119 / 198
第4巻 新世界へ
第3章 新大陸No.3
しおりを挟む
「どうするのじゃ?……ぷ、ぷ、ぷ」
「………」
シルバードラゴンは一瞬、コチラを見ると目を逸らした。恐らくは思い出し笑いをしているのであろう……その証拠にシルバードラゴンの肩は小刻みに揺れていた。
「……なんだよ。そんなに楽しいのか?」
「いや~すまん!すまん!おぬしの走り方だけでも面白いのに、1番面白いのは下半身……ぷ、ぷ、ぷ、想像するだけで爆笑じゃ」
「………」
一瞬“イラッ”としたが“ここは我慢!”だと思い無言を貫く。何故なら、下半身の関係(大やけど)で圧倒的に不利なのは分かっているからだ。
……しかも、下半身が炎の関係で燃えてるし…代用品として、スカートみたいなものを作って履いているし……
考えれば考えるほど、俺の中の“イライラ”が溜まりそうになるが、俺は気持ちを切り替えて“あの男”について考える。
“あの男とは新大陸において初めて出会った人物なのだが、妙にバスティアに良く似ている…一体なんなのか?コチラの住人か?それともバスティアの逃亡者なのか?”
考えれば考えるほど分からない…。
考えても仕方ないので俺はひとまず、次の動きを考えた。
“まず、あの男……とりあえずA君ということにしょう。最悪を想定してA君が仲間を引き連れてコチラへ攻撃する。
ここで選択肢は2つある。まず一つ目は“Uターンをして出来るだけ早く仲間を伝え、組織として効率良く反撃に転じる”が、
ここでのデメリットがUターンするまでの時間を要すること、つまり相手の時間は十分にある事だ。
もう1つ目は“そのまま追うこと”である。
このデメリットはそのままではあるが、人数は2人しかないこと……しかも、ドラゴンの負傷により満足する戦いが予想されること、そのまんまだが、ドラゴン自体は子ドラゴンであるからして到底戦力として考えられない。
よってUターンの道が考えられるが、どうもこの雰囲気では帰りそうもない。
「……で、どうすんのじゃ?」
“こんな状況になったのもオマエのじゃねーか!!”とツッコミを入れそうになったが、胸の内にしまっておこう…。
「…ちょっと相談なんだけど……選択肢としては2つある。一つ目は“Uターン。ニつ目はそのまま追う……」
俺はシルバードラゴンに対して選択肢のことを事細かく説明した。
何故なら、どんな選択肢でも間違って説明しよう思うのなら、シルバードラゴンの怒りの鉄拳制裁になってしまうからだ…なので、シルバードラゴン本人に決めさせた方が良い。
「何を言っておるのじゃ?今すぐに追うべきじゃろ!?もしかしたら“神”はここにおるかもしれんからのう」
「………お、おう」
“忘れとったぁ!!神様の存在なんて知らんし…”
俺はそれを聞いた瞬間、焦ってしまった。だが、シルバードラゴンに対しては一瞬でも気が緩むと焦っているように見抜かれので、表では余裕シャクシャク、裏では汗がダラダラの状況になったのだ。
俺はズレるのを防ぎつつ急いで、追っ手を追うことを決めた。
ーーーキャンプ付近
ーーセフィー視点
「ハァ、ハァ、ハァ」
“息が苦しい……”
俺は冷や汗と走ってきた汗が交互に吹き出し、どっちがどっちとも言えない状況ではあったが、幸いなことに森が生い茂って何処にいるかは分からなかった。
だが、あと数十分後になれば追っ手は追いつくのであろう……。
俺の名は“セフィー”。
昔は傭兵者として国から国に移り住んではいたが、時間が経つにつれて“今の状況”に嫌気がさして新しい世界へ飛び込んでみた…まぁ、キレイ事を言えばそれまでなんだが、要は自殺行為というものだな。
だから、真っ先に“神様”が“偵察に行って欲しい!”という話を聞いた時すぐさま手を挙げた…まぁ、すぐに村の人は反対したよ。
“死にに行くものだ!”
とね。
だが“いくら相手がどのぐらい強いのか?”“強さなら負けない!”と思っても“こんなケタ違いなら逃亡しかない!”
俺は必死に走った!走り続けた!
“強い、強すぎる!俺は死ぬのは構わないが、キャンプの仲間達、神様、そして子供達は逃してあげたい”と思って必死になる。
やがてキャンプにたどり着く。
村の住人は必死な形相を見て“只者ではない!”と悟り、真剣に俺の顔を向いた。
「強いのか?」
「強い!強いというものじゃない!アレは悪魔級だ!」
それを聞いた瞬間、戦士部隊は槍や斧を取りに行き戦闘準備に入る。そして女、子供、高齢者は家具を急いで取り出し荷物の準備に取り掛かる。迷っている暇はないのだ。
「あの、お取り込み中、申し訳ないですが…」
“聞きなれない声だ…まさか!?”
俺は一瞬で戦闘モードに入り武器を構えた。その声の名は“ガルシア”だ!
「………」
シルバードラゴンは一瞬、コチラを見ると目を逸らした。恐らくは思い出し笑いをしているのであろう……その証拠にシルバードラゴンの肩は小刻みに揺れていた。
「……なんだよ。そんなに楽しいのか?」
「いや~すまん!すまん!おぬしの走り方だけでも面白いのに、1番面白いのは下半身……ぷ、ぷ、ぷ、想像するだけで爆笑じゃ」
「………」
一瞬“イラッ”としたが“ここは我慢!”だと思い無言を貫く。何故なら、下半身の関係(大やけど)で圧倒的に不利なのは分かっているからだ。
……しかも、下半身が炎の関係で燃えてるし…代用品として、スカートみたいなものを作って履いているし……
考えれば考えるほど、俺の中の“イライラ”が溜まりそうになるが、俺は気持ちを切り替えて“あの男”について考える。
“あの男とは新大陸において初めて出会った人物なのだが、妙にバスティアに良く似ている…一体なんなのか?コチラの住人か?それともバスティアの逃亡者なのか?”
考えれば考えるほど分からない…。
考えても仕方ないので俺はひとまず、次の動きを考えた。
“まず、あの男……とりあえずA君ということにしょう。最悪を想定してA君が仲間を引き連れてコチラへ攻撃する。
ここで選択肢は2つある。まず一つ目は“Uターンをして出来るだけ早く仲間を伝え、組織として効率良く反撃に転じる”が、
ここでのデメリットがUターンするまでの時間を要すること、つまり相手の時間は十分にある事だ。
もう1つ目は“そのまま追うこと”である。
このデメリットはそのままではあるが、人数は2人しかないこと……しかも、ドラゴンの負傷により満足する戦いが予想されること、そのまんまだが、ドラゴン自体は子ドラゴンであるからして到底戦力として考えられない。
よってUターンの道が考えられるが、どうもこの雰囲気では帰りそうもない。
「……で、どうすんのじゃ?」
“こんな状況になったのもオマエのじゃねーか!!”とツッコミを入れそうになったが、胸の内にしまっておこう…。
「…ちょっと相談なんだけど……選択肢としては2つある。一つ目は“Uターン。ニつ目はそのまま追う……」
俺はシルバードラゴンに対して選択肢のことを事細かく説明した。
何故なら、どんな選択肢でも間違って説明しよう思うのなら、シルバードラゴンの怒りの鉄拳制裁になってしまうからだ…なので、シルバードラゴン本人に決めさせた方が良い。
「何を言っておるのじゃ?今すぐに追うべきじゃろ!?もしかしたら“神”はここにおるかもしれんからのう」
「………お、おう」
“忘れとったぁ!!神様の存在なんて知らんし…”
俺はそれを聞いた瞬間、焦ってしまった。だが、シルバードラゴンに対しては一瞬でも気が緩むと焦っているように見抜かれので、表では余裕シャクシャク、裏では汗がダラダラの状況になったのだ。
俺はズレるのを防ぎつつ急いで、追っ手を追うことを決めた。
ーーーキャンプ付近
ーーセフィー視点
「ハァ、ハァ、ハァ」
“息が苦しい……”
俺は冷や汗と走ってきた汗が交互に吹き出し、どっちがどっちとも言えない状況ではあったが、幸いなことに森が生い茂って何処にいるかは分からなかった。
だが、あと数十分後になれば追っ手は追いつくのであろう……。
俺の名は“セフィー”。
昔は傭兵者として国から国に移り住んではいたが、時間が経つにつれて“今の状況”に嫌気がさして新しい世界へ飛び込んでみた…まぁ、キレイ事を言えばそれまでなんだが、要は自殺行為というものだな。
だから、真っ先に“神様”が“偵察に行って欲しい!”という話を聞いた時すぐさま手を挙げた…まぁ、すぐに村の人は反対したよ。
“死にに行くものだ!”
とね。
だが“いくら相手がどのぐらい強いのか?”“強さなら負けない!”と思っても“こんなケタ違いなら逃亡しかない!”
俺は必死に走った!走り続けた!
“強い、強すぎる!俺は死ぬのは構わないが、キャンプの仲間達、神様、そして子供達は逃してあげたい”と思って必死になる。
やがてキャンプにたどり着く。
村の住人は必死な形相を見て“只者ではない!”と悟り、真剣に俺の顔を向いた。
「強いのか?」
「強い!強いというものじゃない!アレは悪魔級だ!」
それを聞いた瞬間、戦士部隊は槍や斧を取りに行き戦闘準備に入る。そして女、子供、高齢者は家具を急いで取り出し荷物の準備に取り掛かる。迷っている暇はないのだ。
「あの、お取り込み中、申し訳ないですが…」
“聞きなれない声だ…まさか!?”
俺は一瞬で戦闘モードに入り武器を構えた。その声の名は“ガルシア”だ!
0
あなたにおすすめの小説
(完結)姑が勝手に連れてきた第二夫人が身籠ったようですが、夫は恐らく……
泉花ゆき
恋愛
蘭珠(ランジュ)が名門である凌家の嫡男、涼珩(リャンハン)に嫁いで一年ほど経ったころ。
一向に後継ぎが出来ないことに業を煮やした夫の母親は、どこからか第二夫人として一人の女性を屋敷へ連れてくる。
やがてその女が「子が出来た」と告げると、姑も夫も大喜び。
蘭珠の実家が商いで傾いたことを口実に、彼女には離縁が言い渡される。
……けれど、蘭珠は知っていた。
夫の涼珩が、「男女が同じ寝台で眠るだけで子ができる」と本気で信じているほど無知だということを。
どんなトラブルが待っているか分からないし、離縁は望むところ。
嫁ぐ時に用意した大量の持参金は、もちろん引き上げさせていただきます。
※ゆるゆる設定です
※以前上げていた作の設定、展開を改稿しています
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
借金5億で異世界転移、よりによって金本位制の世界だった
夜明け一葉
ファンタジー
32歳の個人トレーダー・佐藤慧は、5年間の雪辱を賭けたトレードで5億円の借金を抱え、意識を失った。目覚めると、そこは剣と魔法が存在する見知らぬ世界だった。常識が通じない異世界で、金貨を見るだけで嘔吐する「金アレルギー」を抱えながら、若き冒険者リナと出会い、生き延びる術を探し始める。諦めることだけができなかった男が、新たな世界で再び立ち上がる異世界サバイバル譚。
処刑から始まる私の新しい人生~乙女ゲームのアフターストーリー~
キョウキョウ
恋愛
前世の記憶を保持したまま新たな世界に生まれ変わった私は、とあるゲームのシナリオについて思い出していた。
そのゲームの内容と、今の自分が置かれている状況が驚くほどに一致している。そして私は思った。そのままゲームのシナリオと同じような人生を送れば、16年ほどで生涯を終えることになるかもしれない。
そう思った私は、シナリオ通りに進む人生を回避することを目的に必死で生きた。けれど、運命からは逃れられずに身に覚えのない罪を被せられて拘束されてしまう。下された判決は、死刑。
最後の手段として用意していた方法を使って、処刑される日に死を偽装した。それから、私は生まれ育った国に別れを告げて逃げた。新しい人生を送るために。
※カクヨムにも投稿しています。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる