」
「おい、ちょっと待て!クリフォトはいなかったんだよな…」
俺は“ドッ”と汗をかいた。
何故なら俺の計画なら少ない人数でクリフォトを討ち取る計算なのだ。
だから余計なことをしてはいけない……。
「ワシもそこまでアホではないわ……ただ、ワシも置き手紙をしようと思ったんじゃ」
「アンタ、アホか!!!!!」
俺はシルバードラゴンの後頭部を目掛けて思いっきりスイングをする!そしてシルバードラゴンの後頭部は思いっきりヒットし、端から端まで綺麗に飛んでしまった。
「何すんじゃ!ボケ!!!」
ちなみにシルバードラゴン対策として、炎を吐くパターンもあることを予想して思いっきり近づいた…のは良かったのだが、シルバードラゴンの右足のカウンターを思いっきりヒットしてしまった……シルバードラゴンは軽くて良いと思うのかもしれない…だが、シルバードラゴンの鱗は硬くて痛いのだ。
「……その置き手紙、なんて書いてあったんだよ?」
俺はシルバードラゴンのカウンターで思いっきり仰向けになった。
そして、なぜかカウンターに食らったことに対して冷静になりつつ、頭がフル回転してしまう…だが嫌な予感はすればするほど嫌な脳裏に浮かんでしまう.…。
「フン!
“アンタを倒しに来たんじゃが居ないようなので、ここに手紙をする……アホ魔王:デビルガゼル、ナンボのもんじゃい!”と書いてきたのじゃ」
「…….…」
“あぁ、終わった…終わってしまった”
最初からそうだよ!俺も“シルバードラゴンなら安心”という気持ちはどこかにあった。
けど、ここまで“イケイケ!ドンドン!”の悪魔のような存在だったとは…。
俺は初めて“シルバードラゴンという存在がサイコパスだと知ってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
(完結)姑が勝手に連れてきた第二夫人が身籠ったようですが、夫は恐らく……
泉花ゆき
恋愛
蘭珠(ランジュ)が名門である凌家の嫡男、涼珩(リャンハン)に嫁いで一年ほど経ったころ。
一向に後継ぎが出来ないことに業を煮やした夫の母親は、どこからか第二夫人として一人の女性を屋敷へ連れてくる。
やがてその女が「子が出来た」と告げると、姑も夫も大喜び。
蘭珠の実家が商いで傾いたことを口実に、彼女には離縁が言い渡される。
……けれど、蘭珠は知っていた。
夫の涼珩が、「男女が同じ寝台で眠るだけで子ができる」と本気で信じているほど無知だということを。
どんなトラブルが待っているか分からないし、離縁は望むところ。
嫁ぐ時に用意した大量の持参金は、もちろん引き上げさせていただきます。
※ゆるゆる設定です
※以前上げていた作の設定、展開を改稿しています
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
借金5億で異世界転移、よりによって金本位制の世界だった
夜明け一葉
ファンタジー
32歳の個人トレーダー・佐藤慧は、5年間の雪辱を賭けたトレードで5億円の借金を抱え、意識を失った。目覚めると、そこは剣と魔法が存在する見知らぬ世界だった。常識が通じない異世界で、金貨を見るだけで嘔吐する「金アレルギー」を抱えながら、若き冒険者リナと出会い、生き延びる術を探し始める。諦めることだけができなかった男が、新たな世界で再び立ち上がる異世界サバイバル譚。
処刑から始まる私の新しい人生~乙女ゲームのアフターストーリー~
キョウキョウ
恋愛
前世の記憶を保持したまま新たな世界に生まれ変わった私は、とあるゲームのシナリオについて思い出していた。
そのゲームの内容と、今の自分が置かれている状況が驚くほどに一致している。そして私は思った。そのままゲームのシナリオと同じような人生を送れば、16年ほどで生涯を終えることになるかもしれない。
そう思った私は、シナリオ通りに進む人生を回避することを目的に必死で生きた。けれど、運命からは逃れられずに身に覚えのない罪を被せられて拘束されてしまう。下された判決は、死刑。
最後の手段として用意していた方法を使って、処刑される日に死を偽装した。それから、私は生まれ育った国に別れを告げて逃げた。新しい人生を送るために。
※カクヨムにも投稿しています。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる