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第2章 砂漠の姫No.5
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奥に進むと洞穴にある、唯一の大きなドアがそびえ立っていた。
大きなドアは古代の文字に書かかれおり、なんだかよく分からないが凄く立派な造りになっていた。
改めて、唯一新人であるサリム(半ば強制的ではあるが…)が慎重にドアを調べる。立派な造りで仕掛けはないようだ。
“当たり前だよな。儀式で人が通るようになってんもんな。けれど、イタズラ好きの主人だ。あっと驚くような仕掛けがしているかもしれん”
サリムは慎重に槍でドアを押す(もし仕掛けが細工があったらダメなので)
サリムは槍でドアを押すが“ピクリ”とも動かない…。
“ん?動かんぞ……”と思ったが、仕方ないので思いっきり槍でドアを押す。
すると、背後から“バチンッ”と後頭部をはたく。
「痛いッ!何するんですか!?」
サリムは振り返って不満をあらわにする。振り返る人物とは“クバード”だ。
クバードは姫様が危険性を考慮して無言で踏み止まったが、あまりにも慎重しすぎてあまりにも長い時間が立っているもんだが、シビレを切らして加勢らしい。
「な~に時間掛かけとんじゃ!一緒にやるぞ!」
「……ラブ❤︎」
サリムは後頭部のツッコミが凄く痛かったが、クバードの後輩想いの気持ちが心を溶かしてくれた。
「なんだ、なんだ!気持ちワリーな!俺はそっちじゃないぞ!」
クバードはサリムの行動は予想外で思いっきり引いてしまった。
「勘違いしないで下さい!俺もそんなことはないですよ!現に若い女の子が好きですし!」
サリムは必死になって説得を試みる。しかし、クバードはサリムの言葉を信じることができず、数歩下がってしまった。
「そんなに下がらんでも……」
サリムはショックで言葉を失って呆然とした。
「冗談だよ!ホレ、一緒につづけるぞ!」
「……うすっ」
クバードは槍で頭を叩いた。そして、クバードの行動にサリムは見逃さなかった…クバードは最初は手で頭叩いたのに今度は槍で叩く。
……冗談なのになぁ。
「素晴らしい!これぞ、BLじゃ!」
クバードとサリムの前に、チャンドラは目を輝かせながら二人の様子を見ていた。その隣のアゼルは姫様の様子を見て心の中では“姫様ってBL好きなんだぁ…”と思って少し引いてしまった。
「まぁ、この国の規則で男同士の関係を持つことは禁止になっておる。徹底的に追求するぞ」
チャンドラもワクワクしながら“ボッソ”と言った。その隣のアゼルも“ご愁訴さま……”と心の中で呟いた。
数時間後ーーー
クバードとサリムは汗だくだくになりながら、諦めずに押した。
もはや、緊張感もへったくれもない。姫様はシビレを切らして、風の精霊ガルーダをぶっ放なそうとしていたが、アゼルは必死の土下座で説得した。
それを見たクバードとサリムは“立候補したのはお前だからな!なんとかしろよ!”と必死こいて一生懸命していた……まさに、修羅場であった。
そしてついに、こんな修羅場に救世主が現れた!
“ガルシア”である。
ガルシアはしばらく“ジーッ”と眺めていたが、突然、クバードとサリムの二人の方に近づき、ドアを引いてみた。
ギギギ……。
「……」
「……」
今までの苦労はなんなんだったのか…全員が脱力で力が抜けた。
「……空いたね」
「うん……空いた」
クバードとサリムは敬語の言葉を忘れて、タメ口で喋っていた。そして“ふつふつ”と怒りが込み上げたのがチャンドラである。
チャンドラは相談無しに勝手に魔法の詠唱を始めた。それを見たアゼルは慌てて止めに入る。
「姫様!ダメです!ガルーダはここでは禁止です!じゃないと、洞穴が崩壊してしまいます!」
アゼルは必死になって説得を試みた。しかし、チャンドラは訴えた!
「はなせ!こんな理不尽!あってたまるか!」
数分後ーーー
チャンドラは時間が経つにつれて、ようやく怒りが治り冷静になっていた。
「よい!もう落ち着いたぞ。しかし、月の魔神とか言ったかいのう。なかなかやりおるぞ。おかげで乱れてしまったわい。まだ、仕掛けがあるかもしれんからのう…心してかかるぞ!」
チャンドラは“コホンッ”と咳払いをして歩いていた。そして、ガルシアを含めた全員が“いやいや、アンタ一人だろ”とツッコミを入れた。
ガルシアはため息しつつ、チャンドラの後に付いていった。
「待ちくたびれました。ずいぶん時間がかかったんですね」
男はテーブルと椅子に座り、カップのコーヒーを啜りながら本を読んでいた。
そして、その本を“パタン”と閉じりながら“スッ”と立ち上がりこちらの方にゆっくりと向かっていた。
ガルシア一同も警戒して身構える。
「あんまり、警戒しなくてもいいですよ。初めてまして、月の魔神と呼ばれているアレス。魔神すなわち悪魔ですよ」
ガルシア一同は“悪魔”と聞いて、凄く驚いた。
「悪魔と聞くとすぐに邪悪と連想することが、あるかもしれませんがそうではないですよ。人よりは力を持っていることしかない、ただの生物ですよ」
と言って、月の魔神アレスは“ニコリ”と笑顔になった。
“良い方向に行くのか?それとも悪い方向に行くのか?誰にも分からない”
大きなドアは古代の文字に書かかれおり、なんだかよく分からないが凄く立派な造りになっていた。
改めて、唯一新人であるサリム(半ば強制的ではあるが…)が慎重にドアを調べる。立派な造りで仕掛けはないようだ。
“当たり前だよな。儀式で人が通るようになってんもんな。けれど、イタズラ好きの主人だ。あっと驚くような仕掛けがしているかもしれん”
サリムは慎重に槍でドアを押す(もし仕掛けが細工があったらダメなので)
サリムは槍でドアを押すが“ピクリ”とも動かない…。
“ん?動かんぞ……”と思ったが、仕方ないので思いっきり槍でドアを押す。
すると、背後から“バチンッ”と後頭部をはたく。
「痛いッ!何するんですか!?」
サリムは振り返って不満をあらわにする。振り返る人物とは“クバード”だ。
クバードは姫様が危険性を考慮して無言で踏み止まったが、あまりにも慎重しすぎてあまりにも長い時間が立っているもんだが、シビレを切らして加勢らしい。
「な~に時間掛かけとんじゃ!一緒にやるぞ!」
「……ラブ❤︎」
サリムは後頭部のツッコミが凄く痛かったが、クバードの後輩想いの気持ちが心を溶かしてくれた。
「なんだ、なんだ!気持ちワリーな!俺はそっちじゃないぞ!」
クバードはサリムの行動は予想外で思いっきり引いてしまった。
「勘違いしないで下さい!俺もそんなことはないですよ!現に若い女の子が好きですし!」
サリムは必死になって説得を試みる。しかし、クバードはサリムの言葉を信じることができず、数歩下がってしまった。
「そんなに下がらんでも……」
サリムはショックで言葉を失って呆然とした。
「冗談だよ!ホレ、一緒につづけるぞ!」
「……うすっ」
クバードは槍で頭を叩いた。そして、クバードの行動にサリムは見逃さなかった…クバードは最初は手で頭叩いたのに今度は槍で叩く。
……冗談なのになぁ。
「素晴らしい!これぞ、BLじゃ!」
クバードとサリムの前に、チャンドラは目を輝かせながら二人の様子を見ていた。その隣のアゼルは姫様の様子を見て心の中では“姫様ってBL好きなんだぁ…”と思って少し引いてしまった。
「まぁ、この国の規則で男同士の関係を持つことは禁止になっておる。徹底的に追求するぞ」
チャンドラもワクワクしながら“ボッソ”と言った。その隣のアゼルも“ご愁訴さま……”と心の中で呟いた。
数時間後ーーー
クバードとサリムは汗だくだくになりながら、諦めずに押した。
もはや、緊張感もへったくれもない。姫様はシビレを切らして、風の精霊ガルーダをぶっ放なそうとしていたが、アゼルは必死の土下座で説得した。
それを見たクバードとサリムは“立候補したのはお前だからな!なんとかしろよ!”と必死こいて一生懸命していた……まさに、修羅場であった。
そしてついに、こんな修羅場に救世主が現れた!
“ガルシア”である。
ガルシアはしばらく“ジーッ”と眺めていたが、突然、クバードとサリムの二人の方に近づき、ドアを引いてみた。
ギギギ……。
「……」
「……」
今までの苦労はなんなんだったのか…全員が脱力で力が抜けた。
「……空いたね」
「うん……空いた」
クバードとサリムは敬語の言葉を忘れて、タメ口で喋っていた。そして“ふつふつ”と怒りが込み上げたのがチャンドラである。
チャンドラは相談無しに勝手に魔法の詠唱を始めた。それを見たアゼルは慌てて止めに入る。
「姫様!ダメです!ガルーダはここでは禁止です!じゃないと、洞穴が崩壊してしまいます!」
アゼルは必死になって説得を試みた。しかし、チャンドラは訴えた!
「はなせ!こんな理不尽!あってたまるか!」
数分後ーーー
チャンドラは時間が経つにつれて、ようやく怒りが治り冷静になっていた。
「よい!もう落ち着いたぞ。しかし、月の魔神とか言ったかいのう。なかなかやりおるぞ。おかげで乱れてしまったわい。まだ、仕掛けがあるかもしれんからのう…心してかかるぞ!」
チャンドラは“コホンッ”と咳払いをして歩いていた。そして、ガルシアを含めた全員が“いやいや、アンタ一人だろ”とツッコミを入れた。
ガルシアはため息しつつ、チャンドラの後に付いていった。
「待ちくたびれました。ずいぶん時間がかかったんですね」
男はテーブルと椅子に座り、カップのコーヒーを啜りながら本を読んでいた。
そして、その本を“パタン”と閉じりながら“スッ”と立ち上がりこちらの方にゆっくりと向かっていた。
ガルシア一同も警戒して身構える。
「あんまり、警戒しなくてもいいですよ。初めてまして、月の魔神と呼ばれているアレス。魔神すなわち悪魔ですよ」
ガルシア一同は“悪魔”と聞いて、凄く驚いた。
「悪魔と聞くとすぐに邪悪と連想することが、あるかもしれませんがそうではないですよ。人よりは力を持っていることしかない、ただの生物ですよ」
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