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第4巻 新世界へ
第2章 未知の船上No.3
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「なんじゃこりゃ!!!」
俺は思わず叫んでしまった。隣いたピノは慌てて“シーー!!”というジェスチャーをした。そして直ぐに“ゴメン!!”というジェスチャーをした。
「この船はいったい……?」
“海賊船か…?”一瞬、頭を過ぎるのは、この大型船の虐奪…絶対阻止しなければならない。
俺は急いで海賊船?らしき人物を観察する…。
“やはり、海賊船だ!!”そう判断した俺はピノと向き合い
“やはり海賊船のようだ…俺は来るまで頑張るから、急いで呼んでくれ!”と助けを求めた。
“しかし…”と渋るピノに俺は思わず声を荒げてしまい、結果的には大型船の入船を早めてしまった。俺は急いで海賊船の元へ走っていく。
「あの……海賊船ですよね?間違いじゃないですか?」
“ビューーーン”
俺は咄嗟に避けたが何もしなければ殺されてた…
“ゾクゾク!!”……どうやら生半可では無いようだ。俺は冷や汗と同時に逃げ出したい気持ちになっていた。
“逃げ出したい……”俺が率直に思ってたことだ。だが、逃げたとて全方位海である。
俺は逃げ出したい気持ちを心の奥底にしまい、覚悟を決め剣を握り締めこう宣言した。
「どっから出もかかってこいや!!!」
逃げ出したい気持ちへの決別。すなわち鼓舞である。
「ほう、お前見込みあるなぁ…おい、お前!俺のとこに来い!」
“意外だった”まさか、海賊の方から誘ってくれるなんて…だが、その申し出を断ってしまった。何故なら、海賊は“ちょーーー”が付くぐらい嫌いだからだ。
「悪いけど…それはいいわ」
「フン!この戦いが終わる頃には海賊が好きになるさ」
と言って海賊の頭領らしい人は剣を取り出した。
「おい!オメーら!この男は殺すんじゃねーぞ!あとは……殺していい。いくぞ!」
緊迫した雰囲気。
歓喜と殺略に満ちた現場がこの空間を渦巻いた。だが、この空間をシラケをさす雰囲気はそこにはあった。ガルシアの登場である。
「呼ばれて、飛び出て、ジャジャーン!!!
ガルシアでぇーす!」
「誰も呼んでへんわ!!」
俺は間髪入れずツッコミを入れた。ガルシアも“角度が違う…”などと小さな声でガルシアレクチャーを教えそうになるがシルバードラゴンが“今は違うじゃろ!!”と思いっきりツッコミを入れた。
「自由っていいよなぁ。俺はおかげさんで肩身が狭いよ」
俺は皮肉たっぷりと剣を握り締める。ガルシアも“フン”という顔をして再び海賊に向き合う。
「自由?お前、自由の反対語って知っているか?」
「“?”自由の反対語って“不自由”じゃないの?」
ガルシアも剣の鞘を放り投げ、剣を肩に担いだ。
「バカやろう!責任だ!自由があってこそ責任を伴う。だから俺は自由なのだ!」
と言ってガルシアは船から飛び降りた。俺も飛び降りようと思ったがガルシアがこう叫んだ。
「バカやろう!来るんじゃねー!これは俺の戦いだ!」
と…俺は衝撃を与えた。
“普通、協力して戦いを挑むのに何故1人で戦いに行くのか…コレがガルシアにとって“責任”というものなのか?”
俺は1人呆然と立ち尽くしていた。
“コレがカリスマというものなのか…?”
俺は初めてカッコいいと感じてしまった。
ーー数分後
海賊船らしい船から何も聞こえなくなった。
“海賊とガルシアはどっちだ?”と思ったが、答えは分かりきっていた。
「あ~しんど…」
結果、ガルシアは海賊船の1人を除いて息絶えていたのだ。ちなみに海賊の1人は情報を聞き出す情報源みたいなものだ。
俺は初めて片足をしゃがみ込む。ガルシアも“何だ!何だ!”ビビり倒した。
「感服しました。ガルシア……いえ、ガルシア様。師匠と呼ばせて下さい!」
「敬語はいいよ。あと、ガルシア様というのは禁止。ガルシアでいい……あと、師匠と呼ぶな。恥ずかしい…」
ガルシアは少し戸惑ったが、ガルシアの仲間になることは快く引き受けてくれた。
それに引き換えにピノだ。ピノは勿論、ガルシアの仲間になることは大賛成なのだが、それよりも1時間も見ない内に感服。それ以上に尊敬を伴っていることに
“頭おかしくなったんじゃないか?”
と思い大騒ぎしていた……ちなみに説得するまで数時間、説得したという…どれだけパワー使うねん!
俺は思わず叫んでしまった。隣いたピノは慌てて“シーー!!”というジェスチャーをした。そして直ぐに“ゴメン!!”というジェスチャーをした。
「この船はいったい……?」
“海賊船か…?”一瞬、頭を過ぎるのは、この大型船の虐奪…絶対阻止しなければならない。
俺は急いで海賊船?らしき人物を観察する…。
“やはり、海賊船だ!!”そう判断した俺はピノと向き合い
“やはり海賊船のようだ…俺は来るまで頑張るから、急いで呼んでくれ!”と助けを求めた。
“しかし…”と渋るピノに俺は思わず声を荒げてしまい、結果的には大型船の入船を早めてしまった。俺は急いで海賊船の元へ走っていく。
「あの……海賊船ですよね?間違いじゃないですか?」
“ビューーーン”
俺は咄嗟に避けたが何もしなければ殺されてた…
“ゾクゾク!!”……どうやら生半可では無いようだ。俺は冷や汗と同時に逃げ出したい気持ちになっていた。
“逃げ出したい……”俺が率直に思ってたことだ。だが、逃げたとて全方位海である。
俺は逃げ出したい気持ちを心の奥底にしまい、覚悟を決め剣を握り締めこう宣言した。
「どっから出もかかってこいや!!!」
逃げ出したい気持ちへの決別。すなわち鼓舞である。
「ほう、お前見込みあるなぁ…おい、お前!俺のとこに来い!」
“意外だった”まさか、海賊の方から誘ってくれるなんて…だが、その申し出を断ってしまった。何故なら、海賊は“ちょーーー”が付くぐらい嫌いだからだ。
「悪いけど…それはいいわ」
「フン!この戦いが終わる頃には海賊が好きになるさ」
と言って海賊の頭領らしい人は剣を取り出した。
「おい!オメーら!この男は殺すんじゃねーぞ!あとは……殺していい。いくぞ!」
緊迫した雰囲気。
歓喜と殺略に満ちた現場がこの空間を渦巻いた。だが、この空間をシラケをさす雰囲気はそこにはあった。ガルシアの登場である。
「呼ばれて、飛び出て、ジャジャーン!!!
ガルシアでぇーす!」
「誰も呼んでへんわ!!」
俺は間髪入れずツッコミを入れた。ガルシアも“角度が違う…”などと小さな声でガルシアレクチャーを教えそうになるがシルバードラゴンが“今は違うじゃろ!!”と思いっきりツッコミを入れた。
「自由っていいよなぁ。俺はおかげさんで肩身が狭いよ」
俺は皮肉たっぷりと剣を握り締める。ガルシアも“フン”という顔をして再び海賊に向き合う。
「自由?お前、自由の反対語って知っているか?」
「“?”自由の反対語って“不自由”じゃないの?」
ガルシアも剣の鞘を放り投げ、剣を肩に担いだ。
「バカやろう!責任だ!自由があってこそ責任を伴う。だから俺は自由なのだ!」
と言ってガルシアは船から飛び降りた。俺も飛び降りようと思ったがガルシアがこう叫んだ。
「バカやろう!来るんじゃねー!これは俺の戦いだ!」
と…俺は衝撃を与えた。
“普通、協力して戦いを挑むのに何故1人で戦いに行くのか…コレがガルシアにとって“責任”というものなのか?”
俺は1人呆然と立ち尽くしていた。
“コレがカリスマというものなのか…?”
俺は初めてカッコいいと感じてしまった。
ーー数分後
海賊船らしい船から何も聞こえなくなった。
“海賊とガルシアはどっちだ?”と思ったが、答えは分かりきっていた。
「あ~しんど…」
結果、ガルシアは海賊船の1人を除いて息絶えていたのだ。ちなみに海賊の1人は情報を聞き出す情報源みたいなものだ。
俺は初めて片足をしゃがみ込む。ガルシアも“何だ!何だ!”ビビり倒した。
「感服しました。ガルシア……いえ、ガルシア様。師匠と呼ばせて下さい!」
「敬語はいいよ。あと、ガルシア様というのは禁止。ガルシアでいい……あと、師匠と呼ぶな。恥ずかしい…」
ガルシアは少し戸惑ったが、ガルシアの仲間になることは快く引き受けてくれた。
それに引き換えにピノだ。ピノは勿論、ガルシアの仲間になることは大賛成なのだが、それよりも1時間も見ない内に感服。それ以上に尊敬を伴っていることに
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